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WINEPブログ内で「 写真 」を含む記事

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2023-04-16 01:32 | カテゴリ:未分類
がれき処理機械

ウクルインフォルム日本語版から(クリックして全写真を見てください)

日本の国際協力機構(JICA)は11日、キーウ州イルピン市に対して7台の建設機械を引き渡した。これら機材は、ウクライナにおけるがれき処理システム構築に向けたパイロット事業の支援第一弾として供与された。


式典にて、松田邦紀駐ウクライナ日本大使は、「私たちはウクライナの、とりわけイルピン市の壊されたインフラの復興・復旧の必要性をとてもよく理解している。今日私たちは、再建支援を行っていく日本から7台の機材を引き渡す。これは第一弾だ。今後さらに10台の機材を届ける予定だ。それらはイルピンとキーウ州で使用される」と発言した。
発表によれば、ウクライナ政府とJICAの間の緊急復興事業の一環で、がれき処理用の39台の機材が提供される予定だという。イルピンではすでに、これら機材を使用したがれきの一時的保管のための広場が設置される土地が定められているという。
また松田大使は、「イルピンにてこの事業を成功させたら、私たちはドネツィク州やヘルソン州をはじめ、ウクライナのその他の地域でも協力を継続する予定である。この事業は、最初の段階にすぎない。2つ目の事業は、投資、貿易発展、日本の企業のためのドアを開く支援となる」と発言した。

これに先立ち、3月21日、キーウを訪問した日本の岸田首相は、ウクライナに対して、合計5億ドルとなる新たな無償支援と北大西洋条約機構(NATO)の信託基金を通じた非殺傷性武器の供与を明らかにしていた。その際、岸田首相は、その他日本は地雷除去、公共放送、教育、核管理強化、文化遺産保護といった広範な分野の支援を提供していると指摘し、日本はできるかぎりウクライナへの支援を続けていくと発言していた。

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(森敏)

付記:
写真に写っているがれき処理用の大型の工作機械はKOMATSU製作所のものである。
大学の農芸化学科の後輩でこの会社に就職したY君がいる。彼とは毎年年賀状を交換している。これは確実に可視化された日本によるウクライナ復興に対する貢献だ! 彼には大いに頑張ってほしい。

追記:その後
ウクライナ政府と日本の国際協力機構(JICA)は14日、4億ドル(530億7200万円)の無償資金協力の贈与契約に署名した。



2023-04-03 06:43 | カテゴリ:未分類
坂本龍一さんが亡くなった。71歳という若さである。

全くの偶然だが、昨日「旧制高校物語 真のエリートの作り方」(喜多由浩 産経NF文庫)を読んでいたら以下の文が出てきた。

坂本龍一の祖父である東亜国内航空の社長・会長を務めた下村弥一(1897-1990年、旧制5高-京大)は、寮歌や旧制高校を愛していた。::::::::とりわけ、下村が愛した寮歌が5高を代表する『武夫原頭に』だ。:::::::::長女の坂本敬子がこんなエピソードを明かしている。「父は40歳のころからピアノを買い入れ(略)引くのは決まって5高の代表寮歌『武夫原頭』でした。興が乗れば一日に何回でもピアノを伴奏に、武夫原頭を大声で唄う・・・」(平成8年刊、「日本寮歌大全」から)
敬子の一文には息子(下村の孫)がヨチヨチ歩きのころから祖父に抱かれて「武夫原頭」をピアノで弾く場面が出てくる。「孫」とは世界的な音楽家として活躍している坂本龍一(1952生)のことだ。
母敬子はこう書く。「この古ぼけたピアノは、父から娘へ、さらに孫へと「武夫原頭」という同じ曲をテーマに、引き継がれてきたわけで、龍一の音楽の根底には『武夫原頭』のメロデイーが潜在意識として流れていると思います。龍一の音楽の根底にある民族的な要素、簡明直截さ、心の琴線に触れるメロデイーなど、『武夫原頭』から学び取ったものは真に大きいと考えております」と。

