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2019-10-06 17:52 | カテゴリ:未分類

  Wikipediaの日本語の解説によれば、アルフレッド・ノーベルは、科学だけでなく文学も人類にとって重要であると認識し、遺言の中で「理想的な方向性の (in an ideal direction)」文学を表彰の対象に含めた、とある。
 

これだけではなにを言っているのか不明であるから、ノーベル文学賞の選考委員たちは、世の中の政治や経済や文化の流れに漂いながら、その都度適当な解釈をして、ノーベル文学賞受賞者を選んできたものと思われる。
   
        しかし過去の受賞者たちのその後の影響力をよく見てみると、
まさしく「理想的な方向性の文学」の実践者を選んできたのかなとも考えられる。
  

老爺心から言わせてもらうと、文学は若者の心理を深くえぐり、寄り添い、できればしんみりと震いだたせるようなものであってほしい。たとえ救いがない陰陰滅滅な絶望の記述のなかにも、たまには一条の光がほの見えるような作品であってほしい。
   

村上春樹の小説をずっと初期のころから読むと、彼の作風は過去の執筆活動の40年間の間に次第にそのような雰囲気を漂わせて来つつあると思う。
   

最近、雑誌「文学界」9月号に、村上春樹のロングインタビューが18頁にわたって掲載されている。この内容に関して、いつもはすばしっこい文芸評論家たちだが、いまだに誰も論評せずに沈黙を守っている。たぶんノーベル文学賞の発表があってから、春樹の受賞の如何に関わらず、彼らは安心してこのロングインタビューに絡めた論評を始め、後付けの村上春樹論を展開することだろう。
   

この村上春樹の「文学界」に掲載されたロングインタビューはノーベル文学賞選考委員たちにとっても非常に参考になる「受賞理由」がちりばめられていると小生には思われる。実に時宜に即したロングインタビューだと思う。
   
  願わくば、このロングインタビューの訳文がノーベル文学賞選考委員たちにまで届いていることを!
 

(森敏)
付記:我々自然科学者が研究評価の指標にする
独創性(originality)や先駆性(priority)
の観点から見ても、村上春樹の作品は総体的に見て
それを充足していると小生には思われる。
         
      

追記1.昨日(107日)本屋に行ったら、「文学界」11月号が出ており、そこに

     

「地下鉄サリン事件」以降の村上春樹 

-メタファー装置としての長編小説(前編) 

荒川泰久 

なる長文(45ページ)の村上春樹論が掲載されていた。なかなか読みごたえがあった。次号に後編が続くのだろう。楽しみだ。作家の文章をここまで詳細に分析切開解析してみせる<文芸評論>なる領域の迫力を感じた。


追記2.昨日(10月9日)今年のノーベル化学賞を旭化成の吉野彰フェローが受賞したというニュースが流れた。真に慶賀すべきことだと思う。
 ところで、日本の文化勲章にはノーベル賞受賞者枠というものが設けられているようで、いまだ文化勲章を受賞しないで、いきなりノーベル賞をもらった人物に <いそいで> その年の文化勲章を授与してきた。今年の吉野彰フェローは、まだ文化勲章はもらっていないので、それに該当する。なので、彼が今年の文化勲章受章者になるのは確実である。
   
 数日後に迫った、ノーベル文学賞に村上春樹氏が受賞すれば、彼も文化勲章をもらうことになるだろう。(ただし大江健三郎氏の場合のように文化勲章を拒否しなければの話なのだが。)
 私見では、村上春樹が日本の文化(はもとより、世界の文化)に与えている影響力は、どんな日本の文化人よりも群を抜いているように思われる。彼が文化勲章をもらわない方がおかしい。(夏目漱石は博士号を拒否したぐらいだから、村上春樹が文化勲章という「国家による格付け」を拒否するかもしれないという危惧はあるのだが)。

当たるも八卦当たらぬも八卦。そういうわけで、このブログは、今年のノーベル文学賞の発表日まで、更新しないでおきます
     
追記3.やはり吉野彰氏は文化勲章と文化功労者を受賞した。(10月29日 日経新聞)
 学者の佐々木毅氏ら6人に文化勲章政治学者の佐々木毅氏ら6人に文化勲章



2019/10/292019政府は29日、2019年度の文化勲章を政治学の佐々木毅氏(77)、狂言の野村萬氏(89)ら6人に贈ると発表した。文化功労者にはメディア芸術(ゲーム)の宮本茂氏(66)、歌舞伎の坂東玉三郎氏(69)ら21人を選んだ。文化勲章の親授式は113日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同5日に東京都内のホテルで開かれる。

