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2020-07-03 07:39 | カテゴリ:未分類
  7月1日に、中共(中国共産党)によって、香港の「香港国家安全維持法」がやみくもに施行された。当日の香港でのデモ隊に対する壮絶な弾圧の様相は、テレビやインターネットでの中継で、見てのとおりである。
      
  これらの弾圧の様子は、外見的には日本の1960年安保闘争や1970年の学園闘争に対する官憲の暴力的な弾圧の様相と全く同じである。警棒、放水、水平撃ち催涙弾、ばかりでなく、顔面直撃を狙った催涙拳銃なるものが開発されているようだ。
   
  しかし、いまや超近代化された、中共による香港人民の個人情報の監視(諜報活動)は、自由な香港のこれまでと全く異なり、今後は想像を絶するものがあるだろう。今後、表現の自由を抹殺された香港住民は窒息するだろう。香港は一共産党支配国家に繰り込まれたのである。
   
  なにしろ、これまで簡略化されて紹介されている「香港国家安全維持法」なるものの内容では、中国本土と同じく、すべての法律の判断基準が中国共産党、なのである。
    
  自民党議員の中でも、さすがに国際外交感覚のある連中が、危機意識をもって「習近平訪日中止」に動き始めた。実に遅きに失したが、安倍首相を突き上げて、断固とした世界への発信をしてもらいたい。
      
  それにしても日本の国会は一体どうなっているんだ? こんなに世界が流動しているときに、国会を閉じて、日本議員たちは、そんなに世界に孤立して、無視されたいのですかね。
     
  与党議員も野党議員も中共の毒まんじゅうを食わされた親中派の連中は、まったく音沙汰がない。

  大学の人文・社会・経済・政治学分野の研究者連中も「中共コロナ問題は理系の連中が対処すべきこと」と、これまでは逃げていたかもしれないが、今回の香港の問題では、逃げられないだろう。対岸の火事として、知らぬ半兵衛を決め込むのだろうか? だとすれば実に情けないことだ。

       うかうかしていると、今後の超近代的AIを用いた治安維持法の思想統制の適用対象の明日は我が身だ。
      
       なぜなら、人文・社会・経済・政治学分野の研究者は、平たく言えば「思想」の新規性で飯を食っているのだから。

        
   
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自民 習国家主席の国賓訪日中止求める方針「香港傍観できず」

202073 625NHKニュース

 

中国が「香港国家安全維持法」を施行させたことを受けて、自民党は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されている習近平国家主席の国賓としての日本訪問を中止するよう政府に求める方針を固めました。

 

香港で反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」の施行を受けて、自民党は、中国を非難する決議案をまとめました。

決議案では「法律の施行と同時に大量の逮捕者が出るなど、懸念していた事態が現実のものとなった現在、この状況を傍観することはできず、重大で深刻な憂慮を表明する」としています。

そのうえで政府に対し、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されている、習近平国家主席の国賓としての日本訪問を中止するよう求めています。

さらに、現地の日本人の保護のための適切な対応を行うことや、脱出を希望する香港市民への就労ビザの発給など、必要な支援を検討することも求めています。

自民党は、3日にも決議文を正式に決定し、政府に提出する方針です。

 

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(森敏)


追記1:中国の反応は以下のとおり。


習主席の国賓来日中止を 自民決定に中国政府が反発[2020/07/03 23:36] NHK

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 自民党が中国の習近平国家主席の国賓来日を中止するよう政府に求める方針を固めたことに対し、中国政府は「パフォーマンスだ」と反発しました。

 中国外務省・趙立堅副報道局長:「彼らの反中パフォーマンスは中国にとっては全く意味がなく、我々は彼らに関わる暇もないし、興味もない」
 中国外務省は3日の会見で「日本の一部の人は、このところずっと他国の内政問題に言い掛かりをつけ、政治的にあおり立てている」と述べました。自民党は香港情勢を受け、習主席の国賓来日の中止を盛り込んだ決議文を出す方向で調整しています。野党も含めて多くの政党が懸念を示すなか、中国政府はあえて「日本の一部の人」という言い方を用い、日中関係に亀裂を入れたくない思いもにじませています。

