FC2ブログ
2021-01-03 09:00 | カテゴリ:未分類

 

年末から、元旦からも、今朝も、連日、足が攣(つ)るので、夜中に何度も起きていた。

 

所在なく、今朝は朝6時ごろからテレビのチャンネルを回していたら、TOKYO MX2で「アートにエールを」という番組が延々流れていた。

 

これまでも時々気になっていたのだが、実は全く知らなかったのだが、先ほど新聞でテレビの番組表を見ると、これは二時間おきぐらいに全日にわたって挿入されている番組らしい。遅まきながらやっと気が付きました。

 

中身がなかなか多彩だ。 見る人によって、プロ・セミプロ・アマチュアの玉石混交と思われるだろう。だが、それがかえって、内容が多彩で癒される。

 

「アートにエールを」は、中共コロナ渦ゆえに表現の場を奪われたアーテイストに表現の場を提供する番組なんですね。素晴らしい発明ですね。

 

見ていて、今後も「動画アートによる表現の技術」がどんどん飛躍的に向上していくように思いました。

 

転んでもただでは起きないアートかな  ビン


2020-12-11 14:48 | カテゴリ:未分類

   大新聞の社説はどうでもいいことを小難しく書いているので、ふだん小生はあまり読まない。のだが、今日の社説は、学術会議に関してのタイトルだったので慎重に読んだ。珍しく、菅政権に対する忖度がない断言調でよく書けていると思ったので無断転載します。論説委員の中で議論されたものと想像しました。これからも学術会議の問題は何回も取りあげてもらいたいものです。継続的な啓もうは読者の理解力を高め「力」になります。
  
  「まだ学術会議の問題を取りあげているのか」、という人たちが大勢いるようですが、今回の学術会議の菅首相による「6名任命拒否」の問題は、その底流に「言論の自由」、「学問の自由」、「表現の自由」に関わる大きな潜在的脅威です。だから、言論を操るマスメデイアこそ決して腰をひかないでいただきたいものです。この問題を軽々にあざ笑う知識人たちには、いずれブーメランのように、思想弾圧の波がわが身にも降りかかって来るでしょう。現在進行形の香港がいい例です。中共の波が襲い掛かっています。戦前の日本を見れば、どうして日本が、日本人がそうならないといえるでしょうか?




(社説)学術会議改革 任命拒否の撤回が先だ

20201211 500分 朝日新聞

 

 意に沿わぬ人物や組織があれば力でねじ伏せる。黒を白と言いくるめ、異論には耳を貸さない。前政権から引き継ぐ菅政権の強権体質があらわだ

 自民党のプロジェクトチーム(PT)が日本学術会議のあり方に関する提言案をまとめた。同会議の活動を批判し、「国の特別な機関」という位置づけを見直して新組織として再出発するのが望ましいとしている。

 ごまかしに満ちた文書だ

 提言案は「学術会議が政治から独立であるべきは当然だ」と書く一方で、「政治や行政が抱える課題認識や時間軸等を共有し、実現可能な質の高い政策提言を」と求める。一見もっともらしいが、首相が会員候補6人の任命を拒否し、その理由も明らかにしないこの状況下では、政権と歩調を合わせよ、忖度(そんたく)せよと強要しているに等しい

 さらに提言案は、政府の財政支援を縮小・廃止する方向を打ち出している。かわりに当の政府や民間からそのつど委託費を払ってもらうなどして活動を維持すればよいと書くが、それで学問・研究の命である独立性や客観性を担保できるか。こうした懸念への考察は一切ない。

 そもそも学術会議に関しては安倍政権下の15年に、内閣府の有識者会議が注文をつけつつも活動内容や組織改革への取り組みを基本的に評価し、今後に期待する報告書をまとめている。今回、PTが実質1カ月余の間に十数人から聞き取りをしただけで、組織の抜本見直しに踏みこんだのは乱暴極まりない

 15年以降にあった動きの一つに、学術会議が軍事研究を否定した過去の声明を「継承する」との見解を出したことがある。

 科学が戦争に利用された反省を踏まえ、研究者の社会的責任を確認するいわば倫理指針だった。だが政府自民党は反発し、先日も井上信治・科学技術担当相が学術会議の梶田隆章会長と会談した際に話題にした。その思惑は明らかだ。

