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2020-04-30 14:32 | カテゴリ:未分類

今朝の東京新聞の一面トップに以下の記事が載った。東京新聞もやっと統計に目覚めた感じである。だが社会部の記者が書いているらしく、記事からは、層別解析に耐える数値がない。

 

やむなく、前回と同じく、市民の被検者147人、そのうち7人が抗体検査陽性、東京都民人口13,951,791人 という数値を用いて、90%信頼区間での感染者総数の推定を計算した。

  

結果は 358,471 ~ 979,639人がこれまでに感染しているという結果が出た。

つまりおよそ 35万人から98万人の幅である。

  

前回紹介した慶応大学病院のPCR検査の結果から推定した感染者の値(30万人~135万人)よりも、調査人数が多くなった分、少し精度が向上している。

   

せっかくのスクープ記事なのだが、東京新聞にはもう少し統計的分析に耐える、正確な記事を提供してもらいたい。(統計学者が、以下の、数値があちこちに飛ぶ、散漫な記述の記事を読んで怒っておりました。結局編集部デスクがよくわかっていないのかもしれない)

    

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<新型コロナ>抗体検査5.9%陽性 市中感染の可能性 都内の希望者200人調査

東京新聞2020430日 朝刊

 

 新型コロナウイルスの感染実態を調べるため、感染症に詳しい久住英二医師が東京都内でウイルス抗体検査をしたところ、一般市民の4・8%、医療従事者の9・1%が陽性(抗体あり)で、過去に感染していたことが分かった。久住医師は「現行のPCR検査で判明する感染者よりはるかに多く感染している可能性が高く、確実にまん延していると言える」と指摘している。 (市川千晴)
    

 検査は久住医師が理事長を務める新宿区と立川市のクリニックで二十一~二十八日に実施。ホームページで希望者を募り、二十~八十歳の男性百二十三人、女性七十九人を検査した。このうち一カ月以内に発熱のあった人は五十二人、同居者でコロナウイルス感染者がいる人は二人、PCR検査を受診したことがある人は九人。PCR検査で陽性反応だった一人も含む。
    

 検査結果では、一般市民の百四十七人の4・8%にあたる七人が陽性、医療従事者五十五人のうち9・1%の五人が陽性だった。市民・医療従事者を合計した二百二人全体では5・9%の十二人(男女とも六人)が陽性だった。以前のPCR検査で陰性とされたが、抗体検査で陽性だった人もいた。
       

 検査に使用したのは、大手繊維メーカーのクラボウが輸入した試薬キット。国内の抗体検査で一般的に使われており、採血後に十五分で判定できる。
        

 久住氏は「原因不明の死者が増えていることからも、PCR検査を拡大して速やかに診断し、早期に治療を開始すべきだ」と話している。

 


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(森敏)


付記: 約6%の人が自覚症状がないものの、陽性だった!! (訂正版)
2020-04-26 16:50 | カテゴリ:未分類

    

https://bungeishunju.com/n/n7ebc7e6baae9?gs=70bc0db152f0
      
  これは感動の手記である。3回読み返して、涙腺が弱い小生は、涙が止まらなかった。
  
  この手記は、中国国内の出版物「人物」に出版直後に本が回収されたり、インターネットからも直ちに削除されたということです。中国共産党にとってよほど都合の悪いことが書かれていると当局によって判断されたのだと思われます。

       

上記の文芸春秋社によるwebネットは、手記の全文ではありません。文芸春秋5月号は、総力特集「コロナ戦争」というテーマで、アイ・フェン医師の手記を13ページにわたって全文掲載しています。

       

この手記には、中共ウイルス(COVID-19)が発生した最初の患者を、そうとは全く知らずに受け入れた、武漢市中心病院南京路分院の救急科主任であった女医アイ・フェン医師による、その後の生々しい記録が記載されています。医療技術者としての自信を持った救急医療の臨床医として、理路整然と、時系列的に科学的事実に基づく議論を展開しています。全編が確固たる医師としての「職業倫理」で貫かれています。

      

