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2021-02-23 13:56 | カテゴリ:未分類





おてら1

図1.東京都文京区白山神社周辺の寺社の地図。 本記事の「蓮華寺」は、一番右下の二寺の左側。この地図は本郷通りの三宅石材店の門柱に刻まれている。
 
  


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図2. 森戸家の墓
  
   

森戸辰雄も葉k 
図3. 図2の拡大図
   
   

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図4.森戸辰男の戒名「碩徳院育英日辰居士」と右側が奥方の戒名と思われる。
   

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図5.墓石背面に記された森戸辰男のサイン
  
         
   

中共コロナのせいで、室内での座り仕事ばかりしていて、体調が極めて不良なので、午後3時ごろから散歩に出かけた。
   
  本郷三丁目の「かねやす」までは江戸のうち、と読まれているぐらいで、そこから南や北には、本郷通り、白山通り、春日通り に沿って、半径5キロ圏内には約80ぐらいの寺社が存在している(1)京都市内に次ぐぐらいのお寺の密集度ではないだろうか。
  
  最近は、寺社が敷地を幼稚園にしたり、切り売りしたりして、墓地の建立の余地が無くなってきたためか、「陵苑」と称して敷地内マンション形式で数百基も入る回転式の屋内お墓が増えてきた。そういうところには、あかの他人が入れないが、解放系の墓地は今でも、午後4時ごろまでは、関係者以外でも比較的出入りが自由である。
    
  小生は大学院生のころは東大植物園の近くの白山御殿町に下宿していたので、久しぶりに白山通り周辺を、杖を突きながら、休み休みうろうろしてみた。そうしたら、なんと、「蓮華寺」というお寺の入り口の看板に、森戸辰男(学者・広島大学総長・元文部大臣)と広沢虎造(浪曲師)のお墓がある、と書かれていた。 
     

興味が湧いたので、急峻な階段を上がって、広い墓地をくまなく探していたら、森戸家の墓なるものが2つあった。子細に吟味してみたら、この墓地では珍しい横長の墓石の方に(2、図3)、その背面に、<昭和三十九年九月 森戸辰男建之> というサインが刻まれていた(図5)。また、墓の後ろに立てられた木片には 碩徳院育英日辰居士 という戒名が書かれていたので(4)、間違いなく森戸辰男の墓と同定できた。花も植木もない実に簡素なたたずまいであった。

     
家に帰ってWikipedia で調べてみると、森戸辰男は18881223日生まれで、1984528日に96歳の長寿で没しているので、このお墓を1960(小生が大学に入った年)72歳の時に立てた後も、20年間も生きていたことになる。生前のその用意の良さ、というか、墓の建之以来自身が長生きしたことには、自分でも驚いたのではないだろうか。 

     

経済学者であった森戸辰男は戦前は無政府主義者クロポトキンの研究者として、東京大学の国粋主義の法学者たちによって内部告発されて、官憲に逮捕留置されて失職したが(有名な「森戸辰男事件」として、小生が学んだ昔の現代史の教科書には載っていた)、戦後は復職して、広島大学初代総長や文部大臣など文教関連の戦後民主主義体制の創建を主導した。小生の若いころは、「家永裁判」で国側の証人に出たりしたときは、「反動」だとか呼ばれていた。文化功労者や勲一等を授賞している。戒名(図4)の「::育英::」という文字には、彼が日本の戦後教育の再建に貢献した意味が込められているのだと思ったことである。

    

波乱万丈で、現在では右翼からも、左翼からも批判があるだろうが、森戸辰男氏は世間の批判をものともせず、主観的には常に前向きな建設的な人生を貫徹したのではないだろうか。
 
  お寺巡りもたまにはいい。森鴎外も、時代小説の取材のために、谷中方面の寺巡りを相当詳しくやっていたようだ。

   
     
(森敏)

 付記:以下に、「放射線像」の YouTubeを継続発信しております。ご笑覧ください。

2020-12-18 16:47 | カテゴリ:未分類

全国の学術研究者よ。下記の新聞報道の佐藤康弘東大名誉教授に見習って、現菅政権のさまざまな「有識者会議」なるものに、尻尾を振って参加しない気概を持とう。

  

以下朝日新聞の記事から

学術会議 任命拒否に抗議  文化庁の有識者会議座長辞任

 

日本学術会議が推薦した会員候補を菅義偉首相が任命しなかった問題に抗議し、文科省の有識者会議の座長を務めていた佐藤康弘・東京大学名誉教授(65)が辞任していたことが、16日までに分かった。

 佐藤氏は取材に「研究業績とは別の評価軸を持ち込み、特定秘密保護法案や安保法案などに反対の意見を示していた6人の任命を拒否した政府に、ささやかな抗議として意思表示しようと考えた」と説明した。

