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2019-07-17 09:30 | カテゴリ:未分類
本日の東京新聞に以下の記事が掲載されました。この研究には小生も協力いたしました。(拡大してみてください)
   
       

モミの木のセシウムの動きを可視化 

      
  

 東京電力福島第一原発事故による放射能汚染地域に育つ植物の内部で、土から吸い上げた放射性セシウムはどう動くのか。福島県飯舘村で、住民の伊藤延由(のぶよし)さん(75)と、1本のモミの木から枝を継続的に採取して調べた。
 森敏東大名誉教授(植物栄養学、土壌学)の協力で、葉などにたまったセシウムが発する放射線を画像化(オートラジオグラフ)した。各年ごとに、部位別のセシウム濃度も測定した。
 晩秋、その年の春に出た部分の先端に新芽が出現し、そこにセシウムが集積。翌年春に芽吹く様子が確認できた。
 森名誉教授は「細胞分裂、細胞伸長が盛んな新生組織には、カリウムが必要。土中から吸い上げる際、一部はカリウムと間違ってセシウムを取り込んだ結果だ」と話した。 (山川剛史)
      

2019-07-17 02:00 | カテゴリ:未分類


 
香港革命1

 (7月14日の朝日新聞ネットニュースより無断転載:部分拡大した) 
 
  香港でデモに参加している学生たち。催涙ガス対策用の防毒マスク、メガネ、ヘルメットはよい装備だ。しかし、半袖T-シャツはいただけない。催涙ガスは糜爛(びらん)性なので、汗に着くと皮膚がただれる。ポカリスエットを持参したり、被曝洗浄用の水をバケツリレーをしたり、日に日に学生たちの、デモ対策装備は向上している。
  日本のマスコミは実体が「催涙性毒ガス」である催涙弾を、あたかも無毒な催涙スプレーと伝えている。実に実に意図的である。 詳しくは報道されていないが、多くの学生や市民が障害を受けているものと思われる。
  ジュネーブ議定書で催涙弾の水平射ちは禁止されているが、報道写真では官憲側からの、デモ隊に対する ”水平狙い撃ち” をやっている。
  小生は1970年代に、日本の官憲の発射した催涙ガス(オメガクロロアセトフェノン)を取得解体して分析化学的研究をやっていた。ネズミを用いてこの14C標識化合物を合成して、体内代謝研究もやっていた。 詳しくは今は絶版であるが三一書房の『催涙ガス』(共著)に記述しておいた。
    
(森敏)


追記:本日の以下の報道以外に、これまでに学生3-4人が抗議自殺したという報道もある。

香港、過激デモが常態化  14日夜47人逮捕 行政長官は「暴徒」

東京新聞 2019717日 朝刊

 【上海=浅井正智】香港警察は15日、中国本土への犯罪容疑者の移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り香港・新界地区で14日夜に起きたデモ隊と警官隊の衝突で、47人を逮捕したと発表した。6月以降の単独のデモとしては最多の逮捕者となった。最近はデモ自体は平穏に行われるものの、解散後に一部デモ隊が警官と衝突するケースが常態化している。

 14日の衝突では警官隊、デモ隊双方に28人の負傷者が出た。デモ隊に指を食いちぎられた警官もおり、10時間の手術の末、再接着に成功したという。政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は15日、騒ぎを起こしたデモ隊を「暴徒」と表現。「法治は香港の重要な礎であり、いかなる暴力行為も強く非難する」と述べ、徹底的に追及する考えを示した。

 しかし、改正案の完全撤回に応じない政府の姿勢に「若者の暴力もある程度理解できる」との共感も広がり、暴力行為への心理的な抵抗感は薄まっている。

 デモ隊の要求内容も「真の普通選挙」実施や民主化を求めるなど、多様化している。6日には中国本土出身者の野外カラオケに反対するデモが発生。13日には、香港で日用品を爆買いし本土で転売する「運び屋」に抗議するデモも行われた。香港人の反中感情がむき出しになった形で、リーダー的存在がいないと言われる抗議活動は、先行きが見えなくなっている。

 

この

 


2019-07-09 14:28 | カテゴリ:未分類

逐次の転載情報です。是非追記までお読みください。
      

   
中国、ネット浄化作戦の開始を公表 ウェブサイト遮断相次ぐ

[北京 12日 ロイター] - 中国国営の新華社は12日、中国政府がインターネットを浄化する取り組みを開始したと報じた。中国当局は最近相次いで外国メディアのウェブサイトを遮断し、国内ソーシャル・メディアのアカウントも閉鎖している。

