2011-06-05 16:42 | カテゴリ:未分類

実践へ!

 

  

    日本植物生理学会、日本植物学会、園芸学会、作物学会、日本土壌肥料学会などには、塩ストレスを研究している研究者が多数いる。
  
  それは、各種のストレス研究の中でも、塩ストレスはただ「土壌に塩を混ぜて植物を育てれば良い」だけなので、人工気象器を用いた室内実験がやりやすいからである。それで何か農業問題に貢献できるつもりになれるからである。

    

    植物の塩ストレスは、世界でも研究人口が多いだけに、これまで膨大な研究論文が毎年排出されている。しかしこれらの研究者は、特に日本の若手研究者は、あまり実際の農業の現場を見ていない。論文は出るが、現実の問題に直面してそれを解決した経験が少ない。

   

    今回、東北大震災で23600haという広大な地域が津波で浸水し、農作物の栽培が困難な状況になっている。この際、ぜひ塩ストレス研究者は、現地に出かけて、その惨状を見聞し、自分の学問がどのように貢献できるかを、真剣に考えてもらいたいと思う。自分自身の成長のためにも、現地で、あらゆる想像力をめぐらしてもらいたい。

    

    研究室で遺伝子をいじって論文書きに専念していればいいという事態ではないと思う。
        
  植物学分野の研究者は野に出よう。

        

 

(森敏)

秘密

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