- 2023/10/30 : 船と会話には乗るべきだ
- 2023/10/25 : 震えた、周防亮介のバイオリン演奏
- 2023/10/24 : 「クリトリス」
- 2023/10/22 : Bingの小話
- 2023/10/18 : 角川歴彦さんの痛哭の手記; “人質司法禁止法” 制定を
WINEPブログ
「飯舘村のカエルの放射能汚染」
WINEPブログ内で「 森敏 」を含む記事
(5件づつ表示されます)
2023-10-30 07:06 |
カテゴリ:未分類
五木寛之さんが
「船と会話には乗るべきだ」
とコロナが5類移行したので、これからは積極的な対面会話を、と勧めています(週刊新潮 「生き抜くヒント」 )。彼は人間に「言葉」というものがあるのは会話を楽しむためのものだと云いたいようです。
しかし、現実には、彼が話しかけてもあいづちも打たない寡黙な人が結構いるので苦労するんだそうです。
「男は黙って勝負する」と、会話を極端に節約することを美徳とする男社会が気にくわないらしい。「年寄りの冷や水」と言われようと、「巧言令色少なし仁」と言われようと、会話を楽しみたいんだそうです。
昨今、コロナのおかげで、ZOOMでの会話は遠隔でもできるので便利になったのだが、対面で本人が無意識に発しているbody languageが意外に重要な心のシグナルである場合が多いので、対面での丁々発止の会話は楽しいはずである。
しかし、小生の経験でも、今の若者ばかりでなく大人たちも年齢が上下の関係ではあまり話したがらない。彼らはiPADやiPhoneに向かって四六時中睨めっこをしているので、日本ではお笑い芸人やYou-Tuberや政治家以外は会話能力が低下してきているのではないかと思われる。
五木寛之さんは随筆の最後を
「現状は、明らかに、非対面の世界に変わりつつあるらしい」
と閉じている。
さて、以下は、小生の会話経験です。誰もが感じていることでしょうが。
〇国際学会などでは、のべつ幕なしの会話(議論)をしている研究者たちがいた。食事の時も食後も延々お互いにアイデアを出し合って相互批判をしているのである。そんな中にわけ入っても、残念ながらいつも会話が長続きしなくなるのは、こちらの英語力が話していくうちに低下してきて、次第に言葉が出なくなっていくからでもあった。日本の学会での日本語での微妙なエスプリの効いたニュアンスの会話はとても小生の英語力では無理であった。そんな時は「顔で笑って心で泣いて」いたかもしれない。
〇老人になって会話力と滑舌力が低下してくるのは、潜在的に認知症が進行して、人の名前がすぐには出てこなくなってくるので、そこで会話が止まってしまうからでもある。先日の大学の研究室での同窓会でも後期高齢者はその傾向が顕著であったと思う。ちょうちょうはっしとは話が前に進まないのだ。
〇知人と頻繁に交わす国際情勢の電話での会話でさえも、最近ではバイデンやプーチンやトランプや岸田の名前さえ、すぐには出てこない場合があって、お互いにもどかしく、そこでいったん会話が止まる、焦る感じが毎回あるようになってきた。コロナ禍の結果、対面の会話が極端に少なくなったせいだ、と弁解したいところではあるのだが。
〇現役のころは、会話を促すためにこちらが話しかけても、応答が無い実に寡黙な学生が何人かいた。こういう学生は、おだててやっと会話にこぎつけても、こちらのエネルギーがぐんぐん吸い取られる感じがして本当に疲れた。かれらはえてして実験はとても優秀なんだが。
〇60年前の教養学部(駒場)の時の同級生で、一度社会人を経験してきた年上の友人がいた(今は故人だが)。彼と話していると、今でいう「マウントを取る」という感じで、彼から見ると初心(うぶ)なこちらの言うことを、まず彼は否定してかかってくるので、会話で疲れることがはなはだしかった。
