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2020-01-26 20:17 | カテゴリ:未分類
  双葉町羽山神社のある山頂にはアセビの実生が無数に生えていた。現在の土壌表面の線量が毎時約4.5マイクロシーベルトである約10メートル四方のあちこちから、ランダムに根こそぎアセビ(馬酔木)の高さ25センチぐらいの実生をサンプリングした。
   
  といってもほとんど硬い土壌に根が食い込んでいたので、下図の植物ではほとんどの根はちぎれてしまっている(図1、図4)。
   
  地上部の放射能汚染の具合が植物によってかなり異なることがわかる(図2、図3)。

  1キロメートルばかり先からの東電福島第一原発からの濃厚な放射能粒子が、地面のあちこちに均一ではなく、局在して降下しているので、それに根が直接触れていたり、その雨による滲出拡散液に根が接触していなければ、放射性セシウムはアセビの根から吸収されていないわけである。
   

  葉の放射能が高く(表1)、特に小さな新芽が濃いことがわかる(図6)。


  図4の個体のアケビの放射能を部位別に詳しく調べた(表1)。
    




スライド3 

図1.4本のアセビの実生。 残念ながら全部根がちぎれている。




スライド1 

図2.図1のポジテイブ画像。個体によって汚染の濃度が異なり、濃い葉は表面放射能が400cpm以上ある。



スライド2 
 
図3.図2のネガテイブ画像。


 
 
 


スライド1 
 
図4. アセビの実生(引き抜く途中で根が切れた)。葉の表面はガイガーカウンターで230cpm.

 
 

スライド2 
 図5.図4のオートラジオグラフ ポジテイブ画像





スライド3 
 
図6.上図(図5)のポジテイブ画像ではわかりにくいが、このネガテイブ画像では 新芽の放射能や、細根に絡む土壌が高いことがわかる。
 

    
      

表1.図4の植物(アセビ)の部位別放射能
アセビの実生1 


 

 

 
(森敏)
追記:アセビの成木や花器については既に下記に紹介している。

2019/02/24 : アセビ(馬酔木) の放射能