2011-07-02 22:49 | カテゴリ:未分類

  栃木県が県特産の大谷石を用いて、放射性セシウム吸収抑制の効果を確かめる実験を始めたようです。慶賀の至りです。本ブログでもすでに紹介したように、水稲では米沢・天正・三井(日本土壌肥料学会誌)の先駆的な研究があります。

 

  地震と津波とで膨大な量の大谷石が廃材となった。それらは大部分が道路塀に使われていたので自動車からの排ガス由来の重金属を含んでいる。なので、せっかくの提案だが土壌改良材としては使えないというご意見が、廃棄物処理業者である読者から寄せられた。
   
  廃材大谷石は本当にそんなに多くの重金属(鉛かカドミウムだろう)を含んでいるのだろうか? 高圧噴射器で洗っても取れないほど頑固なのだろうか? ほんとうに駄目だろうか?

 

  農水省ではゼオライトを使った同様のイネの圃場試験が、8月までの特別推進研究の一環としてなされているようです。廃材を洗って砕くに手間がかかるにしても、ゼオライトよりも大谷石の方がはるかに安いでしょう。 
 

 

大谷石で放射性物質対策 県農政部が研究 土壌から作物への吸収抑制(630 05:00)

 県農政部は29日、ゼオライトや大谷石粉末などの資材について、農作物の土壌からの放射性セシウム吸収を抑制する効果の研究に着手した、と発表した。対象作物はホウレンソウ、ブロッコリー、水稲、大豆、飼料。収穫を迎える8月以降、順次分析し、結果を公表する。試験場は県農業試験場、同黒磯農場、畜産酪農研究センターの3カ所。

 ゼオライトや大谷石粉末は放射性物質を吸着する働きがあるとされ、一部では実用化されている。

 試験には、放射性セシウムを含む土壌を使用。ホウレンソウとブロッコリーは、ほ場ごとにカリウム、大谷石粉末、石灰、ゼオライトを混ぜ込んで育成。作物を検査し、各資材が吸着することにより作物が吸収するセシウムの量をどの程度減らせるか調べる。

 水稲、大豆のほ場にはカリウム、大谷石粉末を使用。水稲は窒素を含まない土壌、稲わら堆肥や牛堆肥を長年使用した土壌ごとにも育成し、有機物が持つ吸収抑制効果も確認する。

 飼料作物は石灰、大谷石粉末の効果を調べるほか、飼料用トウモロコシ、イネ、ムギなど、作物ごとのセシウムの吸収移行を比較する。

 最も収穫が早いホウレンソウの場合、8月ごろ収穫し、8~9月ごろに結果を公表。生産者に対しての周知も図る。

 県経営技術課は「農家が安全な農作物を生産できるよう、研究結果を基に、一つでも多くの有効な技術が開発できれば」としている。

(森敏) 
 

 

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