詳しく日時を追って記載内容を精査していくと、様々な観点から解明されるべき不明な点がいくつもあります。しかしここに書かれていることは中国共産党による検閲を受けているにしても、事実に基づく記載と思われるので、中共ウイルス発生の起源や場所に関して、非常に興味ある内容になっています。

   

現在、中国共産党はこの中共ウイルス問題で、国際的に包囲網が敷かれ、トランプ氏や各国首脳陣から、ウイルスの人工合成や、漏洩や、発生時期の世界に向けての発信の意識的遅延などに関して、非難の声明や真相解明の責任を強く問われています。アメリカでは市民による裁判が各地で提起されています。

   

もしジュネーブの国際法廷にこの裁判が受理されたら(ありえないかもしれませんが)、アイ・フェン医師は重要な証人として、招請されるべき人物です(中国が出国を許さないかもしれませんが)。

      

国際的な監視団が武漢に入って数カ所のウイルス研究所などの現場検証を行い、証拠書類を差し押さえるべきだと思います。人工ウイルスかどうかに関しては、研究所の研究者達によるコロナウイルス研究実験ノートなどが重要な物的証拠です。すでにことごとく証拠隠滅されているかもしれませんが。

 

  もちろんアイ・フェン医師らへのインタビュー(聞き取り調査)は最重要の案件だと思います。もちろん初期の患者の全カルテの記録が最重要です。そこには住所・氏名・年齢・性別・職業・係累家族等が書かれているはずですから、遡って中共ウイルスの起源を追求できるヒントが数多く隠されているはずです。

    
   

(森敏)
付記1:小生は若いときは、正義感から、民事裁判や刑事裁判にかかわり、多くの鑑定書を書いた経験があるので、裁判における「物証」の重要性に関しては、熟知しているつもりです。
 
付記2:

一万人が訴訟!中国共産党政権に65千万豪ドルの損害賠償を求める

2020年4月22

 

中国共産党の犯罪行為を処罰せよ ポーランドメディアが政府に要請

2020年4月20

 

国際社会、中国共産党に責任追及と求償へ 新型コロナ隠ぺいで

2020年4月18

 


付記3:

武漢ウイルス研究所幹部、新型コロナ発生源の憶測を強く否定

2020/04/20 

 

新型コロナウイルスの発生源ではないかと臆測される中国の武漢ウイルス研究所幹部が、研究所は全く関係ないと強く否定した。

  武漢国家生物安全実験室の袁志明主任は18日、国営テレビ局の中国国際電視台(チャイナ・グローバル・テレビジョン・ネットワーク=CGTN)とのインタビューで、ウイルスが研究所から流出し武漢の感染拡大を引き起こしたとの説に反論。「当研究所がウイルスの発生源になったというのは到底あり得ない」と言明した。

  人として新型コロナに初めて感染した「0号患者」は研究所に接点がある人物だとする説についても、研究所の現・旧関係者らの中に感染が明らかになった例はないと指摘。最も危険度の高い「P4」レベルの病原体を扱う同実験室に対する不信を「意図的に人々に抱かせようとしている」として、トム・コットン米上院議員(共和、アーカンソー州)やワシントン・ポスト紙の記者らを批判した。

 

  トランプ米大統領は18日の記者会見でも新型コロナの起源を巡る臆測を再びあおり、感染拡大が「故意」であれば中国は報いを受けることになると主張した。ナバロ大統領補佐官も19日にFOXニュースで、「新型コロナの発生地は、ウイルス研究所から数マイルの所だった」と述べ、「最も単純な説明が恐らく最も可能性が高いという法則が働くなら、研究所が発生源ではないと証明する責任が中国にはあるだろう」と付け加えた。

  これに対し、袁氏は「この主張に証拠は何もなく、推測でしかない」とし、「このような陰謀論が科学者の世界的な協力に影響しないよう望む」と語った。

  新型コロナの感染拡大の経緯については、オーストラリアなど一部の国は独立した調査を求めている。

  武漢ウイルス研究所の国家生物安全実験室は2018年1月に業務を開始。「P4ラボ」とも呼ばれ、この種の研究室としては中国本土で初めて建設された。


(Bloomberg News)

