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2021-08-16 12:36 | カテゴリ:未分類

  来る2021914()916()間において、日本土壌肥料学会2021年度北海道大会が開催される。
  

  そこで発表される東電福島第一原発由来の放射能汚染に関する研究内容のタイトル
について、以下に紹介します。日本土壌肥料学会誌に掲載されているプログラムから無断で抜粋しました。

 
研究発表者氏名は筆頭著者(first author)と最終著者(last author)のみを記しています。子細にタイトルを読んでいただければ、原発事故後10年が経過しても、農業現場での問題は山積しており、農水省や大学を中心に、多彩な研究が継続して行われていることが分かります。
  

  これらの実際の研究内容は、口頭発表はZoomウエビナーで、ポスター発表は LINC Bizによって、北海道大会当日ウエブで配信されるそうです。
     
「公開シンポジウム」は当日参加が可能だそうです。
 日時:2021年9月16日(木)13:00~16:30

 参加方法:北海道大会HP https://www.jssspn.org/2021/symposium_03 より登録 

(大会に事前参加登録済の方も専用フォームでの参加登録が必要です)

  

―――――――――――――――   

『公開シンポジウム』から

   

避難地域における帰還意識を高める農家との協働。環境再生実証事業における農家意識の変化

万福裕造

 

生産現場から『食べる』までの農産物に関する情報発信 ―放射性セシウム低減技術の情報発信の取り組みより―

八戸真弓

  

放射能汚染対策10年の総括と新たな産地形成への展望。マイナスからプラスへの転換は可能か

小山良太

 

  

『口頭発表』から

       

安定同位体セシウムを用いたセシウム固定容量値とRIP値との関係
野中成耕・・・加藤 拓
       
水稲のOsHAK1変異体のカリウムイオン吸収能について
頼泰樹・・・・・・松本武彦
        
ダイズのセシウム吸収に関するカリウム以外の関連遺伝子の探索 

二瓶直登・斎藤正悟

    

福島県内河川からの氾濫堆積物中のセシウムとカリウムの存在形態

原田和花・・・・・矢内純太

     

水稲栽培の持続的な放射能対策の構築に向けた灌漑水カリウム濃度のマップ化

錦織達敬・・・遠藤若菜

    

Uptake of radiocaesium by brown rice from soils and irrigation water

NGUYEN THOHirofumi Tsukada

    

原発事故の影響を受けた圃場一筆内における土壌の放射性セシウム濃度の変動解析

藤村恵人・久保堅司

    

機械学習による福島県内水田の土壌中非交換性カリ含量および交換性放射性セシウム濃度の空間分布の推定

矢ケ崎泰海・・藤村恵人

     

放射性トレーサー添加法を用いたリン酸施肥が牧草への放射性セシウム移行性に与える影響評価

海野佑介・・・高久雄一

    

放射性セシウムで汚染した落葉の漉き込みによる土壌および牧草への影響

塚田祥文・・山口紀子

     

更新済み草地における放射性セシウム移行の変動要因の解明

山口大吾・・・・・海野佑介

    

コナラ・スギ幼齢林のリターおよび土壌におけるセシウム・カリウム深度分布

井上美那・・・赤間亮夫

    

シロバナルーピンの放射性セシウム吸収特性と根圏土壌中元素動態の関係

浅枝諭史・・・・・・信濃卓郎

    

異なる圃場におけるダイズへの放射性セシウムの移行比較

鈴木政崇・・・・・・・信濃卓郎

    

福島県内の農地における放射性物質に関する研究(第53報)除染と保全管理後の水田での家畜糞堆肥連用による地力回復技術の実証

松岡宏明・・・・永田修

    

福島県内の農地における放射性物質に関する研究(第55報)低カリウム条件下における各種野菜中Cs137移行リスク評価

根本知明・・・・丸山隼人

    

