2011-05-12 09:49 | カテゴリ:未分類

ついにお茶も放射能汚染 ! 

 
 

  神奈川県足柄の新茶が汚染されているというNHKニュースが今流れた。
 
 
 
(森敏) 
 
       
追記1:静岡茶にも拡大!
   

小田原産などの茶葉からも基準超す放射性セシウム2011年5月13日11時59分

 神奈川県南足柄市でとれた「足柄茶」の茶葉から放射性セシウムが検出された問題で、県は13日、小田原市など県内3市町村でとれた茶葉からも食品衛生法に基づく基準値(1キロあたり500ベクレル)を超えるセシウムが検出されたことを明らかにした。

 県によると、11日に小田原市でとった茶葉から780ベクレルを検出。愛川町(670ベクレル)、清川村(740ベクレル)でも基準値を超えた。地元農協などではすでに11日の段階で、県内すべての「足柄茶」の茶葉の出荷を自粛し、回収も進めている。 

  

 

  ついにお茶にも! という感じだが。そもそもちょっと東電福島原発からは距離がありすぎる。300kmぐらいあるのではないか。

 

  報道されるように、これが本当の足柄産のお茶であると考えると、植物生理学的に、いろいろな示唆を与えてくれていると思う。以下に少し考察してみたい。

   

1.
お茶は製茶の過程で一度も水で洗浄ということを行わないので、降下した放射能を受けた茶葉がそのまま製品となっているはずである
 
2.

しかし、そもそも新茶は最新葉の2-3枚を摘んでいるはずであろう。機械狩りなら少しそれよりも下位の葉も混在するだろう。玉露なら手摘みのはずである。 
 
3.
その新茶の時期に降った放射能なら、まだ新芽が小さい段階であろうから、直接の降下放射能を受け取る面積は1-2平方センチぐらいではないだろうか。それが徐々に成長して新しい上から3葉を摘み取った。それが濃厚汚染していた、ということであるから、思うに、その新芽よりも下の下位葉が受け取った放射能が新葉に転流してきたのではないだろうか。今の時期になると半減期の短いヨウ素は少なく、セシウム(137,134)が放射能の主成分になっているだろう。

  
4.
植物によっては放射性セシウムはいったんは土壌から根吸収されても、地上部には移行しにくいとされている。つまり同族元素のカリウムと違って導管には排出されにくい。しかし、葉に降ったセシウムは容易に葉の細胞に吸収されて、師管をとおって葉柄の分岐点に戻ってから、再度新葉に転流するのかもしれない。カリウムは体の各組織の細胞膜に多くのトランスポーター(輸送蛋白)を持っているので、体内移行が非常に活発であることが知られている。セシウムもいったん師管に入ったものはカリウムのトランスポーターを使って自由に体内移行するのかもしれない。新葉生長点のような生長点細胞に積極的に送り込まれているのかもしれない。

 

5.

お茶は、茶商が全国ネットで集荷してブレンドしている場合があるので、そこの産地銘柄といっても、中身は区々である場合がある(それが茶商の腕前であるという伝統産業である)。足柄よりも福島原発に近い茶園の新芽がブレンドされていないことを祈る。そのためには、今回放射能が検出された新茶の起源を厳密にトレースすることが必要であろう。本当に足柄産の放射能かどうか。もし足柄産と確定すれば、お茶は東電原発から200キロ離れた牧草の汚染よりも、さらに広い距離で汚染が検出される作物であるということになる。

 

静岡茶葉からセシウム…健康影響ないレベル

 静岡県は11日、御前崎市の茶葉(生)から、過去10年間の最高値を上回る放射性物質のセシウムが検出されたと発表した。

 県は「福島第一原発から放出されたと推定されるが、健康への影響を心配するレベルではない」としている。浜岡原発周辺で実施している定期的な環境放射能調査で判明した。

 県が御前崎市で5月2日に採取した茶葉から、セシウムが1キロ・グラムあたり82・9ベクレル検出された。過去10年間の最高値は0・19ベクレルだった。

 県は7日にも菊川市で採取された茶葉(生)を分析したところ、御前崎市の茶葉を上回るセシウムを111・0ベクレル検出。茶葉10グラムを430ミリ・リットル、90度の湯で60秒間浸出した「飲用茶」からは4・32ベクレル検出された。

 飲用茶は、厚生労働省の暫定規制値500ベクレルの約115分の1だった。県茶業農産課の白井満課長は「検出された値が小さく、影響は大きくない」と述べた。
農家など戸惑い 県の発表を受け、茶業界からは戸惑いの声が広がった。調査地点となった菊川市内の茶農家の男性(54)は「一番茶の時期に発表があって驚いたが、あくまでも基準値以下。消費者には安心して茶を飲んでほしい」と困惑した様子。別の茶農家の男性(55)も「高い数字が出たことはショックだが、数字がひとり歩きして、消費者が危険だと誤解しないか心配だ」と、不安を隠さない。

 菊川市や御前崎市の一部などを管内とするJA遠州夢咲の中山豊彦茶業部長は「数値は暫定規制値を下回っており、安全は証明されていると考える。ただ、消費者がどう受け止めて反応をするのか、風評被害が心配だ。正確な情報提供で、消費者の安心安全につなげたい」と話した。
    
      

追記2:千葉も!

千葉 茶葉から放射性物質検出

520 2037分NHK

千葉県の八街市と大網白里町で栽培されたお茶の葉から、国の暫定基準値を超す放射性物質が検出され、県は市と町に新茶の出荷を自粛するよう要請しました。

千葉県によりますと、19日、八街市で採取したお茶の葉を検査したところ、国の暫定基準値の1キロ当たり500ベクレルを超す985.4ベクレルの放射性セシウムが検出されました。また、大網白里町のお茶の葉からも751.8ベクレルの放射性セシウムが検出されました。千葉県内では、ことしの新茶はまだ出荷されていませんが、千葉県は、八街市と大網白里町に当面の間、出荷を自粛するよう要請するとともに、加工・販売業者などに対しても、これらの産地のものを販売しないよう協力を求めました。千葉県でお茶の葉から基準値を超す放射性物質が検出されたのは初めてで、ほかの産地のものについても今後、検査を行うことにしています。千葉製茶工業協同組合の深澤良平組合長は「この時期のお茶は一番茶として人気がある。組合員の3分の2がお茶の生産で生計を立てていて、出荷の自粛となると大きなダメージだ。今後については県とも相談して対応を検討したい」と話しています。

 
 
追記3: 福島・茨城・栃木も!

·         茨城、千葉など4県の生茶葉で放射性セシウム

 茨城県は20日、7市町で採取した生茶葉から暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える1030~523ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 県は、県内すべての生産農家に対し、今年産の茶葉の出荷自粛を要請した。

 福島県でも、塙町で採取した生茶葉から930ベクレルの放射性セシウムを検出。同町に茶葉の出荷自粛を要請した。千葉県でも、2市町の生茶葉から、985・4~751・8ベクレルの放射性セシウムが検出され、各市町に出荷自粛を要請した。

 福島、千葉の各県によると、両県とも今年産は収穫を始めたばかりで、出荷はされていないという。

 栃木県では、宇都宮市立国本中学校の茶摘み体験行事で摘まれた生茶葉から、610ベクレルの放射性セシウムが検出された。

20115202216  読売新聞)

 

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