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2019-03-04 13:13 | カテゴリ:未分類
  イネ科植物は一般的にセシウムの土壌からの移行係数が低いと思っていました。

  現在、空間線量が毎時17マイクロシーベルト、という双葉町の線量下で、コンクリートの割れ目に貧弱に成長していた高さ30センチ弱のイネ科植物を採取して来ました。名前が同定できなかったのですが、トダシバの仲間だろうというのが、若林芳樹氏(株式会社アスコット)の見立てです。読者のどなたか同定していただければありがたいです。

  実験室で測ると、トダシバの穂の部分が、ガイガーカウンターで1050cpmというとてつもなく高い線量で、NaIスペクトロメーターでの放射性セシウム含量も 葉>茎>穂 の順でしたが、1kg乾物重当たり28万ベクレルから55万ベクレルというとてつもない放射能の高さでした(表1)。

 
  暴発原発から風に流れて降下してきた放射能が周辺のコンクリートに付着して、それが当時あるいはその後の降雨により、コンクリートの割れ目に流れ込み、土壌に吸着されて、その可溶性成分をこのトダシバが吸収しているものと思われます。


  
  




図1。 トダシバの仲間
スライド3   



図2。 上の図1の穂の部分の拡大図
 

スライド4 

図4.図1のオートラジオグラフ。

スライド1 
 
 
 図4.図3のネガテイブ画像

スライド2 
 
 
    
 
 表1 トダシバの部位別放射能

イネ科濃い われめ 
 
 
  
   
  
(森敏)