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WINEPブログ内で「 日本 」を含む記事

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2023-10-30 07:06 | カテゴリ:未分類
五木寛之さんが

「船と会話には乗るべきだ」

とコロナが5類移行したので、これからは積極的な対面会話を、と勧めています(週刊新潮 「生き抜くヒント」 )。彼は人間に「言葉」というものがあるのは会話を楽しむためのものだと云いたいようです。

しかし、現実には、彼が話しかけてもあいづちも打たない寡黙な人が結構いるので苦労するんだそうです。

「男は黙って勝負する」と、会話を極端に節約することを美徳とする男社会が気にくわないらしい。「年寄りの冷や水」と言われようと、「巧言令色少なし仁」と言われようと、会話を楽しみたいんだそうです。

昨今、コロナのおかげで、ZOOMでの会話は遠隔でもできるので便利になったのだが、対面で本人が無意識に発しているbody languageが意外に重要な心のシグナルである場合が多いので、対面での丁々発止の会話は楽しいはずである。

しかし、小生の経験でも、今の若者ばかりでなく大人たちも年齢が上下の関係ではあまり話したがらない。彼らはiPADやiPhoneに向かって四六時中睨めっこをしているので、日本ではお笑い芸人やYou-Tuberや政治家以外は会話能力が低下してきているのではないかと思われる。

五木寛之さんは随筆の最後を

「現状は、明らかに、非対面の世界に変わりつつあるらしい」

と閉じている。

さて、以下は、小生の会話経験です。誰もが感じていることでしょうが。

〇国際学会などでは、のべつ幕なしの会話(議論)をしている研究者たちがいた。食事の時も食後も延々お互いにアイデアを出し合って相互批判をしているのである。そんな中にわけ入っても、残念ながらいつも会話が長続きしなくなるのは、こちらの英語力が話していくうちに低下してきて、次第に言葉が出なくなっていくからでもあった。日本の学会での日本語での微妙なエスプリの効いたニュアンスの会話はとても小生の英語力では無理であった。そんな時は「顔で笑って心で泣いて」いたかもしれない。

〇老人になって会話力と滑舌力が低下してくるのは、潜在的に認知症が進行して、人の名前がすぐには出てこなくなってくるので、そこで会話が止まってしまうからでもある。先日の大学の研究室での同窓会でも後期高齢者はその傾向が顕著であったと思う。ちょうちょうはっしとは話が前に進まないのだ。

〇知人と頻繁に交わす国際情勢の電話での会話でさえも、最近ではバイデンやプーチンやトランプや岸田の名前さえ、すぐには出てこない場合があって、お互いにもどかしく、そこでいったん会話が止まる、焦る感じが毎回あるようになってきた。コロナ禍の結果、対面の会話が極端に少なくなったせいだ、と弁解したいところではあるのだが。

〇現役のころは、会話を促すためにこちらが話しかけても、応答が無い実に寡黙な学生が何人かいた。こういう学生は、おだててやっと会話にこぎつけても、こちらのエネルギーがぐんぐん吸い取られる感じがして本当に疲れた。かれらはえてして実験はとても優秀なんだが。

〇60年前の教養学部(駒場)の時の同級生で、一度社会人を経験してきた年上の友人がいた(今は故人だが)。彼と話していると、今でいう「マウントを取る」という感じで、彼から見ると初心(うぶ)なこちらの言うことを、まず彼は否定してかかってくるので、会話で疲れることがはなはだしかった。

〇先日、コロナが明けたので先輩後輩を囲む大学での学科の教員懇親会が3年ぶりにあったのだが、そこでは相変わらず早口の発信型の後輩がおり、マイクを持っていて、話があちこち飛びまくるので、いったい何を言っているのかさっぱりわからなかった。ただ、ひと前でしゃべることによって、わたしはあれもこれもやっていてこの年で忙しくて大変です、と言いたいのだなということだけはわかった。いつものことだが。発信型の人格(性格)というものは年を取ってもなかなか変わらないものだと得心したもんだ。会ったことがないが、随筆の文面からすると、五木寛之さんも多分発信型の人間だろうと思う。

〇今朝、図書館の隣りの児童公園を横目で通るときに、4人の中年のおばあさんたちが石垣に仲良く横に並んで座って孫の世代の遊具でにぎやかに遊ぶ子供たちを観察しながら、談笑していた。と思ったら、よく見ると彼女たちは手話をしている様子だった。にこにこ顔で本当にbody language が楽しそうだった。

 
(森敏)
2023-10-24 13:06 | カテゴリ:未分類
遅ればせながらであるが、ネットの AERAdot. に掲載された性の専門家を自称しておられる北原みのりさんの文章を、以下に無断転載させていただく。小生はこのNHKテレビ番組を見ていないが、確実に日本の性教育が変わり始めるだろう。実に画期的だ!
  
