2011-04-16 04:22 | カテゴリ:未分類

「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある

    
  

読者から以下のニュースの紹介があった。
        

「毎日新聞によると『青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目。汚染水にこの顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取るシステムを、東京工業大原子炉工学研究所長の有冨正憲教授(原子力工学)らのチームが開発した。東京電力福島第1原発の事故で発生している汚染水の処理のほか、周辺の池や沼の浄化にも活用できるといい「一日も早い地域の生活、農業再建に役立てたい」としている。』税金で飯を食っている研究者の面目をほどこしたようですね」

     
    ありがたいご連絡である。小生が専門の「鉄]化合物を用いた脱放射性セシウムの手法なので、非常に興味がある。

      
    それにしても濾過とか、遠心分離とか? いったいどのようにこの手法を大量の高濃度放射能汚染水に適用するつもりなのだろうか。

     

 原子力の関係の研究者はここで有効なアイデアを提供しなければ面目ないと思っているためか、なかなか真剣なようである。全国の原子力関連講座はこの「東電福島原発大量放射能汚染!」という異常事態の課題解決に貢献しなければ、将来は講座存立の意味がないという、世間の厳しい立場に立たされることになるかもしれない。

      

と、ここまで好意的に解釈していたがネット上で、この研究のオリジナリテイについてすぐさま以下の指摘があった。 

       

「青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点は数十年前から研究されていて、この分野の人ならだれでも知っている周知の事実。今更東京工業大原子炉工学研究所の教授が騒ぎ立てているが、オリジナル性は何処に有るのだろうか?政府は22日、東京工業大原子炉工学研究所二教授を内閣官房参与に任命したと記事になっているが、この人たちは大丈夫なのか??ちなみにネットで Fe(III)4[Fe(II)(CN)6]  cesium absorption で検索して見て下さい。ネット上でもこの検索数・・・英語が判り、少し科学がわかる人なら自明。研究例か、ぼろぼろ。本格的に専門的に検索を掛けたら幾つ出るやら。 何を開発したのか??ろ過法??こんな人が国のこの原子炉災害を見ているのかと思うと・・・・ このどさくさにまぎれて・・・ 単にこの方法が活用できると云うなら分かるが全く!」
          
  実に科学者の批判は厳しいのものだ。しかし、現在はオリジナリテイ争いの時ではなく、何でも放射能除染のためには適応可能な技術を掘り起こし、直ちに実践すべき時間との争いであると思う。
 

   

それにしても、東工大グループがあちこちで内閣参与になっているということは知らなかった。案外内閣府に対していろいろな実現可能なアイデアが提供されているといううわさが流れているもかかわらずそれが採用されないのは、彼らがブロックしているからなのかもしれない。
    
 
  いろいろ利権の構造があるのかもしれませんね。
      
             
(森敏)

 

秘密

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