2015-07-28 07:31 | カテゴリ:未分類

 以前にもこのWINEPブログでも紹介した飯舘村のキャンプ場である「あいの沢」は、今、除染のまっ最中であるが、林内の空間線量はまだ毎時数マイクロシーベルト前後の所がある。つらつら見て回ると、果実が最盛期を過ぎた1本の梅の木に、小さな梅の果実が熟していた。よく見ると、下図のようにかたちが変だ。双子と、三つ子の実があった。もう少し以前に来ていたらもっと多くの奇形が発見されていたかも知れない。すでに多くの果実が落下していた。
 

 IMG_1061--.jpg
梅の実。 左下:3頭の奇形果。左上と右下:2頭の奇形果(おしりの部分でくっついている)。右上:正常果。(車のボンネットの上に載せて撮影)

 

 

タンポポやアザミやヒマワリ(ひまわると命名されている)やイチゴで頭が合体したものが観察されていることは紹介した。最近読者からは3頭合体のネコジャラシや双頭のアガパンサスなどの写真が送られてきた。

    

これらの奇形が放射線によるものかどうかは、もっと症例を集めなければならないが、読者でウメでこういうのを見たことがあるかどうか、ご連絡頂ければありがたい。放射能汚染地帯ではまだまだ未知の動植物の奇形が見つかる可能性がある。その気で見なければ何も見えない。ましてや猛暑の炎天下では朦朧として見れども見えずである。
 
 (森敏)
追記: 読者による紹介で検索したら以下の記事があった。三頭のうめを紀州で観賞用ウメ「ミスナデシコGT」という名で品種登録したいそうである。このケースは品種交配(掛け合わせ)の結果できた変異が固定したわけである。(2015.8.4)
 

紫で双子、三つ子の実 梅農家が品種登録申請へ

 

和歌山県田辺市下三栖の畑で、果皮が紫色で、一つの花から二つや三つの実ができる梅ができた。農家は品種登録したいと考えており「こんな実のつき方をする梅もあるのを、見て楽しんでもらえれば」と話している。

 育成したのは、地元の梅農家、那須義昭さん(71)。那須さんは2005年、南高梅とパープルクィーン(小梅)の類似種を掛け合わせ、果皮が紫色の「ミスなでしこ」を開発した。

 より果皮の色が濃く、果肉も赤い実ができないかと考え、ミスなでしこと、観賞用で花の赤色が鮮やかな「鹿児島紅梅」を人工交配したところ、2010年、果皮の紫色が濃く、「双子」や「三つ子」に着果する梅ができた。花は薄いピンク色。今年、品種登録の申請をすることにした。

 県うめ研究所によると、観賞用の花梅で八重咲き品種では、一つの花にめしべが三つあって、果実が三つできることもあるが結実率が良くなかったり、実が大きくならなかったりする。今回、那須さんが掛け合わせてできた梅のように、生産用の梅で、一つの花から二つや三つの実ができて着果量もあり、比較的大きくなるものは過去にないという。

 いまのところ双子や三つ子ができる木は5本あり、収穫量は2030キロ。今年は新たに15本ほど植える予定。「ミスなでしこGT」という名前での品種登録を考えている。

 長男の誠さん(42)は「収穫体験に来たお客さんに、こんななり方をする珍しい梅があるのを見てもらえる。観梅時季にピンク色の花を楽しんでもらったり、一般の人に観賞用として苗木を植えて楽しんでもらったりするのも良いかもしれない」と話す。
観賞用ウメの新品種登録 
 【一つの花からできた三つの梅の実(和歌山県田辺市下三栖で)】
(紀伊民報)