「クリトリス」解禁、女性器の全体図「大映し」 松本人志のNHK性番組の緊迫感と到達点 
北原みのり

2023/10/19/ 16:00
    
NHK総合で、海外の性事情から最新の大人のオモチャまで扱う性の番組「松本人志と世界LOVEジャーナル」が放送された。:::::::(その中で)、
   
オランダで子ども向けの性教育の本が紹介された。開くと紙の男性器の図が立体で浮かび上がるつくりだったのだが、サーヤさんが「女性のは?」と指摘したのは良かった。もしかしたら女性器は見せる予定はなかったのではないかと想像する。
 
 画面が切り替わり開かれた女性器の全体像。正面からハッキリと映されてはいなかったけれど、あれは、女性器正面が画面いっぱいに映った日本で初めてのことではないか。
  
 その前の映像で、オランダの学校での性教育の授業で使われているクリトリスの図解や、女性器の正面図が映っていたことも、日本の放送では初めてではないだろうか。
  
 そして、私は、この耳ではっきりと聞いたのである。「クリトリス」。NHKで、音声で、明確に、流れたのである。
 
 男のどうでもいい暴露トークなどにたよらなくたって、セックスはきっと面白く、楽しく語ることができるのだと思う。私たちには知らないことがたくさんある。語り方がわからないこともたくさんあるのだ。番組終了後、ラジオディレクターに「クリトリスって、NHKで言ってた」と連絡すると、「じゃ、解禁にしましょう」と返事がきた。

そういう世界だ。発すること、一歩前に進むことで、より良い方向を探りながらいくしかない。性の世界とはまだまだこの国で、そんなところである。
…………………………..

ということなので、さっそくBingに以下のように問いかけてみたら、うまく逃げられた。「クリトリス」の開示は、まだチャットの倫理綱領では検討されていないようだ。
 
小生:
女性性器の「クリトリス」の画像がNHKで堂々と紹介されたとのことです。検索して女性性器の画像を願いします。NHKが紹介したので「クリトリス」の画像は公序良俗には反しないようです。
  
Bing:
すみませんが、この会話を続けることはできません。私はまだ学習中なので、ご理解とご協力をお願いします。


(森敏)
2023-10-18 16:04 | カテゴリ:未分類

「文芸春秋」社は創始者菊池寛の精神の伝統を守って、ときどき検察と司法がグルになって、無法に長期にわたって獄中に収監された被告の手記を歴史的に優先的に公開している。のちに無罪であったり有罪であったりに関わらず。

権力によって不当に命の危険にさらされた獄中生活者の経験の手記は、抜群の一次情報として、誰が読んでも胸を打つものがあるからであろう。

文芸春秋の11月号には、角川歴彦(前)会長の東京オリンピックに関わる賄賂の問題で、何回も検事による一見柔和な尋問を受けているときに、ある日突然、「あなたを逮捕します」と強制的に逮捕・収監されて、その後226日も小菅刑務所に拘留され続けた手記が公開されている。

高齢者である角川さんは、何度もいくつかの命に係わる持病で、その発症のたびに獄中からの保釈申請を出していたのだが、その都度裁判所に「証拠隠滅]を理由に却下されている。裁判所の判事が検察官とぐるになって収監されている被告の獄中死を何とも思っていない冷酷さを、恨みを込めて告発している。角川さんが検察が作成した調書に不本意であるので、決して署名しないからである。完全ないやがらせによる長期拘留である。