〇先日、コロナが明けたので先輩後輩を囲む大学での学科の教員懇親会が3年ぶりにあったのだが、そこでは相変わらず早口の発信型の後輩がおり、マイクを持っていて、話があちこち飛びまくるので、いったい何を言っているのかさっぱりわからなかった。ただ、ひと前でしゃべることによって、わたしはあれもこれもやっていてこの年で忙しくて大変です、と言いたいのだなということだけはわかった。いつものことだが。発信型の人格(性格)というものは年を取ってもなかなか変わらないものだと得心したもんだ。会ったことがないが、随筆の文面からすると、五木寛之さんも多分発信型の人間だろうと思う。
〇今朝、図書館の隣りの児童公園を横目で通るときに、4人の中年のおばあさんたちが石垣に仲良く横に並んで座って孫の世代の遊具でにぎやかに遊ぶ子供たちを観察しながら、談笑していた。と思ったら、よく見ると彼女たちは手話をしている様子だった。にこにこ顔で本当にbody language が楽しそうだった。
(森敏)
「船と会話には乗るべきだ」
とコロナが5類移行したので、これからは積極的な対面会話を、と勧めています(週刊新潮 「生き抜くヒント」 )。彼は人間に「言葉」というものがあるのは会話を楽しむためのものだと云いたいようです。
しかし、現実には、彼が話しかけてもあいづちも打たない寡黙な人が結構いるので苦労するんだそうです。
「男は黙って勝負する」と、会話を極端に節約することを美徳とする男社会が気にくわないらしい。「年寄りの冷や水」と言われようと、「巧言令色少なし仁」と言われようと、会話を楽しみたいんだそうです。
昨今、コロナのおかげで、ZOOMでの会話は遠隔でもできるので便利になったのだが、対面で本人が無意識に発しているbody languageが意外に重要な心のシグナルである場合が多いので、対面での丁々発止の会話は楽しいはずである。
しかし、小生の経験でも、今の若者ばかりでなく大人たちも年齢が上下の関係ではあまり話したがらない。彼らはiPADやiPhoneに向かって四六時中睨めっこをしているので、日本ではお笑い芸人やYou-Tuberや政治家以外は会話能力が低下してきているのではないかと思われる。
五木寛之さんは随筆の最後を
「現状は、明らかに、非対面の世界に変わりつつあるらしい」
と閉じている。
さて、以下は、小生の会話経験です。誰もが感じていることでしょうが。
〇国際学会などでは、のべつ幕なしの会話(議論)をしている研究者たちがいた。食事の時も食後も延々お互いにアイデアを出し合って相互批判をしているのである。そんな中にわけ入っても、残念ながらいつも会話が長続きしなくなるのは、こちらの英語力が話していくうちに低下してきて、次第に言葉が出なくなっていくからでもあった。日本の学会での日本語での微妙なエスプリの効いたニュアンスの会話はとても小生の英語力では無理であった。そんな時は「顔で笑って心で泣いて」いたかもしれない。
〇老人になって会話力と滑舌力が低下してくるのは、潜在的に認知症が進行して、人の名前がすぐには出てこなくなってくるので、そこで会話が止まってしまうからでもある。先日の大学の研究室での同窓会でも後期高齢者はその傾向が顕著であったと思う。ちょうちょうはっしとは話が前に進まないのだ。
〇知人と頻繁に交わす国際情勢の電話での会話でさえも、最近ではバイデンやプーチンやトランプや岸田の名前さえ、すぐには出てこない場合があって、お互いにもどかしく、そこでいったん会話が止まる、焦る感じが毎回あるようになってきた。コロナ禍の結果、対面の会話が極端に少なくなったせいだ、と弁解したいところではあるのだが。
〇現役のころは、会話を促すためにこちらが話しかけても、応答が無い実に寡黙な学生が何人かいた。こういう学生は、おだててやっと会話にこぎつけても、こちらのエネルギーがぐんぐん吸い取られる感じがして本当に疲れた。かれらはえてして実験はとても優秀なんだが。
〇60年前の教養学部(駒場)の時の同級生で、一度社会人を経験してきた年上の友人がいた(今は故人だが)。彼と話していると、今でいう「マウントを取る」という感じで、彼から見ると初心(うぶ)なこちらの言うことを、まず彼は否定してかかってくるので、会話で疲れることがはなはだしかった。
