2011-06-29 05:23 | カテゴリ:未分類


放射能汚染のゴミ処理に暫定方針 国が15都県に通知

2011.6.29.1:38)

 環境省は28日、放射能に汚染された一般廃棄物の処理方針を暫定的に定め、東北や関東甲信越の15都県に通知した。焼却灰や飛灰に含まれる放射性セシウムが1キロ当たり8千ベクレルを超えた場合は、最終処分場で一時保管するように求める。7月上旬にも正式な処理方針を通知する予定だ。

 通知では、焼却灰などの放射能濃度を測定するように求めた。同8千ベクレル以下であれば、最終処分場で埋め立て処分できるとした。東京都江戸川区の一般廃棄物焼却施設で、飛灰から同9740ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが27日に判明したため、対応した。

 処理方針を通知したのは岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の15都県。江田五月環境相は「家庭ごみに放射性物質が飛び散っているかもしれない。しっかりした指針を出していかなければいけない」と述べた。

 

  以上のように東京都江戸川区の一般廃棄物焼却施設で、飛灰から9740ベクレルの放射性セシウムが検出された。

 

  つい最近、福島周辺各県の汚泥処理場の濃縮汚泥から高い放射性セシウムが検出されていることを思い起こす必要がある。この場合の放射性汚泥は、周辺に降った雨が道路などに薄い濃度で降下した放射性セシウムを表流水として下水に流し込んで、汚泥処理場で、菌体がカリウムトランスポーターを使ってセシウムを体内に取り込んで、生物濃縮したものである。

 

  だが、今回の江戸川区の焼却場の飛灰に濃縮されたセシウムは、生物濃縮とは考えにくい。それでは何が放射性セシウムの起源だろうか?

 

  想像するに、江戸川区では街路樹の落ち葉や剪定枝を公園課が集めて、たい肥工場に持ち込まないものは、焼却場に持ち込んでいるのではないだろうか? あるいは、住民が自宅の落ち葉や庭の枯草などを生ごみとして焼却場に回収してもらっているのではないだろうか?  

 

  江戸川区の街路樹や庭の草は、当然非常に薄い濃度ではあるが東電福島原発からの放射性セシウムを降下物としてトラップしているはずである。なぜなら、東電福島原発から見れば東京よりもはるかに遠方の静岡県の荒茶で500ベクレル以上のセシウムが検出されているわけであるから、東京都江戸川区の街路街や庭木が多少とも汚染されていないはずはないのである。

 

  焼却によって沸点の低いセシウムは揮散して飛灰として集塵機によってトラップされる。そのことによって飛灰は元の落ち葉などの濃度の一万倍ぐらいにもセシウムが濃縮されているはずである。仮にわずかに落ち葉が1ベクレル汚染していたとしても、優に飛灰では一万ベクレルの濃度に到達するわけである。 だから今回の飛灰のセシウムの由来は剪定枝・落ち葉・枯草などではないだろうか。
   
(森敏)

 

追記:柏市の焼却灰から7万ベクレル/kgのセシウムが検出された。以下のように小生と同様の考察がなされている。

同市によると、公園や一般家庭の庭などで放射線量を下げる目的で、草刈りや樹木の枝・葉の剪定(せんてい)を実施し、可燃ごみとして清掃工場へ持ち込まれたため、数値が上がった可能性があるという。
(毎日新聞7月11日9時57分)

秘密

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