2011-04-27 04:45 | カテゴリ:未分類

放射能汚染鉄鋼瓦礫の始末について

  
     

 福島第1原発周辺の倒壊家屋などのがれきについては、放射性物質で汚染されている可能性があることから、扱いを関係省庁と協議している。

  
という記事が載っていた。宜(むべ)なるかな。
 
  

国内では廃鋼材を回収して、精錬している業種が多々ある。超高温超減圧などの精錬過程でも抜けないで鋼材に放射性物質が入ったものが、鉄骨として再生されて、建築資材として利用されて建造物に繰り込まれてしまうと、人はその放射能のバックグラウンドの高い環境下で過ごすことになるので、極めて危険である。 後で気がついても、結局建物全体を解体せざるを得なくなる。過去において放射性コバルト(Co60)が混入した例があった。
 
  

だから製鋼業者は、今回の福島原発周辺での廃鋼材に関しては極めてナーバスになっている。

     
すでにロシアに売られた2台の中古車が放射能汚染されていることが報道された。福島からどういうルートをたどってか、ロシアに渡ったものである。このケースは汚染が主としてタイアに付いた土であったということである。しかしその意味するところは、放射能汚染区域から何のチェックもなく自動車が出て行ってしまっているということである。
     
であるから、東電福島原発から避難区域に指定された場所からの建築や自動車などの廃材、とくに津波でやられた原発周辺地域の建物の鋼材は、大量被ばくのままであるので、残念ながら私物といえども動かしてはならないだろう。厳重な放射能拡散防止対策が必要となる。まさに住民にとって悲劇はつぎつぎと重なる。
  
       
(喜憂)
   
追記:本日(4月30日)、プラスチック再生メーカーが、再生品が微量放射能汚染されていると言うことで、返品されてきて、困惑しているテレビ映像が流れた。汚染の基準がないままに、ただ汚染されているからという理由で、流通できない。
  
我々実験室の常識では、バックグラウンドの2倍の放射能が検出されたら、「ここは汚染されている」ということで、放射能取扱主任に除染作業を言い渡されるのだが
 、もちろん直ちにそれが危険であるという、理由からではない。
  
要するに、徐々に「汚染の潜行拡大」が始まっているということである。風邪のウイルス退治の教育と同じように、徹底した、「放射能除染作法」の教育が必要になってきた。

秘密

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