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2020-02-20 08:15 | カテゴリ:未分類

  NHK NEWSの 「新型肺炎クルーズ船」というカテゴリーで、過去の記事をずっと読むと、当初クルーズ船に入った災害派遣医療チーム「DMAT」は感染症対策の専門家ではなかったのだ。これは実に驚きだね。船内をただ医務作業をして回るだけで、医者自身の装着物が汚染してることは確実なので、その脱着には細心の注意が必要だ。これが厳密に行われていなかったとなると、医師自身が汚染を拡大していた可能性を否定できないだろう。神戸大学の
感染症対策の実践家である岩田健太郎教授がクルーズ船の現場を見て「驚愕した」のもむべなるかなである。
   
  昨日も「追記2」で示した、以下の動画は必見だ。これに対して、政府は火消しに躍起だ。
 
https://youtu.be/W3X3RSmf7ds

  熊本在住の知人によると、岩田氏のこのu-tubeの画像は、地方の民放局では放映されたということだ。NHKは本人(自身が感染したかもしれないと、家族からも離れて現在「隔離環境」にいるので)インタビューができないからか、いまだに放映していない。
   
  われわれが放射能調査の帰還困難区域に入る時は防護服を着て、出るときはクリーンセンターで汚染のチェックを受けて、防護服や手袋やマスクは全部捨ててくる。原子炉作業員の場合は当然だ(現在それが原発敷地内での膨大な廃棄物になっている)。だが、最近は行政の側が「住民帰還」に前のめりになり、住民に対するこの対策が、非常に甘くなっている。防護服でいると住民からも白い目で見られかねない。

  見えないものに対しては、人は最初は恐怖を感じるが、緊張を維持できなくなるので、無意識に手抜きを始めて、その案件は「ない」こと、「なかった」ことにしてしまいたいのである。現在進行形のこのCOVID-19ウイルスは、感染してもすぐには顕在化しない場合があるようなので、潜伏期間中に本人が自覚せずに周辺の人を感染させしている可能性が大である、という特徴を持っている。だから非常に厄介である。
     
  だから、小生の知人は「全日本国民が2週間の外出禁止令」というロックアウト宣言を国が出して、「引きこもり生活」を指令すべきだと提案している。むろん物流や交通は全面ストップである。こんなことを提案すると、喧々諤々の猛反発が起こるだろう。しかし武漢ばかりでなく中国の多くの地方都市では、自治体が国よりも先にそれを実践してウイルスの拡散から防衛しているようだ。ウイルス増殖のラグフェイズの今ならまだ間に合うのではないか。ログフェイズ(対数増殖期)になると制御不能。2週間という目安はもちろん「COVID-19の潜伏期間」を指している。
     
        
クルーズ船 客室待機後も感染広がったか 国立感染症研究所
2020年2月19日
 
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船について、国立感染症研究所は、船内で検疫が行われ客室での待機が始まったあとも、感染が一部の乗客や乗員で広がったとみられると、研究所の英語版のウェブサイトで報告しました。

国立感染症研究所が、19日英語版のウェブサイトに掲載した報告によりますと、18日の段階でクルーズ船内で感染が確認されたのは乗客と乗員合わせて531人で、276人に発熱などの症状が出た一方、255人は症状がなかったとしています。
  
この中で発症した日の記録があるのは184人で、このうちの23人は感染を広げないよう、乗客の客室での待機が終日で始まった今月6日以降に、感染が確認された同室の乗客から感染したとしています。

とくに今月13日以降について見ると、発症したうちの13人は乗員で、5人は同室の乗客から感染したとしています。

研究所は、船内で実質的に感染が広がったのは、客室での待機が始まる前だったとする科学的な根拠があるとしていますが、その後、検疫期間の終了日に近づくにつれ、感染のほとんどは乗員や客室内の乗客どうしで起きたとみられるとしており、乗員は業務を続けなければならず、すべての人を隔離することは困難だったとしています。
  
国立感染症研究所は、この報告を英語版のウェブサイトに掲載しましたが、19日午後6時の時点で日本語では掲載していません。
  

汚染防護服の医師 クリーン区域入ることも

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の中で、活動した医師が電話取材に応じました。
  
この男性医師は、災害派遣医療チーム「DMAT」の一員として、クルーズ船内に派遣され、船内のレストランに設けられた対策本部で、医療業務に従事したといいます。
   
当時の対策本部の状況について男性医師は「本部はいわゆるクリーンと言われているはずの所でしたが、すでに汚染された防護服を着た医師が、誤って入ってしまうこともあった」と証言しました。
   
そのうえで、男性医師は「主に救急医で構成されるDMATは、派遣要請があれば出動するが、初めての感染症が相手で、感染症専門医も数少ない中、もっと統一したオペレーションが必要だったと感じた。見直さなければいけない点もあったと思う」と振り返りました。

    

   

(森敏)
2020-02-17 10:36 | カテゴリ:未分類
   以下の記事のように、今後は、せっかく時間と労力を投入して企画してきた大規模イベントが中止に追い込まれるだろう。
     
  小生がよく通う 「千葉の幕張メッセ」や、「東京ビッグサイト」や「東京国際フォーラム」などへの参加を控えざるを得なくなりそうだ。これらの会場は、新企画でいつも熱気に包まれているのに残念だ。
     
