2011-09-04 05:34 | カテゴリ:未分類

   

細野氏は、原発事故担当相として、週に一回は福島の放射能汚染地域にも現地入りしていたと伝えられている。そこで住民の厳しい生の声を聞きながら、イヤと云うほど、その任務の重さを痛感したに違いない。今回、菅直人内閣解散に当たって、「少しもこの担当相をやりたいとは思わない」、というニュアンスの捨てぜりふを云っていた(こまかい言葉は忘れたが)。これは本音だっただろう。

   

だからこそ、今回細野氏が、野田佳彦内閣で「原発事故担当相」兼「環境相」を引き受けたことは、なかなか、「苦労を買って出る」政治家として、評価に値すると思う。野田首相の云うように、金魚のように派手でない、人のやりたがらないことをやる、地味な「どじょう」の役割を引き受けた細野豪志の“若気の至り”に賛意を送りたい。
 
彼は一時の、テレビでのちゃらちゃらしたイメージとはうってかわった政治家に生長しつつあるように思われる。尖閣沖漁船体当たり事件では国の「密使」を務めて国家の機密情報操作にも慣れてきたようだし。
       

今回の内閣人事の実態は、古手の狸の民主党の政治家達が生真面目な彼に「穢(けが)れ役」を押しつけただけなのかも知れないが。

  

福島の放射能除染問題を総合的に果敢に対策を打って、少しでも避難住民の復帰にめどを付ければ、細野氏は後世に残る政治家として評価されるだろう。なかなか前途は多難だが。

   

そのためには、楽観論や悲観論もなく、あくまで、科学的に汚染状況を理解し、政策を打ち、行動してもらいたい。今後予想される東電福島原発原子炉の「廃炉」と放射能汚染地の「除染」にかかわる莫大な国家予算の有効利用はひとえに環境相も兼ねる彼の才覚にかかっていると思う。
    
「原子力村」にまつわる禿鷹(はげたか)やハイエナが、またぞろお金のむしりあいに来るので、うまくさばいてもらいたい。

     

適切なブレーンはいるのだろうか?それがいちばん心配だ。

   

(管窺)

秘密

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