2011-05-19 08:52 | カテゴリ:未分類

牧草が土壌の放射能収奪には最適かもしれない(再論)

 

  以前のWINEPブログでも述べたのだが、土壌に降りそそいだ放射能の収奪には牧草が最も適性かもしれないことをくりかえし再論したい。

現在、以下の記事のごとく福島原発以北300km-400kmの範囲にわたって牧草の汚染が始まっている。おそらく悲劇だが、原発の遙か南部や西部にもこれからは放射能が検出されてくるだろう。(すでに静岡のお茶からも検出されているように)
  

  これらの放射能は、まだうっすらと上空から放射能が降り注いでいるためにその積算値が高くなっていると同時に、初期の原発の水素爆発で一気に拡散飛来した高濃度の放射能が降雨で土壌に蓄積して、それが、牧草の根から最近になって地温が上がって吸収されて、新芽にどんどん移行していることを示している。

 

  現在牧草は生育速度の最盛期を迎えているので、旺盛な葉への放射性セシウムの移行が行われているのだろう。いったん降下した放射能は土壌の表層3センチぐらいのところから動かないので、まさにその部分に根が浅くびっしりと横にマット状に生えている牧草はどんどん放射能を吸収しているのであろう。

 

  前にも述べたが牧草の土壌から葉への移行係数(TF値)は0.1前後であるので、かなりの吸収が行われていると考えられる。牧畜業の経営者には大変なショックだろう。

 

  一方で、直近の日本各地で検出され始めたこの牧草による生理現象を冷静に考えれば、「この牧草の特徴ある性質は、牧草がセシウム(Cs)のファイトレメデイエーション(植物による土壌からの汚染収奪)用植物に非常に向いている」ことを示している。

 

  すでに述べたが、

秋はヒマワリで収奪し、春に牧草で収奪するという輪作で、2-3年作付を行い、最後に牧草を根ごと引き抜く。

年中牧草で連作を行い、地上部を2-3年刈り取る作業を続けた後に、さいごに根ごと牧草を引き抜く。

 

  などの作業で、土壌からの放射能の収奪を繰り返したらどうだろうか。同じことを以前にも述べたが、読者はさかのぼって読んでくれてはいないだろう、だから今日もくりえし述べている。

 

 

宮城 牧草から放射性物質検出518 1926

宮城県丸森町の牧草から、国が乳牛や肉牛に与えても差し支えないとしている目安の5倍の放射性物質が検出され、宮城県では県内全域の畜産農家に対して牛に牧草を与えないよう要請しました。宮城県内で農産物や牧草などから国の基準や目安を超える放射性物質が検出されたのは初めてです。

宮城県によりますと、今月11日に県内3か所で採取した牧草を検査した結果、南部の丸森町の町営牧場と北部の大崎市の県営牧場の合わせて2か所のサンプルから国が乳牛や肉牛に与えても差し支えないとしている目安を超える放射性物質が検出されました。目安を超えて検出されたのは、いずれも「放射性セシウム」で、丸森町の牧草は、目安の1キログラム当たり300ベクレルのおよそ5倍の1530ベクレルで、大崎市の牧草は350ベクレルでした。放射性ヨウ素は、丸森町の牧草は乳牛の目安の1キログラム当たり70ベクレルを下回る40ベクレルで、大崎市の牧草からは検出されませんでした。これを受け、宮城県では県内全域のおよそ6000軒の畜産農家に対して、乳牛や肉牛に牧草を与えたり、放牧したりしないよう要請しました。宮城県内で農産物や牧草などから国の基準や目安を超える放射性物質が検出されたのは初めてです。

秘密

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