2020-04-23 15:02 | カテゴリ:未分類

無症状でも約6%が陽性 慶大病院のPCR検査結果 [2020/04/23 13:04]
 

慶応大学病院が新型コロナウイルス以外の病気で入院する予定の患者にPCR検査をした結果、約6%の人が自覚症状がないものの陽性だったことが分かりました。

 慶応大学病院によりますと、13日から19日に新型コロナウイルスの治療以外で入院する予定の患者67人にPCR検査をしたところ、約5.97%にあたる4人が陽性と判定されたということです。いずれも新型コロナウイルスの特徴的な症状はありませんでした。この結果について慶応大学病院は院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性があるとしています。(テレ朝ニュース)
   

 

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  慶応義塾大学病院は院内感染が始まっていたので、意気消沈していると思っていたが、この検査データは、日本ではきわめて先駆的で、

  これまで統計学者がけしかけても、一向にちんたらしていた、感染症学会や、厚生省にカツを入れるものである。

  PCR測定器は全国の大学病院やその病理や生化学関連の研究室にはゴロゴロあるはずだから、組織が連携して、その気になれば同じようなデータが各大学病院からすぐにでも出せるはずである。

  全国大学病院連合会みたいなものがあるはずだから、その会長が号令を掛ければ、すぐにでも、地域ごとの潜在的な感染者数が出てくるはずである。

  それこそが、自治体ごとの非常事態宣言をいつ解くべきかの重要な判断基準になるはずである。もちろん検査数は多ければ多いほど信頼性が高くなる。


 

(森敏)
   

付記1:この慶応大学病院のデータと、東京都の人口13,942,856を用いて、90%信頼区間での東京都無症状陽性感染者数の推定値は

317,000人 ~1,353,000人となる。

つまり、実におおまかな話だが、30万人から135万人の幅ですでに都民が感染していることになる。
     

付記2:本日の東京都が検査して検出したこれまでのCOVID-19総感染者数は3573人ということなので、この値は、実際の潜在的な総感染者数の

100% x (3573/668421)0.53 % から

100% x (3573/996355)0.36% まで

の率の幅の感染者しか拾い上げていないことになる。

こんな少ない感染者数の毎日の変動を一喜一憂して、マスコミは伝えているが、これでは、ほとんど誤差の範囲の変動幅であれこれ論じていることになる。
   
ちょっと恥ずかしくないか?

 


 

追記1:あとで気がついたのだが、NHKでもおなじ記事の放送ががなされていた。

新型コロナ以外の患者6%陽性 地域状の状況反映か 慶応大学病院
2020/4/23 16:54 NHK

東京の慶応大学病院が今月、新型コロナウイルス以外の患者67人に対して、感染しているかどうか調べる検査を行ったところ、およそ6%の人が陽性だったことが分かり、病院は地域での感染の状況を反映している可能性があるとしています。

慶応大学病院によりますと、今月13日から19日の間に新型コロナウイルス以外の患者、67人に対して、手術前や入院前に感染しているかどうか調べるPCR検査を行ったということです。

患者は全員、新型コロナウイルスに感染した際に見られる症状はありませんでしたが、およそ6%にあたる4人が陽性と確認されたとしています。

この結果について、慶応大学病院は患者は病院の外で感染したものと考えられ、地域での感染状況を反映している可能性があるとしています。

慶応大学病院では、これまでに院内感染の疑いが強いとされる東京 台東区の永寿総合病院から転院してきた患者を発端に入院患者や医師などが感染し、診療に影響が出たほか、集団で会食していた研修医およそ20人が感染していますが、このほかに感染拡大はないとしています。

専門家「予想以上に市中感染者がいる可能性も」

慶応大学病院の調査でおよそ6%に当たる4人の患者が陽性だったことについて、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「病院という特殊な環境であるため、そのまま全体に当てはまるかは分からないが、これまでの予想以上に市中に感染者がいる可能性は考えられる。ただ、感染した人からほかの人にどの程度ウイルスが広がるかは分かっていないことも多いので、冷静に対応する必要がある」と話しています。::::::


