2011-04-02 23:34 | カテゴリ:未分類

放射能の測定(モニタリング)をするだけが能ではない

  
    

    本WINEPブログでは、海洋汚染を未然に防ぐことの重要性を、東電福島原発の水素爆発の始まった直後から何回か説いてきた。

    

    その後、最近では文科省や水産庁が海水や魚の放射能測定データを出し始めたが、まだ汚染源の特定ができていないということで、何の放射能汚染拡散防止対策も打って来なかった!
  
  日頃から日本の世界一厳しい法律「放射線取扱法」のもとでラジオアイソトープ(RI)を取り扱ってきた小生の目からすると、東電や保安院や原子力委員会の対応は想像を絶する鈍感さとしか言いようがない。

      
       

本日テレ朝ニュースで

福島第一原発の取水口近くで海への流出が確認された高い濃度の放射性物質を含む水は、2号機の作業用トンネルから流入した可能性が高いことが分かりました。
 汚染水の流出が確認されたコンクリート製の穴は、2号機の「トレンチ」と呼ばれる作業用のトンネルとつながっていました。また、穴の水からは運転中の原子炉内の水の数万倍程度の放射性ヨウ素131が検出され、流出した付近の海水にも数千倍程度含まれていました。東京電力は、穴をふさぐ作業を続けています。

      

  と報じられた。ほかにもまだ放射能の流出源があるに違いない。それが全部特定されるまで(まるでもぐらたたきだ)東電や水産庁は放射能の排水溝からの垂れ流しを手をこまねいて見ているのだろうか? モニタリングすれば事足りると思ってでもいるのだろうか?
   
    

  とにかく排水溝周辺で現在流出しつつある、あるいは流出てしまった濃厚な放射能を、沿岸や遠洋の海水に拡散させないために、有効な手段をつぎつぎと打つべきである。東電福島原発の水素爆発事故以来、その時漏出した膨大な量の放射能を何の対策も打たずに手をこまねいて、海洋に放出することを見過ごしてきた日本国の国際社会に対する責任は大きい。

  
  日本の沿岸漁業者ばかりでなく周辺の諸国の沿岸漁業者の不信感は、非常に大きいものがあるだろう。水産庁はいったい何をやっているのだろう。モニタリングさえすれば責任を逃れるとでも思っているのだろうか。

       

  水産研究者も海藻や魚の安全性を故意に主張するばかりではなく、積極的に排水溝からの放射能の海洋への拡散防止対策に貢献すべきではないのか?

       

  小生の「炭撒きプロジェクト」はいまだに採用されないようだが。

   
     

(森敏)

 

秘密

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