2011-05-29 16:11 | カテゴリ:未分類

放射性セシウムの汚染土壌でヒマワリ油がバイオデイーゼルに使える理由

    

 

 

ヒマワリ

     元素の濃度   

Cs ppm

 Kppm  

 

種子

0.032

6316

 

種皮

0.042

12850

 

胚乳

0.006

1060

 

 

     

           

    上の表に示すように、我々の分析では、ヒマワリの種子の胚乳部分にはほとんどセシウムは含まれない。類似元素であるカリウム(K)の濃度の10万分の一の濃度である。

       

    ヒマワリ油は胚乳の部分にある。

       

    油はそこから絞りだされることになる。

       

    油のセシウム含量は測定限界以下である。
    
  土壌から乾物種子へのセシウム(Cs)移行係数は山上睦氏(財・環境科学研究所)によれば00.007の間である。

        

    だから、セシウム汚染土壌でヒマワリを栽培して、種子をとって、バイオデイーゼル燃料にして、それを燃やしても、空気中の放射性セシウム汚染は無視できるだろう。

    

    ヒマワリは、当面の米や野菜を栽培できない放射能汚染土壌から単に植物による土壌放射能の汚染浄化(ファイトレメデイエーション)のためにだけ使うのではなく、燃料用油脂作物として栽培できる見込みがあることを、決して忘れてはならない。
    
  農水省のプロジェクトを見ると、役人の頭のなかにはこの農民サイドの、放射能汚染土壌といえども「何か栽培したい」という切実な観点が欠落しているようだ。

    

    したがって、放射性セシウム汚染土壌でのひまわり栽培する農家集団には2つの条件が必要である。

 

    1.バイオヂーゼル生産の機械を共有できること。

    2.油を抽出した以外の放射性セシウム植物残査を、乾燥または発酵させて軽くした後、焼却できる共通の低温燃焼炉を持つこと。(自治体に要求すべきである)

 

    以上のことは何度も述べているが、まだ浸透していないようなので、繰り返しここでも述べたい。

    

    なお、ナタネ油が放射性セシウムを含有しないことは、チェルノブイリでのNPOのグループがすでにデータを公表している。

 
 
 

ヒマワリ育て土壌除染、飯伊達村で実証試験

 東京電力福島第一原発の事故で、農林水産省と福島県は28日、全域が計画的避難区域の飯舘村で、ヒマワリなどを育てることにより、汚染された土壌を改良する実証試験を始めた。

 今後、川俣町でも行い、8月をめどに効果を検証する。

 鹿野農相が視察に訪れる中、農水省の担当者が農家ら約100人を前に計画を説明。表土を削り取ることに加え、放射性セシウムの除去に有効とされるゼオライトなどの吸着剤、ヒマワリなどの植物を使った除染法などを示し、鹿野農相は「研究成果を積み上げ、再びこの地で営農できるよう努めたい」と述べた。

 出席者からは「農地だけでなく山林もきれいにしないと意味がない」「汚染物を川に流さないよう配慮してほしい」などの意見が出た。同村の西尾豊さん(58)は「期待はしているが、実験によって出た汚染物の処理法など、不明確な部分も多い。汚染前に近い状態に戻してほしい」と話していた。

20115291439  読売新聞)

 

    
           

(森敏)

          

秘密

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