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2022-05-21 16:55 | カテゴリ:未分類
「NHKスペシャル 被爆の森 2021 変わりゆく大地」が JST優秀賞を受賞した。

http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/63/pdf/63chirashi.pdf
http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/63/pdf/63sakuhin.pdf

第63回 科学技術映像祭審査委員会
副委員長 高橋真理子 氏による講評は以下のとおりです。

 「NHKスペシャル 被曝の森 2021 変わりゆく大地」は、福島原発事故により無人となり、野生動物が闊歩する地域の現状、そして研究者たちの地道な研究をリポートした。シリーズ3作目で、東日本大震災から10年の貴重な記録になっている。これからも取材を続けてほしい。



日本放送協会 チーフ・ディレクター 苅田章氏による受賞解説と感想は以下のとおりです。

製作意図
 史上最悪レベルの福島第一原発事故によって大量の放射性物質が拡散した大地。住民は避難を余儀なくされ、里山や森からは人の営みが消えた。あれから10年、動物や植物の生態系はどのように変化するのか?長期にわたる放射線の被曝は、どんな影響を与えるのか?「被曝の森」は、世界でも類を見ない場所である。住民と研究者が協力して行われる研究、そして、大地を定点観測的に記録していくことで見えてくるものを番組化、後世に残したいと考え、番組制作に至った。今回がNHKスペシャルのシリーズ3作目である。
 
シノプシス
 無人となった「被曝の森」では、水田や畑が荒れ果て草原や林となり、イノシシやアライグマ、キツネなどの野生動物が闊歩。森の奥ではこれまでいなかったツキノワグマが進出するなど、大きく変貌した。科学者と住民たちによる地道な調査・研究から、マツの形態異常が放射線によって起きるメカニズムの一端が初めて解明。被曝によって、イノシシやネズミ、そしてサルの体内で何が起きているのか、細胞・遺伝子レベルで、徐々に見えつつある。未曾有の災いがもたらしたものの実像に迫っていく。
  
受賞に際して

 今回の受賞は、住民や研究者の皆様のご協力のたまものであり、スタッフ一同あらためて厚く御礼申し上げます。取材開始以来、ほぼ同じメンバーで現地に通い続けてきました。人々のふるさとへの愛着や、事実を追究する科学者たちの執念に、いつも突き動かされてきました。10年が経ち、かつて人と自然が共存していた里山の崩壊は止めようもなく、帰還を待ちわびる人々の老いも感じざるを得なくなっています。放射能汚染からの再生はいまだ困難ですが、わずかながら希望の芽も見えてきました。最新の科学的知見や長期にわたる客観的な記録は、後世に伝えなければならないと信じています。今回の受賞は、今後も継続取材すべきという叱咤激励だと受け止め、引き続きこの仕事に取り組んでいく決意です。     (日本放送協会 チーフ・ディレクター 苅田章)

作品情報 
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/
bl/pneAjJR3gn/bp/paX1p0ynQP/
2022-04-01 08:36 | カテゴリ:未分類
   チェルノブイリで当然のことが起こっているようだ。チェルノブイリに1カ月も塹壕を掘ってそこに残留していたロシア軍兵士は、表層土壌に集積した強烈な放射能(いまだに高いところでは数ミリシーベルトはあるはず)に外部照射され、かつ防塵マスクをしていなければ土壌微粒子を経口や呼吸器体内摂取しただろう。全員がまず白内障を発症し、次に下痢などの消化器症状で苦しんでいるだろう。これから悲惨な症状が現れるだろう。予備役の前線兵士が放射能教育を事前に受けていたとは全く考えにくい。軍内で反乱がおこっても全くおかしくない。
 
   今やロシア軍の前線兵士が上官に向かって銃を向けるべき時が来ただけなのだ。
  
  トモダチ作戦で太平洋上でアメリカのドナルドレーガン空母の甲板で、福島第一原発からのプルーム(放射能雲)で一週間以上直接被曝した水兵と同じく、ロシア軍兵士たちも近い将来各種の「癌」などの後遺症でさんざん苦しむことになるだろう。

  
   
  
ロシア軍、チェルノブイリ原発から撤退 ウクライナ原子力企業が発表
2022.04.01:ウクライナ・リビウ(CNN)

