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2023-02-19 12:14 | カテゴリ:未分類
トルコ地震1
大地震でオリーブ畑に生じた巨大な地割れ=11日、トルコ南部ハタイ県(ゲッティ=共同)© KYODONEWS


この写真を見て「原発再稼働」や「原発の廃炉までの年数の延長」や「新規原発の既存の施設内への増設計画」などの日本政府の、ウクライナ戦争によるエネルギー危機に便乗した方針が如何に愚劣であるかに想像力が及ばない日本人はいないと思う。
 
6名の原発規制委員会の連中の中では地質学者の石渡明さんだけが原発の期間の60年超延長に反対意見を述べたとのことである。他の委員は上記の画像を見ても、なんやかんやと屁理屈を述べて、弁解するでしょうが、規制委員会はまさしく「専門馬鹿集団」に成り下がったですね。

彼らは日本の原発立地でこんな超特大地震が起きたらどう責任を取るんでしょうか?


トルコで畑に突如、巨大な「谷」 大地震で発生、幅100m超
共同通信社 によるストーリー • 昨日 16:58

 トルコ南部ハタイ県のオリーブ畑に、6日の大地震で巨大な地割れが生じたとして、トルコで話題となっている。深さ数十メートル、対岸への幅100メートル超の亀裂が延々と続き、新たな「谷」の出現は地震の規模の大きさを改めて示すものとして、衝撃をもって受け止められている。

 地割れはハタイ県アンタキヤの郊外、シリア国境に近い村テペハンにある。現地を訪れると、オリーブの低木が等間隔で並ぶ丘の途中から、突如として崖が姿を見せ、のぞき込むと灰色や黄土色の岩肌がむき出しになっていた。
 地割れの一部は幅約200~300メートルに達しているとの報道もある。




(森敏)
付記1:まだどこの報道機関からも発信されていないようだが、現在建設途上のトルコのアックユ原子力発電所はこれで稼働は永久に不可能になっただろう。今回の大地震による国民の反感とともに、ロシアのオリガルヒからの支援も絶えるだろうから。

ウイキぺデイアには以下の記載がある

::::2018年4月3日に起工式が開かれ、トルコの首都アンカラを訪問したロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が映像回線経由で参加した。原発の稼働予定は2023年。トルコの原子力規制当局が1号機の建設を認可したのは式典前日の4月2日である。
トルコ政府は人口密度が低く、地震のリスクが低いことからこの場所を選んだ。


追記:2月21日のニュースでは、トルコ南部で震度6.3の地震があり死者3人負傷者300人が出たという暫定報道があった。アックユ原子力発電所はトルコ南部の沿岸に位置している。報道がないがこの原発も揺れたに違いない。

追記2;
トルコ・シリア地震は阪神の20倍 横ずれ型、日本でも
2023年2月27日 11:00 (2023年2月27日 18:22更新)

死者が5万人を超えたトルコ南部の大地震は、断層が水平方向にずれる「横ずれ断層型」で、1995年の阪神大震災の約20倍のエネルギーだったことが専門家の分析で分かった。横ずれ断層型の内陸直下地震は日本でも過去に甚大な被害をもたらしており、大地震のリスクが比較的高いとされる活断層は全国で約30カ所に上る。地震発生から27日で3週間。耐震化の進む日本でも防災対策の再点検が求められる。

2023-02-13 20:29 | カテゴリ:未分類

第168回芥川賞受賞作である『荒地の家族』を一気読みした。

小生は東日本大震災の直接の被災者ではないが、震災後の10年間は福島の浪江町以東の全域を頻繁に放射能汚染調査に出かけたので、当時の海岸線の荒涼たる光景がいまも目に焼き付いて離れない。ここに住んでいた住民はその後いったいどう気持ちで過ごしてきたのだろうと、テレビで時々放映されるが、その本当の心境がいまだに想像できないでいる。

震災後、被災者の家族がどのような経緯でこの間12年間を過ごしてきたのかを、本格的に小説にしないだろうか、と念じていた。

今回この小説が芥川賞の受賞作であると知って、さっそく、最近は買わなくなっていた「文藝春秋」の3月号を近所の本屋で購入した。隣の文京区の図書館ではなんとなく気ぜわしくて本を借りてじっくりと長文の小説を読む気がしないので。