ほかに文化勲章を受けるのは数理工学の甘利俊一氏(83)、免疫学の坂口志文氏(68)、写真の田沼武能氏(90)、19年のノーベル化学賞を受賞する電気化学の吉野彰氏(71)。吉野氏は同時に文化功労者にも選ばれた。

ほかの文化功労者は映画評論の佐藤忠男氏(89)、照明デザインの石井幹子氏(81)、経済学の猪木武徳氏(74)、短歌の馬場あき子氏(91)、俳句の宇多喜代子氏(84)、映画の大林宣彦氏(81)、コンピュータービジョン・ロボット工学の金出武雄氏(74)、中国古典文学の興膳宏氏(83)、国語史学・国際交流の小林芳規氏(90)、時間生物学の近藤孝男氏(71)、社会貢献・国際貢献・文化振興の笹川陽平氏(80)、作物ゲノム学・学術振興の佐々木卓治氏(72)、日本画の田渕俊夫氏(78)、組踊の宮城能鳳氏(81)、漫画の萩尾望都氏(70)、障害者スポーツ振興の藤原進一郎氏(87)、分子薬理学の柳沢正史氏(59)、文化振興・国際交流・著作権の渡辺美佐氏(91)。
  

  
文科省は世界に赤恥をかかないためにも村上春樹氏を早々に文化勲章の受賞者にしたほうがいい。彼が受賞しないのは早稲田大学閥が文科省官僚にいないためか、東大閥の小説家が推薦しないからだろうか、とかんぐりたくなるね。


 




2019-09-17 12:35 | カテゴリ:未分類

伊豆池水没1      
大室山頂眼下の台風による、崖崩れと、田圃の洪水による浸水被害、の状況(マスコミでは報道されていない)(クリックすると大画面になります)
    


  9月9日に「スーパー踊り子号」で伊豆高原駅を目指したのだが、台風15号で路線がやられて運休してしまった。やむを得ず次の日に延期して「踊り子号」で無事伊豆高原駅に到着した。踊り子号もこの駅までで、ここから先はまだ路線が復旧していなくて河津―下田間がバスでの代替輸送だということであった。それにしても、千葉県での台風被害の報道は行われつつあったのだが、伊豆半島での台風被害の報道はNHKの交通情報でも全くなかった。(その後、次々と千葉県での家屋倒壊や停電の激甚被害の報道が現在進行形である。)

  

ホテルは姿の美しい大室山の裾にあったのだが、「台風被害のために、水源地の水道供給がストップしているので、ホテルの貯水槽の水が早くなくなると困るので、飲み水がなくなるので、できるだけ風呂水は使わないでほしい、お風呂は共同浴場の温泉を使ってほしい」とホテル側の指示であった。宿泊3日目には、やっと水道が来たのだが、初流が濁るので、透明になってから飲料にしてください、ということで、伊東市かこのホテルが普段から災害用に装備している「5年間貯蓄用」と記載してある2L入りのペットボトルを2本配布された。

 

宿泊4日目の最終日には観光にでかけ、標高500メートルの大室山にリフトで登った。この山は約4000年前の噴火でプリンの恰好をしており山頂の円周がコンクリートで舗装されており、風が強かったが歩くのには快適であった。
     
       と、眼下に異様な光景があった。がけ崩れと、田圃が水没しているのが見えた。東京ではこんな水没の報道は一切なかった。後で聞いた伊豆ジオパークの説明員によると、この地域は古来「池」と呼ばれてきた地区を開拓して田圃にしたのだが、そこが再び下流が台風による何かでせき止められて昔の『池』に戻ってしまったということらしい。現在ポンプで排水中だとか。たぶん完全に冠水したお米の収穫は "穂発芽" などが始まって、ほぼ全滅だと思われる。

 

帰りのスーパー踊り子号の待ち時間に気が付いたのだが、伊豆高原駅舎の2階の一室が「伊豆ジオパーク展示場」になっており、十分時間があったので覗いてみた。ただいま説明員として修行中という男性が熱心に説明してくれた。伊豆半島全体はユネスコのジオパークに認定されているということで、UNESCO認定証が掲示されていた。いわく

 

On the recommendation of the

UNESCO Global Geoparks Council,

the Executive Board of UNESCO has designated

 

Izu Peninsula

as a

UNESCO Global Geopark

 

UNESCO Global Geoparks explore, develop and cerebrate the links between their

geological heritage and all other aspect of their natural and cultural heritage. They

reconnect human society with the history of our planet across 4,600 million years that

have shaped every place on Earth and all life that has ever lived here.