〇先日、コロナが明けたので先輩後輩を囲む大学での学科の教員懇親会が3年ぶりにあったのだが、そこでは相変わらず早口の発信型の後輩がおり、マイクを持っていて、話があちこち飛びまくるので、いったい何を言っているのかさっぱりわからなかった。ただ、ひと前でしゃべることによって、わたしはあれもこれもやっていてこの年で忙しくて大変です、と言いたいのだなということだけはわかった。いつものことだが。発信型の人格(性格)というものは年を取ってもなかなか変わらないものだと得心したもんだ。会ったことがないが、随筆の文面からすると、五木寛之さんも多分発信型の人間だろうと思う。
〇今朝、図書館の隣りの児童公園を横目で通るときに、4人の中年のおばあさんたちが石垣に仲良く横に並んで座って孫の世代の遊具でにぎやかに遊ぶ子供たちを観察しながら、談笑していた。と思ったら、よく見ると彼女たちは手話をしている様子だった。にこにこ顔で本当にbody language が楽しそうだった。
(森敏)
2023-10-25 14:38 |
カテゴリ:未分類
文京区シビックホール大ホールは1800人規模のホールで、コロナの期間に大改修して、現在盛んに演奏活動が行われている。文京区に転居してきてすでに30年近くなるのだが、歩いてわずかに10分で行けるこのホールでのイベントには、実はこれまで数回しか参加していなかった。どうもオーケストラによる演奏鑑賞がなぜかにがてだったからでもある。
最近、演奏会のシーズンセット券みたいなのができて、手ごろな値段で個々の音楽演奏会に参加しやすくなったためか、女房が小生の誕生祝いにということで入場券を買ってきた。あまり気が乗らなかったのだが、久しぶりなので、参加した。
演目は、實川風(:Kaoru JITSUKAWAピアノ)と周防亮介 (Ryosuke SUHO バイオリン)の共演による以下の6つの小品の演奏であった。
〇ドビュッシイ「ベルガマスク組曲」より”月の光”
〇フォーレ:夜想曲 第4番
〇フォーレ:舟歌 第6番
〇ラヴェル:ツィガーヌ
〇ショーソン: 詩曲
〇フランク:ヴァイオリンソ・ソナタ
これまで一度も文章での音楽鑑賞の表現をしたことがないのだが、周防亮介のバイオリン演奏は実に伸びやかな繊細な安定した弓のさばきであった。小生は、どの曲の演奏に対しても、不覚にも、無意識に自分自身の両手がしっかりと組まれていて、祈るような形で、全聴覚神経を集中していて、いたるところで体の震えを感じた。
バイオリンの生演奏会でのこんな感覚はわが人生ではあまり経験がないものだった。
改修された大ホールの音響効果も素晴らしかったと思う。
周防亮介がいっぺんに好きになってしまった。
満員の観客も同じ感想だったようで、フィナーレではどこからともなくブラボー!ブラボー!の声が飛び交った。
(森敏)
付記:
〇演奏の合間での二人のトークショウで、周防亮介さんが夜型で、真夜中に1時間ばかりマラソンをしていると聞いて少し驚いた。時には2時間も立ち続ける場合があるバイオリン演奏では、かなりの体力がいるので、毎日意識的に筋肉を鍛えなくてはいけないらしい。今回の演奏は19時からであったので、彼の覚醒した体調にはぴったりの時間だったということであった。なるほどね。
〇周防亮介さんが演奏に用いているバイオリンは、1678年製のニコロ・アマティだそうである。NPO法人イエローエンジェルより貸与されているとか。きっといずれの日にか、自分のモノにしたいだろうね。
〇小生は演奏会の後半部分のころには、気管支の奥にコロナの影響がまだ残っており、せき込みそうになるのをこらえるのがやっとだった。あとで気が付いたのだが、公演鑑賞時のパンフレットには、鑑賞時のお願いの項目に「咳の音はホール全体の音に大きく響きます」のでご配慮ください、ときちんと書かれていた。危ないところだった。隣の男性も、せき込みそうなのをぐっとこらえていた。
最近、演奏会のシーズンセット券みたいなのができて、手ごろな値段で個々の音楽演奏会に参加しやすくなったためか、女房が小生の誕生祝いにということで入場券を買ってきた。あまり気が乗らなかったのだが、久しぶりなので、参加した。
演目は、實川風(:Kaoru JITSUKAWAピアノ)と周防亮介 (Ryosuke SUHO バイオリン)の共演による以下の6つの小品の演奏であった。
