2011-08-31 10:15 | カテゴリ:未分類

     

誰でも自分の住居地の周辺に廃棄物施設が来ることは望まないだろう。だが、自分の敷地を除染したものの最終処分場は、共通の合意が必要だろう。特に放射能の場合は近寄れば放射線をもろに受けるのだから。だから誰が考えても、最終処分場は放射能排出源の東電福島第一原発発敷地しかないだろう、ということをこのWINEPブログでも述べてきた。しかし、これまで、われわれ県外人にはその理由がわからないのだが福島県人からその発言がなかったように思う。

   

ところが、以下の記事にあるように、昨日実にいいタイミングで、福島商工会会頭から

廃棄物は「福島第一原発の敷地内に移すしかない」

という発言があった。これは、ご本人が社会への影響を十二分に考えての発言と思う。

    

ただしこの一見広く見える原発敷地の処分場でも、除染したごみをそのまま持ってきたら、すぐに満杯になるだろう。だから、可燃物はあらかじめ堆肥化したり、活性汚泥は燃焼したりして、極力減量しておく必要がある。薄い放射能汚染物を大量に作ることになる除染法は好ましくない。とりわけ、永久に腐らない汚染土壌という固形物を持ってきたら膨大な量になる。いくら東電の敷地が35万平方メートルあるからと言って、すぐに満杯になるのは目に見えている。

   

だから放射能除染産物の最終廃棄にとっては、汚染土壌の減量法が一番の、律速段階になるだろう。
 
  

汚染土壌から放射能をどのようにして濃縮分離して、きれいな土壌は元の土地に戻して、濃縮放射能のみを廃棄物にするかで、全国の心ある企業を含めた研究者が悪戦苦闘しているはずである。個人的にも、研究している方がおられるようである。
 
  
 

廃棄物中間処理施設「お台場にでも」 福島商工会会頭

全国地方銀行協会元会長で福島商工会議所会頭の瀬谷俊雄・東邦銀行相談役は30日、同会議所の定例記者懇談会で、放射性物質を含む廃棄物の中間貯蔵施設について「(原子力発電の)受益者は東京だ。東京のお台場にでも造ったらどうか」と述べた。

 菅直人首相が示した福島県内に設ける方針を批判したもので、瀬谷氏は発言の真意を「原発のツケに対し警鐘を鳴らす」と説明。一方で、「ごみは出た場所で始末するのが原則」と語り、廃棄物は「福島第一原発の敷地内に移すしかない」とも述べた。

 瀬谷氏の批判には、退陣直前に唐突に提案した菅首相らの政治姿勢に対する不信感があるとみられる。細野豪志原発担当相が毎週末に福島を訪れていたことを挙げ、「これまで仮置き場の議論は一切なかった。ずるい」と非難した。(大月規義)

         
(森敏)

秘密

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