 

PERIODOF DESIGNATION

17 April 2018-16 April 2022

 

In order to ensure the continuing quality of UNESCO Global Geoparks, the designation is subject to revalidation every four years.

 

したがって、この認証は4年間の有効期限であり、2022年4月以降は再度申請して認証を受けなければならない、という厳しいもののようである。

 

(自宅に帰って世界百科事典で調べてみると、日本では洞爺湖有珠山(2009)、糸魚川(2009)、島原半島(2009)、山陰海岸(2010)、室戸(2011)、隠岐(2013)、阿蘇(2014)の7カ所が世界ジオパークに認定されているとある。したがって伊豆ジオパークが載っていないこの辞書は古い。)

 

驚いたことに、先ほど大室山山頂から撮影した眼下の「池」地区の、台風による洪水で水田が埋まった写真を説明員が持って来た。真上からドローンで撮影された9月9日時点での被害の写真と被害前の、A3印画紙大に引き伸ばした鮮明な写真を見せて、説明していただいた。その展示の迅速さには敬意を表しておいた。上掲の小生が撮影した写真よりもはるかに迫力があった。ドローンの有効性を感じたことである。

 
(森敏)
追記1:「日本ジオパーク」のホームページが以下に設定されています。最初からこれをみればよかったのですね。
https://geopark.jp/
 
追記2:

この現地の水没した「池」地区の光景を見て、先日鑑賞したアニメ映画「天気の子」の最後のシーンを思い出した。

 

「東京」が異常気象を繰り返して、その洪水で水没して、最終的に12万年前の広域の『古東京湾』になってしまう。東京のビル街の上層部だけがタケノコのようにょきにょきと海面から生えているような姿になってしまった。そこで、沖縄出身の主人公の男の子が、「もう東京は魅力がないので、帰らない」というようにつぶやく。このアニメの近未来予測は今回のように現実化するかも。

追記3:泊まったホテルの周辺は高級別荘地だったと思われるが、約半分が空き家になっていた。多くは傾斜地に建てられており、平地の軽井沢などよりもはるかに立派なコンクリート建築物群である。
 偶然に出会った、台風で庭の周辺を掃除しておられたご婦人に聞くと、なかなか惨憺たる住宅事情のようである。空き家になっている高台の元ホテルは、中国人が買い占めているのだが、彼らには地域の管理組合の管理費を払う習慣がなく、周辺が荒れ放題で、連絡もつかないとか。放棄別荘群はおおむね30年前のバブル期に建てられたもので、維持費が高く、若い人のための通学事情もよくないので、おそらくは後継相続人が現れずに、そのままになっているのではないかということであった。

 

 

 

 

 

2019-08-13 10:46 | カテゴリ:未分類

「群青」江川友治先生の生涯 
「群青」(続編)江川友治先生の生涯
  

(明治大学農学部江川研究室OB会編集。著者江川友治。協力者江川浩子。前者は 2015年5月23日発行、後者は2018年7月14日発行)

 

という、2つの冊子体(全部で44頁)の寄贈を受けた。

 

この本に記されている、江川友治さんの経歴を略記すると、江川さんは1941年3月に東大農芸化学科生物化学専攻を卒業して、当時西ヶ原にあった農業技術研究所の三井進午技師の部屋に配属された。この年12月8日に日本は真珠湾攻撃によって太平洋戦争に突入した。翌17年4月江川さんに「赤紙」(召集令状)が来て、福知山連隊、中国保定、武昌、鹿児島の知覧・万世特攻隊基地、東京の立川、大阪府の貝塚飛行場と転戦・移動し、昭和20年8月敗戦で復員し元の三井研究室に復職した。その後農水省内で知る人ぞ知るで赫各たる研究業績と行政手腕を発揮していった。退職後明治大学に再就職されたようである。2012年逝去。

 

この冊子の中には江川先生のうめきのような憂国の反戦思想が詠まれているので、8月15日の敗戦記念日を迎えるにあたって、以下にその一部を無断引用させていただいた。

 

  

戦争は遠き昔のことなれど忘れ得べきや雨の塹壕

 

物忘れ激しくなりし老いの日に忘れ得べきや惨の戦場

 

銃抱きて雨の塹壕に眠りたる中国河北省保定を思う

 