〇ドビュッシイ「ベルガマスク組曲」より”月の光”
〇フォーレ:夜想曲 第4番
〇フォーレ:舟歌 第6番
〇ラヴェル:ツィガーヌ
〇ショーソン: 詩曲
〇フランク:ヴァイオリンソ・ソナタ
これまで一度も文章での音楽鑑賞の表現をしたことがないのだが、周防亮介のバイオリン演奏は実に伸びやかな繊細な安定した弓のさばきであった。小生は、どの曲の演奏に対しても、不覚にも、無意識に自分自身の両手がしっかりと組まれていて、祈るような形で、全聴覚神経を集中していて、いたるところで体の震えを感じた。
バイオリンの生演奏会でのこんな感覚はわが人生ではあまり経験がないものだった。
改修された大ホールの音響効果も素晴らしかったと思う。
周防亮介がいっぺんに好きになってしまった。
満員の観客も同じ感想だったようで、フィナーレではどこからともなくブラボー!ブラボー!の声が飛び交った。
(森敏)
付記:
〇演奏の合間での二人のトークショウで、周防亮介さんが夜型で、真夜中に1時間ばかりマラソンをしていると聞いて少し驚いた。時には2時間も立ち続ける場合があるバイオリン演奏では、かなりの体力がいるので、毎日意識的に筋肉を鍛えなくてはいけないらしい。今回の演奏は19時からであったので、彼の覚醒した体調にはぴったりの時間だったということであった。なるほどね。
〇周防亮介さんが演奏に用いているバイオリンは、1678年製のニコロ・アマティだそうである。NPO法人イエローエンジェルより貸与されているとか。きっといずれの日にか、自分のモノにしたいだろうね。
〇小生は演奏会の後半部分のころには、気管支の奥にコロナの影響がまだ残っており、せき込みそうになるのをこらえるのがやっとだった。あとで気が付いたのだが、公演鑑賞時のパンフレットには、鑑賞時のお願いの項目に「咳の音はホール全体の音に大きく響きます」のでご配慮ください、ときちんと書かれていた。危ないところだった。隣の男性も、せき込みそうなのをぐっとこらえていた。
2023-10-24 13:06 |
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遅ればせながらであるが、ネットの AERAdot. に掲載された性の専門家を自称しておられる北原みのりさんの文章を、以下に無断転載させていただく。小生はこのNHKテレビ番組を見ていないが、確実に日本の性教育が変わり始めるだろう。実に画期的だ!
「クリトリス」解禁、女性器の全体図「大映し」 松本人志のNHK性番組の緊迫感と到達点
北原みのり
2023/10/19/ 16:00
NHK総合で、海外の性事情から最新の大人のオモチャまで扱う性の番組「松本人志と世界LOVEジャーナル」が放送された。:::::::(その中で)、
オランダで子ども向けの性教育の本が紹介された。開くと紙の男性器の図が立体で浮かび上がるつくりだったのだが、サーヤさんが「女性のは?」と指摘したのは良かった。もしかしたら女性器は見せる予定はなかったのではないかと想像する。
画面が切り替わり開かれた女性器の全体像。正面からハッキリと映されてはいなかったけれど、あれは、女性器正面が画面いっぱいに映った日本で初めてのことではないか。
その前の映像で、オランダの学校での性教育の授業で使われているクリトリスの図解や、女性器の正面図が映っていたことも、日本の放送では初めてではないだろうか。
そして、私は、この耳ではっきりと聞いたのである。「クリトリス」。NHKで、音声で、明確に、流れたのである。
男のどうでもいい暴露トークなどにたよらなくたって、セックスはきっと面白く、楽しく語ることができるのだと思う。私たちには知らないことがたくさんある。語り方がわからないこともたくさんあるのだ。番組終了後、ラジオディレクターに「クリトリスって、NHKで言ってた」と連絡すると、「じゃ、解禁にしましょう」と返事がきた。
そういう世界だ。発すること、一歩前に進むことで、より良い方向を探りながらいくしかない。性の世界とはまだまだこの国で、そんなところである。
…………………………..