追記2: せっかくの自民党議員による快挙だと持っていたら、予想通り、親中派二階氏らによって、待ったがかけられているようだ。親中派公明党も反対だろう。安倍首相も断念するかもしれない。実に情けない話だ。自民党は、「自由」・「民主」の理念が党是ではないのかね?(7月7日)

 


2020-05-03 20:34 | カテゴリ:未分類
山梨大でPCR一貫検査 検体採取はドライブスルー

[2020/05/03 12:27 テレ朝ニュース]
    

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 山梨大学医学部附属病院は検体採取から判定まで大学内で完結した新型コロナウイルスの検査を始めます。山梨大学は全国の国立大学が取り組むべきだと訴えました。

 島田真路学長:「我々はできるだけ検査をしましょうと。大学そのもので検査ができる態勢を完璧に整えていますので」
 山梨大学は県からの要請を受けて8日からは大学内でドライブスルー形式の検体採取も始めます。採取した検体は大学でPCR検査を実施し、保健所を通じて結果が届けられます。検査にかかる時間も短縮され、将来的には一日に100件以上の検査ができるということです。島田学長は現在の日本の検査態勢は不十分で、多くの陽性患者が見過ごされていることを挙げ、全国の国立大学が積極的に検査に取り組むべきだと指摘しました。
 島田真路学長:「アパートに帰っても肺炎としては軽かったのに急に亡くなられるとか、原因不明死の方を調べたらコロナ陽性だとか。大学がやらないとそういう重要な発見も見逃してしまう。コロナウイルス感染症の全体像が見えないということになる」

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  中共コロナ(COVID-19)の患者対策では大学病院の臨床医が奮闘しているのには頭が下がる。ほとんどの大学病院では医療崩壊寸前のようだ。
   
  だが一方では、PCR検査などはお手の物の基礎研究者たちが、そんな現状を手をこまねいてみていることには、小生はずっと違和感を持ち続けていた。この有事に彼らはなぜ積極的に「社会貢献」しないのだ?? 小生はこのことを先日の、以下のブログで呼びかけておいた。
   
https://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=load&eno=2464
    
  今回、ついに山梨大学では学長が率先してこの有事に、ドライブスルー方式のPCR検査に乗り出す方針を打ち出したようだ。その意気やよし!これは素晴らしいことだ。全国の大学の医学部が一丸となって、検査に協力すべき時が来たと思う。
   
  文科省役人には厚生省役人の領域に手を突っ込まないというくだらない役人根性が染みついている。そんな縄張り根性を払しょくして、文科省は大々的にこういう積極的な大学に資金投入すべきだ。
     
  「研究」・「教育」・「社会貢献」 の3つは大学評価の主要な評価基準である。後日、コロナ対策に組織的に貢献した大学は高く評価すべきだろう。
    
   
(森敏)
追記:星良孝なる人物により以下の論説が上梓された。(JBpress)

院内感染が起きた慈恵医大による先駆的な独自のPCR検査の試みが紹介されています。

https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/%e3%80%8c%e5%8d%b3%e6%97%a51%e4%bb%b6700%e3%80%9c800%e5%86%86%e3%80%8d%e3%81%aepcr%e3%80%81%e9%a9%9a%e6%84%95%e3%81%ae%e5%85%a8%e8%b2%8c/ar-BB13y0H1

2020-04-23 15:02 | カテゴリ:未分類

無症状でも約6%が陽性 慶大病院のPCR検査結果 [2020/04/23 13:04]
 

慶応大学病院が新型コロナウイルス以外の病気で入院する予定の患者にPCR検査をした結果、約6%の人が自覚症状がないものの陽性だったことが分かりました。

 慶応大学病院によりますと、13日から19日に新型コロナウイルスの治療以外で入院する予定の患者67人にPCR検査をしたところ、約5.97%にあたる4人が陽性と判定されたということです。いずれも新型コロナウイルスの特徴的な症状はありませんでした。この結果について慶応大学病院は院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性があるとしています。(テレ朝ニュース)
   

 

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  慶応義塾大学病院は院内感染が始まっていたので、意気消沈していると思っていたが、この検査データは、日本ではきわめて先駆的で、