小説の書き出しの部分での人間関係の入り組んだ説明が煩雑だったが、だんだん慣れてきて、主人公の園芸業者の子細な園芸技術の記述が巧みで、引き込まれた。海や阿武隈川の自然の情景描写もなかなかうまいと思った。主人公の心理描写は極めて抑制的であるのがかえって、底知れぬ寂寥感を誘う。

被災者には多種多様な経験と思いが蓄積されているはずだが、些細な嫌なことは忘れて、それがだんだん空洞化して、親族や知人の死の記憶のみが核として残るのではないだろうか。

他の作家ももっともっとこの間の経験を、語って語ってぜひ歴史に名作を残しておいてほしいものだと思う。

第2次世界大戦の学徒出陣の従軍経験者は生きて帰ってきて実に多くの名文学作品を生んでいる。

一方、文学作品ではなく、日本では震災や原発被災が絵画として語り継がれるべき名画はまだ登場していないのではないだろうか。今日の「4K動画」の時代には、ただ「一幅の絵画」で世界を感動させることが不可能になっているのかもしれない。ピカソの「ゲルニカ」を超えるものはもう出ないだろうか。
  
ふと思ったのだが、AIに震災や原発被災の絵を書かせてみたらどんな絵を描くだろうか?。誰か描かせてみてくれませんかね? 新しい一見奇妙奇天烈な新鮮な人知が及ばない絵画の世界をAIが切り開いてくれるような予感がします。

【森敏】

付記:東京芸大の在学生の制作展示が芸大付属のギャラリーで開かれている。素人の勝手な不遜な感想だが、全部の作品がなかなか面白いのだが、無茶苦茶面白い発想のものは残念ながら無かった。秀才の作品にとどまっている。
2023-02-13 14:00 | カテゴリ:未分類
次回のNHKサイエンスゼロは
2月19日(日曜日)夜11時30分から
上記タイトルで放映されるそうです

以下予告です

https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/4N1Q24K8R3/



2023-02-03 14:10 | カテゴリ:未分類
スライド1
図1

スライド2
図2

スライド3
図3

スライド5
図5

スライド4
図6

スライド6
図7

スライド7
図8
  
   
いつもは肩苦しい話をしているので、今日はあまいあまいお話です。
   
図1は最近八百屋で買ったイチゴの「とちおとめ」(図7、図8)である。2パックが700円弱であった。他の産地のイチゴは1パックで600円強であった。

パックを開けて見ると、このパックには5個のイチゴが入っていて、そのうちの4個が奇形であった。いわゆる帯化イチゴであった。

小生は東電福島第一原発事故以来、帯化タンポポの異常発生をずっと観察しているのだが、同時に、野菜や果物などの帯化奇形も八百屋さんで観察している。

図2、図3、図4、図5は図1の各イチゴの拡大図である。へたの部分がつながっているのでこれらのイチゴが全部帯化奇形であることがわかる。

毎年この時期から出てくる博多のイチゴ「あまおう」は超特大の帯化奇形を選抜しているので1パック800円以上していたので手が出なかった。今年は各スーパーで900円以上で売られている。

これまでも「とちおとめ」は大型だが形状が奇形でないので倍数体のようなものが高級品として売られていたが、今年は明らかに帯化と分かる奇形イチゴを堂々と売り始めているようだ。見た目があまりにも異様なものがあるからか、そういうパックは値段をかなり抑えて売っているようだ。食べると十分にあまいし、おいしい。

小生には、この帯化奇形イチゴが、突然変異のクローン株を増やしたものなのか、何らかのホルモン処理や環境条件処理によって毎年容易に作出できているのか、いまだにわからない。

興味のある方はスマホで、「全農栃木はが野」に図8のアプリから入って調べてください。小生はスマホを持たないので。

文京区の各所のスーパーを眺めていると今年は「大型イチゴ」の産地間競争がし烈な争いを呈していることが見て取れる。
 
さぬきひめ、あまおう、とちおとめ、恋みのり、とちあおい、とちあいか、スカイベリー、淡雪いちご、晴苺、いちごさん、ロイヤルクイーン、みかき苺、紅ほっぺ、いばらキッス、ゆめのか, ゆうべに、やよいひめ、ほしうらら、チェリーベリー、Ever Egg とひしめいている。