ウクライナの原子力発電所を監督する国営企業、エネルゴアトムは31日、ロシア軍がチェルノブイリ原発と周辺施設から撤退したと明らかにした。エネルゴアトムはテレグラムで発表した声明で、「チェルノブイリ原発と立ち入り禁止区域内の他の施設を奪取した占領者」が2列の隊列でウクライナとベラルーシの国境に向かったことが確認されたと述べた。
チェルノブイリ原発では1986年4月26日に原子炉4号機で爆発が発生し、直後に30人が死亡。その後、大勢の人が放射線症状のため亡くなった。
同原発と周辺地域は今年2月下旬、ウクライナでの戦争の最初の週にロシア軍の手に落ちていた。
エネルゴアトムによると、ロシア軍は3月31日、同原発から撤退してウクライナ側の人員に管理を委ねる意向を明らかにした。
エネルゴアトムはまた、ロシア国家親衛隊とロシア国営原子力企業ロスアトムの代理人、およびチェルノブイリ原発のシフト管理者が署名したとされる正式書簡の写しも投稿した。
テレグラムに投稿されたエネルゴアトムの声明によると、同原発にはまだ少数のロシア人が残っている。
エネルゴアトムはさらに、「ロシア人が立ち入り区域内で最も汚染された『赤い森』に要塞(ようさい)や塹壕を築いていたとの情報も確認された」「従って、占領者が大量の放射線を浴び、病気の最初の兆候にパニックになったのは驚きではない。それは非常にすぐ表れた。その結果、軍内部で暴動のようなものが発生した」などとしている。
CNNは現時点でこれらの主張を検証できていない。
米国防総省高官は31日、記者団に対し、米国もロシア軍がチェルノブイリやキエフ北郊と北西郊から撤退するのを目撃していると明らかにした。



チェルノブイリ原発、ウクライナ管理下に

日経新聞
【パリ=白石透冴、ウィーン=細川倫太郎】国際原子力機関(IAEA)は3月31日、ウクライナ当局からの報告として、北部のチェルノブイリ原子力発電所を制圧していたロシア軍が原発の管理をウクライナ側に移したことを明らかにした。ウクライナ内務省は同日、ロシア軍との主戦場が東部に移ってきているとの認識を示した。ロイター通信が伝えた。

IAEAによるとチェルノブイリ原発を制圧していたロシア軍はベラルーシに向け移動した。ウクライナ当局は一部の部隊はまだ残っていると報告したが、こちらも撤退の準備を進めているとみている。米ブルームバーク通信によると、ウクライナ当局は、ロシア軍が同原発周辺の塹壕(ざんごう)を掘って被曝(ひばく)したとも発表した。


IAEAのグロッシ事務局長は数日以内に支援チームを同原発に派遣するため、ウクライナ当局と緊密に協議していると述べた。ウクライナを訪問していた同氏は3月31日、ロシアの飛び地領カリーニングラードに到着した。4月1日にロシア高官と会談する。軍事行動への懸念を伝達し、原発の安全確保の徹底を呼びかけるとみられる。


(森敏)
追記1:ついにロシア兵の脱走が始まったようだ。大義なき戦いに駆り出されて殺されてはかなわんよね。


https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000250176.html


追記2:チェリノブイリ原発はお荷物だから撤退した?
    
 ウクライナの原子力企業「エネルゴアトム」のトップ、ペトロ・コティン総裁代理が1日、オンラインで朝日新聞の取材に応じ、ロシア軍が原発を次々と占拠したのは、ウクライナの経済的利益の搾取が目的との見方を示した。旧ソ連のチェルノブイリ原発からの撤退については「自分たちにとって、何の利益にもならないのがわかったということだ」と語った。