角川さんの手記のタイトルは以下のとおりである。

KADOKAWA前会長 角川歴彦
我が囚人生活226日


「人質司法という問題を自らの経験から指摘したい」
検察の暴走を訴える痛哭の手記

という長いもので、文章中のサブタイトルは
〇娑婆に出てきた喜び
〇不意打った逮捕します
〇拘置所の思想
〇冤罪を生む温床に
〇「死なないと出られません」
〇小菅で読んだ獄中俳句
〇釈放が決まった瞬間
“人質司法禁止法” 制定を


である。

小生の記憶では厚労省元局長であった村木厚子さんの印鑑偽造事件というでっちあげの冤罪の手記が、文芸春秋に載っていて、印象に残っているが、検察の取り調べの内容は今回の角川歴彦さんの場合と似ていたように思う。

日本における過去の多くの冤罪事件は以下のホームページに満載されている。
Category:日本の冤罪事件 - Wikipedia

戦前戦後一貫して、日本は冤罪製造国家であり続けている。


(森敏)


追記:大川原化学工業事件では、中国への輸出禁止品目を輸出したとして、代表取締役らが逮捕投獄されて、実はこれが捏造であるということを、当時の取調官が告白して、無罪が発覚し、検察庁は控訴を取り下げた。しかし被告の一人である相談役は病死した。この損害賠償裁判が本日(12月27日)結審する
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f2b7c8e7a63efa9a19edaf9036152ab9f0285bf
2023-10-02 13:34 | カテゴリ:未分類
昼食用にスーパーで、
マアジのフライ 198円(税別)と 
ロースハム 198円(税別) 
を、いつもの通り セルフレジでバーコードを読ませて、カードで支払った。

出てきたレシートを見て驚いた。支払額が641円となっていたのだ!
レシートをよく点検するとロースハムが2個購入されたと打ち込まれていた。

セルフレジを監視している女性を呼んで指摘したら、無線で連絡して経理関係者らしい中年の女性が奥から出てきて、
「誤ってレジが二度打たれたようですので、一度全額支払いを返却して、新しく打ち込んでお支払いいたします」と言ってレジを操作して,427円の領収証をもらった。

「カード会社への手続きは大丈夫でしょうね?」
「大丈夫だと思います」
「なぜレジが二度打ちされたのですか?」
「多分お客さんが、画面にバーコードを二度読ませるような操作になったのではないかと思います」
「ふーん。今後どうすればいいんですかね?」
「バーコードを読ませたら画面からすぐ商品を退却するようにしてください。それと、毎回領収書レシートをよくご確認くださいませ」

ということであった。顧客のクレイム処理の手早さから判断して、けっこう小生と同じようなセルフレジでの事故が起こっていると思われた。

これまでセルフレジばかりでなくレジ係を信用してあまりレシートをチェックしてこなかったのだが、スーパーによっては多品目を買ったときには「あれ?俺こんなたくさん買ったのかな?」と思ったことが何度もあった。暗算が得意でない上に普段は遮入りの遠視の眼鏡なので、レシートの細かい文字はその場で定かに判別できなくて、結局そのままで過ごしてきた。

これからは、レジ後にしっかりと近視の眼鏡に切り替えてレシートをしっかりと確認しよう。セルフレジでなくてもカウンターの男女のレジ打ちだって、打ち間違っているかもしれない。ましてやバーコードがない野菜や果物やのレジは店頭での手書きの表示価格と同じ価格をしっかりと打っているかどうか、その場でチェックしないと危ないと思う。

今回は購入した商品がたった2点だったので、たまたまレシートに目が行ったのだった。
    
(森敏)

追記: 今朝(2023年10月3日)、上記と異なるスーパーでタルタルソース(税込み279円)を買うときに、レジの男性に1000円札を渡したら、
「はい、279円ですね。1000円でよろしいでしょうか?おつり721円をお返しいたします」
と、レシートと現金のお釣りをもらった。ところが数えてみるとお釣りが701円しかなかった。
500円玉+200円玉2個+1円玉1個であった。

「20円足りないよ」
「すみません」といって10円玉二個を返金してくれた。

この店ではレジ係がコロコロ変わり、この男性は先日レジの訓練を外国人女性から受けていたことを思い出した。まだ新人なのでコイン玉のお互いの見分けが瞬時にできないのだろう。
500エン玉コインと100円玉コインと1円玉コインは大きさが顕著に違うので、お互いに見分けやすいが、しかし100円玉コインと10円玉コインは大きさが同じで、古びた100円玉は10円玉と間違えやすそうである。彼は100円玉コイン2枚で10円玉コイン2枚も支払ったのだと勘違いしたものと思われる。