ということなので、さっそくBingに以下のように問いかけてみたら、うまく逃げられた。「クリトリス」の開示は、まだチャットの倫理綱領では検討されていないようだ。
小生:
女性性器の「クリトリス」の画像がNHKで堂々と紹介されたとのことです。検索して女性性器の画像を願いします。NHKが紹介したので「クリトリス」の画像は公序良俗には反しないようです。
Bing:
すみませんが、この会話を続けることはできません。私はまだ学習中なので、ご理解とご協力をお願いします。
(森敏)
「クリトリス」解禁、女性器の全体図「大映し」 松本人志のNHK性番組の緊迫感と到達点
北原みのり
2023/10/19/ 16:00
NHK総合で、海外の性事情から最新の大人のオモチャまで扱う性の番組「松本人志と世界LOVEジャーナル」が放送された。:::::::(その中で)、
オランダで子ども向けの性教育の本が紹介された。開くと紙の男性器の図が立体で浮かび上がるつくりだったのだが、サーヤさんが「女性のは?」と指摘したのは良かった。もしかしたら女性器は見せる予定はなかったのではないかと想像する。
画面が切り替わり開かれた女性器の全体像。正面からハッキリと映されてはいなかったけれど、あれは、女性器正面が画面いっぱいに映った日本で初めてのことではないか。
その前の映像で、オランダの学校での性教育の授業で使われているクリトリスの図解や、女性器の正面図が映っていたことも、日本の放送では初めてではないだろうか。
そして、私は、この耳ではっきりと聞いたのである。「クリトリス」。NHKで、音声で、明確に、流れたのである。
男のどうでもいい暴露トークなどにたよらなくたって、セックスはきっと面白く、楽しく語ることができるのだと思う。私たちには知らないことがたくさんある。語り方がわからないこともたくさんあるのだ。番組終了後、ラジオディレクターに「クリトリスって、NHKで言ってた」と連絡すると、「じゃ、解禁にしましょう」と返事がきた。
そういう世界だ。発すること、一歩前に進むことで、より良い方向を探りながらいくしかない。性の世界とはまだまだこの国で、そんなところである。
…………………………..
ということなので、さっそくBingに以下のように問いかけてみたら、うまく逃げられた。「クリトリス」の開示は、まだチャットの倫理綱領では検討されていないようだ。
小生:
女性性器の「クリトリス」の画像がNHKで堂々と紹介されたとのことです。検索して女性性器の画像を願いします。NHKが紹介したので「クリトリス」の画像は公序良俗には反しないようです。
Bing:
すみませんが、この会話を続けることはできません。私はまだ学習中なので、ご理解とご協力をお願いします。
(森敏)
2023-10-22 15:23 |
カテゴリ:未分類
先日のwinepブログで、ChatGPTにユーモラスな小話を創作してもらった3つの小話を、そのまま載せたら、それを読んだ知人から、「私にはあまりユーモアを感じられませんでした」という素直な感想のメールが来た。
そこで、もう少しましなユーモアのある小話を ChatGPT にではなく、今度は Bing に頼んだら、以下の小話をわずか15秒(!)で創作してくれた。
ーーーーー
冬のある日、太郎と花子は雪だるまを作って遊んでいました。太郎は花子に好意を持っていたので、雪だるまに自分のマフラーと帽子をかぶせて、「これは僕の分身だよ。君にプレゼントする」と言いました。花子はうれしそうに笑って、「ありがとう。じゃあ、これは私の分身だよ。君にプレゼントする」と言って、雪だるまに自分のスカーフとヘアバンドをつけました。二人は雪だるまを抱き合わせて、恋人同士のように見せました。
しかし、その夜、気温が急に下がって、翌朝、太郎と花子は雪だるまたちの様子を見に行きましたが、驚いたことに、雪だるまたちは凍り付いて全く動かなくなっていました。太郎は慌てて雪だるまの手を握ろうとしましたが、手が折れてしまいました。「ああ、ごめんよ。大丈夫か?」と言いながら、雪だるまの手を元に戻そうとしましたが、うまくいきませんでした。
花子は雪だるまの顔を見て、「あれ?なんか表情が変わったようね」と言いました。雪だるまの顔は本当に変わっていました。マフラーと帽子がずれて、目や口が歪んでいました。それを見た太郎は、「これは僕のせいだ。僕が雪だるまに自分のものを与えたからだ」と言って泣き出しました。