 ロシア軍は、侵攻初日の2月24日にチェルノブイリ原発を、3月4日には中南部にある欧州最大級のザポリージャ原発を占拠し、管理下に置いた。
 ロシア軍がウクライナ各地の原発や核施設を攻撃し、制圧した理由について、コティン氏は「ウクライナの重要なインフラ、工場などを破壊したり、我が物にしたりすることが目的で、原発もその一環だろう」と述べた。
 コティン氏によると、ロシア軍は3月31日朝、チェルノブイリ原発から撤退を開始。同原発の従業員らが住むスラブティッチからも引き揚げ始めたという。
 コティン氏は閉鎖中のチェルノブイリ原発について「放射性物質以外に何もない。これらを持ち出して世界中にまき散らす『汚い爆弾』に使う以外に、彼らには何の利益もない」と話した。占拠された当初から、この点を主張していたにもかわらず、ロシア側には受け入れてもらえなかったという。
 同原発周辺の地下には、1986年の事故当時のがれきや資材などが埋められている。ロシア軍は地下の内容物や放射線レベルを調べないまま、何らかの設備をつくろうとし、土を掘り返したという。
 コティン氏は「確証はない」としながらも、「兵士が高いレベルの放射線を浴びた可能性がある。この結果を受け入れられなかったことも、彼らが離れた理由かもしれない」と述べた。(朝日新聞デジタル2022.0402。21:00)



追記3:
素手で放射性物質 ロシア兵 チェリノブイリで相当の被曝か
22/04/11 19:18
ウクライナのチェルノブイリ原発で立ち入り制限区域を管理する当局は10日、撤退したロシア軍が原発の研究施設に保管していた放射性物質を持ち去ったとフェイスブックで発表した。露軍の撤退後に原発周辺に入った欧米メディアの報道では、放射性物資を素手で触るなど、ロシア兵たちの無謀な行動が次々と明るみに出ている。
 「危険だからやめるように言ったが、無視された」。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は8日に掲載したチェルノブイリ原発の現地ルポで、安全管理担当者の話を伝えた。同紙によれば、ロシア軍は1986年に起きた原発事故で汚染された地域で、身の安全への注意を払わず、ブルドーザーなどを使ってざんごうを掘り、敷地内を移動した。露軍にはNBC(核・生物・化学)戦に対応した部隊の人員が含まれ、ロシアの原子力企業ロスアトムの専門家も敷地を訪れた。しかし、あるロシア兵は廃棄物貯蔵施設で放射性物質を素手で拾い、数秒でガイガーカウンター(放射線測定器)の測定値の上限を超えたという。
 原発内部に入った米CNNは9日、ロシア兵が生活していた部屋では他の場所よりも放射線量が高かったと報じた。汚染地域に出入りしたロシア兵の靴に付着した放射性物質が影響したとのウクライナ当局の見方を伝えている。
 露軍はウクライナ侵攻初日の2月24日にチェルノブイリ原発を掌握した。ウクライナ側の発表によると、3月9日からほぼ3日にわたって外部からの電力供給が途絶え、プールで冷却されている使用済み核燃料への影響が懸念された。原発で人質となった技術者などの職員は交代なしで安全管理の作業を継続した。対応に当たった職員の男性は、英BBC放送に「人類にとって悲劇となるのが怖かった」と語った。この男性は、非常用の発電機を動かすためにロシア軍から燃料を盗んで対処したという。
 国際原子力機関(IAEA)によると、チェルノブイリ原発の管理は3月31日にウクライナ側に引き渡された。4月10日には、3週間ぶりに職員の交代が実現したとウクライナ当局から報告を受けた。一方、原発の近くを流れる川に架かる橋が破壊され、施設へ向かう職員は船で移動する必要があるなど、「正常とはほど遠い状態」(グロッシ事務局長)だとしている。機器や通信回線の一部が破壊され、放射線監視データの自動送信ができない状況が続いているという。
 原発周辺を訪れたウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は8日、フェイスブックで「ロシア兵の無知は甚だしい」と述べ、露軍の兵士たちが相当量の被ばくをしたと示唆した。IAEAは「独立した放射線評価にはIAEAの専門家による調査が必要だ」と指摘しており、ウクライナ側と協議して近く現地調査をする意向を示している。【八田浩輔】


