2011-07-22 07:07 | カテゴリ:未分類

     

1986年」4月26日チェルノブイリ原発事故がおこった。

      

その後、広川隆一氏は現地取材を行い、1991年4月に有名な「チェルノブイリ報告」(岩波新書)を出している。

   

その中に、1991年2月のチェルノブイリ同盟ウクライナ支部議長ユーリ・アンドレーエフ氏とのインタビューの記述がある。アンドレーエフ氏自身も原発2号機で働いていて被ばくしているので、この証言のうちの、原発職員に関しては信ぴょう性が高いだろう。すざまじい死亡率である。

      

:::(チェルノブイリ原発事故では)ソ連邦全体では500万人の人が影響を受けました。80万人が除染作業に関係し、このうち8000人が死亡しました。7万5000人が身体障害者になりました。:::::::原発の職員について言いますと、1500人が除染作業に参加しましたが、115人が死亡し、400人以上が障害を持つようになりました。この障害者数はもっと上昇しています。86年には18人が放射能によって死亡し、二人が自殺しました。87年位は約15人が死亡しました。89年位は25人以上が死にました。90年では40人以上です。これらの人々の主な死因は心臓病で、腫瘍も増えています。ほとんどの人が35-45歳の間に死亡しています。::::」

       

現在の東電福島原発の除染作業に関しては、作業員がどういう組織に所属し、どういう年齢構成の人たちによって、どういう放射線被ばく労働条件の中で行われているのか、あまり詳細に報告されていない。今後は暴力団手配師を排除するとか、最大積算250ミリシーベルトになったら、免職(?)になるとかしか報道されていない。250ミリシーベルト被ばくした人の将来の命運はどう保障されるのだろうか?

    

「灼熱の原発潜入記」という記事で東電福島原発で除染にかかわる労働者の実態がフリーライター鈴木智彦氏によって紹介されている。(7月22日号)

              

(喜憂)
 
追記1:2011年7月27日に以下の記事が載った。これらの高濃度放射線被爆者は、当然生涯にわたって追跡観察の対象になるのだろう。 
   

福島第1原発:高線量被ばくの作業員は2160人

 

 東京電力福島第1原発事故の収束作業にあたる作業員について、東電と原子炉メーカー2社が3月下旬、事故収束までの高線量被ばく者の数を試算し、経済産業省原子力安全・保安院に報告していたことがわかった。試算によると、50ミリシーベルト以上被ばくした作業員は計約2160人だった。

 保安院と東電によると、50ミリシーベルト以上100ミリシーベルト未満が約1680人、100ミリシーベルト以上は約480人と試算した。::::

  :::::放射線業務従事者の被ばく上限は法令上、通常時で年間50ミリシーベルトと規定されている。東電によると13日現在、緊急作業時の上限となる250ミリシーベルト超の被ばくが確定したのは同社社員の6人。50ミリシーベルト超は東電と協力企業の作業員計416人。:::::【池田知広、久野華代】毎日新聞 2011年7月27日 21時12分
 
  
追記2:
  

 100ミリシーベルト超は111人 東電、作業員検査

東京電力は13日、福島第一原子力発電所で3~4月に働き始めた作業員のうち、総被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトを超えたのは計111人に上ったと発表した。今回は精密検査などを終えた約6800人分の評価だという。また、連絡がつかない作業員は現時点で132人になることも明らかにした。

 今回の復旧作業で認められた被曝線量の限度である250ミリシーベルトを超えたのは6人になった。暫定値では9人と発表されていたが、3人は最終的に下回っていた。200超~250ミリシーベルトは3人、150超~200ミリシーベルトは14人、100超~150ミリシーベルトは88人だった。100ミリシーベルトは、今回の事故以前に、緊急作業で認められていた線量限度。

 検査漏れや新たに検査を受けた人がおり、対象者は6792人になった。


秘密

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