 文化庁や佐藤氏によれば、6月から登録美術品調査研究協力者会議の座長。を務めていた。103日に「専門家を尊重しない政府のために働くつもりはない」との理由で文化庁に辞意を伝え、7日付けで辞任したという。

 

 

以下共同通信の記事から

 日本学術会議の会員任命拒否問題に抗議し、佐藤康宏東大名誉教授が文化庁有識者会議の座長を辞任したことが15日、分かった。佐藤氏は取材に「首相が法律を守らない政府は信用できないと判断した」と説明した。

 文化庁によると、佐藤氏は6月、登録美術品調査研究協力者会議の会合で座長に選出された。しかし問題発覚直後の10月3日に「専門家を専門家として尊重しない政府のために働くつもりはない」とメールで辞意を伝え、同7日付で辞任した。

 佐藤氏は日本美術史を専門とし、3月に「若冲伝」で芸術選奨の文部科学大臣賞を受賞した。

 

(森敏)

付記:以下に、「放射線像」の u-tube 継続しております。ご笑覧ください。


2020-12-11 14:48 | カテゴリ:未分類

   大新聞の社説はどうでもいいことを小難しく書いているので、ふだん小生はあまり読まない。のだが、今日の社説は、学術会議に関してのタイトルだったので慎重に読んだ。珍しく、菅政権に対する忖度がない断言調でよく書けていると思ったので無断転載します。論説委員の中で議論されたものと想像しました。これからも学術会議の問題は何回も取りあげてもらいたいものです。継続的な啓もうは読者の理解力を高め「力」になります。
  
  「まだ学術会議の問題を取りあげているのか」、という人たちが大勢いるようですが、今回の学術会議の菅首相による「6名任命拒否」の問題は、その底流に「言論の自由」、「学問の自由」、「表現の自由」に関わる大きな潜在的脅威です。だから、言論を操るマスメデイアこそ決して腰をひかないでいただきたいものです。この問題を軽々にあざ笑う知識人たちには、いずれブーメランのように、思想弾圧の波がわが身にも降りかかって来るでしょう。現在進行形の香港がいい例です。中共の波が襲い掛かっています。戦前の日本を見れば、どうして日本が、日本人がそうならないといえるでしょうか?




(社説)学術会議改革 任命拒否の撤回が先だ

20201211 500分 朝日新聞

 

 意に沿わぬ人物や組織があれば力でねじ伏せる。黒を白と言いくるめ、異論には耳を貸さない。前政権から引き継ぐ菅政権の強権体質があらわだ

 自民党のプロジェクトチーム(PT)が日本学術会議のあり方に関する提言案をまとめた。同会議の活動を批判し、「国の特別な機関」という位置づけを見直して新組織として再出発するのが望ましいとしている。

 ごまかしに満ちた文書だ

 提言案は「学術会議が政治から独立であるべきは当然だ」と書く一方で、「政治や行政が抱える課題認識や時間軸等を共有し、実現可能な質の高い政策提言を」と求める。一見もっともらしいが、首相が会員候補6人の任命を拒否し、その理由も明らかにしないこの状況下では、政権と歩調を合わせよ、忖度(そんたく)せよと強要しているに等しい

 さらに提言案は、政府の財政支援を縮小・廃止する方向を打ち出している。かわりに当の政府や民間からそのつど委託費を払ってもらうなどして活動を維持すればよいと書くが、それで学問・研究の命である独立性や客観性を担保できるか。こうした懸念への考察は一切ない。

 そもそも学術会議に関しては安倍政権下の15年に、内閣府の有識者会議が注文をつけつつも活動内容や組織改革への取り組みを基本的に評価し、今後に期待する報告書をまとめている。今回、PTが実質1カ月余の間に十数人から聞き取りをしただけで、組織の抜本見直しに踏みこんだのは乱暴極まりない

 15年以降にあった動きの一つに、学術会議が軍事研究を否定した過去の声明を「継承する」との見解を出したことがある。

 科学が戦争に利用された反省を踏まえ、研究者の社会的責任を確認するいわば倫理指針だった。だが政府自民党は反発し、先日も井上信治・科学技術担当相が学術会議の梶田隆章会長と会談した際に話題にした。その思惑は明らかだ。

 菅首相が本当に学術会議のあり方を議論したいというのであれば、歴代の政府見解を踏みにじって強行した任命拒否をまず撤回し、そのうえで政府としていかなる問題意識を持っているかを社会に率直に提起するべきだ。それをしないまま、「総合的、俯瞰(ふかん)的に判断した」「既得権益、前例主義を打破したい」といった趣旨不明の発言を繰り返しても、人々の納得を得ることはできない。

 15年報告書は「科学的な見地から政策を分析し、批判的なものも含めて見解を出す」ことこそ、学術会議の重要な役割だと指摘している。首相らはこれを熟読し、その意味するところをよく理解する必要がある。

   