自死したるあまた兵らを見捨てたる中国戦場湘桂難路

 

なぐられて殴り返さん術もなくただ耐えしのみ兵たりし日は

 

「赤紙」も「召集令状」も死語となり憲法九条すがる思いに

 

改憲は命かけて阻むべし惨の戦争を知りたるわれら

 

 

冊子の最後には、江川先生の言葉としてこう記されている。

 

::::

さて、軍部の独走による戦争をなぜ食い止められなかったのか、という問題ですが、これが問題です。その原因は長い歴史的なものがあると思いますが、その中心となることは、学問、言論、思想の自由が完全に圧殺され、軍政府による一方的な情報だけが国民に伝えられたということではないかと思います。

  

   


(森敏)
付記1:ここに登場する三井進午技師は、のちに東大農芸化学科肥料学研究室教授となって赴任した小生の指導教官でもある。
 
 生死の境の戦場を潜り抜けて、復員してきた江川さんの、その当時の精神は無頼の徒で怖いもの知らずであっただろう。労働組合を結成して、西ヶ原の農業試験場では意気軒高にふるまっていたのではないかと想像される。研究姿勢にはめちゃくちゃ厳しかったが、思想的には温厚であった三井進午技師は、研究室の同じ大学の農芸化学科の後輩の江川さんにはいささか手を焼いていたのではないかと想像した。
 
付記2:明治大学農学部江川研究室OB会編集の皆様、無断引用をお許しください。
   
追記1:江川先生のように、戦争を知る世代が高齢で逝去して行く中、今日改憲ムードが深く静かに潜行している。しかしそんななかでも、以下のように、若手政治家から明確な「改憲笑止」勢力が台頭してきたことは本当に心強い。

「安倍晋三首相が狙う憲法改正に関しては「現行憲法も守っていないのに(首相が)改憲を言い出すのは非常に危険だ。寝言は寝てから言ってほしい」。(山本太郎 時事通信へのインタビュー8月11日)
 
追記2: 上記「群青」には、昭和19年(1944年)に江川さんが陸軍少尉になって立川宿舎に一時滞在時に
   
「軍服姿で一時、わが懐かしの三井研究室に突然訪問したら、三井技師が昼間からヘルメットをかぶったまま机に向かっているのを異様に感じた」
  
という記述がある。この年から日本本土への米軍による空襲の本格化が始まったのである。小生はこの記述を読んで、感慨深いものがあった。三井先生はその後、東大肥料学研究室の教授に迎えられ、小生は1963年に卒論生として先生の指導を仰ぐことになった。東大広しと言えども、当時は研究費がなくて、東大ではおそらく三井教授室にだけクーラーが設置されていた。今年のように猛暑の夏には、その教授室で三井先生はすやすやと午睡を取っておられた。今から思うと、三井先生は戦時中の農業技術研究所での研究室の緊迫した雰囲気から大いに解放されて、熟睡されていたのだろう。我々は「ただいま動物実験中」と教授室の扉にひやかしの紙を張り付けたりしていたのだが。

2019-08-07 09:12 | カテゴリ:未分類
以下の写真は、朝日新聞、読売新聞、ロイター通信からの無断パクリです。
文章も全文無断転載です。

   
  


スライド2



 スライド1



スライド3 


スライド4 




 スライド5


香港政府がデモ制御不能なら「中央は放任しない」

(読売新聞 2019年8月6日)

【北京=竹内誠一郎】香港の警察当局は6日、5日から6日未明にかけて行われた香港政府に対する若者らの抗議活動に際し、違法集会や公務執行妨害などの容疑で13~63歳の男女計148人を拘束したと発表した。

 香港政府によると、デモ隊の投石や火炎瓶などで警察署15か所が襲撃された。警官隊は催涙弾800発を使用するなどして強制排除した。デモ隊と警官隊の衝突により、49人が負傷した。

 中国国務院(中央政府)の香港・マカオ事務弁公室報道官は6日に北京で記者会見し、治安維持に向けた中国軍の投入について問われると、「香港政府が制御できず、国家の統一と安全に危害が及ぶような動乱となれば、中央(政府)は決して放任しない」と述べた。

 中国メディアによると、香港に隣接する広東省深センで6日、警官隊1万2000人が大規模訓練を行った。香港のデモ隊に似せたヘルメットにマスク姿の暴徒を鎮圧する内容で、混乱が長期化する中、香港の若者らを威嚇する狙いとみられる。