籾殻燻炭の施用が作物への放射性セシウムの移行性に及ぼす影響の解析

久保堅司・・・・藤村恵人

    

     

『ポスター発表』から

    

コマツナの放射性セシウム吸収におよぼす土壌化学性およびカリウム施肥の影響

丸山隼人・・・・・・・信濃卓郎

      

畑地土壌における溶存態放射性セシウム量の季節変動要因

井倉将人

      

玄米への137Cs分配割合の現地水田における変動要因の解析

石川淳子・・・・・近藤始彦

      

請戸川水系の農業用水路内植生が保持する137Csストック量の推定

柿畑仁司・・・・・・・原田直樹

      

避難指示解除区域における自家消費作物の放射性セシウムと内部被ばく線量

菊池美保子・塚田祥文

      

  
(森敏)
追記:鉄栄養関連の発表テーマは、別途WINEPホームページに掲載しております。
   
 http://www.winep.jp/news/391.html


  

2021-07-23 15:28 | カテゴリ:未分類

  フランスの新型原発開発会社自身が、自分たちが手掛けた中国の台山原発の放射能漏れ事故は危険だから、一旦停止してシステムを点検すべきだと言っているのに、なぜ中国は原発を止めないのだろうか? 大爆発してからでは取り返しがつかないだろう。
    
  中国には、日本の原子力規制庁みたいな組織がないのだろうか?
     
  この台山原発を一時にでも止めると、直ちに電力不足になり、深圳等の大産業都市がマヒするから、原発を止められないんだという巷の声もあるようだ。ぎりぎりの綱渡りの電力供給システムが、原発を一旦停止をさせなくさせているのかもしれない。しかし真偽のほどはわからない。
   
  このままでは大事故に至る予兆があることがわかっていても、一旦原子炉運転停止を行使しないということは、事故が起こったら、だれが一体責任を取るのだろうか。おそらく誰も取らないだろう。
   
  武漢での中共コロナの場合と同じく、地方の行政区の共産党書記の首が飛ぶぐらいだろう。それでは世界に責任を取ったことにはならないだろう。
   
  中国共産党は歴史的にも事故の証拠隠滅が大得意の党なのだが、日本の東電福島第一原発事故の例に見るように、原発はその大爆発そのものが証拠隠滅行為なのだ。だから、事故が起こっても平気のつもりなのかもしれない。
   
  世界一不透明な共産党一党支配の組織では、世界のだれもがこの原発運転に予備的に手を突っ込めないでいる。原発の開発者さえもが手が出せないので、アメリカに泣きを入れて、世界の向けて注意を喚起させたくらいだから。
  
  この件ではIAEA(International Atomic Energy Agency)の事務局長の動きが全く見えない。
     
  WHOのテドロス事務局長が武漢ウイルス発生を、発生の当初から「これはパンデミックではない」と、中国に直ちに忖度した発言をしたことが思い起こされる。IAEAも中共に、忖度しているに違いない。この組織は行政的に機能マヒしているね。
   
    
中国台山原発問題、国内なら「原子炉停止」 フランス電力

AFPBB News  2021/07/23 11:08

723 AFP】フランス電力(EDF)は23日、中国の台山原子力発電所(Taishan Nuclear Power Plant)で報告された問題と同様の事態が発生した場合には、フランス国内向けの運転手順では原子炉を停止することになっていたと述べた。

 中国当局は、台山原発の原子炉2基のうちの1基で、燃料棒の損傷により放射性物質の濃度が上昇したものの安全基準を満たしているとして、運転の継続を許可したと発表した。

 台山原発は、EDFが開発した先進的な欧州加圧水型炉(EPR)を世界で初めて採用している。

 EDFは、「分析に基づけば、EDFの仏原発向けの運転手順では、問題を完全に把握するために原子炉を停止し、事態の悪化を阻止することになっていた」と発表した。しかし、台山原発に関する判断は、中国当局に委ねられているとしている。