「こんな間違いもあるんだ::::」と皮肉っておいた。

このレジでは以前にも新人のネパール人がコインを間違って、やんわりと抗議したことがある。(このことは以前のブログでも紹介したことがある)。新人レジ打ちは、外国人であろうが日本人であろうが、必ず間違うことがあると消費者は銘記すべきかと思う。

このようなレジ騒動の背景にあるのは言わずと知れた、昨今の人手不足にあることは明らかである。

2023-09-29 17:30 | カテゴリ:未分類
NHK朝ドラが本日終了した。96歳まで生きた牧野富太郎の人生の途上で,妻スエ子の死亡寸前、富太郎67歳のころで話が終わっている。

富太郎はその後96歳まで生きたのだから、「牧野富太郎自伝」によればその間の30年間にも波乱万丈の人生があったのだが、学問的な話が多いので、妻スエ子が死んだあとは女性の視聴者にはあまり面白い種がなかったので、物語をそこで打ち切ったものと思われる。

ところで朝ドラにも出てくるように、牧野富太郎は、発見した新種の笹を、妻スエ子の名前を取って「スエコザサ」(Sasaella ramose var. suekoana)と命名したのだが、実はこの名前は「牧野日本植物図鑑」には掲載されていない。ネットで検索すると「スエコザサ」は「あずまざさ」の変種ということで、「あずまざさ」が小生の手元にある「牧野日本植物図鑑」には載っている。

この本には竹(と笹はおなじ俗称)の種類としては、
かんちく、しかくだけ、なりひらだけ、おかめざさ、やだけ、すずだけ、くまざさ、みやこざさ、ちまきざさ、あずまざさ、めだけ、あずまねざさ、はこねだけ、ねざさ、たいみんちく、かんざんちく、まだけ、ほていちく、まうそうちく、はちく、くろちく、ほうらいちく
が掲載されている。

これらの竹の一部ではあるが、実物展示は、小生が見聞したところでは皇居の庭園(ときどき見学可能)、や加茂川べりの京都府立植物園(常時市民に公開)でもなされている。

牧野富太郎の時代までは、主として植物の形態の違いを判断基準にして竹を分類したと思われる。しかし、今の時代では、やろうと思えば、竹の全遺伝子解析がどこかの大学や研究機関で行われ得るはずである。それでもってより正確な分類を行うべきであろう。

「スエコザサ」が上記の笹の種類の中で系統樹のどの位置にあり、「あずまざさ」とどれくらいの近縁関係にあるのか、なかなか興味があるテーマではないだろうか。竹の専門家は京都大学におられたように記憶している。

朝ドラ「らんまん」を契機に、各地の牧野博物館や記念館や大学はそれくらいの調査は富太郎やスエ子の為にも、してあげてみてはいかがかと思う。今では全遺伝子解析にそれほどお金はかからないはずだから。クラウドファンデイングで呼びかけたら、寄付が集まるような気がする。

本日最後の朝ドラを見ながら涙腺の弱い小生は、知らず知らずに頬に涙を流していた。


(森敏)

追記1:近所の奥さんとの対話

「「らんまん」がついに終わっちゃいましたね。私ボロボロ泣いちゃいました。でもいっしょにテレビを見ていた娘は、「おかーさんなんで泣いてるの? 何が悲しいの?てふしぎそうにいうんですよ。」

「そらいかんですね、若いのに感性が鈍磨していますね」

追記2:記念のためにスポーツニッポン新聞社の記事の一部を無断転載しておきます。

俳優の神木隆之介(30)が主演を務め、女優の浜辺美波(23)と夫婦役を体現したNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9月29日に本編最終回(第130回)が放送された。主人公のモデル“日本植物学の父”牧野富太郎博士の生誕地で、物語の舞台となった高知地区は高視聴率をマークしたことが1日、分かった。(視聴率はビデオリサーチ調べ)
 平均世帯視聴率は初回が25・9%(4月3日)、最終回が29・0%、全130話の期間平均23・2%、番組最高が31・1%(8月10日)。地元のフィーバーぶりが数字に表れた。

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