2011-05-22 08:17 | カテゴリ:未分類

原理は何なんだろうか?

  

微生物で塩害回復試験 宮城

産経新聞 521()757分配信

 東日本大震災の津波で被害を受けた石巻市の田んぼで、福島県の企業が開発した有用微生物を含む堆肥を投入して、汚泥汚染や塩害の土壌を回復させる実証試験が進められている。20日には試験農地で田植えが行われ、今後、稲の生育を観察し、効果を検証していく。

 堆肥を開発したのは、福島県須賀川市のボイラーなどの機械製造会社「福萬(ふくまん)産業」(小林功一社長)。同社では、ボイラー技術を活用して熱処理などで畜ふんの堆肥化を促進させるシステムを確立。日大工学部に堆肥に含まれる微生物の研究を依頼し、植物の活性化や塩に対する耐性、優れた有機物分解能力などの有用性が確認された。

 こうした有用微生物を活用して、震災の津波で被害を受けた農地を回復させようと、福萬産業や日大工学部などによる研究グループが石巻市の農地で試験に乗り出したもの。

 試験は同市南境の日野栄夫(さかお)さん(59)の田んぼで実施されることになり、今月上旬から堆肥が散布され、堆肥から抽出した微生物資材も投入して代かきが行われた。日野さんの田んぼは津波により、海水浸水と汚泥汚染に見舞われた。代かきは汚泥ごと行われ、土壌の塩分濃度は最大で田植えができる上限の4倍ほどあった

 この日は、日野さんが機械に乗り、ひとめぼれの苗を田んぼ20アールに植えた。今後、苗の根づき具合や稲の株の増え方などを見て、効果を検証していく。

 日野さんは「塩害を受けた農家がたくさんおり、効果に期待している」と話した。小林社長は「いい結果が出れば、農家の励みになる。これから養殖いかだの下の汚泥の分解にも試していきたい」と語った。

最終更新:521()757

   

    この記事の内容は他紙(読売、毎日)や、ネット上の動画を見てもよくわかりませんね。
  
動画では小林功一代表が

「堆肥から抽出した微生物を用いて、塩分濃度を薄めるということ、有機物のヘドロを微生物に与えているために、それらをも一緒に分解することによって。。。。」

と微妙にあいまいに述べている。
  

    どうやら用いる菌は耐塩菌のようである。この菌には汚泥の分解能力があるらしい、まではわかるのだが。だからと言ってこの菌がイネを耐塩性にする理由がわかない。事実なら非常に面白い現象であるのだが。

  
    菌が塩をため込むので、田んぼの塩濃度が薄まる、といいたいのだろうか? これはなかなか考えにくいことである。菌が海水の食塩(NaCl)を分解するわけがない。だからどうにも理解ができない。

   
    日大工学部のどこの研究室がやっているのだろう? 記事のどこにもその名前が書かれていない。

   
    科学記事では、時としてとんでもない記事が、おもしろそうに載るのだが、現場取材の記者は、きちんと科学的な疑問点を、質問しておいてほしいものだ。
     

    何が科学的な疑問点なのかがわからない社会部記者の取材記事は、デスク(編集部)がチェックする能力を持たねばならない。人心を迷わすだけだから。産経・読売・毎日新聞デスクにはそういう人材がいるのだろうか?
 
(森敏)
   
付記:例えば、このブログでも何回も指摘しているのだが、いまだに、「原発周辺のどこどこの海水の放射能濃度を測定した」という記事が散発的に新聞に載るのだが、決して具体的に詳細な場所がわかるように書かれていない。東電の測定地点は実にランダムでいい加減である。東電も水産庁もただ「放射能を測定している、その値は増えたり減ったりしている」という以外に有用な情報として提示していない。何のために測定しているのかさっぱりわからない。何かやっているふりをしている、という攪乱情報を提供しているに過ぎない。現に、いまだに東電も国も海洋放射能汚染にたいする何の除染対策もやろうとしていない。恐るべき怠慢である。こういう態度に対してマスコミは何の批判もしているない。すべてのマスコミが科学的批判をしないで、東電や政府のいい加減さを許しているのである。この点ではマスコミも同罪である。

     

秘密

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