2011-06-16 09:24 | カテゴリ:未分類

これではだれも政府の委員を引き受けないだろう

     
  
      

以下の記事で、国が生茶ばかりでなく「荒茶」を放射能検査の対象にした理由について、川勝知事がこの関係の政府委員会(審議会?)での一専門委員の発言の「速記録」を要求している。実に不快なことだ。自由な発言で議論を活性化して課題に対して多角的に検討しなければいけない専門委員会での発言内容が、すべて外部に出されるとなると、各専門委員は委縮して何も言わなくなるだろう。  
     
  こうした月並みの委員会では、いつも官僚が作成した議案通りに、何の議論もなく、審議が滞なくおこなわれ、何も事態が変わらない慣例が優先することになるだろう。専門委員の引き受けてもいなくなるだろう。それの方がはるかに社会にとっては不健全である。

      

審議会などの専門委員は、自由に最新の知見から発言し、その意見を採用するかどうかは、委員会全体の合意によるものだから、決定の責任は審議会などの委員会にあるのであって、一専門委員にあるのではないことは自明の理であろう。
 
  かつていろんな委員会の委員を経験してきたであろう川勝知事もそんなことは当然わかっているだろうに、今回は茶業界からの突き上げに抗しきれなかったのだろうか。今回のことは明らかに知事のオーバーランである。

         

もの言えば唇寒し秋の風

         
      

 荒茶検査の理由「飲用以外も一部利用」20116160821  読売新聞)

荒茶を放射能検査の対象に決めた経緯などについてただした静岡県の川勝平太知事の公開質問状について、国から同県に回答があった。

 回答は原子力災害対策本部、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省の連名で、13日付。

 荒茶を検査の対象とした理由について、国は荒茶が菓子やふりかけなどにも使われている状況を踏まえ、「荒茶の一部が飲用以外の用に供されているため」と説明、暫定規制値による規制の是非については「(荒茶は)食品衛生法に基づく残留農薬でも規制されており、チェルノブイリ事故の輸入規制でも、乾燥させた茶葉を検査の対象としている」などとしている。

 これとは別に、原子力安全委員会も6日付で県に回答し、川勝知事が「原子力安全委員会のたった1人の専門家の意見に、県民が最も大事にしているお茶が振り回されるのはおかしい」などと批判したことについて、「『荒茶を検査対象とすべき』との助言は行っていない」と全面否定した。

 回答には6月2日に開かれた臨時会議の速記録も添付されていたが、川勝知事が指弾した「専門家」は、荒茶について具体的な言及はしていなかった。

 
 
 
(森敏)

秘密

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