2011-09-12 08:47 | カテゴリ:未分類

“おやじ狩り”ではないが、それに似た“閣僚の言葉狩り”が行われている。鉢呂氏が舌禍(?)で経産相を辞任した。この様な「物言えば唇寒し秋の風」の日本のマスゴミの流れでは、閣僚が戦々恐々として、委縮して、マスゴミ会見を避けたがるだろう。あるいは官僚が作成した、当たり障りのないメモをよみあげることでしか閣僚は政策を語らなくなるだろう。

       

閣僚の揚げ足取りしか興味のない意地の悪い省庁詰めの暇つぶしばかりしている記者クラブの記者に対しては、閣僚は定例会見以外の会見を拒絶すればいいのである。

          

野田首相が菅直人の手法を踏襲して、現在のところ官邸での“ぶら下がり取材”に積極的に応じていないのは実に賢明である。首相は「定例記者会見」でのみ社会に対して、オバマ大統領のように言いたいことだけを発信すべきである。

      

一国の首脳は、番記者の趣味的な、言葉尻をとらえた、暇つぶしに翻弄される余裕はないはずである。自らの舌禍に至らないためには、今後もぶら下がり取材に応じることを断固やめるべきである。もっと大きな成すべきことに頭を集中して、政策実行にまい進してもらいたい。

        

以下に紹介する昨日の「福島民報」の記事には、この新聞のいじけた編集部が意図的につけたタイトルとはうらはらに、鉢呂氏の「死の街」発言に対する県民の冷静な感想が紹介されている。

    

     

   

県民あきれ果てる 「放射能」発言で経産相辞任 復興の停滞懸念 

 「あまりに軽率で情けない」。原発事故被災者の気持ちを踏みにじったとして10日、発言の責任を取り辞表を提出した鉢呂吉雄経済産業相。福島県民はあきれ果てる一方で、復興の停滞を心配する。放射性物質の除染問題も含め、1日も早い古里の復興復旧が全ての県民の願いだ。船出したばかりの野田内閣はスタートから大きくつまずいた。
 「言葉の重みが分かっていない。『死の町』発言は多くの住民の心を傷つけた。辞表の提出は当然だ」。避難先を転々とし、いわき市中央台の仮設住宅に妻と2人で暮らす広野町の無職幸森正男さん(75)は声を荒げた。
 富岡町から避難し、郡山市南1丁目の仮設住宅に暮らす主婦猪狩里子さん(64)は「住民の気持ちを考えた発言とは思えない。辞めてもらっても構わない」と切り捨てた。
 「失望しかない」とため息をつくのは、会津若松市の仮設住宅で避難生活する大熊町の自営業山本千代子さん(59)。松本龍前復興対策担当相に続く失言による大臣辞任劇。「半年たっても復興の道筋は見えていないのに、永田町と被災地の温度差を感じる」とうんざりしていた。
 会津若松市の仮設住宅で避難生活を送る大熊町、無職吉田兼次さん(63)は7月初旬に一時帰宅し、野生化したダチョウがうろつく変わり果てた町の姿を目の当たりにした。「大臣の発言は被災者を逆なでするコメント。だが『死の町』は現実だ」と複雑な胸中を語っていた。
 県災害対策本部では職員が夜遅くまでモニタリングデータの整理などの業務に当たった。鉢呂経産相の辞任が伝わると驚いた様子を見せた。県職員の1人は「大臣という責任ある立場の人物の発言とは思えない」と被災者のことを思い、憤りを隠さなかった。
 一方で、会津美里町の仮設住宅に身を寄せる楢葉町の無職野崎仂さん(75)は「失言だけで大臣を辞任させていては復興を遅らせるだけ。国会議員には何を優先させるべきかを考えてほしい」との意見だ。郡山市富田町の仮設住宅に住む川内村の農業坪井清次さん(82)も、「野田内閣への期待に水を差す発言だとは思うが、辞めさせてしまうのはどうか」と語った。
 中には、富山県高岡市に避難している浪江町の自営業本林耕作さん(76)のように、「言葉が足りなかっただけで悪気のある発言ではないと思う」と擁護する声もある。

(2011/09/11 11:22)

    

   

(喜憂)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1246-d253d334