 

 6月12日、中国国営の新華社は、中国政府がインターネットを浄化する取り組みを開始したと報じた。

新華社によると、中国のインターネット規制当局、工業情報省、公安当局、市場規制当局は5月に「整治(矯正)工作」を開始しており、年末まで続く見通し。

具体的には、「違法で犯罪的な行為」や安全対策義務の違反、個人情報の窃盗を理由にウェブサイトの名前を公表したり制裁を科すといった対応を取るとした。

中国では前週末からワシントン・ポスト紙や英ガーディアン紙など複数の海外メディアのサイトが閲覧不能になっている。ロイターも以前からサイトが遮断されている。

中国の有力金融ニュースサイト「wallstreetcn.com」は10日、当局の要請により、同社のウェブサイトとアプリを削除したと発表。具体的な理由については明らかにしていないが「関連法規を厳格に順守して矯正の義務を果たす」としている。

また、ソーシャルメディア上では政治的にデリケートな問題や金融ニュースを取り扱うアカウントが相次いで閉鎖されている。

当局は昨年11月、ソーシャルメディアの独立系ニュースアカウント9800件を削除したことを明らかにしている。 :::



     

(森敏)
付記:
日本にいる中国人留学生は自分のネットやスマホでどんどん情報盲目にさせられている中国の友人や家族に、真実の情報を伝えてほしい。これは来日留学生の義務の一つだろう。
彼らの日本から本国へのネット情報は逐一監視されている様ではあるが。。。。。

例えば、以下の本日の香港での学生や市民の街頭行動情報なども、中国大陸本国の民には、大陸の共産党支配下のマスメデイアによっては決して伝えられないだろう。


(私見では、まだまだ予断は許さないが、これは歴史に残る「香港市民革命」といってもよいぐらいの香港市民による大衆運動の勝利である。これは直近の街頭での大衆運動で、フランスのマクロン政権を政策変更に追い込んだ「黄色いベスト」運動に次ぐ勝利であろう。)
     

香港=益満雄一郎 2019791318分 朝日新聞

香港の行政長官「改正案は死んだ」抗議活動終息狙う

 香港政府の「逃亡犯条例」改正案に抗議活動が続いている問題で、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は9日に記者会見し、「改正案は死んだ。改正作業は完全に失敗した」と語った。林鄭氏は条例改正に向けた作業を停止し、改正案が廃案になることを受け入れると表明していたが、より強い表現を用いることで抗議活動を収束させたい考えとみられる。

 一方、市民らは改正案の「完全撤回」を求めており、これで納得するかは見通せない。林鄭氏は自身の辞任や一連の抗議活動で拘束された学生らの釈放については改めて拒否した。

 

追記1:

香港デモ「遺志継ぎ戦い抜く」自殺女性の友人語る

(2019.7.12.朝日新聞朝刊)

 という記事の中で、香港から朝日新聞の益満雄勇一郎記者が、香港デモに参加して自殺した「麦」なる女性が

真の普通選挙で選ばれていない政府は市民の訴えには応じない  香港には革命が必要だ」という遺書を残していたことを紹介している。
   
私見では、日本のマスコミ報道ではこの(香港デモの)記事で初めて香港革命なる文字が登場したと思う。

中国の天安門事件の時のように、大陸の共産党権力の軍の戦車が出動して学生運動の叩き潰し にかかるまで、香港の市民運動が発展するかどうか目を離せない。
   
1956年のハンガリー動乱時に、ソ連が戦車で2回にわたって、大衆殺戮したことが思い出される。歴史は繰り返すか。
  
追記2:
実は日本でもこの香港の記事の報道量が、日々少なくなっているような気がする。日本のマスコミの中国への忖度が始まっているのではないか。情けない。と思っていたら、日経新聞に以下の記事が載った。

2019/7/13 20:59 日本経済新聞

香港でまた抗議デモ  新界地区 警官隊と衝突
記事保存【香港=木原雄士】香港北部の新界地区・上水で13日、「逃亡犯条例」改正案に反対するデモがあり、終了後に一部の参加者と警察が衝突した。けが人も出ているもようだ。林鄭月娥行政長官は9日に「条例案は死んだ」と表明したが、一部の激しい抗議が続いている。14日も別の場所でデモが予定されており、混乱が続く恐れがある。