追記4: やっとIAEAがチェリのブイリ原発への派遣に乗り出した。
 
IAEA,チェルノのブイリ原発に技術者派遣へ 核監視システム修理
朝日新聞社 2022/o4/23 o8:28
国際原子力機関(IAEA)は22日、一時、ロシア軍の管理下に置かれたウクライナのチェルノブイリ原発に技術者らを派遣すると発表した。IAEAへのデータ送信が途絶えている核物質の監視システムの修理にあたるほか、構内の放射線の状況などを調べるという。
 IAEAの訪問は26日からの予定で、グロッシ事務局長も現地入りする。放射線のモニタリングや検知のための機器、作業員らの防護具なども届ける。グロッシ氏は「チェルノブイリ原発の通常の管理、運営態勢の回復をはかるウクライナ当局を支えるとともに、安全の確保につなげる」と説明している。
 チェルノブイリ原発は、ウクライナへの軍事侵攻が始まった2月24日に制圧され、ロシア軍が撤収する3月末までコントロール下に置かれた。外部電源の供給が一時途絶えたほか、原発側とウクライナ当局との間で直接の通話ができなくなったり、数週間にわたって作業員が「泊まり込み状態」で働かざるを得ない状況に追い込まれたりした。(パリ=青田秀樹)

2022-03-30 12:11 | カテゴリ:未分類
https://www.youtube.com/watch?v=9b1jHIZuOCs
 
上記のUTubeをみると、TBSの金平茂紀キャスターとウクライナのルカシェンコ大統領との1時間にわたる対談で、ルカシェンコ大統領は
「プーチン大統領から、『使用済み核燃料を冷却できないと、ヨーロッパが危機にさらされる』と、電話で要請された。(だから)チェリノブイリ原発にベラルーシから送電を行った。」
と重要な証言を引き出している。この証言が正しいとすると、プーチン自身が核爆発を恐れていることは確実だ。プーチンがロシア発の核戦争で自爆テロを行う可能性は極めて低いと考えるべきだろう。彼の頭はそこまでは狂っていないようだ。
   
  ウクライナ政府が求めているようにウクライナ全域の制空権の設定などは直ちにNATOは受諾すべきかと思う。EU/イギリス/アメリカはプーチンの最初の核の恫喝の一撃に屈してウクライナを見捨てて、見殺しにし続けている。以後泥沼の連鎖が続いているわけである。
   
  先ほどのテレビのニュースでは、IAEAが「チェリノブイリ原発が危機的状況だ」と報じていた。時間の関係で途中で打ち切られたが。前線のロシア兵の無知蒙昧で使用済み核燃料が暴発するかもしれない。(3月30日午前11時半現在)
 

 
チェルノブイリ原発にベラルーシ送電網から電力供給 ウクライナ
AFPBBnews  3月16日
3月16日 AFP=時事】ウクライナ北部にあるチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所への電力供給をめぐり、隣国ベラルーシのエネルギー省は16日、「チェルノブイリ原発への電力供給は全面復旧し、現在はベラルーシの送電線網から電力が供給されている」と発表した。
 ウクライナ当局によると、チェルノブイリ原発では14日にロシア軍が送電線を損傷したために電力の供給が停止した。ただ、14日夜になって国際原子力機関(IAEA)は、外部からの電力が復旧したと明らかにしていた。



チェルノブイリ原発占拠のロシア兵 「大量被曝の可能性」
MasonBissada 29日15:30 Fobes JAPAN
ロシア兵たちは、原発から約6.5キロ離れた高濃度汚染地域の「赤い森」を、戦車や装甲車で走り、防護服を着用せずに現地に入ったと、2人の匿名のウクライナ人の原発スタッフがロイターの取材に述べている。

ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所を掌握したロシア軍の兵士たちは、放射線防護服を着用せずに現地に入り、軍用車両で汚染された土をかき回し、きわめて危険な量の放射線にさらされていた模様だ。ロイターが3月29日の記事で報じた。
ロシア兵たちは体内被曝を引き起こす放射性物質を吸い込んだ可能性が高いため、このミッションが「自殺行為」だとスタッフらは述べている。ウクライナ人スタッフらは、1カ月近くの間、原発に引き止められた後、先週になって自宅に戻っていた
ウクライナの原子力規制当局は、ロシア軍が原発を占拠した翌日の2月25日に、放射線レベルの上昇を報告しており、国際原子力機関(IAEA)は、大型の軍事車両が放射能を含む土壌を巻き上げたことが原因である可能性を指摘した。しかし、IAEAはその翌日の報告書で、放射線量は低く、公衆の脅威にはならないとしていた。
史上最悪の原子力災害と言われる1986年のチェルノブイリ原発事故は、2019年時点で爆発の直接的な結果として約51人が死亡したとされるが、世界保健機関(WHO)は、さらに4000人が放射線被曝により死亡する可能性があると予測している。原発の周囲の高濃度汚染エリアは、事故後に木々が色づいたことから「赤い森」と呼ばれている。
ロシア軍が原発を占拠してから1カ月以上たった今も、スタッフの交代が重要な課題として残っている。ウクライナ人スタッフは、ロシアの指揮下で厳しい環境で働くことを余儀なくされており、同じメンバーが1カ月近く勤務を続けてきたが、先週になってようやく新しい人員と交代した。ウクライナ政府は3月27日、IAEAに対し、次の交代がいつになるのかは不明だと述べた。