「今イチゴを食べなくてどうする!」と八百屋の看板があった。どの産地のイチゴも甘い甘い。あまり外れはないようだ。
 
 
(森敏)
2023-01-31 08:33 | カテゴリ:未分類
小生は先に

肥料・食料・原発でグテーレスがプーチンに翻弄されている

「活性汚泥」の活用はよいが、慎重に

と、2報をこのブログで述べておいた。ウクライナ戦争の故に輸入飼料ばかりでなく肥料価格の高騰が起こっており、日本の農業が危機にさらされている。

これまでも、下水汚泥の肥料資源化のためにはコストがかかりすぎて、輸入肥料に太刀打ちできない自治体が多かった。そのためにこの有効な資源を焼却埋め立てにまわされる部分が大きかった。

しかしリンやカリの価格が高騰して、活性汚泥として回収したカリやリンが、輸入肥料と戦える場面になってきた。ウクライナ戦争が収束したら、国際価格が低下してまた、元の木阿弥にならないように、今から長期対策を立てておくことが必要である。

日本の科学技術政策は、立ち上げる時は先行技術の開発に大いに貢献するのだが、国際情勢が変わると、すぐその技術を放棄して海外移転してしまう傾向がある。

その結果、また国際情勢が変化すると、今度はその技術が日本で継続して開発されて行かなかったがゆえに、周回遅れになって、日本が後進国になってしまう。ということを繰り返してきた。

石油危機の時の「サンシャイン計画」として大いに、開発に先鞭をつけた太陽電池や風力発電はその最たるものである。


以下はこの問題に関する国内外の推移を日経新聞が詳しく紹介しているので、以下に無断転載させていただきました。



肥料高騰、国産化支援へ 下水汚泥再生で自治体補助拡充
2023/1/17 18:15更新 日本経済新聞 電子版

ウクライナ危機などを背景にした世界的な肥料価格の高騰を受け、政府は国産肥料の拡大支援に乗り出す。農家の経営に影響するだけでなく、調達が滞れば収穫量にも響きかねない。主要原料の一つであるリンの輸入は9割を中国に依存し、経済安全保障の観点でも懸念がある。自治体への補助を拡充して下水汚泥を肥料に再生する施設を増やし国産化を進める。
肥料は窒素とリン、カリウムが主な3原料とされ、日本はほぼ全量を輸入している。世界的な穀物需要の増加にウクライナ危機による肥料の供給不安や円安が重なり、国内の肥料の物価指数は2022年11月に前年同月比40%上昇した。リンは主要な供給国である中国が21年10月から輸出を規制している。資源が偏在しているため代替調達も難しい。
肥料は国内の汚泥からもつくることができる。リンを使った化学肥料は20キログラム当たり平均2000~4000円を中心に販売されている。岐阜市は下水汚泥からつくる肥料を参考価格として約700円で売っている。大量生産が容易ではないといった課題はあるが輸入原料の高騰を受け、国産を見直す機運がある。
国産原料の拡大に向け、総務省は23年度から3年間、自治体がリンを回収する施設などを導入する際の支援を拡充する。自治体が資金調達に向けて起債すれば償還費の33~47%を普通交付税で手当てする。これまでは16~44%だった。地方債計画に、関連事業費として100億円程度を盛り込む。
リンの需要量は年約30万トンで、下水汚泥はその1~2割相当の量を含むとされる。回収施設の導入には10億円近くかかり、経費の高さが課題だ。政府は肥料に再生して使う堆肥や下水汚泥の量(リンベース)を21年の2.7万トンから30年に5.5万トンに倍増させる目標を掲げている。今後、輸入価格が下がった場合に国内外での生産のバランスをどうするかなどが課題となる。
汚泥を再生してつくる肥料の利用拡大にも取り組む。農林水産省と国土交通省は下水道事業者や肥料メーカー、農業者と協力する官民検討会を立ち上げた。有害物質を調査・分析した結果を公表するデータベースの整備を手がける。汚泥由来の肥料へのイメージ改善を狙う。
農水省は肥料の原料を供給できる畜産農家や下水事業者、肥料メーカー、農家をマッチングするサイトを開設する。22年度中の運用開始をめざす。研究開発や設備投資への支援も拡充する。農水省は100億円以上を確保し、堆肥づくりの施設整備や費用対効果が高い汚泥資源を原料とした肥料の生産方法開発などを後押しする。



(森敏)

追記:小生は以下のように、39年前に東京都の活性汚泥を用いて、熟度の測定をするための、ガスセンサーを開発している。
お時間があればご参照ください。

堆肥の熟度検定のためのガスセンサーの開発
森 敏, 木村 郁彦
日本土壌肥料学会誌 1984年55巻1号23ー28頁。
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