     

    
追記2:

NY州住民の7人に1人が新型コロナ感染か 抗体検査で

【ニューヨーク=清水石珠実】米東部ニューヨーク州で住民の7人に1が新型コロナウイルスに感染している可能性があることが判明した。23日に会見した同州のクオモ知事によると、州内40カ所で無作為抽出した3000人を対象に実施した新型コロナの抗体検査の結果、13.9%が抗体を持っていることがわかった。感染者が多いニューヨーク市では抗体がある人の比率が21.2%2割を超えた。

クオモ知事の説明では、抗体検査では、感染を経てウイルスへの免疫ができている人を確認できる。州人口をもとに単純試算すると、これまでに270万人が新型コロナに感染した計算になる。この場合、死亡率は推定0.5%と低くなる。ただ、州の死亡者集計(約15500人)には自宅で亡くなった人などは含められておらず、実際の割合はより高い可能性がある。

今回の抗体検査はスーパーの買い物客など外出している18歳以上の住民が対象となった。ニューヨーク市や同市近郊では軒並み抗体を持つ人の比率が1割を超えた一方で、州の他の地域は4%以下だった。クオモ知事は外出制限の緩和処置などを地域ごとに検討する必要性を示唆した。

 
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  だから、上記で紹介した慶応病院のPCR検査陽性の数値5.97%は、なかなかいい線を行っているのかもしれない。
言わずもがなだが、PCR陽性は現在感染中でウイルスを排出している患者のことを言う。一方抗体検査陽性は過去にウイルスにかかったひとと現在かかっている人の合計を言う。
 
  
追記3:ロサンゼルスでも以下のデータが出た。

 

感染者数、実際は55倍も 新型コロナ抗体検査で推計―米ロスアンゼルス

2014/04/21 16:00

【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州ロサンゼルス郡は20日、新型コロナウイルスの実際の感染者が、確認されている人数の28~55倍に及ぶという調査結果を発表した。郡と南カリフォルニア大学は、住民の抗体検査を継続的に約1000人ずつ実施しており、第1陣となる今月10、11両日の検査結果から推計した。

 それによると、郡内の成人の4.1%が抗体を持っており、既に22万1000~44万2000人が感染していた可能性があるという。当時、確認されていた感染者は約8000人だった。郡は「従来考えられていたよりも、感染がはるかに広がっており、致死率は大幅に低いことを示唆している」と指摘した。

 

 

2020-04-22 06:51 | カテゴリ:未分類
  

以下の研究論文は、われわれの日常生活において注意すべき点を、数多く指摘してくれている。中でも靴底に関する注意は盲点である。
       
  現在の個人病院や、歯科医院や、大学病院では靴をスリッパに履き替えるところは非常に少ない。スリッパに履き替えさせて、使用後のスリッパを紫外線殺菌するところも希少だと思う。
      
  患者は靴のままいきなり診療室で医師と向き合う。医師との距離が2メートル(ソーシャル・デイスタンス)の診察や対話は、あまり聞いたことがない(昨日の医者はマスクはしていたが、話が込みいってくると、顔を近づけてくるもんだから、こちらがのけぞって、つい立ち上がってしまった)。医者はフェイスガードなんかつけていない。中共ウイルス禍の現今では、これではちょっと患者も医師もお互いに非常に危険だ。
 
  また、毎日の病院内の廊下や診療室の床の掃除人にとっては電気掃除機の場合は掃除機の排出フィルターから舞い上がるウイルスが危険だ。もちろんモップもだ。
             
  翻って、日本の場合は、自宅に帰ると、靴を脱がずにベッドに直行する西洋流の生活様式は少ないと思うが、かがんで素手で靴を脱いだり履いたりするときに玄関の靴底にウイルスが付着していることには、十分注意すべきだと思う。玄関のたたきは出入りで集積したウイルスで汚れていることになる。
        