小生は坂本龍一さんとは全く接点がないし彼の音楽にも詳しいわけではないが、以下の挿話がある。

東電福島第一原発で被曝したキビタキの死体を2012年お春ごろカメラマンの森住卓さんが東大赤門まで持ってきて、これをラジオオートグラフに取ってくれないか、というので撮像して差し上げた。その写真をどこかで見た坂本龍一さんが「こういう放射能汚染を可視化した映像は放射能の恐ろしさがとても分かりやすい」と東京新聞の編集会議で参与として述べたそうである。そこで記者が小生のところに来て、このキビタキの映像を紙面に使いたいと言ったので承諾した。その写真が東京新聞の全紙大で紹介されたことがある。坂本龍一さんが環境問題に強い興味を抱いていることはわかっていたが、音楽ばかりでなく映像的感覚に対しても嗅覚が鋭いと思ったことである。

以下のブログをご参照ください。
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1478.html
2012/05/29 : キビタキの幼鳥の被爆像
  
  
(森敏)

追記1:さっそく本日4月3日のスポニチにこんな記事がのった。

坂本龍一さん死去 音楽に影響を与えたのは叔父さん 都内の私立高校で数学の教師だった
スポーツニッポン新聞社 の意見 • 昨日 22:02

 坂本さんの音楽に大きな影響を与えたのは、母方の叔父、下村三郎さん(故人)だった。
 都内の私立高校で数学の教師を務めていた下村さんは大の音楽好きでクラシックのアルバムを数百枚自宅に所有していた。ここに坂本さんは幼少期から足繁く通い、レコード鑑賞にふけった。「人生で最も影響を受けた音楽家」としていたドビュッシーに出合ったのも下村さんのコレクションだった。
 坂本さんの母方の祖母美代さんは教育熱心で音楽に力を入れていた人。そんな母親の下、下村さんは食器をわざと落として割ってその音を楽しむという情操教育を受けていた。
 坂本さんが2020年に発表したコンプリートアートボックス「2025」の中には、ニューヨークの自宅で陶器を割る音を採取して制作した曲「fragments,time」があるが、下村さんから幼いころに教わった遊びが根底にあったのかもしれない。
 坂本さんには「音楽との出合いは子供時代に聴いたものが決定的になる」という持論があった。音楽好きの叔父さんと過ごした日々が世界的音楽家の出発点となったと坂本さん自身も思いがあったのだろう。
 下村さんも静かに甥っ子の活躍を喜び、教え子に「龍一にピアノを教えたのは俺なんだ」とちょっぴり自慢げに話すこともあった。

追記2: 坂本事務所の死亡連絡文によると、

 最後に、坂本が好んだ一節をご紹介いたします!

Ars longa vita brevis.

芸術は長く、人生は短し

追記3:以下のWINEPブログもご参照ください。

2010/03/26 : 武夫原頭に草萌えて(旧制五高の碑)

2023-03-24 16:18 | カテゴリ:未分類
スライド1


スライド2

本日は気温が20度を超して、桜が満開で、所によってははやくも散り始めている。もう少し気温が下がって厳しくなり、桜の花が咲いたまま4月まで維持されることを祈りたいのだが、異常に開花が早かったので今年は無理か。

東大前の本郷通りを歩いていると、角帽でガウン姿の学生やカラフルな和服姿の女子学生が親と一緒に歩いていたり、正門前で「東京大学卒業式」の看板の前で写真を撮影していた。なんと順番待ちの行列が50メートルほどできていた。

いつもは修理で閉まっている東大赤門が今日は開いており、その前で同じく順番待ちで父兄や同僚と卒業生が写真を撮っていた。スマホなので一斉に関係者に発信されているものと思われる。写真撮影の時はさすがにマスクは外しているようだ。

ところでこのように本郷通りを散歩していると、本郷一丁目の交差点あたりで、ビルの壁と歩道の直角の地点に、今年初めての「帯化タンポポ」の株を見つけた。カメラを持っていなかったので主茎を手折って、持ちかえって室内で写真を撮ったのが上の2枚である。