花子は太郎を慰めようとしましたが、自分の雪だるまも同じ状態でした。スカーフとヘアバンドがずれて、目や口が歪んでいました。「これは私のせいだ。私が雪だるまに自分のものを与えたからだ」と言って泣き出しました。
二人は雪だるまたちを抱きしめて泣き続けました。その時、近くに住むおばあさんが通りかかりました。おばあさんは二人の様子を見て、「あらあら、どうしたの?こんな寒い日に泣いているなんて」と声をかけました。太郎と花子はおばあさんに事情を説明しました。
「そうかそうか、それは大変だったね」と言ったおばあさんは、「でもね、泣いても仕方ないわよ。雪だるまは生き物じゃないんだから」と言って笑いました。「生き物じゃない?」と二人は不思議そうに聞き返しました。「そうよ。雪だるまはただの水と空気でできたものよ。気温が上がれば溶けて消えちゃうものよ」と言ったおばあさんは、雪だるまの頭をポンポンと叩きました。
すると、雪だるまたちは突然動き出しました。「やめてくれ!痛いんだ!」と言って、おばあさんの手を振り払いました。おばあさんは驚いて後ずさりしました。「な、なんだこれは!?」と言いながら、おばあさんは逃げ出しました。太郎と花子も驚きましたが、嬉しくもありました。
「雪だるまたち、大丈夫?」と言って、雪だるまたちに声をかけました。雪だるまたちは二人を見て、「ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」と言いました。「でも、どうして動けるようになったの?」と二人は聞きました。「それはね、あのおばあさんのおかげだよ」と言った雪だるまは、「あのおばあさんが頭を叩いた時に、何かがスイッチしたんだ。それで、私たちに命が吹き込まれたんだ」と言いました。
「命が吹き込まれたって?」と二人は疑問に思いました。「そうだよ。私たちは生き物になったんだよ」と言った雪だるまは、「それに、私たちは感情も持ったんだよ。君たちが私たちに自分のものを与えてくれたから、君たちに愛情を持ったんだ」と言って、二人に微笑みかけました。
太郎と花子は感動しました。「本当に?私たちも雪だるまたちが大好きだよ」と言って、雪だるまたちを抱きしめました。雪だるまたちは幸せそうに笑いました。「ありがとう。これからも一緒に遊んでね」と言いました。二人はうなずきました。「もちろんだよ。これからも仲良くしようね」と言いました。
こうして、太郎と花子と雪だるまたちは仲良くなりました。そして、冬が終わるまで、一緒に楽しく遊び続けました。
とさ、おしまい。
ーーーーーーー
(森敏)
付記:この小話を、3歳児ぐらいのお子さんに試しに読み聞かせてみてくれませんか?
そこで、もう少しましなユーモアのある小話を ChatGPT にではなく、今度は Bing に頼んだら、以下の小話をわずか15秒(!)で創作してくれた。
ーーーーー
冬のある日、太郎と花子は雪だるまを作って遊んでいました。太郎は花子に好意を持っていたので、雪だるまに自分のマフラーと帽子をかぶせて、「これは僕の分身だよ。君にプレゼントする」と言いました。花子はうれしそうに笑って、「ありがとう。じゃあ、これは私の分身だよ。君にプレゼントする」と言って、雪だるまに自分のスカーフとヘアバンドをつけました。二人は雪だるまを抱き合わせて、恋人同士のように見せました。
しかし、その夜、気温が急に下がって、翌朝、太郎と花子は雪だるまたちの様子を見に行きましたが、驚いたことに、雪だるまたちは凍り付いて全く動かなくなっていました。太郎は慌てて雪だるまの手を握ろうとしましたが、手が折れてしまいました。「ああ、ごめんよ。大丈夫か?」と言いながら、雪だるまの手を元に戻そうとしましたが、うまくいきませんでした。
花子は雪だるまの顔を見て、「あれ?なんか表情が変わったようね」と言いました。雪だるまの顔は本当に変わっていました。マフラーと帽子がずれて、目や口が歪んでいました。それを見た太郎は、「これは僕のせいだ。僕が雪だるまに自分のものを与えたからだ」と言って泣き出しました。
花子は太郎を慰めようとしましたが、自分の雪だるまも同じ状態でした。スカーフとヘアバンドがずれて、目や口が歪んでいました。「これは私のせいだ。私が雪だるまに自分のものを与えたからだ」と言って泣き出しました。
二人は雪だるまたちを抱きしめて泣き続けました。その時、近くに住むおばあさんが通りかかりました。おばあさんは二人の様子を見て、「あらあら、どうしたの?こんな寒い日に泣いているなんて」と声をかけました。太郎と花子はおばあさんに事情を説明しました。