チェルノブイリ原発周辺の森林で火災、土壌中の放射性物質が拡散するおそれ ウクライナ当局者が警告
2022/03/28 17:13
 ウクライナの当局者は、チェルノブイリ原発周辺の森林で大規模な火災が起き、土壌の中の放射性物質がヨーロッパの周辺諸国に拡散するおそれがあると警告している。
 ウクライナ議会の人権担当者・デニソワ氏は27日、ロシア軍が制圧したチェルノブイリ原発周辺の森林で戦闘による火災が発生し、1万ヘクタール以上が焼失したと主張した。
 この火災の影響で、土壌の中の放射性物質が風に乗って、ヨーロッパの周辺諸国に拡散するおそれがあると警告している。また、デニソワ氏は、ロシア軍の占拠によって消火作業ができない状況だと指摘している。(ANNニュース)


 
 

(森敏)
2022-02-27 23:03 | カテゴリ:未分類
   今ほど学術団体の旗幟鮮明なロシアのウクライナ侵略に対する非難声明の発出が求められているときはない。
 
  プーチンはテレビの前で「我が国は核大国である(来るなら来てみろ)」と暴言した。これに対してバイデン大統領がテレビの前で「我々が直接の軍事行動に出ないのは、第3次世界大戦を選択するかどうかだからだ」と応じている。
 
  まじめに考えれば、今はまさに核戦争による人類存亡のとば口にいる。
    
  東京大学は以下の藤井総長声明を出した。時宜にかなう稀にみる俊敏な行動だと思う。

ロシアによるウクライナ侵攻について(藤井総長メッセージ) | 東京大学 (u-tokyo.ac.jp)

  
  人類は少しでも狂犬プーチンの暴発を阻止する手立てを模索すべきだ。
     
  キエフの住民が防空警報サイレンのたびに避難のために地下のシェルターに駆け降りる、そこで少女が「死にたくないです。早く全部終わってほしい」と涙で訴える。これらの姿は、小生の高知県での我が家の庭に掘った防空壕生活とぴったりと重なる。
  

(森敏)

付記:先ほどロシア軍が放射性物質貯蔵施設にミサイルを撃ち込んだ、というニュースが流れた。危惧していたことが刻々と現実になり始めている。(2月27日午後8時ごろの民放テレビニュース。
   
追記1 プーチンが核抑止力部隊を特別厳戒体制に移行と命令した (2月28日午前6時の民放テレビニュース)。 第3次世界大戦(核戦争)への危険度が高まっている。プーチンは自爆テロの覚悟をし始めた。プーチンの顔つきから判断すると、これは単なる脅しではないだろう。
 
追記2.プーチンが最近の首脳会談で手首のしびれを示し、パーキンソン病の発症を疑われている。 体調が悪いと物事を楽観的、客観的に、判断できなくなるので、これは実に危険な兆候だ。 プーチンの取り巻きの連中が、この狂犬による「呪縛の構造」から目が覚めて、早く造反することを心底から祈りたい。「ウクライナ侵攻」でロシア国民は急速に反プーチンに目覚めつつある。

追記3.ベルリンのブランデンブルグ門の広場には数万人が反戦の声を上げている。小生も何度も訪れたこの場所は、東西ドイツ崩壊の象徴的場所であるので、人々は今現在の戦争の危機を最も敏感に感じているはずである。

世界が抗議「戦争やめろ」 ウクライナ侵攻後初の週末 (msn.com)


追記4.以下の朝日新聞の記事にあるように、中共の独裁国家である中国の歴史学者さえ勇気を出して単独声明をSNSで発信した。
日本の学術団体は何をやっているんだ。喝!
    
