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2023-12-10 14:03 | カテゴリ:未分類

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26歳の芦屋市長が提案した教育委員の人事案、市議会が反対多数で否決…市議「縁もゆかりもない」
読売新聞によるストーリー・12月1日

 兵庫県芦屋市の高島遼輔市長(26)が1日に提案した新たな教育委員長の人事案が、市議会で反対多数で否決された。高島市長が重要テーマとした教育改革に議会から注文が付いた格好で、「丁寧さが足りない」との批判の声が上がっている。

 市教育委員の定数は4人で、任命には議会の同意が必要。5日で任期満了となった上月敏子氏の後任として、元さいたま市教育長の細田真由美氏を後任とする人事案で、採決結果は賛成7、反対10、棄権3だった。

 細田氏は、今年9月に芦屋市が連携協定を結んだ東京大公共政策大学院の非常勤講師を務める。高島市長はオンラインを含め数十時間議論したといい、「経験豊富で、英語教育や不登校の取り組みについて教育観が合っていた」と提案の理由を説明する。

 議会関係者によると、11月30日に開かれた非公開の市議会全体協議会で、市は、細田氏を任命するとの方針を説明。上月氏の続投が有力視されていたため、驚いた議員が多く、質問も相次いだという。

 本会議で反対したある市議は「芦屋に縁もゆかりもなく、他にも要職を兼ねている。芦屋の教育が最優先されるのか疑問で、教育委員制度の軽視だ」と憤る。

 高島市長は「最高の学びの環境を期待していたであろう芦屋の子どもたちに申し訳ない」と話している。
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以上、新進気鋭の灘高校の後輩の高島りょうすけ市長が議会で苦杯をなめている。落下傘のように25歳という若さで芦屋市長に当選したので、周りはまだ少ない同志で芦屋市の行政を執行しなければならないので、なかなか議会での多数派にはなれず苦労している様子だ。
  
  その姿は、部外者から見ていると、流行作家からいきなり日大理事長の座に落下傘のように就任した、林真理子さんが、日大アメフト部員たちによる薬物汚染事件で、学内理事会や文科省や外部マスコミにふり回されている姿とどこか似ている。
  
  いま、回顧するに、芦屋市は終戦後には、「国際文化住宅都市」を宣言して、小生の小中学校のころは、阪神間で最も活発な教育や文化活動がおこなわれていた。内海市長時代だったと思う。文科省も先進的なモデル校として芦屋の小中学校に補助金をつけて校舎の再建や文化活動などにもお金をつけていた。

  芦屋高校が甲子園で優勝したり、浜芦屋公園では「アンデパンダン展」が毎年開かれたりしていた。映画鑑賞もしょっちゅう開かれていた。
  
  だから芦屋の中学校には付近の市町村からの越境入学生がクラスの10%ぐらいいた。(小生が知らなかったからだけなのかもしれないが)「いじめ」などはほとんどなかったと思う。今から思い返すと、もちろんひどい教師もいっぱいいたのだが。とにかく、皆が貧しかったが、むちゃくちゃ生徒に活気があったように思う。
  
  1960年に小生が東京に出てきた頃あたりから、芦屋市では、間接的にだが小中高の教育水準の低下が聞こえてきた。やる気のある生徒たちが市内から逃げ出しているということだった。どこか歯車が狂ってきたようだった。阪神大震災後は特に活気が失われているように思われる。たまに墓参りに帰るとそういう雰囲気が感じられる。
  
  高島市長は芦屋市出身ではないが、灘中・灘高・東大・ハーバード大(環境公共政策?)を勉学して、芦屋市役所では一時インターンをやっていたということだ。そこでいやというほど芦屋市政の改善すべき点を見抜いたのだと思う。
  
  急速に同志を増やして、目指す市政を進めてもらいたいものだ。小生の超高齢の小中学の同期生はどうか高島市長の足を引っ張らずに支援してやってほしい。
  
  残念ながら今回で人生最後の精道中学校の同窓会に行けなかったので、同窓会でそのような呼びかけができなかったのが今さらながら、悔やまれる。

  
(森敏)

