2011-09-18 05:35 | カテゴリ:未分類

         知人から杉の樹皮(バーク)を固めて作った燃料用<ペレット>と去年と今年の杉のバークを七輪で焼いた<残灰>が送られてきた。これらのCs137のみを簡易分析(したがってあくまで暫定値ですが)すると、以下の値であった。実際の放射性降下物には、これまでのもろもろの測定実績から推測すると、Cs134がCs137とほぼ等量含まれているので、全放射線量は実は下記の約倍と考えられる。

       

杉バークペレット(今年のもの) 508 Bq/kg

杉バーク焼却灰(今年のもの)  238000 Bq/kg

杉バーク焼却灰(昨年のもの) 検出限界以下  
        
  今年の杉バーク焼却灰が予想値として約40万ベクレルと異常に高い値になる。そこでいったいどこで採取した、放射能汚染バークかを写真で送って頂いた。以下順次拡大写真である。北茨城の国道6号線沿いの寺社の杉板の壁に沿ったベンチに使われていた杉のバークだそうである。
       
     
P9060216-.jpg 
     
P9060217-.jpg 
ベンチに使われていた杉のバーク
  

     

    「原発から100キロ以上離れているのだが放射性飛来物が背の高い寺社樹林や杉板の壁にぶつかって、杉バークを敷き詰めたベンチに降下して、バークのタンニンなどと結合したので、雨で流れないで、残っているのではないか」というのが、この資料送ってくれたご本人の考察です。
    
  ちなみにご本人は、杉バークを七輪で焼く時に、こんなに高い放射能があるとは全く予想していなかったので、マスクはしていなかったとのことです。おそらくいくらか内部被ばくしているはずです。
      
        
(森敏) 
 

付記:Cs-137の簡易計測法に関しては、田野井慶太朗・東京大学農学生命科学研究科・助教のご教示を得ました。
       
追記:この40万ベクレル(暫定値)という値はとくに驚くべきものではないようだ。以下のニュースが飛び込んできた。
     

産廃の焼却灰でも目安」超える(9月16日5時)17分)

福島県など3つの県にある6つの焼却施設で、木くずなどの産業廃棄物を燃やした灰から、埋め立てができる目安を超える濃度の放射性セシウムが検出され、環境省は各県に対し、国の方針に沿って処理するよう求めるとともに、ほかの施設についても調査を続けることにしています。

原発事故のあと、関東や東北各地の清掃工場では、一般ゴミを燃やした灰から埋め立てができる目安の1キログラム当たり8000ベクレルを超える放射性セシウムが検出されています。このため環境省は、木くずなどの産業廃棄物を燃やした灰についても調査するよう、東北や関東甲信越などの16の都県に求めていました。その結果、サンプル調査をした110の焼却施設のうち、福島県内の4施設と、岩手県と千葉県のそれぞれ1つの施設で8000ベクレルを超え、最も濃度が高かった福島県の1施設では14万4420ベクレルと10万ベクレルを超えました。これらの施設では、いずれも焼却灰を一時的に保管しているということです。環境省は、先月決めた方針に沿って灰の処理を進めるよう各県に求めるとともに、6つの施設では屋外に保管していた木くずなどを燃やしたケースが多いことから、同じような施設についても調査を続けることにしています。

 

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