  東京オリンピックの開催もいよいよ怪しくなってきた。
      
  免疫力の低い老人の集団である、なつかしさに肩を寄せて座りあう「同窓会」も欠席することにした。
   
  今後少なくとも半年間は日本から活力が失われていく。

  「放射能と同じで目に見えないから怖いよね」というのが、昨日会った従弟(いとこ)の感想でした。        
 
    

5000人の第九コンサート」を中止 墨田区「感染拡大を考慮」

2020216 1829
 

国内で新型コロナウイルスの感染が広がり始めたことを受けて、東京都墨田区16日、両国・国技館23日に予定していた「5000人の第九コンサート」を中止すると発表した。
 

 毎年2月に開いており、今年で36回目。新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でベートーベンの交響曲第九番を歌うイベントで、全国から約5千人の歌い手を先着順で公募していた。同区によると、今回は47全都道府県から5198人の登録があり、演奏者や歌い手のほかに3千枚以上のチケットを販売済みだったという。
 

 同区は「何千人もの人たちが全国から新幹線や飛行機を利用して訪れるイベントで、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮した」と説明している。(朝日新聞抜井規泰)
 

 

   
(森敏)

 

2020-02-01 15:11 | カテゴリ:未分類
以下転載です

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NHK News Web

林業再生へ 森林除染の研究発表

1月1日22時08分


https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200131/6050008789.html


原発事故後の林業再生に向けた放射性物質を取り除く森林の除染について研究発表が行われ、専門家は、放射性セシウムは森林の内部を循環していて、効果的な除染のためには、樹木や土にどう分布しているか把握することが重要だと指摘しました。

この発表会は、福島大学環境放射能研究所が二本松市で開き、県内の林業関係者などおよそ60人が参加しました。
 
チェルノブイリ原発事故のあと、ウクライナで研究してきた福島大学のヴァシル・ヨシェンコ特任教授は「放射性セシウムは樹木と土の間を循環して、なかなか減っていかない。効率的に取り除くためには、樹木や周辺の土にどう分布しているか、把握することが重要だ」と指摘しました。
 
そのうえで、どの季節に、どのような除染を行うのが効率的か、研究を進めていることを紹介していました。
 
環境省の担当者も出席し、林業関係者からは今後の森林除染の見通しや帰還困難区域での除染などについて、盛んに質問したり、意見を述べたりしていました。
 
ふくしま中央森林組合の水野郁夫組合長は、「沿岸部では広い範囲で林業を再開できていない。森林の除染には多額の費用がかかるので、政府が乗り出すのか、気になります」と話していました。
 
2020-01-31 17:52 | カテゴリ:未分類
  一昨年の秋、浪江町のさる学校の校庭(空間線量 毎時3.7マイクロシーベルト)のシャリンバイの,眼の高さの葉と花器の部分を手折って来た(図1、図2)。


  ガイガーカウンターでは、葉の表面の放射能が数十cpmと低い濃度であったが、NaIスペクトロメーターでのでの放射能測定では、ちゃんと原発由来の放射性セシウム汚染が確認された(表1)。


  花芽の部分が、葉よりも4倍も高い放射能濃度であった(表1)。外部汚染はなく、全部内部からの汚染である(図3、図4)。
         
 


  
スライド3 

図1.シャリンバイの葉


  
スライド2 
図2.シャリンバイの花器 
 
 
 
 
スライド4 
図3.図2のオートラジオグラフ 花器の汚染が顕著である。
   
 
スライド2  
 
図4.図3のネガテイブ画像 


  

 
 
 


表1。シャリンバイの放射能 
スライド1 
 *測定は2019年6月
 

2020-01-26 20:17 | カテゴリ:未分類
  双葉町羽山神社のある山頂にはアセビの実生が無数に生えていた。現在の土壌表面の線量が毎時約4.5マイクロシーベルトである約10メートル四方のあちこちから、ランダムに根こそぎアセビ(馬酔木)の高さ25センチぐらいの実生をサンプリングした。
   
  といってもほとんど硬い土壌に根が食い込んでいたので、下図の植物ではほとんどの根はちぎれてしまっている(図1、図4)。
   
  地上部の放射能汚染の具合が植物によってかなり異なることがわかる(図2、図3)。

  1キロメートルばかり先からの東電福島第一原発からの濃厚な放射能粒子が、地面のあちこちに均一ではなく、局在して降下しているので、それに根が直接触れていたり、その雨による滲出拡散液に根が接触していなければ、放射性セシウムはアセビの根から吸収されていないわけである。
   

  葉の放射能が高く(表1)、特に小さな新芽が濃いことがわかる(図6)。


  図4の個体のアケビの放射能を部位別に詳しく調べた(表1)。
    




スライド3 

図1.4本のアセビの実生。 残念ながら全部根がちぎれている。




スライド1 

図2.図1のポジテイブ画像。個体によって汚染の濃度が異なり、濃い葉は表面放射能が400cpm以上ある。



スライド2 
 
図3.図2のネガテイブ画像。


 
 
 


スライド1 
 
図4. アセビの実生(引き抜く途中で根が切れた)。葉の表面はガイガーカウンターで230cpm.

 
 

スライド2 
 図5.図4のオートラジオグラフ ポジテイブ画像





スライド3 
 
図6.上図(図5)のポジテイブ画像ではわかりにくいが、このネガテイブ画像では 新芽の放射能や、細根に絡む土壌が高いことがわかる。
 

    
      

表1.図4の植物(アセビ)の部位別放射能
アセビの実生1 


 

 

 
(森敏)
追記:アセビの成木や花器については既に下記に紹介している。

2019/02/24 : アセビ(馬酔木) の放射能
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