「そうかそうか、それは大変だったね」と言ったおばあさんは、「でもね、泣いても仕方ないわよ。雪だるまは生き物じゃないんだから」と言って笑いました。「生き物じゃない?」と二人は不思議そうに聞き返しました。「そうよ。雪だるまはただの水と空気でできたものよ。気温が上がれば溶けて消えちゃうものよ」と言ったおばあさんは、雪だるまの頭をポンポンと叩きました。
すると、雪だるまたちは突然動き出しました。「やめてくれ!痛いんだ!」と言って、おばあさんの手を振り払いました。おばあさんは驚いて後ずさりしました。「な、なんだこれは!?」と言いながら、おばあさんは逃げ出しました。太郎と花子も驚きましたが、嬉しくもありました。
「雪だるまたち、大丈夫?」と言って、雪だるまたちに声をかけました。雪だるまたちは二人を見て、「ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」と言いました。「でも、どうして動けるようになったの?」と二人は聞きました。「それはね、あのおばあさんのおかげだよ」と言った雪だるまは、「あのおばあさんが頭を叩いた時に、何かがスイッチしたんだ。それで、私たちに命が吹き込まれたんだ」と言いました。
「命が吹き込まれたって?」と二人は疑問に思いました。「そうだよ。私たちは生き物になったんだよ」と言った雪だるまは、「それに、私たちは感情も持ったんだよ。君たちが私たちに自分のものを与えてくれたから、君たちに愛情を持ったんだ」と言って、二人に微笑みかけました。
太郎と花子は感動しました。「本当に?私たちも雪だるまたちが大好きだよ」と言って、雪だるまたちを抱きしめました。雪だるまたちは幸せそうに笑いました。「ありがとう。これからも一緒に遊んでね」と言いました。二人はうなずきました。「もちろんだよ。これからも仲良くしようね」と言いました。
こうして、太郎と花子と雪だるまたちは仲良くなりました。そして、冬が終わるまで、一緒に楽しく遊び続けました。
とさ、おしまい。
ーーーーーーー
(森敏)
付記:この小話を、3歳児ぐらいのお子さんに試しに読み聞かせてみてくれませんか?
2023-10-18 16:04 |
カテゴリ:未分類
「文芸春秋」社は創始者菊池寛の精神の伝統を守って、ときどき検察と司法がグルになって、無法に長期にわたって獄中に収監された被告の手記を歴史的に優先的に公開している。のちに無罪であったり有罪であったりに関わらず。
権力によって不当に命の危険にさらされた獄中生活者の経験の手記は、抜群の一次情報として、誰が読んでも胸を打つものがあるからであろう。
文芸春秋の11月号には、角川歴彦(前)会長の東京オリンピックに関わる賄賂の問題で、何回も検事による一見柔和な尋問を受けているときに、ある日突然、「あなたを逮捕します」と強制的に逮捕・収監されて、その後226日も小菅刑務所に拘留され続けた手記が公開されている。
高齢者である角川さんは、何度もいくつかの命に係わる持病で、その発症のたびに獄中からの保釈申請を出していたのだが、その都度裁判所に「証拠隠滅]を理由に却下されている。裁判所の判事が検察官とぐるになって収監されている被告の獄中死を何とも思っていない冷酷さを、恨みを込めて告発している。角川さんが検察が作成した調書に不本意であるので、決して署名しないからである。完全ないやがらせによる長期拘留である。
角川さんの手記のタイトルは以下のとおりである。
KADOKAWA前会長 角川歴彦
「人質司法という問題を自らの経験から指摘したい」
検察の暴走を訴える痛哭の手記
という長いもので、文章中のサブタイトルは
〇娑婆に出てきた喜び
〇不意打った逮捕します
〇拘置所の思想
〇冤罪を生む温床に
〇「死なないと出られません」
〇小菅で読んだ獄中俳句
〇釈放が決まった瞬間
〇“人質司法禁止法” 制定を
である。
小生の記憶では厚労省元局長であった村木厚子さんの印鑑偽造事件というでっちあげの冤罪の手記が、文芸春秋に載っていて、印象に残っているが、検察の取り調べの内容は今回の角川歴彦さんの場合と似ていたように思う。
日本における過去の多くの冤罪事件は以下のホームページに満載されている。
Category:日本の冤罪事件 - Wikipedia
戦前戦後一貫して、日本は冤罪製造国家であり続けている。
(森敏)