 EDF幹部は電話会見で報道陣に「状況は緊急ではない」と説明。「(原子炉1号機の)1次回路の水に含まれる放射性物質の濃度は、国際基準に沿った台山(原発)の基準値を下回っている」と述べた。

 ただし、中国当局から提供されたデータによると、一部の燃料棒の構造的完全性の劣化は「進行しているようであり、恒常的に監視されている」という。

 台山原発の問題は、仏、英、フィンランドで建設中の発電所に使用されているEPRの設計に新たな打撃となり、建設の遅れと数千億円のコスト超過を生じさせている。

【翻訳編集】AFPBB News
   
     
(森敏)
付記:こういう記事を書くと、「日本では東電福島第一原発事故では、いまだに東電の幹部の誰一人として有罪判決を受けていない。外国から見れば、日本は原発に対して、いまだに無責任体制法治国家だ」と指摘されるだろう。全くその通りだ。悔しいことだが他国のことは言えない。しかし、だからこそ、日本人は執拗に日本ばかりでなく世界の原発事故に対してもたえず感性を研ぎ澄ませなければならないと思う。

 


2021-06-16 16:27 | カテゴリ:未分類

以下、下段に示す詳細なロイター記事に対する私見です。

  
  いわゆるベントを行って、滞留した放射性希ガスであるキセノンとクリプトンを人為的に放出したということらしい。
   燃料棒の劣化が原因としているが、怪しい。運転開始後たった2年間で燃料棒の劣化が起こるほどいい加減なコーテイングをしていたことになる。6万本以上が入っていると報道されている燃料棒の品質の生産ロットが同じならば、同じ事件が次々と起こるだろう。もし同時多発すれば大事故につながるだろう。
  いつものように原子力技術者が、記事にあるように、知ったかぶりでぐちゃぐちゃ弁明する前に、原子炉を即時停止しなければ、常識的にも危ないと思う。
  今回も、東電福島第一原発の事故のばあいと同じく 現場に行かないで中国を弁護する IAEAは信用できない。

   
ーーー      
中国の台山原発で「動作問題」 放射性物質漏れか

2021615  

台山原発の所有企業は、希ガスを意図的に放出したと明らかにした

フランスのエネルギー企業は14日、中国の原子力発電所で放射性物質漏れがあったとの連絡を受け、「動作上の問題」の解決に取り組んでいると明らかにした。 
 

CNNは同日、米政府が中国・台山市の台山原発で放射性物質漏れがあったとの情報を検証していると報じていた。

フランス電力(EDF)は、原発施設内にたまっていた希ガスが意図的に放出されたのを確認したとした。 
  

EDFの匿名希望の広報担当はAFP通信に、燃料棒に問題が生じたのが原因と述べた。

「炉心が溶解する事故とはみていない」

「汚染ではなく、制御された放出だ」
 

一方、台山原発の中国側の共同所有者 、中国広東核電集団は同日、放射性物質漏れの疑いを否定した。
   

大気中に放出

EDFによると、台山原発第1原子炉の冷却システムの一部で希ガスの濃度が上昇した。希ガスは集めて処理した上で、「規制にのっとって」大気中に放出されたという。

匿名希望の広報担当はAFP通信に、一部の燃料棒のコーティングが劣化し、希ガスが漏れ出たと話した。燃料棒は金属製のチューブで、原子炉の燃料となる放射性物質を収容している。

希ガスは反応度が非常に低い安定した化学物質のグループの総称。原子炉や照明など、化学反応を起こしたくない状況でよく利用される。

AFP通信は、放出された希ガスはキセノンとクリプトンだと報じている。

 

仏企業が米当局に通知

国連の国際原子力機関(IAEA)は、「放射性物質が絡む事故が起きたと示すものはない」と発表した。また、この件で中国の原子力当局と連絡を取ったとした。

CNNによると、フランスのエンジニアリング企業「フラマトム」が米エネルギー省に、放射性物質漏れの可能性について警告する文書を送ったという。同社はEDFエネルギーの子会社で、台山原発の原子炉を設計した。

