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2024-04-01 16:45 | カテゴリ:未分類
  映画『オッペンハイマー』を観た。3時間の大作だが全く飽きなかった。おかげで途中で足腰がけいれんしそうになった。腹にずしんと来る原爆投下などの音響は、圧巻だった。最近流行のCGを安易に用いていないところが実に好感を持てた。

  この映画では意識的に広島や長崎の惨状を全く紹介していない。だから被爆者が見たら「怪しからん!」と思うかもしれない。

  しかしこの映画の主眼は、オッペンハイマーが一時私生活を犠牲にしてまでも原爆の開発と製造の指揮者としてまい進し「原爆の父」と呼ばれて愛国的に称賛される絶頂期と、戦後のソ連の台頭に対抗するマッカーシズム旋風(赤狩り)で、オッペンハイマーが、共産主義者としてソ連のスパイであった、という捏造に曝された長い苦悩と葛藤の個人史だ。

   実際1954年にオッペンハイマーは、危険人物として公職追放され、晩年まで厳しい監視下に置かれた。(50歳)  1967年がんで死亡。  2022年12月16日米エネルギー省の長官が、オッペンハイマーを公職追放した1954年の処分は「偏見に基づく不公正な手続きだった」として、取り消したと発表。オッペンハイマーにスパイ容疑の罪を着せる責任逃れしたことを正式に謝罪した。(雑誌 SCREEN 2024.5月号 オッペンハイマー特集)

  この映画 『オッペンハイマー』は第96回アカデミー賞で作品賞を含む7部門を受賞した。その授賞理由をAIから検索して自動翻訳してみました。


批評家からの評価:『オッペンハイマー』はクリストファー・ノーラン監督の12作目の長編映画であり、彼のキャリアの中で最も批評家からの評価が高い作品となった。アカデミー賞では監督賞、主演男優賞、主演女優賞など主要13部門でノミネートされた。

興行的成功: 知的な深みがあるにもかかわらず、『オッペンハイマー』は2023年夏の興行収入で、全世界で10億ドル近い大ヒットを記録した。この商業的成功が評価につながった。

革新的な脚本: ノーランの脚本は伝記映画のジャンルを見事に刷新した。彼は伝記『アメリカン・プロメテウス』を脚色し、映画を2つの絡み合うパートに分けるなど、ユニークな文体要素を取り入れた: 「核分裂」と「核融合」。

Aリストの演技 :シリアン・マーフィー(主演男優賞)とロバート・ダウニー・Jr(助演男優賞)の演技が際立つ。

画期的な映画作り: CGIを使わずに大作を作り上げたノーランの能力は、映画製作に対する彼の画期的なアプローチを示している。彼の作品は、その革新性と知的刺激で長い間称賛されてきた。

総合的なプレステージ: 「オッペンハイマー』は、撮影賞(ホイテ・ファン・ホイテマ)、作曲賞(ルートヴィヒ・ゲランソン)など、アカデミー賞の主要部門を総なめにした。その紛れもない評価は、論争の少なさと観客の強い支持によって後押しされた。

まとめると、『オッペンハイマー』は "原爆の父 "J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を見事に描き出し、批評家の絶賛、興行的成功、革新的なストーリーテリングにより、アカデミー賞作品賞の座を確実なものとした。



(森敏)