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2022-10-21 15:17 | カテゴリ:未分類
コメント続けてきたが、基本に立ち返る…テレ朝・玉川徹氏、続投発言の全文
2022/10/19 08:27 テレビ朝日転載
19日午前8時から放送された「羽鳥慎一モーニングショー」での玉川徹氏の発言は以下の通り。

「おはようございます。今回の私の事実誤認のコメントにより、ご迷惑をおかけした電通および菅前総理大臣に対し、改めておわび申し上げます。このような事実に基づかない発言をテレビでしてしまったということ、それは私の慢心とおごりがあったからだと反省いたしました。申し訳ございませんでした。
謹慎の10日間、私は事実確認の大切さ、テレビで発言することの責任の重さを考え続けました。そして、事実確認こそが報道の根幹であり、その原点に立ち返るべきだと考えました。これまで私はスタジオでさまざまなニュースに対しコメントを続けてきましたが、これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する、その基本にもう一度立ち返るべきだと考えました。そして、その結果は、この「羽鳥慎一モーニングショー」でお伝えする。そういう風な考えに、私は今回、至りました。
この間、報道局幹部とも話し合いを続け、このような私の考えを理解してもらいました。視聴者の皆さまにもご理解をいただければと感じます。今後は、このような形で仕事を続けて参りますが、ご支援の程、よろしくお願いいたします。」

 
 
  今世間を騒がせているテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」での玉川徹コメンテーターの発言については、彼は以上のように弁明して、10日間の謹慎処分が開けて、今後も続投するというテレビ局の決定のようである。妥当な決着ではなかろうか。

   小生は玉川徹氏が、タンポポの奇形の原因を追跡した、
「化学物質列島汚染」 玉川徹 講談社α新書 
という優れた啓蒙書を2009年に出版していることを知っている。それは小生が2011年の福島原発事故後に多発した「タンポポの奇形」(帯化)をずっと調査してきたからである。だが、多くのテレビの視聴者はそのことを知らないのではなかろうか。

   この本を読むと(中身の詳細は省くが)、彼は京都大学農学部の修士課程を修了しているから、科学(サイエンス)とは何ぞやということを基本的に理解していることがよくわかる。だからこそ局内でも長く重用さていたのではないだろうか。
   
   今回の玉川氏の発言は、彼自身が反省しているように、報道の基本である現場で取材した事実に基づかない逸脱(オーバーラン)であったのだろう。どこの時点からか常設コメンテーターとしてテレビに登場するようになって、おごりに溺れて、つい我を忘れていたのだろう。

  自然科学の基本である事実認定(fact -finding)の精神に立ち返り、得意分野でのコメンテーターとして頑張ってもらいたいものだ。あまり政治の魑魅魍魎に足をすくわれないように。
   
現在ウクライナ戦争では、さすがに軽がろしく、ロシアとウクライナの戦略や戦術を、素人がコメントすることができない。なので、どのテレビ局も、主に防衛省の現役や退役自衛官や、外国の元軍関係者や、軍事オタクや、元外交官や、大学のロシア史などの専門家に出演してもらっている。

  日々局面が展開している戦況の予測が、あまりにも大きく外れる“ほら吹き男爵”や、抽象論しか語れない専門家は徐々にテレビ画面から淘汰されているようだ。

  自衛官関係者は言質を取られまいとするあまり、あまりにも慎重すぎて、聞いていると、歯切れが悪くて、もどかしくてイライラする場合が多い。戦闘当事者ではないので、無理もないが。



(森敏)
2022-08-24 14:14 | カテゴリ:未分類

朝日新聞のインタビューに対してウクライナの作家アンドレイ・クルコフ氏が以下のことを述べている。

:::::(今後)数か月の間、前線が完全に膠着すれば、侵略を始めた国が敗戦したのだという意識が生まれてくるはず。私が恐れるのは、欧州がプーチンの面目を保つために妥協を提案する動きに回帰することです。その場合、ロシアが得る権益はウクライナより大きいです。:::::
  
彼が言わんとすることは、「西欧陣営はひよるな!」ということである。
  
政治家は『妥協(compromize)すること』を美徳とする人種であるので、ウクライナ戦争では、朝鮮戦争の時のような38度線での南北分断された2つの国家を作って休戦協定で停戦させたい、という政治家が多いと思われる。
  
