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WINEPブログ内で「 葉 」を含む記事

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2022-02-16 15:58 | カテゴリ:未分類

今朝の朝刊では、昨日の北京オリンピックで上位で活躍した女子スキーやスケートの選手の名が新聞で踊っていた。

 

村瀬心椛(ここも)、高木美帆、

高木菜那、坂本花織、

樋口新葉(わかば)、川辺愛菜(なな)、
岩渕麗楽(れいら)
鈴木夕湖(ゆうみ)、吉田夕梨花
藤沢五月、吉田知那美

  
などである。
  

いずれも素直には読めない当て字である。現今では命名に関しては、どんな漢字をどう読ませてもいいようだから、学校の先生も、マスメデイアも、我々読者も、頭をひねらざるを得ない。

 

上記の中でもとりわけ “ここも”(心椛) は難物であった。非学の小生には「椛」という字をどう読むかわからず、手元の電子辞書の大辞泉、明鏡国語辞典、広辞苑、新漢語林という辞書で「手書き」で調べてもなかなか読み方が出てこなかった。百科事典などをあちこちいじくりまわしているとモミジ(紅葉の意味)と読むらしいことが分かった。カバともハナとも読むらしい。

 

それにしても最近の女の子の名は相当親が凝って名づけていることがうかがわれる。命名に凝れば凝るほど愛情が注がれて、上記オリンピック選手のように子供もすくすくと育つのだろう。この場合はまさに「名は体を表す」というべきか。

  

と、言いたいのだが、最近のニュースでは、親の虐待や、子殺しで、登場する被害者のお子さんにはほんとうに愛っ苦しい名前が登場することもあるので、その極端なギャップには唖然とする場合がある。

 

真に、昔も今も名づけはむつかしい。

 

 

(森敏)

2022-01-24 11:02 | カテゴリ:未分類
空間線量が毎時17マイクロシーベルトの双葉町の道路わきの崖の灌木に野ばらが巻き付いていた。

ばらのとげを避けながら、一枝を丁寧にはがして採取した(図1)。

そのオートラジオグラフが図2,図3である。

先端に近い葉が放射能が濃いように見える。

すべての植物に共通な現象であるが、このバラでも枝の節位の各部分が濃いことがわかる。
  


スライド2





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表1 バラの放射能
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(森敏)

2021-12-12 10:35 | カテゴリ:未分類

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図1 綿毛のタンポポ

スライド2



図2 散在するタンポポのクローン株
   

                   
      
  日が暮れたころ千葉の習志野市内を散歩していると、薄暗い街燈のもと一株のたんぽぽが2本抽苔しており、1本は満開の綿毛をつけており、もう一本はすでに綿毛が散っていた。(写真1)
  
  最近の関東域のタンポポにはいろんな品種があり、季節感がなく、春が来なくても年がら年中咲いているのを各所に見かける。
  
  茎が抽苔する条件(春化)への感受性が積算日長なのか一定程度の低温条件が必要なのか、品種ごとに相当遺伝的に狂ってしまっているように思われる。
  
  西洋タンポポと日本タンポポが交雑して様々な雑種ができたためであるといわれている。
  
  この一株の綿毛たんぽぽの周りには、まだ抽苔していない小さな株が多数散在していた。(写真2)

  一連のクローン株だと思われる。いつ抽苔するか観察を続けたい。

  


(森敏)
2021-12-04 16:42 | カテゴリ:未分類
   2020年10月に、双葉町の無人で廃屋になっている民家の軒下や納屋に多数のジョロウグモがいたので、片っ端から採取したのだが、その時に庭に山椒の木があったので、目の高さの、数本の枝を無断で手折らせてもらった(図1)。

  空間線量が 毎時2.5マイクロシーベルと、双葉町としては比較的低かったのだが、持ち帰ってオートラジオグラフを撮像した。

  ガイガーカウンターでの測定値は 約60cpmと低かったが、約3か月IP-プレートで感光すると、うっすらとではあるが、放射能が撮像された(図2、図3)。

  ゲルマニウム半導体で測ったこの山椒の葉の放射能値は表1に示すように (Cs-134 +Cs-137)の合量で、kg乾物重当たり 940.9 Bq(ベクレル)であり、食品基準が100 Bq ならば、いまだ食品には供しえない。
  
      
  
 
 
山椒

 図1

  


スライド3
図2 図1のオートラジオグラフ







スライド2
2021-10-04 12:17 | カテゴリ:未分類

  以下に示すのは、2018年10月13日に双葉町で採取したヨモギの一種である。(通常のヨモギの葉のようには葉が割れていないので、ヒメムカシヨモギと思われる)
   
  道端を歩いていると、一見して妙に枝分かれが非対称でいじけた、40センチばかりと背が低く、矮性化したまま花器を着けていた様子だったので目に留まった(図1)。この植物は正常なものは1.5mぐらいの高さに花を着けるはずのものである。
   
  もしかしたら、ギンギンに土壌からの放射能を種子発芽の時から浴び続けていたから生長がひねくれたのではないかと思った。
   
  研究室の持ち帰って測定したら、ガイガーカウンターで各組織を平均しておよそ1010cpmもあり、実に驚いた。NaIスぺくトロメーターで詳細の部位ごとに分解して測ると 表1 のように、花器では1キログラム乾物重あたり Cs-137が 374000ベクレルもあった。測定した4つの組織部位で花器が一番放射能が高かった。これは図2、図3のオートラジオグラフの像と比較するとぴったり一致することがわかる。
         
  道端の落ち葉や流砂が集積したホットスポットの腐葉土から、直接可溶性放射性セシウムを吸収したものと思われた。
     
   
    
スライド3
  
図1 いじけたヒメムカシヨモギ

   
 
    

  

  
スライド2

図2 図1のオートラジオグラフ


   

   

   
 
スライド1

図3  図2のネガテイブ画像
   

    
 
   

 表1 ヨモギの部位別放射能
ヨモギの放射能


 
   
(森敏)




 




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