 付記:
  それかあらぬか、高島市長は市民との対話を一層強化する方針のようです。
以下は本日の高島市長のX(旧Twitter)のほんの一部です。勝手に転載しました。
 
■「対話」にこだわる。市民と一緒に未来を創造する場へ

前回10月の対話集会では、10代から70代まで、幅広い世代の方々が参加してくださりました。
その中で心がけたのは、「市長が要望を聞く場」から「対話を通じて市長と一緒に未来を創造する場」への刷新です。
お忙しい中せっかく足を運んでくださるのだから、官僚答弁は聞きたくないはず。
でも、市長の独断で答えられることもほとんどないんです。
だからこそ、要望を聞いて「考えておきます」で答えるのではなく、提案を聞いて「もっと聞かせてください」と対話を重ねる、そんなスタイルの集会を目指しました。
実際、私からの深掘りだけでなく、時には参加者同士で深掘りの議論が始まったことも。
その甲斐あってか、会の満足度は85%、市長の説明のわかりやすさは100%、次回も参加したいと答えた方は96%でした。
詳しい模様は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
https://note.com/takashimaryosuke/n/ncfc17bb3f9fa…
2023-12-04 07:09 | カテゴリ:未分類
以下の「毎日新聞によるストーリー」(大井浩一)という本日のネット記事に、小説家の村上春樹さんと映画監督の大森一樹さんが兵庫県芦屋市精道中学校の先輩と後輩の関係であることが紹介されている。実に懐かしい記事だ。
   
同じ中学の先輩・後輩、村上春樹さんと大森一樹さん 一度きりの出会い (msn.com)

 それをごく一部無断で引用させてもらうと、

::::::中学1年の大森さんがクラスメートたちと作った小説の回覧雑誌のようなものを、担任の教師が目にした時のエピソードも書き留められている。
 「先生はその稚拙な読み物に苦笑いして、昨年自分が担任だった三年生にとても中学生とは思えない文章の上手な生徒がいたことを教えてくれた」
 それが村上さんであり、したがって79年に「風の歌を聴け」の刊行を知った時、大森さんは教師が話していた先輩の作品だと直感する。「すぐに購入して読んだ。(中略)舞台の街は明記されていないが芦屋だ。ぜひ映画にしたい」となったわけである。::::::::

:::::一方、村上さんのほうも初期のエッセーで、親しみを込めて大森さんのことをユーモラスに記していた。映画公開の1~2年後、どちらもまだ新進の作家であり、映画監督であった時期に書かれた、その文章の一部を引いておこう。
「大森くんは現在芦屋市平田町のマンションに住んでいて、仕事もなく、昼間は赤ん坊を抱いて近所の海岸を散歩して過ごしているらしい。気の毒である。小説家なら依頼がこなくたって一人でコツコツと小説を書けるが、映画監督はそうはいかない。資金が要るし、スタッフが要るし、機材だって要る」(「村上朝日堂」84年、所収)


ここで出てくる教師は今年93歳で亡くなられた広井大先生(国語担当)だと思われる。もしかしてこの記者も精道中学校の同窓生なのかも?

ところで本日は数年ぶりの精道中学校時代の同窓会がある。芦屋の竹園旅館で開催される予定だ。しかし小生は東京-芦屋の往復の途中で足腰が痙攣しかねない不安で、残念ながら「欠席」と返事せざるを得なかった。今回がこの学年の人生最後の同窓会だが、やむを得ない。
   
同窓会会長の親友某君はつい1週間前に奥さんを突然亡くした。悲劇だ。
 
   
(森敏)
2023-11-26 04:38 | カテゴリ:未分類
「::::::::人間よく眠って食べていれば、たいていのことは乗り切れますよ。とにかく私は眠るの。友達から分けてもらったナントカ菌のジュース飲んで、ヤクルト1000をキュツ。周りの人からハガネのメンタルと言われています」と、林真理子さんが随筆で述べている(週刊文春)。
  
