2011-05-27 13:09 | カテゴリ:未分類

皮肉なことだが、こんな実験は通常では絶対にできないだろう

  

    以下の記事、いよいよ獣医学徒の出番です。これをよんで、何とも思わない獣医学徒は、研究をやめるべし。

   

    
福島第1原発:「家畜の安楽死」難航 無断放牧など混乱も

 :::: 県によると、警戒区域内には少なくとも牛1300頭、豚200頭が残る。県は市町村を通じ、所有者から同意を得て安楽死を進める考えだが、住民はばらばらに避難し、所在の把握が難しい。放牧された家畜の場合、柵を作って囲い込み、所有者を確認して作業する必要があり、「想像もつかない膨大な手間と時間がかかる」(県畜産課)という。

 混乱も起きている。区域内で酪農を営む男性は3日に1回、警察の検問を避け山道を通って牧場に入り、餌やりを続ける。しかし、先月29日に牧場に着くと、「餌を与えないのか」「命は殺していいものと子どもに教えるのか」などのビラ約60枚が張られていた。

 今月17日には、牛舎の戸をこじ開けられ、約130頭の牛のほとんどが外に出されていた。水をやろうとしたのか、水道から無理にホースを引っ張った跡があり、蛇口が壊され給水できなくなっていた。水を飲もうとしたのか、ぬかるみにはまって動けなくなった牛も26頭おり、助け出せないという。

 屋根付きの牛舎から出さず、梱包(こんぽう)された干し草を与えていたのに、外に出た牛は屋外の青草を食べている。牛舎に戻したいが、時間も人手もない。男性は「状況が好転した時に牛の汚染濃度が低ければ、将来へのかすかな希望もあったのに。牛は大量の放射性物質を体内に取り込んでしまっただろう」と悔しがる。近隣の畜産農家3軒も同様の被害に遭ったという。

 こうした中、獣医師ら有志が、所有者が安楽死を拒んだ動物を集め研究目的で飼育する「ファームアニマル・サンクチュアリ構想(仮称)」の準備を進めている。そうした動物を集めた農場を作り、放射性物質の影響を研究する計画だ。家畜の命を救い、原発事故収束後は観光目的で活用することもにらむ。

 菅直人首相は16日、推進役の一人の高邑(たかむら)勉衆院議員(民主)に検討を指示。鹿野道彦農相は同日の衆院予算委で、学術的な意義など公益性が認められ、食用にしないなど一定の条件を満たせば家畜の生存を検討すると答弁した。

 二本松市の農業生産法人「エム牧場」の村田淳社長(56)も、浪江町の警戒区域内にある農場へ餌やりに通う。約330頭いる牛の安楽死に同意するつもりはない。構想について「学術的にも貴重だし、原発事故を後世に語り継ぐためにも実現してほしい。牛も土地も建物も全部提供しても構わないが、殺処分された牛たちが農場に埋められる光景だけは見たくない」と話している。
 
 
(森敏)

秘密

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