  これまで統計学者がけしかけても、一向にちんたらしていた、感染症学会や、厚生省にカツを入れるものである。

  PCR測定器は全国の大学病院やその病理や生化学関連の研究室にはゴロゴロあるはずだから、組織が連携して、その気になれば同じようなデータが各大学病院からすぐにでも出せるはずである。

  全国大学病院連合会みたいなものがあるはずだから、その会長が号令を掛ければ、すぐにでも、地域ごとの潜在的な感染者数が出てくるはずである。

  それこそが、自治体ごとの非常事態宣言をいつ解くべきかの重要な判断基準になるはずである。もちろん検査数は多ければ多いほど信頼性が高くなる。


 

(森敏)
   

付記1:この慶応大学病院のデータと、東京都の人口13,942,856を用いて、90%信頼区間での東京都無症状陽性感染者数の推定値は

317,000人 ~1,353,000人となる。

つまり、実におおまかな話だが、30万人から135万人の幅ですでに都民が感染していることになる。
     

付記2:本日の東京都が検査して検出したこれまでのCOVID-19総感染者数は3573人ということなので、この値は、実際の潜在的な総感染者数の

100% x (3573/668421)0.53 % から

100% x (3573/996355)0.36% まで

の率の幅の感染者しか拾い上げていないことになる。

こんな少ない感染者数の毎日の変動を一喜一憂して、マスコミは伝えているが、これでは、ほとんど誤差の範囲の変動幅であれこれ論じていることになる。
   
ちょっと恥ずかしくないか?

 


 

追記1:あとで気がついたのだが、NHKでもおなじ記事の放送ががなされていた。

新型コロナ以外の患者6%陽性 地域状の状況反映か 慶応大学病院
2020/4/23 16:54 NHK

東京の慶応大学病院が今月、新型コロナウイルス以外の患者67人に対して、感染しているかどうか調べる検査を行ったところ、およそ6%の人が陽性だったことが分かり、病院は地域での感染の状況を反映している可能性があるとしています。

慶応大学病院によりますと、今月13日から19日の間に新型コロナウイルス以外の患者、67人に対して、手術前や入院前に感染しているかどうか調べるPCR検査を行ったということです。

患者は全員、新型コロナウイルスに感染した際に見られる症状はありませんでしたが、およそ6%にあたる4人が陽性と確認されたとしています。

この結果について、慶応大学病院は患者は病院の外で感染したものと考えられ、地域での感染状況を反映している可能性があるとしています。

慶応大学病院では、これまでに院内感染の疑いが強いとされる東京 台東区の永寿総合病院から転院してきた患者を発端に入院患者や医師などが感染し、診療に影響が出たほか、集団で会食していた研修医およそ20人が感染していますが、このほかに感染拡大はないとしています。

専門家「予想以上に市中感染者がいる可能性も」

慶応大学病院の調査でおよそ6%に当たる4人の患者が陽性だったことについて、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「病院という特殊な環境であるため、そのまま全体に当てはまるかは分からないが、これまでの予想以上に市中に感染者がいる可能性は考えられる。ただ、感染した人からほかの人にどの程度ウイルスが広がるかは分かっていないことも多いので、冷静に対応する必要がある」と話しています。::::::


     

    
追記2:

NY州住民の7人に1人が新型コロナ感染か 抗体検査で

【ニューヨーク=清水石珠実】米東部ニューヨーク州で住民の7人に1が新型コロナウイルスに感染している可能性があることが判明した。23日に会見した同州のクオモ知事によると、州内40カ所で無作為抽出した3000人を対象に実施した新型コロナの抗体検査の結果、13.9%が抗体を持っていることがわかった。感染者が多いニューヨーク市では抗体がある人の比率が21.2%2割を超えた。

クオモ知事の説明では、抗体検査では、感染を経てウイルスへの免疫ができている人を確認できる。州人口をもとに単純試算すると、これまでに270万人が新型コロナに感染した計算になる。この場合、死亡率は推定0.5%と低くなる。ただ、州の死亡者集計(約15500人)には自宅で亡くなった人などは含められておらず、実際の割合はより高い可能性がある。

今回の抗体検査はスーパーの買い物客など外出している18歳以上の住民が対象となった。ニューヨーク市や同市近郊では軒並み抗体を持つ人の比率が1割を超えた一方で、州の他の地域は4%以下だった。クオモ知事は外出制限の緩和処置などを地域ごとに検討する必要性を示唆した。