しかしそれでは焦土と化しつつあるウクライナは敗戦国同然となり、狂犬プーチンは戦争犯罪人にならず、ロシアはウクライナに戦争犯罪国家としての賠償金を払わずに済むことになるので、事実上プーチンロシアが大勝したということになるのである。
  
これまでのロシアによるウクライナへの破壊活動により、この国の復興にかかる予算は日本の国家予算の100兆円以上が必要、と識者によって試算されている。小生はこれは過小評価だと思う。日本での東電福島第一原発事故ではこれまでの10年間に、すでに国家予算の32兆円が支出されている。
  
ロシアの直近の国家予算額は約32兆円弱であるから、もしロシアが敗戦国と認定されて、賠償金を支払わせられることになれば何年もかかって支払うことになり、ロシアは超弱小国家となる。これは第一次世界大戦後に敗戦国ドイツが超債務国家として塗炭の苦しみを負った、二の舞になるだろう。
  
モスクワの若者はそれをすでに悟ってか、国外脱出を試みているようだ。この戦争が始まる前の10年間でもすでに500万人が脱出したと報じられている。ロシアは国内的にすでに有能な若者にとって希望がない国に成り下がっていたのである。(すでに国家財政が破産したバングラデッシュでは、優秀な若者が現在進行形で大量に国外脱出していると報じられている。)
  
  
(森敏)

付記: ウクライナ問題ではEUは一応、ウクライナ支援での結束を持続する努力を続けているようだ。

プーチン氏は「ウクライナ支援疲れ」期待 EU外相インタビュー

【AFP=時事】欧州連合の外相に当たるジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表は23日、AFPのインタビューに応じ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、物価高騰がEU市民の家計を直撃することで欧州内に「ウクライナ支援疲れ」が出てくることを期待している、との考えを示した。
 EUは来週、チェコの首都プラハで外相ならびに国防相会合を開く。ボレル氏としては、ロシアの侵略行為を前に結束してきたEUの外交姿勢をさらに強化したい考えだ。
 EU加盟国はこれまでに、プーチン氏側近とロシアの経済部門に対する一連の制裁で合意。しかし現在、エネルギー価格の高騰とインフレ高進を受け、一部加盟国は深刻な景気後退入りのリスクに直面している。ボレル氏にとっては、EUの結束を維持することが急務となっている。(c)AFP/Christian SPILLMANN


追記1:EUはウクライナの軍事支援を何とか持ちこたえようと努力しているようだ。

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)加盟国の国防相らは30日、チェコの首都プラハで会議を開いた。ウクライナ問題をめぐって討議し、全加盟国がEUの枠組みで支援を継続するとの認識で一致。ウクライナ軍に対する訓練実現に向けた具体的な検討に入ることを決めた。

 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は会議後の記者会見で、「EU加盟国は引き続き(ウクライナを)必要な限り必要なだけ支援することで合意した」と述べた。オンラインで参加したウクライナのレズニコフ国防相から要望を聞き取ったことを明かし、迅速に対応する考えを示した。


追記2:今頃になって、ポーランドがドイツに対して、第2次世界大戦時の」損害賠償費を請求し始めた。おそらく、ウクライナの戦後復興費を考えて、自分rの戦後復興に塗炭の苦しみを覚えた記憶がよみがえってきたのであろう。
それにしてもその額の多さに驚くばかりだ。


第2次大戦の戦争損害183兆円 ポーランド、独政府に賠償交渉要求
カチンスキ党首=1日
、ワルシャワ(AP) 2022/9/2 10:03

ポーランド政府は1日、第二次大戦中のナチス・ドイツの侵攻と占領による損害は約6兆2200億ズロチ(約183兆円)に上るとの試算を発表した。ドイツ政府に賠償交渉を求める。
83年前の1939年9月1日にナチス・ドイツがポーランドに侵攻し、第2次大戦が始まった。45年の終戦までにポーランドでは約600万人が犠牲になったとされる。
欧州メディアによると、ポーランドは2015年に愛国主義的な保守与党「法と正義(PiS)」が政権を取って以降、ドイツに対する賠償請求論を主張。ドイツ政府はポーランドが1953年に賠償請求を放棄したため請求権は消滅したとの立場で、賠償問題は解決済みだとの姿勢を崩していない。
PiSのカチンスキ党首は「ドイツは甚大な損害をもたらした」と訴え、賠償金を受け取るまで「長く困難なプロセス」になるだろうと述べた。(共同)