フラマトムはまた、中国の安全管理当局が原発の運転停止を避けるため、周辺の放射線量の容認限度を引き上げていると注意を促したという。

CNNは関係者の話として、ジョー・バイデン米政権がエネルギー省の専門家やフランス政府と状況について協議したと伝えた。ただ、問題の原発はまだ「危機的レベル」には至っていないと見ているとした。

EDFエネルギーは14日、台山原発の臨時取締役会を招集したと発表した。

 

広州などに電力供給

中国広東核電集団は中国の国営紙・環球時報に、台山原発は規制や手続きに厳格に従って運転していると説明。2つある原子炉はともに、安全基準や技術的要件を満たした状態であることが、計器類から分かるとした。

台山原発は、中国の製造業の主要拠点である広州市と深圳市の一帯に電力を供給している。それらの地域では最近、気温が高い日が多く、雲南省の水力発電所の電力供給が低下していることから、電力不足が生じている。

ーーー  




(森敏)





2021-05-03 05:53 | カテゴリ:未分類

NHKスペシャル「被曝(ばく)の森2021 変わりゆく大地」
放送日時:59日(日)午後9:00~午後9:50(50)
チャンネル:NHK総合1・東京

 大量の放射性物質の拡散で無人となった「被曝の森」。
 10年にわたる記録から里山と森の生態系だけではなく、放射線に対する動植物の変化も見えてきた。
 語り 本木雅弘

 原発事故以来「被曝の森」の水田や畑は、草原や林に飲み込まれ、イノシシやアライグマ、キツネなどの野生動物が闊歩(かっぽ)。
 森の奥では、これまでいなかったツキノワグマが進出するなど、生態が大きく変わった。
 研究者の調査からは、マツの形態異常が放射線によって起きるメカニズムの一端が初めて解明。
 さらに、被曝によってイノシシやネズミ、そしてサルの体内で何が起きているのか、細胞・遺伝子レベルで徐々に見えつつある。


(森敏)
追記1:
小生も1分ぐらい登場していました。
このNスぺを見落とした方は、ぜひオン・デマンド版で見てあげてください。
なかなかの力作だと思いました。(5月13日)


2020-09-12 10:27 | カテゴリ:未分類

  日テレのNNNドキュメントで、一部に我々の「放射線像」の紹介があるようです。どういう筋の展開になっているのか、我々にはまったく知らされておりませんが、もし、ご興味がございましたら見てあげてください。以下、公開されている番組紹介文からの転載です。
  

  https://www.ntv.co.jp/program/detail/?programid=20203133
  

NNNドキュメント「放射能が、見えた 可視化で分かること」
9月14日(月)早朝 0:55~1:25 放映予定です。
放射能は見えない? いや、今の技術で可視化した。福島第一原発事故で放出された放射能、植物の成長点、生物の内臓に、エアコンの室内フィルター。内部被ばくも見えた。
福島第一原発事故から9年半。半減期30年のセシウム137はどれ位残っていると思いますか? 実は、まだ80%残っています。「放射能は見えない、臭わない、味もしない」と言われて来ましたが可視化の技術を使って放射能を見える化したカメラマンがいます。放射能が見えると色々な事が分かってきます。例えば内部被ばくと外部被ばくの違い。動植物のどのあたりに放射性物質がたまるかなど。原発事故の爪痕を改めてたどります。
   
     
放映を見逃した方は
    
9月20日(日)8:00-BS日テレ
9月20日5:00-/24:00 日テレNEWS24
    
でも放映されるとか、番組表に掲載されております。
      
      
      
(森敏)

付記:

視聴者からの投稿欄はNNNドキュメントのホームページに
ツイッターがついていて、そこに書きこめます

とのことです。番組向上のためにも投稿してあげてください。

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