 
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  だから、上記で紹介した慶応病院のPCR検査陽性の数値5.97%は、なかなかいい線を行っているのかもしれない。
言わずもがなだが、PCR陽性は現在感染中でウイルスを排出している患者のことを言う。一方抗体検査陽性は過去にウイルスにかかったひとと現在かかっている人の合計を言う。
 
  
追記3:ロサンゼルスでも以下のデータが出た。

 

感染者数、実際は55倍も 新型コロナ抗体検査で推計―米ロスアンゼルス

2014/04/21 16:00

【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州ロサンゼルス郡は20日、新型コロナウイルスの実際の感染者が、確認されている人数の28~55倍に及ぶという調査結果を発表した。郡と南カリフォルニア大学は、住民の抗体検査を継続的に約1000人ずつ実施しており、第1陣となる今月10、11両日の検査結果から推計した。

 それによると、郡内の成人の4.1%が抗体を持っており、既に22万1000~44万2000人が感染していた可能性があるという。当時、確認されていた感染者は約8000人だった。郡は「従来考えられていたよりも、感染がはるかに広がっており、致死率は大幅に低いことを示唆している」と指摘した。

 

 

2020-04-12 17:32 | カテゴリ:未分類

   武漢市が48日を期して「都市封鎖」を解除した。大勢の市民が恐る恐る住宅から外に出て、しかもその日のうちに数万人がただちに他の都市に流出した。ただし首都北京市だけは厳重警戒で入れないらしいが。

 

  当然のことながら、武漢市内での中共ウイルスの再爆発と、他省への感染拡大が中国人民自身によって大いに懸念されている。

 

  今回の武漢封鎖解除は、ただ武漢市での新しい中共ウイルス感染者発生数がゼロになったから、という理由のようだが、しかし、この中国当局の発表は全くあてにならない。現地から発信されている、個人のインターネット上では、すでに武漢での<新規患者の発生情報>が飛び交っている。つまりはこれは官製の<ゼロ数値>なのである。

 

  先日410日の朝日新聞(朝刊)では、日本のマスコミで唯一武漢入りを許された平井良和記者の報道が3か所のページで、写真入りでだいだい的に掲載されていた。スクープのつもりなんだろうが、そもそも武漢に入れていない他紙(毎日、日経、読売、東京)は全く現地武漢からの報道がなかった。しかもこの朝日新聞の記事内容はまるで中国政府のプロパガンダであると思った。「記事内容は中国当局による検閲を受けていない」、とわざわざ朝日新聞編集部によるコメントがされているのだが、勘ぐるに、だからこの記事は朝日新聞編集部による中国側を怒らせないように慎重な検閲を受けており、全く無難な記事に仕上がっていると思ったことである。記者が気の毒だ。

  

  何がいいたいかというと、武漢封鎖解除の科学的根拠が全くあいまいなままに、「武漢ではコロナは解決した、サー人民は生産に復帰しよう!」という習近平の命令が先行しているということである。

 

  以下のアメリカ関連の記事に指摘されているように、現在の武漢住民の何パーセントが中共コロナウイルスに感染して抗体を獲得してコロナ耐性になっているかが全くわかっていない。なのになぜ「武漢封鎖を解く」という、政策決定ができるのだろうか? これは科学者ならだれの目にも全く解せないだろう。この点は統計学の初歩で、統計学者が口を酸っぱくして指摘していることである。

 

  さすがにアメリカでは、産業復帰に向かって、はやってロックダウンの解除にむけて暴走しそうなトランプ大統領を、医療統計学者達がきっちりと抑えこんで、きちんとしたデータに基づく政策決定をすべきだと提言している。誤った政策決定(安易なロックダウン解除)はアメリカ中の各地での中共コロナウイルスの再発オーバーシュートを繰り返させるだけだからである。

 

  翻って日本政府の中共コロナウイルス対策は、統計学者の出番がなくて、ロックダウンに至った政策もやらずぶったくりである。実に根拠が薄弱である。今後はおくればせながらでも、早急に、抗体キットを手に入れて、とりあえず数千人レベルでもいいから、数種類の有限母集団(例えば東京都庁の職員全員とか東京都のお医者さん集団とか)の抗体獲得率を調べて、まずはそれを基盤にして、行政が様々な手を打つべきであろう。