2022-08-22 11:47 | カテゴリ:未分類
以下は来る9月13日から14日まで東京農業大学で開催される日本土壌肥料学会での約400の講演題目から、放射性セシウムや放射性ヨウ素に関する19の研究課題を抜き出し紹介したものです。(発表者名は筆頭と最後尾のみ記載しています)
  
東電福島第一原発事故以降10年以上経過した今も基礎から応用に至るまで放射能による農地汚染の研究が続いています。
  
  奇しくも現在ウクライナのザポロジエ原発がロシア軍の占領で大惨事を起こすの危機に陥っています。事故後の農地汚染の後始末はいつも農民や農学者に放り投げられてきました。絶対にそんな事態が起こらないように切に祈りたい。
  
  
放射性セシウム補足ポテンシャルの溶液条件は移行リスクの推定に最適か?
宇野浩一郎・・・矢内純太
  
ダイズのCs体内分配に関わるミネラルネットワークの経時的変動
村島和樹・・・信濃卓郎
  
ポジトロンイメージング技術によるリンゴ樹体内セシウム動態の可視化
野田祐作・・・・・河地有木
  
シロバナルーピンのセシウム吸収・分配における元素間相互作用
菅あやね・・・・・信濃卓郎
  
ミミズが土壌表層の放射性セシウムの垂直分布に及ぼす影響
田中草太・・・佐藤 孝
  
原位置モデル水田実験による灌漑水田由来137Csの影響評価
Anastasiia Klevtsov・・・・・・・原田直樹
   
多地点の農家圃場で生産した玄米と大豆子実の放射性セシウム濃度の比較
藤村恵人・・・・・・・鈴木政崇
   
福島県内の農地における放射性物質に関する研究(第57報)
ラッカセイの放射性セシウム吸収特性  
平山孝・斎藤正明
   
福島県内の農地における放射性物質に関する研究(第58報)
低カリ条件下での水稲ポット栽培3作から評価した土壌改良資材の放射性セシウム吸収抑制効果の持続性
松岡宏明・井倉将人
   
草地更新時に施用した金雲母とゼオライトの放射性セシウム移行への影響
山田大吾・・栂村恭子
   
ヘアリーベッチおよびクリムゾンクローバーへの放射性セシウムの移行性
久保堅司・・・・佐藤 孝
   
農耕地土壌および作物における129I 濃度について
塚田祥文
   
福島県東部を対象とした灌漑水による水田へのカリウム供給量マップ
錦織達啓・久保田富次郎
   
福島第一原発事故除染後農地における緑肥作物の春季播種が緑肥の開花期・窒素集積量に及ぼす影響
佐藤 孝・・・・・・・高階史章
   
福島県内の農地における放射性物質に関する研究(第56報)
玄ソバへの放射性セシウム移行特性への解析
斎藤正明・・平山 孝
   
福島県内の農地における放射性物質に関する研究(第59報)
籾殻くん炭を活用した塩化カリ代替効果の検証
浅枝諭史・・・・・三本菅猛
   
ポジトロンイメージング技術を用いたダイズ根系内のセシウム輸送における共存元素の影響解析
井倉将人・・・・・河地有木
   
A study on potassium application’s effect on cesium and strontium uptake in soybean
Muhamad Syaifudin・・・・・・・Takuro Shinano
   
機械学習を用いた福島県内農地土壌中非交換性カリ含量の空間分布推定―教師データ拡充の効果と除染後農地に対する適用可能性
矢ケ崎泰海・・・・・矢内純太
    




(森敏)

2022-08-19 10:28 | カテゴリ:未分類
以下本日のニュースの翻訳です。

国連事務総長、ウクライナ原発周辺に「非武装化」要求
CNNのティム・リスターより

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、木曜日にウクライナのリヴィウで会談した後、握手を交わしました。(Evgeniy Maloletka/AP)
 