茎が太く花が2枚くっついている奇形タンポポであることがわかる。先日の帯化奇形イチゴのアナロジーで考えると、散歩する犬の小便で栄養が負荷されて、帯化したのかも知れない。それとも犬の小便にある植物ホルモン作用がある化学物質によるものか。あるいは車の排気ガスによるものか。何度も同じことを言っているのですがなかなか証明はむつかしいですね。

「季節は巡る」である。


(森敏)


2023-03-22 03:52 | カテゴリ:未分類
岸田・ゼレンスキー

岸田首相がキーウを電撃訪問した。
実に危険極まりない戦地への訪問だ。
久しぶりに日本外交のダイナミックスを味わっている。
帰路の安全確保を祈るばかりだ。

ウクライナのロシア軍による虐殺の地「ブチャ」への訪問や、ウクライナ「戦闘員追悼の壁」への献花など、各国要人のキーウ訪問心にはゼレンスキー大統領が大体付き合ってきた印象を持っているが、ゼレンスキー大統領が今回は岸田首相に付き合っていないのは少し気になったところである。あまりにも突然の訪問でそこまでゼレンスキー大統領が岸田首相に付き合う時間が取れなかったと好意的に解釈したい。何しろ時々刻々の戦況報告を聞き、それに対して指令を出しながらの外交を彼は展開しているのだから。
 
上に掲げたロイターが撮影した両首脳会談後での写真では、両首脳が覚書を交わした書類を抱えている。しかしその内容はまだ公開されていない。

さすがにこの内容は外務省がきっちりと詰めて作文されているものと思われるので、両国の外務省間では、岸田首相の訪問には事前に詳細な詰めがなされていたものと解釈したい。(それとも仮の表紙だけのファイルかもしれない。サインする場面がまだ放映されていないので)

この日は習近平がロシアを訪れており、意図的かどうかはわからないが、岸田首相のキーウ訪問がそれと真正面からぶつかった。覇権国と自由主義国とのダイナミックな外交が対照的に展開されている。


岸田首相は安倍内閣の時に長い間外相を務めていたので、案外世界の首脳は彼の顔を認知しているものと思われる。あまりにもサラリーマン的なのっぺら顔なので、軽く見られてきたと思うが、これからは少し厳しく、ロシアのラブロフ外相のように、「ふてぶてしい」顔で外交に臨んでもらいたい。


(森敏)

追記: この記事を書いたのは今朝の3時ごろだが、正午ごろレストランで外食しているときに、野球で日本がアメリカに 3:2 で勝利したという朗報が入った。午前中はハラハラドキドキで実に心臓に悪かった。めでたしめでたし。


追記2:
ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、日本の岸田首相との会談時に、日本には、国際秩序とロシアの侵略からの防衛のために、世界を動員させるために協力するつもりがあると聞くことができたと発言し、日本に謝意を表明した。

ゼレンシキー氏は、「今日は、私たちの国の客人である、日本の岸田首相が、ブチャ視察からウクライナ訪問を始めた。ロシアのテロにより命を奪われた人々皆の追悼からだ。岸田氏は、キーウのミハイル黄金ドーム大聖堂近くの追悼の壁を訪れ、ウクライナのために亡くなった私たちの戦士たちを追悼した」と伝えた。
また同氏は、「そして、世界の首脳たちが、どんなリスクがあろうとも、勇気を示してウクライナを訪問し、私たちの自分の国やウクライナの独立を守っているだけでなく、世界に文明的なルール、文明的な生活が維持され、機能するようにするために戦っている人々に敬意を示すことは、非常に重要だ」と指摘した。
そして同氏は、「私たちの岸田氏の協議は、非常に生産的だった。今回の訪問が日本がG7、偉大な民主的な7つの国家グループの議長国である時に行われていることは指摘すべきだ。日本の強さ、日本のアジアにおける、平和とルールに基づいた国際秩序の防衛におけるリーダーシップ、日本のG7議長国としての責任を考慮すれば、私たちの今日の協議は本当にグローバルな決定をもたらしうるものだ」と発言した。
さらに同氏は、今回の協議で、安全保障、政治、制裁、経済、人道の分野の問題につき話し合ったとし、「日本には、私たちの復興へ加わる準備、その経済的・インフラ的プロセスのリーダーになる準備がある」と伝えた。
同時に同氏は、「しかし、今日、私は、日本には、国際秩序、侵略からの防衛、ロシアのテロからの防衛のために、世界をより積極的に動員するために、私たちと一緒に働く完全に具体的な準備があるということも聞いた。ありがとう、日本!」と強調した。
これに先立ち、21日、岸田首相は、ウクライナを訪問し、ゼレンシキー宇大統領と会談した。その他、岸田首相はまず、キーウ市到着後にキーウ州ブチャを訪れ、ロシア軍の残虐行為の犠牲者を追悼。その後再びキーウへ移動し、聖ミハイル黄金ドーム修道院横のロシアとの戦争で戦死したウクライナ軍人の追悼碑を訪れ、献花を行っていた。