  ついでに言うと、可燃ごみなどをまとめるときに、ポリ袋に手を突っ込んで中身を整理したり、がさばらないように空気をおしだしたりするときの作業も危険だ。手袋とマスク着用が必須だ。これは案外皆さん気が付いていないと思う。今までの生活様式を全面的に見直す必要がある。
   


   
     

  

ウイルスが靴底付着、拡散 微粒子は4m飛散も ―中国武漢の臨時病院で調査 2020/04/19 18:58

新型コロナウイルスに感染した患者を収容するため、中国が武漢市に突貫工事で建設した臨時病院「火神山医院」のウイルス汚染状況を軍事医学科学院の研究チームが調べ、19日までに発表した。集中治療室(ICU)に出入りする医師や看護師らの靴底にウイルスが付着し、薬剤部などに拡散していたほか、ウイルスを含む微粒子が約4メートル飛散した可能性が示された。

 米疾病対策センターの専門誌「エマージング・インフェクシャス・ディジージズ」電子版に掲載された論文によると、調査は病院がフル稼働していた2月19日から3月2日に実施。各所を拭き取った検体と空気を採取したサンプルのPCR検査を行った。

 その結果、ICUの方が一般病棟より汚染され、パソコンのマウスやごみ箱、ベッドの手すり、ドアノブにウイルスがよく付着しているのは予想通りだったが、エアコンの空気吹き出し口や床から検出される割合も高かった。ウイルスを含む微粒子が患者のせきなどで飛沫(ひまつ)として放出された後、空気の流れに運ばれたとみられる。

 患者の周囲で採取した空気サンプルからもウイルスが検出され、ICUではベッドに寝ている患者の上半身から約4メートル離れた位置で採取したサンプルから検出された。

 火神山医院では調査結果を受け、ICU、一般病棟とも、患者がいる感染リスクが高いエリアとリスクが低い作業エリアに区分した。研究チームは、医師や看護師らが患者のいるエリアから出る際は靴底を消毒し、患者のマスクも捨てる前に消毒するよう勧告している。 (jijicom)

2020-04-17 11:58 | カテゴリ:未分類
  
   本日、全国への「非常事態宣言」が発せられた。
   
   いまや、日本での大都市では感染者との濃厚接触者の追跡調査による「クラスターつぶし」は、あらゆる点から限界になった。
  
 国が行っているPCR検査の感染者数にまどわされてはいけない。
   
 実際の新型コロナウイルスの潜在的な感染者数は、発表されている数の少なくともその数倍はあると考えるべきである。(100倍かもしれない)
     
   今後も我々市民がやれることは限られているが、下記のニューヨーク州の記事にあるような、
  
   外出時での <マスクの義務化>
  
   ばかりでなく、私見ではそろそろ <使い捨て手袋の義務化>
  
もやるべきだと思う。
  
   自宅では、各所の細かな消毒ばかりでなく、できればマスクは自宅でも装着すべきだろう。
  
   実にうっとうしいが、仕方がないと思う。
  
   今は、「家庭内感染防御対策」が、一番重要になっていると思う。老弱男女にかかわらず。
  
   いったん外出したら、帰るときは体中に必ずウイルスをくっつけて家の中に持ち込んでくる との自覚が絶対に必要だ。老人はこのことをすぐ失念するのだが、危険である。

   
       
           
          

NY州「外出禁止令」延長 マスクも義務化に・・・・[2020/04/17]

 

新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカ・ニューヨーク州のクオモ知事は、事実上の外出禁止令を来月15日まで延長することを決めました。

 ニューヨーク州の感染者は22万人を超え、死者も12000人余りと全米最多になっています。入院患者は減少したものの感染者の数は増え続けていて、クオモ知事は強制的な在宅勤務や外食の禁止といった「外出制限措置」を来月15日まで延長すると発表しました。また、17日夜からは地下鉄やバス、タクシーの車内を含む公共の場でマスクなどの着用が義務付けられます。ニューヨーク州では過去30日間で約50万件のPCR検査が行われていて、クオモ知事は感染の実態把握のために今後も積極的に検査を実施する方針です。
 

(森敏)
付記:知人から転送されてきたメルケル首相の演説を添付します。ちょっと感動しますね。

 

2020年3月18日メルケル独首相テレビ演説

親愛なるドイツ国民の皆さん!