国連事務総長のアントニオ・グテーレスは、ウクライナの都市リヴィウで木曜日にヴォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した後、ザポリジャの原子力発電所に何らかの損害が生じる可能性は「自殺行為」であると述べた。

グテーレス氏は事務所で配布された冒頭の発言で、この地域を「非武装化」するよう求め、「ザポリジアを純粋な民間インフラとして再確立し、この地域の安全を確保する」ために合意が緊急に必要だと述べた。

"我々はありのままを伝えなければならない-ザポリジャーへの潜在的な被害は自殺行為だ "とグテーレス氏は述べた。

「IAEA(国際原子力機関)と緊密に連絡を取りながら、国連事務局は、ロシアとウクライナの両方が同意すれば、キエフからザポリジャー原子力発電所へのIAEAミッションを支援するための物流と安全保障能力がウクライナにあると評価している」とグテレス氏は述べた。
「原発の施設や周辺が軍事作戦の標的にならないよう、努力を惜しんではならない。軍備と人員は原発から撤退させるべきだ」と述べている。

ロシア軍の人員と一部の装備は、3月初旬に原発が占拠されて以来、原発を拠点としている。

「これ以上の軍や装備の配備は避けなければならない。この地域は非武装化される必要がある」とグテーレス大統領は述べた。


 

追記1:原発事故発生予告の記事

ロシア、原発で「人災の発生の危険性」発表…ウクライナ側は露軍の自作自演を警戒
読売新聞 2022/08/19 10:32
 【キーウ=笹子美奈子】ウクライナ南部でロシア軍が占拠しているザポリージャ原発を巡り、ロシアとウクライナがそれぞれ挑発行為を示唆する発表を行い、警戒が強まっている。国連のアントニオ・グテレス事務総長のウクライナ滞在に合わせた非難合戦とみられる。
 露国防省は18日、ザポリージャ原発で「(ウクライナや米欧による)人災が起こる危険性がある」と発表した。ウクライナ軍の挑発行為により、放射性物質の漏出などの危険もあると指摘している。
 これに対し、ウクライナ国防省も同日、同原発で「19日に何らかの挑発行為が行われる可能性がある」と警告した。露軍による自作自演を警戒したものとみられる。ウクライナ側の発表によると、同原発に常駐していた露国営原子力企業ロスアトムの代表者が緊急退避しており、「(露軍が同原発に)本当のテロ攻撃を行う可能性がある」としている。


追記2:フランスのマクロン大統領は、ウクライナ問題では要所でしゃしゃり出てくるのだが、いつもプーチンに 「から手形」 をつかまされている。今回もそうならないことを祈りたい
 
ウクライナ原発への調査団派遣 仏ロ首脳、重要性で一致

2022年8月20日 3:51 (2022年8月20日 9:34更新)
【パリ=白石透冴】フランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領は19日、電話協議した。両首脳はウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所について、早期に国際原子力機関(IAEA)の調査団を派遣することが重要との認識で一致した。ただロシア軍は同原発を軍事拠点にしているとみられ、派遣実現は依然として不透明感が大きい。
ロシア大統領府によると、プーチン氏は現地調査に必要な支援を提供する用意があると表明した。ロシア側によると、電話協議は仏側が提案した
ロシアが占拠するザポロジエ原発近辺では爆発が相次いでいる。仏大統領府によると、マクロン氏はプーチン氏に原発の安全性への懸念を表明したという。
ウクライナは同原発の非武装化を求めているが、ロシア側は応じていない。ロシア軍は反撃を受けにくい拠点とみて同原発に弾薬を運び込んでいるとの情報がある。
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日に公開した動画で、調査団の派遣に向けて詳細をIAEAや国連などと協議していると説明した。


2022-08-09 16:50 | カテゴリ:未分類
狂犬プーチンのやることは予測がつかない。
  
キーウ攻略という緒戦の敗退以来、
 
軍事的に引き際が見出せない狂犬プーチンは
 
「ロシアがウクライナに負けるはずがない」
 
と意地になっているとしか思えない。
 
狂犬プーチンはサポリッジャ原発を爆発させて、
  
世界中に戦争終結が不可避であるように 
 
ロシア軍に仕向けているのではないだろうか?
  