2023-03-16 15:23 | カテゴリ:未分類

このブログで、これまで何回かイチゴの帯化や帯化奇形植物について紹介してきた。このブログのキーワ-ド検索コーナーで「帯化」と入れていただくと10個以上の記事が出てきます。
例えば直近では、

• 2023/02/03 : 帯化とちおとめ

今回思い切って、生産農協の担当者に、この帯化イチゴの形成に関して、電話で話を聞いてみた。

イチゴのハウス栽培の現場は何度も見てきたが、ハウス栽培にもっていくまでに半年かけて苗を野外で育てる苦労の現場は見たことがなかった。

そこで「とちおとめ」の生産を仕切っていると思われる「JAはが野」をネットで検索すると、苗を育てる現場から温室栽培に至る全工程のそれぞれが非常にわかりやすく写真で紹介されていた。

そこで、JAはが野の営農部に直接電話してみた。専門の人(よしたけさん)が出てきたので、帯化奇形イチゴについて、その発生の詳細を聞いてみた。以下の話が聞けた。

「奇形イチゴ(乱形果と呼んでいるらしい)は、おもに主茎に出る。栽培条件では、栄養が効きすぎる(いき過ぎる?と聞こえた)ときに発生しやすい。全株の初期のころは1%-数%ぐらいも発生する。

これをそのままにしておくと栄養が全部乱形果に取られるので他の茎からのイチゴの成長が悪くなるので、乱形果は必ず摘み取る。

大型の帯化奇形が出るイチゴのランナーを特別に育てるようなことはしていない。あくまで帯化イチゴは偶然の変異の産物である。それの発生率を減らす工夫はしている。

この乱形果を集めて、パックして、個数ではなく重さでそろえて出荷している。店が値段をつけるので一概にいえないが値段は普通の正常果よりも、20-30%安いのではないだろうか。

農薬は「対温室コナジラミ剤」と「防カビ剤」を混合して年4回散布している。イチゴ果実の抜き打ち検査がたびたびあり、これまで農薬の基準値をオーバーしたことは一度もない。

今回台湾で摘発された日本から輸出したイチゴは他社の者であり、「JAはが野」は台湾に輸出はしていない。」

とのことであった。

今年も、大型の帯化イチゴの「あまおう」が九州から出荷されて文京区の店頭に並んでいた。出だしのころは、相変わらず1パック900円程度の高価なものであった。しかしその後、「あまおう」の帯化イチゴはすぐなくなり、「あまおう」は急激に値段が下がり、600円程度になった。関東勢や静岡勢がどんどんのしてきたので、値段を下げざるを得なくなってきたようだ。それでも「あまおう」は今でも一番値段が高い。

栽培現場では、帯化奇形イチゴはいくらでも大きくできるが、それを大きくすると、他の茎への栄養の分配が悪くなるので、一株全体のイチゴの成長が抑えられるのでコスト的にはマイナスになる。だから、帯化イチゴは摘果するとのこと。数年前の手のひら大の「あまおう」は、ワンパック1000円以上したが、そのころは非常に珍しかったので、生産コストに見合った高値で儲けが出たのだろう。大きくて食べ出があったのだ。
 
読者にはWINEPブログの

• 2014/09/20 : 巨大イチゴと巨大タンポポは同じ機作の変異であると思われる

をぜひ再読をお願いします。
  
(森敏)
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