現在、コロナウィルスは私たちの生活を著しく変えています。日常生活、公的生活、社会的な人との関わりの真価が問われるという、これまでにない事態に発展しています。
何百万人もの人が職場に行けず、子供たちは学校や保育施設に行けない状況です。劇場、映画館、店などは閉鎖されていますが、最も辛いことは、これまで当たり前に会っていた人に会えなくなってしまったことでしょう。このような状況に置かれれば、誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然のことです。
  
このような状況の中、今日、首相である私と連邦政府のすべての同僚たちが導き出したことをお話ししたいと思います。オープンな民主主義国家でありますから、私たちの下した政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければなりません。決定の理由を明瞭に解説し、話し合うことで実践可能となります。
すべての国民の皆さんが、この課題を自分の任務として理解されたならば、この課題は達成される、私はそう確信しています。ですから、申し上げます。事態は深刻です。どうかこの状況を理解してください。東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、我が国においてこれほどまでに一致団結を要する挑戦はなかったのです。連邦政府と州が伝染病の中ですべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損失を出来る限り抑えるために何をするべきか、そのためになぜあなた方を必要としているのか、そしてひとりひとりに何が出来るのかを説明したいと思います。
  
伝染病について私がこれから申し上げることは、ロベルト・コッホ研究所のエキスパート、その他の学者、ウィルス学者からなる連邦政府協議会からの情報です。世界中が全力で研究していますが、まだコロナウィルスの治療薬もワクチンも発見されていません。発見されるまでの間に出来ることがひとつだけあります。それは私たちの行動に関わってきます。つまり、ウィルス感染の拡大の速度を落とし、その何カ月もの間に研究者が薬品とワクチンを発見できるよう、時間稼ぎをするのです。もちろん、その間に感染し発病した患者は出来る限り手厚く看護されなければなりません。
 ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーに係ることであり、彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。あなた方は最前線で戦っています。この感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。
  
さて、ドイツでのウィルス感染拡大を遅らせるために何をするべきか。そのために極めて重要なのは、私たちは公的な生活を中止することなのです。もちろん、理性と将来を見据えた判断を持って国家が機能し続けるよう、供給は引き続き確保され、可能な限り多くの経済活動が維持できるようにします。
しかし、人々を危険にさらしかねない全てのこと、個人的のみならず、社会全体を害するであろうことを今、制限する必要があります。私たちは出来る限り、感染のリスクを回避しなければなりません。
 すでに現在、大変な制限を強いられていることは承知しています。イベントは無くなり、見本市、コンサートは中止、学校も大学も保育施設も閉鎖、公園で遊ぶことさえ出来ません。州と国の合意によるこれらの閉鎖は厳しいものであり、私たちの生活と民主的な自己理解を阻むことも承知しています。こういった制限は、この国にはこれまであり得ないことでした。旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような人間にとって(注※メルケル首相は東独出身)、そのような制限は絶対に必要な場合にのみ正当化されます。民主主義国家においては、そういった制限は簡単に行われるべきではなく、一時的なものでなくてはなりません。今現在、人命を救うため、これは避けられないことなのです。 そのため、今週初めから国境管理を一層強化し、最も重要な近隣諸国の一部に対する入国制限を施行しています。
 経済面、特に大企業、中小企業、商店、レストラン、フリーランサーにとっては現在すでに大変厳しい状況です。今後数週間は、さらに厳しい状況になるでしょう。しかし、経済的影響を緩和させるため、そして何よりも皆さんの職場が確保されるよう、連邦政府は出来る限りのことをしていきます。企業と従業員がこの困難な試練を乗り越えるために必要なものを支援していきます。
そして安心していただきたいのは、食糧の供給については心配無用であり、スーパーの棚が一日で空になったとしてもすぐに補充される、ということです。スーパーに向かっている方々に言いたいのです。家にストックがあること、物が足りていることは確かに安心です。しかし、節度を守ってください。買い溜めは不要で無意味であり、全く不健全です。また、普段、感謝の言葉を述べることのなかった人々に対しても、この場を借りてお礼を申し上げます。スーパーのレジを打つ方々、スーパーの棚に商品を補充される方々は、この時期、大変なお仕事を担われています。私たち国民のためにお店を開けていてくださって、ありがとうございます。
  