デモ終了後、一部の参加者と警官隊が衝突した(13日、香港)=ロイター

デモがあった上水は広東省深圳に近く、中国本土の業者が転売目的で日用品を大量に買いあさり、地元住民の抗議がたびたび起きている。デモ参加者は条例改正案の完全撤回のほか、転売業者の取り締まり強化も求めた。主催者発表で約3万人が参加した。

デモ終了後、若者らは道路を占拠して、催涙スプレーで排除しようとした警官隊に傘を投げつけるなどして抵抗した。最近の抗議活動では警察との衝突が頻発しており、観光などへの影響を懸念する声があがっている。

追記3:以下は共同通信発です。世界への発信、頑張ってますね。
「逃亡犯条例」改正案の完全撤回などを求め、香港・新界地区でデモ行進する人たち=7月14日(共同)
プレゼンテーション1 

 

 【香港共同】香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求める大規模デモが14日、本土と隣接する香港・新界地区で初めて行われ、主催者発表で115千人(警察発表は28千人)が参加した。警官隊は同日夜、車道を占拠していた若者らを強制排除。ショッピングモールに逃げ込んだ若者と衝突し、一部を拘束した。負傷者も出た。

 香港島の立法会(議会)周辺で行われていたデモは、今月に入り九竜地区などに拡大し、若者と警官隊の衝突も頻発。改正案反対派は今後、各地でデモを行う予定で、運動は長期化しそうだ。
 
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2019-07-04 22:02 | カテゴリ:未分類
 
   2017年春に浪江町のほとんど人が通っていないと思われる林道で、落ち葉層の中に、約15センチの高さのワレモコウの幼物群落があった。空間線量は毎時20マイクロシーベルトであった。

  主根が途中でちぎれたが、根ごと容易に引き抜けた (図1)。根にはいくらふるっても腐葉土がついているので桁違いの放射能値であるが (表1)、地上部では中央の新葉の部分が強く感光していることがわかる(図2、図3)。
       
  この場所は今年(2019年)の6月初旬に訪れたのだが、同じくワレモコウの幼植物群落がみられた。空間線量は毎時17マイクロシーベルトであった。


 
スライド1 
 図1 根つきのワレモコウの幼殖物
  
   
 


スライド3 
 
図2.ワレモコウ幼植物のオートラジオグラフ。地上部中央の新葉が濃い。


 
スライド2 
図3.図2のネガテイブ画像 
 
     

 表1.ワレモコウの放射能。葉を新芽、新葉、旧葉などと分別すべきであったが、今回は一括して葉(地上部)と根(地下部)とした。根には腐葉土がついている。

スライド4 
 *放射能は2017年10月の測定値
 
 
 


 
2019-06-27 09:10 | カテゴリ:未分類

   以前にも記したが、避難困難区域では、調査中に、尿意をもよおしても、トイレがないので、男性は林内に分け入って、放尿することになる。

 

  尾籠(びろう)な話だが、ある時林内放射線量毎時数マイクロシーベルト下で、ゆっくりと放尿していると、目線の先に70センチぐらいの高さの紫黒色のシダがきれいに左右の葉がきれいに折りたたまれて、1本だけ立っているのを見つけた。葉先が尖って硬くて痛く、同定できなくて、3年ばかり、放置していたのを最近、若林さん(株ASCOT)によって、イヌガンソクと同定してもらった。押し葉にしていると、葉が真っ黒になった(図1)。
 
スライド1 
図1.イヌガンソクの葉と茎 。両方の葉がきれいに重なって閉じている。
 
 
スライド2 
 図1.図1のオートラジオグラフ。外部被ばくはほとんどないので、シダの根からのセシウム移行であることがわかる。 横に薄く見えているのはサンプルが動かないように支持したセロテープ。(セロテープは薄いが、このセロテープによる放射能の自己吸収が起こっていることがわかる。)
 
スライド3
図3.図2のネガテイブ画像。

 

  ラジオオートグラフ像は鮮明で、まるで鳥の翅のように撮像された(図2、図3)。

 

  放射能はべらぼうに高かった(表1)。

 

  この植物の別名は:おおかぐま、へびがんそく、いぬくさそてつ、おおくさそてつ、いつまでぐさ、 と多彩である(牧野植物図鑑による)
 
    
表1.イヌガンソクの放射能
イヌガンソク1

 
 
(森敏)