中国歴史学者の声明削除 SNSに「戦争、強く反対」ウクライナ侵攻巡り

2022.2.28. 5:00 朝日新聞より一部転載

ロシア軍によるウクライナへの侵攻を巡り、中国の複数の歴史学者が26日午後、ロシア政府とプーチン大統領に対し戦争の停止を呼びかける声明を、中国のSNSで発表した。中国政府はロシアの軍事行動を侵攻とは認定しておらず、北大西洋条約機構NATO)の拡張に反対するロシアの立場にも支持を表明している。政府の姿勢とは一致しない学者らの提言は、間もなく削除され、閲覧不能になった。

「ロシアのウクライナ侵略と私たちの態度」と題した声明を発表したのは、南京大学の孫江教授ら歴史学者5人。「ロシアがウクライナに対して起こした戦争に強く反対する。ロシアにいくら理由があっても、武力による主権国家への侵攻は既存の国家安全システムを破壊するものだ」と批判した。

さらに、孫氏らは「ウクライナ国民の国を守る行動を断固支持する」とし、ロシア政府とプーチン大統領に対し「戦争を停止し、交渉で紛争を解決するよう強く呼びかける」と求めた。

声明は中国政府の姿勢に対しては論評していない::::

孫氏は朝日新聞の取材に対し「声明は確かに私が起草し、署名者全員が確認した上で、公表したものだ」と述べた。:::(北京=冨名腰隆)…

追記5:追記4で紹介した 南京大学の孫江教授は「東京大学で博士号を得て日本の大学の教壇にも立っていた」との記事が出ていた(多事奏論 朝日新聞編集委員 吉岡桂子. 3月5日朝刊)。 これこそ日中学術交流の真の成果というべきだろう。




2021-11-02 16:49 | カテゴリ:未分類

以下、転載です。
 
日本土壌肥料学会主催、学術会議、農研機構、福島大学共催:


シンポジウム「原発事故から10年~これまで・今・これからの農業現場を考える~」(2021.11.5)

の参加登録は11月2日まで。

 東日本大震災と、それに伴う原子力発電所の事故から10年が経過した節目に標記のシン
ポジウムを開催します。シンポジウムでは、農業現場に発生した問題に対して、土壌肥料
学会の基盤的な知識と経験に基づいて多くの解決策を示したことを総括するとともに、今
後の学術的な貢献の道筋や課題についても展望します。
  
貴重な機会ですので、是非とも皆様のご参加、会員以外の皆様への周知をお願いします。
  
詳細は学会HP(下記URL)を参照ください。
  
http://jssspn.jp/event/symposium/2021102021115.html 

 参加申込は、11月2日までに以下のサイトから申込ください。
  
https://forms.gle/XXHvmB9AWfAc5STR6 
  
   
講演者は以下の通りです

◇プログラム:

「日本土壌肥料学会・日本学術会議からの挨拶」;波多野隆介(北海道大学・日本土壌肥料学会前会長)
                 

「はじまりは地震と共に-成果を繋ぐ研究の進展」;塚田祥文(福島大学)
                      

「農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について」;前島勇治・高田裕介・神山和則(農研機構)
  

「除染後農地の問題点と農業復興に向けた取り組み」;齋藤 隆(福島県農業総合センター)
               

「動きにくいセシウムの3つのかたち」;山口紀子(農研機構)
  

「作物を放射能汚染から守る黄砂の力」;中尾 淳(京都府立大学)
                      

「カリウム肥料を撒くことの効果-水稲―」;藤村恵人(農研機構)
                         

「ダイズの放射性セシウム濃度が高い理由」:二瓶直登(福島大学)
                         

「水稲におけるセシウムの吸収と体内での動き」;古川 純(筑波大学) 
                       

「これから歩む道-日本土壌肥料学会・日本学術会議の役割」;信濃卓郎(北海道大学)
    

「総合討論(パネル形式)」;司会 信濃卓郎・中尾 淳

    
「閉会の言葉」;妹尾啓史(東京大学・日本土壌肥料学会会長)
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