 菅首相が本当に学術会議のあり方を議論したいというのであれば、歴代の政府見解を踏みにじって強行した任命拒否をまず撤回し、そのうえで政府としていかなる問題意識を持っているかを社会に率直に提起するべきだ。それをしないまま、「総合的、俯瞰(ふかん)的に判断した」「既得権益、前例主義を打破したい」といった趣旨不明の発言を繰り返しても、人々の納得を得ることはできない。

 15年報告書は「科学的な見地から政策を分析し、批判的なものも含めて見解を出す」ことこそ、学術会議の重要な役割だと指摘している。首相らはこれを熟読し、その意味するところをよく理解する必要がある。

   


 
(森敏)
付記:以下に、「放射線像」の u-tube 継続しております。ご笑覧ください。


2020-10-21 15:35 | カテゴリ:未分類

u-tubeを何気なくサーフィンしていたら、去る10月16日に日本学術会議の梶田会長が菅首相と2人だけの「差し」で対談した直後の、記者会見の録画が偶然出てきた。以下は、これをストップモーションで、逐一筆起こししておいたものである。

    

::::::::::::

梶田会長「ただいま総理と、あの、話をさせていただきました。で、あの、今日、あの、ここに伺った主な理由というのは、まず一つはですね、あのー、例年、じゃない、この3年にいっぺんの新会員の就任に際しては、10月1日に総理と会う機会があるのですけれども、今年はコロナで、会えなかったということで、まずは、あのー、会長就任のあいさつをさせていただきました。それから、あのー、みなさんご存じの通り、あのー、えー、6名の方が任命されないということについて、学術会議総会としての決議がありまして、まーそれについて、あのー直接まだお渡ししておりませんでしたので、その決議の文について、総理にお渡ししました。で、そのあとで、あのー、学術会議の今後の在り方につきまして、総理と、あのー、まー、意見交換をいろいろさせていただきました。まー、そういうことで、今後の学術会議の、まー発展と言っていいのかと思うのですけれど、まー、そういうことについて、あのー、えー、いろいろやらせていただきたいということで、いろいろとお話しをさせていただきました。」
     

記者「あの、総理からは、6人の任命拒否の件について、明確かつ具体的な説明はありました?」
        

梶田会長「あの、まあ、今日はあのー、そこの点に、特にご回答を求めるという、そういう主旨ではないので、あのー、あ、特に、そこについては明確なことがどうこうということはないです」
        

記者「お聞きにならなかったんですか?梶田さんから」
       

梶田会長「あの、一応私はしましたけれども、あの、それよりも、未来志向で、学術会議が、あの、今後しっかりと、たとえば学術に基づいて、えー社会や国に対してどういう風に貢献していくかと、まーそういうようなことについて、主にお話をいたしました。
        

記者「6人の任命拒否が明らかになってから初めてお会いになると思うのですが、具体的にどういったやり取りをなさいました?その問題については」
       

梶田会長「え、6人の件ですよね?まあ、これについては本当に今日の主要な目的と、もちろんそれは重要なんですけれども、あのー、それとともに、こういう機会なんで、むしろ学術会議の在り方などについて意見交換させていただきました」
       

記者「えーと、今日ですね、総理とはお二人で会われたんでしょうか? それから、面会時間はどれぐらいだったんですか?」
         

梶田会長「えーと、二人だけで、面会時間はたぶん15分ぐらいだと思います」
   

記者「それと、あと、未来志向ということだとすると、梶田さんからは、どの様なご提案をされて、総理からはどのようなお話があったか教えていただけますか?」
         

梶田会長「私の方からはですね、あのー、まー、えー、学術会議が作られたころに比べると、今の科学技術がはるかに発展したこの現代においては、えー、学術が、えー、社会に、まー極めて近くなっている、ということで、学術会議の役割というのが、昔に比べてはるかに重要になっている。それから、あのー、研究、研究に限らずですけれどもグローバル化しているので、重要になっている、ということで、学術会議が、あのー、今までにも増して重要になっているというような、まあそういうお話をあの、させていただきまして、まあ総理の方からもですね、よりご理解をいただいていると思います。」
          