彼女は日大理事長に就任して、早くもアメフト部の部員の大麻汚染で「学内ガバナンスがなっていない」と第三者委員会や文科省からのクレームで振り回されているようだが、意外にめげていないようだ。理事会では学長と副学長が辞任勧告に応じていないが、彼女は年俸を半額に削減されることにあっさり了承しているようだ。まさにハガネのメンタルというべきか。
  
ところで今回の大麻事件に対する日大の学生や社会人卒業生たちの彼女に対する評判はどうなんだろう。全然聞こえてこないが、マスコミは取材してみるべきかと思う。
  
小説家である林真理子は、意外と冷静にこの間のアメフト事件の推移を観察して、楽しんでいるのではないかと、小生は推理する。渦中の人であるにもかかわらず、毎週随筆を書いている彼女の胆力には敬服している。
  
理事長に就任して以来日本のあちこちに点在する日大財閥系の学校や学部を訪問して日大の全貌を把握しようとして努力している矢先のアメフト部大麻汚染である。この責めをガバナンスに未熟な段階の林真理子理事長に押し付けるのには無理があるだろうと、小生は全くの部外者だがそう思う。アメリカ大統領だって、就任後半年間は「お手並み拝見」で多少の失態は許されているようだから。
  
彼女がヤクルト1000(Y1000)には睡眠効果があるということなのでそれを信じて飲んでいるのもご愛敬である。そのおかげで睡眠がとれてメンタルが強く行けていると信じているのかもしれない。
  
小生ももう1か月になるが、まだY1000を試験的に飲み続けているが、効果のほどは判然としない。寝つきがいいのは間違いないようだ。しかし足の痙攣で夜中に何度も目が覚めるのを抑えて熟睡させる(覚醒させない)ほどの鎮痛効果はまだない。

    
   
(森敏)
付記:以下の出典は昨日のネットの新聞社の記事です。すべての新聞が伝えています。
    
日本大学アメフト部の薬物事件をめぐる問題で、22日に行われた大学の臨時理事会で、林真理子理事長に対し大幅な減給を求める処分案が示され、林理事長本人も了承する考えを示したことが関係者への取材でわかった。
アメフト部の薬物事件をめぐり、日本大学では午後5時から臨時理事会が開かれ、林真理子理事長に対し50%減給とする処分案が示され、林理事長は了承する考えを示したという
一方、酒井学長と沢田副学長に対しては辞任が勧告されたが、2人は反対の意向を示していることも関係者への取材でわかった。
薬物事件をめぐる学内の対応について、第三者委員会は「学長および理事長によるガバナンスが全く機能しなかった」と指摘している。


追記1:本日のニュースでは、林真理子理事長は下記のように「ハガネのメンタル」でガバナンスを発揮しているようですね。

【速報】沢田副学長が林真理子理事長をパワハラで提訴 日大アメフト部薬物問題で
FNNプライムオンライン によるストーリー • 1 時間

日本大学アメフト部の薬物事件をめぐる問題で、沢田副学長は、辞任を強要されたのはパワハラにあたるなどととして、林真理子理事長を提訴した。

日大の沢田康広副学長は、さきほど、林理事長に対し、1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁におこした。

訴状によると、薬物事件の対応を巡り、林理事長から辞任を強要されたことや、合理的な理由を告げられることなく、ほぼ全ての会議への出席を禁止されたことは、パワハラにあたるなどとしている。
一方、関係者によると、沢田副学長と酒井健夫学長は混乱を避けるため、理事会による辞任の勧告を受け入れる意向で、回答期限のきょう、返答するという。

