2011-05-14 09:45 | カテゴリ:未分類

(提案9) 遠距離放射能汚染!:岩手県滝沢村(牧草汚染)と静岡県菊川市(お茶汚染)に学ぶこと
 
  
  

東電福島原発を起点としてみると、牧草の汚染(359ベクレル/kg)が検出された岩手県滝沢村まで約300km、お茶の汚染(111ベクレル/kg)が検出された静岡県菊川市まで約400kmである。これらはいずれも空間放射能値が新聞に図示されて来なかった遠距離である。研究者や行政官の誰もそこまで警戒すべきだとは思っていなかったのだろう。だから全国民が戸惑っている。

      

この教訓は、日々新聞に掲載発表されている、変動幅の多い大気中の放射線量値に一喜一憂するのではなく(もちろん日々の測定は必要だが)特定の地域の土壌表層へ実質的な降下物の放射能汚染値の変化を見るべきだということを示唆している。
  
  実際の土壌表層の放射線量を毎日測っても誤差の範囲内で変化がわからないかもしれないが、10日ごとぐらいに積算採取して測ると、増加が明瞭にわかるのではないだろうか。東電福島原発から遠距離では特にそういう工夫が必要だと思う。牧草やお茶は動かないで全面的に放射能を受け止めているので、今回、放射能積算値が統計的に有意に見えてきたのであるのである。

   

実際の測定のやり方は、遮蔽物がない牧草地や茶園に2メートルぐらいの高さに台を設け、その上に直径30センチぐらいのプラスチック製のジョウロを設け、その下を1Lぐらいの細口のポリ容器で受ける。10日ごとに降下物をジョウロを希塩酸で溶かしながら採取するのである。測定値はベクレル/平方メートルで提示される。
 
  実はこれに似た方法で、現在でも、群馬県の東邦亜鉛工場の周辺で、工場から出る排煙の降下物
(亜鉛やカドミウム)の監視を役場が行っているである。
 
  放射能監視や放射能汚染防止対策は これからも、かつての公害研究の手法に負うことが多くなるだろう。

   

  

(森敏)

秘密

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