記者「総理から実際に、どのような言葉があったんですか?」
           

梶田会長「あのー、えー、まあ、“しっかりやってください” という、そのようなむね、はい、ありました。それからあともう一つ、やっぱりそうは言いながらも、我々学術会議としても、まー、発信力が今まで弱かったということについて、こちらとしても、そういう点は具体的に、あのー、早い段階から、あのー、しっかりと改革をしていきたい、ということは申し上げました」
          
  

記者会員の皆さんからの一番の疑問というのは、なぜ6人が任命されなかったかということだと思いますが、なぜそれを聞かれなかったんでしょう?
              

梶田会長「あのー、もちろんお渡ししましたけれども、あの、それについてはお答えがなかったという事です。」
               

記者「今回除外された6人について、改めて任命するように総理には求めなかったとiいうことでよろしいんでしょうか?」
    
梶田会長「あの、まー、本日はあの、そこまで踏み込んでお願いということは、あの、しておりません」
    
記者「欠員の6名について、総理からあらためて新しい6名を推薦するように求められてるようなことはなかったんでしょうか?」
    
梶田会長「あの、そういうことについて、今後どう、、、、、、、」
 

          

(残念ながら、あとはストップモーションをクリックし間違えて、録画がどこかにとんで行ってしまった)

       

:::::::::::::::

       

  この会見を見て、梶田会長の腰折れには、日本の学術研究者の誰もががっかりしたことだろう。実に情けない。完全に菅首相のペースに巻き込まれてしまっている。

      

  東大在学中、駒場寮で寮長として、数々の「武勇伝」を残しているノーベル賞受賞者の小柴先生よ、同門の弟子のノーベル賞受賞者の梶田さんに「活」を入れてください
     
      
(森敏)
付記:以下ずっと開催中です。是非お立ち寄り下さい。


・ https://www.youtube.com/channel/UCoxOKSbRGkZSNR7no2-7U9g


・ https://www.ritsumeikan-wp-museum.jp/special/20200919-2/


追記:驚いたことに、この記事を書いた後の11月14日に小柴先生は、肺炎で亡くなられた。 合掌。


2020-10-17 16:08 | カテゴリ:未分類

論文シェア1      
図1.国・地域別論文数シェアの推移
下記岩本宣明氏の記事より転載
 
 
  日本版Newsweekが 「科学後退国ニッポン」 という大見出しで10月20日号を発売している。12ページにわたる特集記事である。

 

     岩本宣明(ノンフィクションライター)氏が、日本が今「科学大国」から転がり落ちている様子を、データーに基づき活写している。これはけっしてアジテーションではない。切実きわまる警告である。

 

     書かれている内容は、大学の自然科学者が読めば、まさに逐一実感することだろうと思う。

 

     小生も読んでいて、よく書いてくれた、と思う反面、読後は極めて憂鬱になってしまった。

 

     日本は、なんでこんなに物事に拙速な国になってしまったんだろうか? 

 

     記事の中ではその「科学後退国ニッポン」に至った要因が縷々指摘されている。いずれもこれまで何度も科学者の側から提案されてきたことである。ぜひ研究者はこの雑誌を買って読んでください。

 

     しかし、何の根本的な手立てもなく、明らかに誤った政策の下で、今も日本の科学技術は坂道を転がり続けている。特に国立大学が疲弊しきっている。

 

     大学の博士課程に優秀な研究者がいかなくなっている現状では、日本の科学は絶望である。科学が衰えば、当たり前のことだが産業も衰える。ノーベル賞もはるか彼方になるだろう。

 

     菅首相には、年間わずかに10億円の運営費の学術会議いじめなんかに精を出さずに、早急に今回の6人の任命拒否のことはさっさと梶田学術会議会長に謝罪して、その代わりに、科学技術再立国に予算1兆円を、来年度予算にポーンと上乗せ計上したらいかがかと思う。
    
  そのほうがよほど菅内閣にとっても、ポジテイブ志向だろう。そうすれば今回低下した国民の内閣支持率も回復するだろう。世迷い事だろうか?
  
