2011-06-30 12:29 | カテゴリ:未分類

  

東日本大震災の大津波で、気仙沼の漁師である畠山重篤氏は命は助かった(自衛隊のヘリコプターでつり上げられて救出されたとの噂)が、船を失いイカダは流され、甚大な災禍に見舞われた。

   

この大震災が起こる前に、昨年畠山氏が児童向けの本を書きたいということで、小生に取材に来たことがあった。WINEPが出版した「ムギネ酸を発掘する」を読んで、ぜひ会いたいということであった。

  

  大震災直後は畠山氏には電話がつながらなかったので、どうなったのか不明であった。そのうち生きているということが編集者である小鮒由紀子さんから連絡とカンパの要請があった。しかし、事情がわからないので、震災処理のじゃまになるといけないからと、声の掛けようもなく、逡巡していた。

   

  そのうち、週刊文春や朝日新聞に彼の対談記事が掲載されるようになった。彼は今68-9才のはずである。その中で述べられているこれから牡蠣の養殖を再開するというその気力には圧倒させられる思いである。小生なら、「もーいいや!」 と絶望して投げ出すところだろうに。

     

  最近、彼の念願の著「鉄は魔法使い」(小学館)が送られてきた。その中には先日の小生との談論風発の様子が書かれている。この本を読みながら家人がめずらしくも大声をあげて笑っていた。スギヤマカナヨさんの挿絵が楽しいのと、畠山氏の語り口が何とも云えず可笑しいのだそうである。

  

  今度は畠山氏には携帯電話がつながったので、お礼を述べておいた。元気そうであった。実態は想像を絶する内面の心理だと思うのだが。何とか復興再建してもらいたい。

  

  昨日、気仙沼のカツオの初競(せ)りが行われたとテレビで報じられた。気仙沼の海中の生態が、大地震と大津波で撹乱されて、鉄を中心とした栄養がどうなっているのか、小生には皆目見当がつかないが、畠山氏は又牡蠣の養殖再建に伴う新しい発見と社会への「森は海の恋人」の発信を続けられるものと思っている。

             

(森敏)

付記:
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秘密

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