2011-09-23 05:13 | カテゴリ:未分類

原子炉建屋の地下の高濃度汚染水が、ゼオライトなどで浄化されて、その放射性汚染処理物の袋の山が増えているとのことである。実際の場面を映像でみたことがないので、どれほどの困難さなのかがさっぱりよくわからないのだが。

  

今回なんと、低濃度汚染水の処理水を東電の敷地内に散水するのだそうである。理由(へりくつ)は材木の発火防止と埃の防止とか。

         

ほかの民家や農家の高濃度セシウム汚染地域から、水田や宅地のセシウム汚染剥離土壌などを、大量に堆積場として持ち込まれる前に、どうせすでに超高濃度汚染してしまった東電福島原発自身の敷地をもっと原子炉汚染水浄化装置として、自分たちで先に使ってしまおうという魂胆だ。

   

本当は低濃度汚染水の処理水は原子炉冷却水に復水するはずである。しかしその処理速度が間に合わないので、海水を原子炉にぶっかけ続けざるを得ない。だからたまる一方である。台風で地下水も増水してたまったようだ。その水を一気に海に流したいのだろうが、一応敷地土壌を通して、どこかに行く浅層地下水として、ルートが何が何だかわからないしみだし水として、間接的に海に流すつもりなのだろう。 
    
東電は実に賢いというか、本当に悪(わる)だ。東電のやることだ、低濃度汚染水はいずれそのまま無処理で東電敷地土壌に撒布するに決まっている。
   
玉突きがいつまでも続く。ぬかるみだ。

     
  

低濃度水、浄化処理し敷地内山水へ

東京電力は22日、福島第一原子力発電所5、6号機から移送して仮設タンクなどに貯蔵している低濃度汚染水について、浄化処理をした後、敷地内に散水する計画を明らかにした。

 周囲の環境への影響はほとんどないとしているが、地元自治体の反対も予想される。

 5、6号機には津波でタービン建屋などに大量の海水が侵入したほか、雨水や地下水も流入。東電は、これらの低濃度汚染水を仮設タンクと大型の浮島「メガフロート」に移送し、現在計1万6350トンたまっている。

 東電は敷地内の森林を切り開いて仮設タンクなどを設置してきたが、伐採後に山積みした木が自然発火したり、ほこりが飛散したりするのを防ぐため、木の集積場周辺への散水を計画した。低濃度汚染水に含まれる放射性物質濃度を海水浴場の水質基準(放射性セシウムで1リットル当たり50ベクレル以下)以下に浄化し、塩分を取り除いて利用するという。

20119221957  読売新聞)
         
(管窺)

  
付記:多孔質の構造を持つ土壌は、多様な機能を持つ。堆肥工場などでは、一次発酵時に大量に出るアンモニアガスを土壌に通して、脱臭しているところがある。だからこの東電の方法は、土壌でセシウムを固着して除染しようという方法である。(森敏) 
 
追記:10月7日、東電はついに住民や漁民を説得したようだ。自分の高濃度汚染地にいくら低濃度汚染水をまいても、誰にも迷惑がかからない、どこが悪い?という論理だろう。いずれ、汚染地下水になって海洋に出て行くことはまちがいないだろう。(管窺)

低濃度汚染水、浄化し散水へ・・・・貯蔵量満杯近付き

 東京電力は7日、福島第一原子力発電所の敷地内で、粉じんの飛散や伐採した樹木の火災を防止するため、低濃度汚染水を浄化して散水すると発表した。

低濃度汚染水の貯蔵量がほぼ満杯に近付いたことを受けた措置で、早ければ同日午後から散水を始める。福島県や双葉町、大熊町などの地元自治体と漁業関係者などには説明を終えたという。

 同原発では、微量の放射性物質を含んだ海水や地下水が5、6号機の地下にたまり、こうした低濃度汚染水を仮設タンクやメガフロート(大型浮体式構造物)に移す作業を続けてきた。すでに約1万7000トンを移送し、満杯まで残り1000トン程度に迫った。

 このため、活性炭などを使って、環境省の定める海水浴場の水質基準を満たす水準まで浄化したうえで、伐採木置き場などに1日100トン程度を散水していく。散水対象面積は約120万平方メートル。

20111071256  読売新聞)

 



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