(森敏)
追記:読者の中には、上記の図1を見て、論文は量(数)じゃないよ!質だよ!という研究者がいることは小生も承知している。10年前ならそういう言い訳が通ったが、中国の研究論文は、模倣に近い粗製乱造の時代を経て、現在では「量」から「質」に転化しつつあるということは、あらゆる分野の日本の研究者の実感であり、あせりであろう。


2020-10-08 15:46 | カテゴリ:未分類

今回の両女史ドイツ・マックスプランク研究所のエマニュエル・シャルパンティエ教授(51)=フランス国籍=と米カリフォルニア大バークリー校のジェニファー・ダウドナ教授(56)=米国籍=が、ゲノム編集の技法(CRISPR(クリスパー)/Cas9(キャスナイン))の開発(development)に貢献し、医学や農学における遺伝子改変の速度を加速したことは、分子生物学者の誰もが認めるところだろう。その善悪を含めて、応用範囲は途方もなく広い。

     

しかし現九州大学農学研究院の石野良純教授らが30年前に大腸菌ゲノムで偶然発見(discovery)したパリンドローム様の繰り返し遺伝子配列がこの研究の大きな契機であったことは、今回の受賞者である両女史も認めており、ノーベル委員会も石野さんたちの研究を「先行研究」として紹介してくれているところである。

  しかし、ノーベル委員会は今回の受賞者には、生命現象の未知の法則性の発見者よりも、より社会貢献度が高いという観点から、その法則性の応用技術開発者を重視したわけである。

  

小生は、両女史が3年前に日本国際賞を受賞したときに、その授賞講演要旨のところに石野さんの発見を紹介していることを知って、なぜ日本国際賞が石野さんを受賞させないのか極めて疑問に思っていた。もしこの二人がノーベル賞をもらうことになるときには石野さんの枠を設けるべきだと思っていた。ノーベル賞は3人まで受賞枠があるはずだからである。しかし、残念ながらそれはかなわなかったわけである。

 

九州大学関係者は、石野さんのノーベル賞受賞の記者会見の準備をしていたのではないかと想像する。もし石野さんが受賞していたら、九州大学では初の受賞であると同時に日本の農学関係者でも初の受賞でもあるので、小生としても快挙だと思いたかったのだが。

 

受賞対象が「化学賞」なので、日本の基礎生物学研究者からの「押し」が足らなかったのかもしれない。

 

村上春樹がなかなかノーベル文学賞に採択されないのも、日本人からの強力な推薦が足りないからではないだろうか。

     
    

(森敏)
 追記1:香港からアメリカに亡命したウイルス研究者である閻麗夢女史の文献が、ネット上から1日後に消されてしまったので、小生は読めていない。このCRISPR(クリスパー)/Cas9(キャスナイン)の手法で、感染力の高い中共コロナウイルス(COVID-19)Spark遺伝子改変で簡単に制作できたのではないか。

追記2:ノーベル化学賞については以前にも論じておいた






    
追記3: この記事を入稿した一時間後に、ノーベル文学賞の発表があり、村上春樹は今回も賞を逸した。実に残念だ。
   

追記4:偶然なのか、タイミングよく最近の学士會会報11月号の76頁-82頁にわたって石野良純さんによる
「CRISPR発見のころを振り返って」という回想文が掲載されている。以下にそのエッセンスを引用する。のちにノーベル賞級であると位置づけられることになる発見が、通常科学をまじめにやっているところから起因する、全くの偶然(by chance !)によることがわかる。
   
:::::配列に読み間違いがない上で改めて特徴的な繰り返し配列を見ても、その規則性の美しさに見とれた。解読が困難であった配列は14ヌクレオチドのパリンドロミック配列を含む 5'-CGGTTTATCCCCGCTGGCGCGGGGAACTC-3'という29ヌクレオチドが32ヌクレオチド長のスペースを挟んで5回出現するものであった。しかし、これが生物学的に何を意味するのかを想像するには全く情報がなかった。::::

   
FC2 Management