しかも、その原発爆発という甚大な結果を、
 
ロシア流の奇妙奇天烈なレトリックで
  
ウクライナ軍のせいにするだろう。
   


(森敏)
 
付記1:

日本の多くの識者が
 
「プーチンは正気でただ冷徹であるにすぎない」
 
というしたり顔の言葉を述べているのだが、小生は全く信じない。
 
プーチンの誇大妄想はすでに狂気のヒトラーを超えている。

付記2:
 
【キーウ共同】ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムのコティン総裁は、ロシアが占拠する南部のザポロジエ原発に対する連日の攻撃について、使用済み核燃料の貯蔵庫が複数破壊されれば「計り知れない大惨事が起きる」と述べた。ロイター通信が地元メディアを引用して8日報じた。

 総裁は国際社会に「ロシア軍を撤退させ平和維持部隊を派遣すべきだ」と要求。周辺に非武装地帯を設けるよう訴えた。

 一方、ロシア国防省報道官は、原発攻撃がウクライナ側の砲撃によるものだとして、「新たな核テロだ」と非難。双方が互いの非難に終始しており、安全確保の具体的方策は取られていない。

追記1:

NHK NEWSWEB 8月10日
G7外相 ザポリージャ原発の安全への懸念で声明 
 
ウクライナ南東部にあるロシア軍が掌握するザポリージャ原子力発電所に砲撃が相次ぎ、原発の安全への懸念が広がっていることを受けて、G7=主要7か国の外相は10日、声明を出しました。

声明では「ウクライナの原子力施設をロシア軍が掌握し、施設の安全に深刻な脅威をもたらし、原発事故のリスクを著しく高めウクライナや周辺国、そして国際社会を危険にさらしていることを深く懸念している」として、ロシアに対して原発をただちにウクライナ側に戻すよう求めました。

また声明では「IAEA=国際原子力機関のスタッフは、ウクライナにあるすべての原子力施設に安全、また妨害を受けずに出入りできなければならない」として、IAEAの専門家チームが現地に入ることが必要だと訴えています。

追記2.ウクライナのポドリャク大統領府長官は8月12日の会見で、

「プーチンはいまだに幻想の中を生きており、そのことがプロセスを支配している。さらには、彼には、強力な皇帝、領土強奪者として歴史に残るという、心理的な大目標があるのだ。ゼレンシキーが全くもって合理的で現代的な政治家であるのに対して、プーチンは17世紀の政治家である。彼は最近、自分のことをアレクサンドル・ネフスキー(編集注:1220〜1263)だとみなしているのだ。私は、彼が変身しようとする歴史上の人物はまだ他にも出てくる可能性があると理解している」

と断言している。ここには演説の全文を引用しないが、ほかのカ所でも彼は非常に格調高い内容の演説をしている。おそらくゼレンスキー大統領のスピーチライターでもあると思われる。

追記3:
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ロシア連邦軍が同日ザポリッジャ原子力発電所を再び砲撃したことを受け、同軍を原発から追い出すことの必要性を国際社会に訴えた。
ゼレンシキー宇大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。

ゼレンシキー氏は、「ザポリッジャ原発周辺で現在起きていることは、テロ国家の最大級の犯罪の1つである。今日、原発敷地内の原発施設からすぐ近くへのロシアの砲弾のさらなる飛来が確認された。ロシアは世界テロ史における底を更に更新した。世界中を脅迫したり、何らかの条件を突きつけるために原発を利用した者はかつていなかった」と強調した。

同氏はさらに、ロシア侵略軍をザポリッジャ原発から追い出すために、世界中の全ての人が行動すべきだとし、「それはグローバルな利益であって、ウクライナだけが必要としていることではない」と主張した。

同氏は、「私たちは、国連安保理から国家間コンタクトまで、あらゆるレベルで本件を強調している。ロシア人のザポリッジャ原発敷地からの完全撤退とウクライナによる原発周辺の状況の完全コントロールの回復のみが、欧州全体の原発安全の回復を保証するのだ」と強調した。

これに先立ち、11日、ロシア軍が欧州最大の原発となる「ザポリッジャ原子力発電所」を再び砲撃した。5発の砲弾が溶接所と放射線源保管所近くに着弾。さらに5発が、原発近くに位置する消防署敷地に着弾した。第1原子炉近くにも着弾があったという。


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