さて、現在急を要すること、それはウィルスの急速な拡散を防ぐために私たちが効果的な手段を使わない限り、政府の措置は意味を持たなくなるということです。私たち自身、誰もがこのウィルスに感染する可能性があるのですから、すべての人が協力しなければなりません。
まず、今日、何が起こっているかを真剣に受け止めましょう。パニックになる必要はありませんが軽んじてもいけません。すべての人の努力が必要なのです。この伝染病が私たちに教えてくれていることがあります。それは私たちがどれほど脆弱であるか、どれほど他者の思いやりある行動に依存しているかということ、それと同時に、私たちが協力し合うことでいかにお互いを守り、強めることができるか、ということです。
   ウィルスの拡散を受け入れてはなりません。それを封じる手段があります。お互いの距離を保ちましょう。ウィルス学者は明確にアドバイスしています。握手をしてはいけません。丁寧に頻繁に手を洗い、人と少なくとも1.5メートルの距離を置き、出来るだけお年寄りとのコンタクトを避けましょう。お年寄りは特にリスクが高いからです。この要求が難しいことであることは承知しています。こういった困難な時期にこそ、人にそばにいてもらいたいものですし、物理的な近接、触れ合いこそが癒しとなるものです。残念ながら、現時点ではそれは逆効果を生みます。誰もが距離を置くことが大変重要であることを自覚しなくてはなりません。
 善意のある訪問、不必要な旅行、これらはすべて感染を意味し、行ってはならないのです。
 専門家が「お年寄りは孫に会ってはいけない」と言うのには、こういった明白な理由があるからです。
 人と会うことを避ける方は、毎日たくさんの病人の看護をしている病院の負担を軽減させているのです。
  これが私たちが人命を救う方法なのです。
 確かに難しい状況の人もいます。世話をしている人、慰めの言葉や未来への希望が必要な人をひとりにはさせたくはありません。私たちは家族として、あるいは社会の一員として、お互いに支えあう他の方法を見つけましょう。
 ウィルスが及ぼす社会的影響に逆らうクリエイティブな方法はたくさんあります。祖父母が寂しくないように、ポッドキャストに録音する孫もいます。愛情と友情を示す方法を見つける必要があります。Skype、電話、メール、そして手紙を書くという方法もあります。郵便は配達されていますから。自分で買い物に行けない近所のお年寄りを助けているという素晴らしい助け合いの話も耳にします。この社会は人を孤独にさせない様々な手段がたくさんある、私はそう確信しています。
 申し上げたいのは、今後適用されるべき規則を遵守していただきたい、ということです。政府は常に現状を調査し、必要であれば修正をしていきます。現在は動的な情勢でありますから、いかなる時も臨機応変に他の機関と対応できるよう、高い意識を保つ必要があります。そして説明もしていきます。
  
ですから、私からのお願いです。どうか私たちからの公式発表以外の噂を信じないでください。発表は多くの言語にも訳されます。
 私たちは民主国家にいます。強制されることなく、知識を共有し、協力しあって生活しています。これは歴史的な課題であり、協力なしでは達成できません。私たちがこの危機を克服できることは間違いありません。しかし、いったいどれほどの犠牲者となるのでしょう?どれだけの愛する人々を失うことになるのでしょう?それは大部分が今後の私たちにかかってきています。今、断固として対応しなければなりません。現在の制限を受け入れ、お互いに助け合いましょう。 状況は深刻で未解決ですが、お互いが規律を遵守し、実行することで状況は変わっていくでしょう。このような状況は初めてですが、私たちは心から理性を持って行動することで人命が助けられることを示さなければなりません。例外なしに、一人一人が私たちすべてに関わってくるのです。
  
ご自愛ください。そしてあなたの愛する人を守ってください。ありがとうございました。
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