22日開かれた臨時理事会で、沢田副学長と酒井学長に辞任を勧告し、林理事長を減給とする案がまとめられていた。

追記2: 日大の臨時理事会が29日に開かれ、林真理子理事長を減俸50%(6か月)とし、酒井健夫学長は年度末、沢田康広副学長は12月末に、それぞれ辞任することを決定した。次期学長は年度内に選出する予定。(朝日新聞ネット)
2023-11-24 20:30 | カテゴリ:未分類
スライド1
3種類のレタスの葉


スライド2
ポットにレタスの根が新鮮に食い込んでいる


スライド3
この厚手のポリ袋にいれて店頭に並べられている。


近くのスーパーの店内の野菜の棚に 
三種のレタスで構成されている「サラトリオ」
という野菜が登場しているのに遅まきながら気が付いた。

これは3種類のレタス、「グリーンオーク」「レッドオーク」「グリーンクリスビー」
を植物性ポットに同時に植えて水耕栽培したものである。
それをポットごと水耕培地から抜き取って、新鮮なうちに店頭販売している。
水分と養分がまだ少しベッドに残っているので、葉枯れが見当たらない。つまり日持ちがよさそうである。
根元から切り取り、丁寧に水洗して、そのままサラダ菜として食べられる。

衛生的で、新鮮で、なかなかおいしい。

一日で30株ぐらいが完売されているようだ。

(森敏)

追記:誤解してほしくないのだが、この記事は生産者から頼まれて書いているのでは一切ございません。
ここで用いられている水耕栽培法の基本培地組成は、東京大学肥料学教室(現植物栄養肥料学研究室)の5代前の春日井新一郎教授が戦前に苦労して開発したものです。案外、水耕栽培業者はそのことをご存知でないのではないかと思います。

2023-10-18 16:04 | カテゴリ:未分類

「文芸春秋」社は創始者菊池寛の精神の伝統を守って、ときどき検察と司法がグルになって、無法に長期にわたって獄中に収監された被告の手記を歴史的に優先的に公開している。のちに無罪であったり有罪であったりに関わらず。

権力によって不当に命の危険にさらされた獄中生活者の経験の手記は、抜群の一次情報として、誰が読んでも胸を打つものがあるからであろう。

文芸春秋の11月号には、角川歴彦(前)会長の東京オリンピックに関わる賄賂の問題で、何回も検事による一見柔和な尋問を受けているときに、ある日突然、「あなたを逮捕します」と強制的に逮捕・収監されて、その後226日も小菅刑務所に拘留され続けた手記が公開されている。

高齢者である角川さんは、何度もいくつかの命に係わる持病で、その発症のたびに獄中からの保釈申請を出していたのだが、その都度裁判所に「証拠隠滅]を理由に却下されている。裁判所の判事が検察官とぐるになって収監されている被告の獄中死を何とも思っていない冷酷さを、恨みを込めて告発している。角川さんが検察が作成した調書に不本意であるので、決して署名しないからである。完全ないやがらせによる長期拘留である。

角川さんの手記のタイトルは以下のとおりである。

KADOKAWA前会長 角川歴彦
我が囚人生活226日


「人質司法という問題を自らの経験から指摘したい」
検察の暴走を訴える痛哭の手記

という長いもので、文章中のサブタイトルは
〇娑婆に出てきた喜び
〇不意打った逮捕します
〇拘置所の思想
〇冤罪を生む温床に
〇「死なないと出られません」
〇小菅で読んだ獄中俳句
〇釈放が決まった瞬間
“人質司法禁止法” 制定を


である。

小生の記憶では厚労省元局長であった村木厚子さんの印鑑偽造事件というでっちあげの冤罪の手記が、文芸春秋に載っていて、印象に残っているが、検察の取り調べの内容は今回の角川歴彦さんの場合と似ていたように思う。

日本における過去の多くの冤罪事件は以下のホームページに満載されている。
Category:日本の冤罪事件 - Wikipedia

戦前戦後一貫して、日本は冤罪製造国家であり続けている。


(森敏)
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