 
(森敏)
付記:以下に、「放射線像」の u-tube 継続しております。ご笑覧ください。


2020-12-03 11:57 | カテゴリ:未分類

 
立命館孔子学院
立命館大学の孔子学院(読者からの提供)
       
  以下はマイナーな月刊誌(「選択2月号99ページ)に載った、小さな記事の無断転載である。インタ―ネット上では、世界中の「孔子学院」のスパイ活動は公然と流布されているのだが、日本のマスコミは一切取り上げていない。やっと日本でも、工学院大学で孔子学院の廃止が決定し、その流れが他大学にも普及し始めたようだ。過去20年間にわたって、日本の大学が安易に「孔子学院」を学内に導入してきた件は、如何に日本の大学人の中国研究者たちが、中国共産党によって思想的に武装解除(洗脳)されてきたかの象徴であろう。

 

 小生の知人の一人は、20年間中国にぞっこん入れ込んで共同研究をやってきたのだが、やがて中国共産党や中国人研究者そのものに何回も裏切られて、ついにバッサリと関係を断ち、「俺はお人よしだった」と今では完全な嫌中派になっている。
  
  もう一人の知人は、「いや、中国とは仲良くしなければいけませんよ」と今も蒙昧から抜けないでいる。死ぬまで抜けないだろう。中国共産党からの知識人工作が完全に成功した「親中派」の例である。

      

   

工学院大学が「孔子学院」国内初の閉鎖 他大学も追従で「一掃」の可能性

    

中国が中国語や中国文化の普及のためと称して、世界各国に展開している「孔子学院」を閉鎖する動きが欧米で広がる中、日本でも同様の動きが出始めた。

このほど、工学院大学(東京都新宿区)が学内に設置された孔子学院の閉鎖を決めたのだ。日本に孔子学院が上陸したのは2005年。第一号が立命館大学に開設され、愛知大学、早稲田大学など15大学に設置された。

工学院大学では08年に設置されたが、活動内容について学内でも批判が強く、諸外国の動向などを踏まえ決定した。早稲田大学、立命館大などでも、閉鎖を求める声が学内や卒業生から上がっており、廃止を検討している模様。今後、日本の大学から孔子学院が一掃される可能性が出ている。

孔子学院は英国の「ブリテイッシュカウンシル」などを模した組織だが、中国共産党の対外工作部門が資金を負担し、各国の大学内に別科などの形で開設するのが特徴で、全世界約600か所にある。多くの場合、文化活動以外に、諜報活動や世論工作、在留中国人の監視などをしている実態が、徐々に明らかになっている。 (選択 12月号)

(森敏)
付記:以下に、放射線像の u-tube 継続しております。ご笑覧ください。
・ https://www.youtube.com/channel/UCoxOKSbRGkZSNR7no2-7U9g

2020-11-18 21:22 | カテゴリ:未分類

以下は、中共コロナウイルスの治療薬アビガンを開発している、古森重隆(富士フイルムHD会長)の 
経営者は直感で勝負せよ
  という、月刊雑誌「文芸春秋」11月号からの引用です。
「コロナ後の世界」の条件 というサブタイトルの項目の一部の文章です。
企業人としての姿勢が、なかなか正鵠を射ていると思われるので紹介いたします。

  
            

:::::::「コロナ後の世界」のために不可欠な条件が二つあります。まずは、世界で感染症に対する予防ワクチンや治療薬を準備すること.そして今後同じようなパンデミックが起きた時にそなえた、国際的コンセンサスを作ることです。WHOなどが中心となって、今回の反省として「なぜウイルスが発生したのか」、「なぜ抑えられなかったのか」そして「なぜ広まったのか」。各国の対応の違いや成果を忖度なく分析し、研究してほしいと思います。

企業であれば、このような非常事態が起こった時に、きちんと反省するのは当然のことです。それぞれの国のことだからと漠然とさせたままにするのではなく、国際社会が協調してしっかりと反省し、対応マニュアルを作る。コロナ後に「何が変わるか」を期待して待つのではなく「何を変えるか」を議論する。そして、それを前提とした社会が「コロナ後の世界」であるべきなのです。:::::
   
        
  ここで小森氏が投げかけている3つの提言に対して、世界はまだ真相解明できておりません。何しろ中国共産党は、WHOで決定した武漢での現地調査を平然と拒否していますし、WHOと中共がつるんでいて、現状ではそれに対して何も言えないようですから。
       
  直近のマスコミ報道では、北イタリアでは昨年9月ごろにすでにCOVID-19が発生していた、などという攪乱情報を研究者たち(?)が発信している始末です。世界に数多くある感染症の研究機関にも、中国の研究者が深く静かに浸透しているので、一見アカデミックな体裁をとっている学術研究論文(original research)や、総説(review)や、報告(report)も、実に実に慎重に眉に唾をつけて読解する必要があります。
      
           
(森敏)

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