 

香港デモ148人を拘束 一連の抗議活動で最多

(2019.8.6.朝日新聞)

―「逃亡犯条例」改正問題を機に香港で政府への抗議が続いている問題で、地元警察は6日、各地で5日に起きたデモ隊と警察の衝突で13~63歳までの男女148人を拘束したと発表した。1日の抗議活動に伴う拘束者としては6月にデモが大規模化してから最多となり、当局が対応を強めていることが鮮明になった。

 警察によると、今月4日まで2カ月近い一連の抗議活動で使われた催涙弾の累計は約1千発だったが、5日だけで約800発が使用された
    

 香港政府によると、5日の衝突による負傷者は41人で、うち2人が重傷。道路を占拠したデモ隊によって破壊された信号機は200カ所に上った。デモ隊は路上で段ボールなどに火をつけて警官隊と対峙(たいじ)し、消防の出動は21件に達した。

 一方、民主派の労働団体は、5日に呼びかけられ空の便などに大きな影響を出したゼネストへの参加者が、約35万人に達したとの推計を発表した。

 香港メディアによると、中国政府の香港マカオ事務弁公室の報道官は6日、「香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官への(共産党)中央の支持は全く揺らいでいない」と述べ、中国が林鄭氏を支える姿勢を改めて示した。(香港=益満雄一郎)

 
 
      

(以下はBBCニュース 2019年8月7日)
中国は6日、香港で9週間にわたり続いている、反政府や民主化を求めるデモの参加者に対し、「火遊び」しようとすれば「火によって滅びるだろう」とし、「中央政府の確固たる姿勢を過小評価」しないよう強く警告した。

国務院香港マカオ事務弁公室(HKMAO)はこの日、2週間で2度目となる記者会見を行なった。HKMAOが香港に関する会見を開くのは異例。

HKMAOの楊光報道官は、「過激なデモ」が、香港を「非常に危険な状況の瀬戸際に」 陥れていると述べ、デモ隊に対し、「自制を弱さだと誤解」しないよう忠告した。

さらに、林鄭氏に辞任を迫ろうとしても「何にもならないだろう」とした上で、一連の抗議行動は香港経済に「深刻な影響」をもたらしたと述べた。


2019-08-04 07:08 | カテゴリ:未分類
天安門事件と同様に、中国人民解放軍(PLA)が、着々と香港鎮圧の準備を進めている。 
     
   


     

中国軍、香港のデモ隊に動画で警告 暴動鎮圧を公開

(8月3日AFP

中国軍は、香港での抗議行動を鎮圧する武装部隊の演習の様子を撮影して制作したプロパガンダ動画を公開し、香港の独立派に対してあからさまな警告を発した。

 731日に中国人民解放軍(PLA)の香港駐屯部隊がソーシャルメディア上に投稿したこの動画では、同軍は香港の治安を維持する「自信」と「能力」があると字幕で宣言している。

 この3分間の動画では、同軍の戦車、ヘリコプターからの射撃、ロケット発射装置など、香港に配備されている軍用装備に加え、対テロ演習を行う重武装した部隊が登場している。

 また「暴動鎮圧」演習の様子も捉えられており、武装した兵士や装甲兵員輸送車を動員し、放水砲でデモ隊を散開させている。

 演習の冒頭には兵士が、中国本土で使われる標準中国語ではなく、香港で使われている広東語で、「どんな結果になろうとも自己責任だ」と拡声器を使って叫んでいる。

 この他、ヘルメットをかぶり、縦長の盾を抱えて警棒を手に行進し、鉄条網のバリケードを張り、アサルトライフルの銃口を向ける同軍兵士らの姿も映っている。

 また「警告、突撃を中止せよ、さもなければ武力行使に踏み切る」と書かれた赤い旗を掲げる幹部の姿も見える。

 演習は、兵士らが腕を背後で縛られたデモ参加者らを、「拘束地点」と書かれた幕が掲げられたエリアに連行して終了した。(c)AFPBB News

 

付記1:

以上のコピペ転載記事と「暴動鎮圧動画」は、この記事を転載した直後になぜかネット上から遮断された。
しかし動画は、ネット上であちこち探すとまだ見られるようだ。
    
付記2:
新華社通信は6月23日、李鵬氏が天安門事件当時、「
旗幟きし鮮明に動乱を制止する措置を取り、反革命暴乱を平定した」と伝え、「党と国家の命運がかかった重大な闘争で重要な役割を果たした」と強調した。
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