 

  今のやり方は、水面下の潜在的感染者を全く見ていないで表面に顕在化した患者だけを見ている(悪くいえば、はらはらドキドキ一喜一憂して、駆け込んできたうちの感染者数や死者の数を眺めているだけ)である。欺瞞である。

 

  このままでは、緊急事態宣言を解除する基準が全く設定されないまま、だらだらと自治体ごとの「外出禁止」と「外出解除」のイタチごっこが続くことだろう。

    

      

抗体検査、全米で実施検討 新型コロナの免疫確認

ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は10日の記者会見で、新型コロナウイルスへの免疫をもっているかを調べる抗体の検査を「とても迅速に承認するつもりだ」と述べ、全米実施を視野に検査の早期導入へ意欲を示した。米国の感染による死者数が「最低10万人とした(政府の)予測を大幅に下回るだろう」とも指摘。「なるべく早く経済を再開させたい」と述べ、抗体検査で免疫があると確認できた人から外出制限を外すなど、経済活動の早期再開をめざす考えをにじませた。

米では米国立衛生研究所(NIH)などが抗体検査の正確性を調べている。NIH傘下の国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は「1週間後には多くの検査が可能になる」と述べた。米国では食品医薬品局(FDA)がすでに抗体検査を研究目的で承認したケースが出ているが、トランプ氏の発言はより大規模な検査の承認を念頭においたものとみられる。

トランプ氏は10日、専門家会議を14日にも設置し、経済活動の再開へ具体策の議論を始めると表明した。再開には各地域での感染の広がりを詳しく把握することが不可欠で、大規模な抗体検査は大きな一歩となる。検査の精度や実効性は十分に保証されていない面もあり、早期検証が急務だ。



(森敏)
 
追記1:この記事を上梓した直後に、以下の記事が飛び込んできた。予想どおり、感染患者数が
オーバーシュート(感染爆発)する前に、非常事態宣言を発出して、人々の外出や活動を一定期間抑え込むという、現在国が採用している微調整の手法は、地域での医療崩壊を招かずにやるやり方かもしれないが、住民によるかなりの忍耐力と時間を要することになる。
それを、非常に言い方が悪い表現になるが、北海道が率先して現在進行形で「モグラたたき」の実証試験せざるを得なくなっているということである。
          

札幌市、小中高再び休校 感染者増加、5月6日まで 
2020.4.12. 産経新聞
 

北海道の鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長は12日、今月6日以降順次授業を再開していた市内の小中高校を再び休校にすると明らかにした。新型コロナウイルス感染者の増加ペースが上昇していることが理由。期間は4月14日~5月6日まで。

 道庁での会談後、記者団に明らかにした。鈴木知事と秋元市長は、道内の新たな感染者が5日連続で2桁となったことを踏まえ、「第2波とも言える感染拡大の危機」と指摘。5月6日まで、不要不急の外出や、国の緊急事態宣言が出された地域への往来を避けるよう呼び掛けた。

 道内では鈴木知事が2月28日に国に先駆けて独自に「緊急事態宣言」を出し、外出自粛を呼び掛けたことで感染拡大が一定程度、抑えられたとみられていた。

 
  

追記2:翌日(本日4月13日)以下の記事が出た。要するに、このような調査が必要なのである。このデータを本日発表されている日本の患者の数値に当てはめると、顕在化していない感染者数は、

[7268人(感染者)-138人(死者)-767人(回復者)] x 28500人/7000人=25907人

となる。 これは漠然と小生の身の回りの医者たちが感じている数値よりもはるかに少ない(彼らは公式発表の100倍は潜在的感染者がいるだろうと考えているようだ)と思うが、これは最低限の推定値だろうと思う。

 

 オーストリアのコロナ感染者、公式統計の4倍前後か=政府委託調査

2020/04/13 08:10

 

く[ウィーン 10日 ロイター] - オーストリアの新型コロナウイルス感染者は、公式統計の4倍前後で全人口の1%弱に達する――。政府が民間機関に委託した調査が10日公表され、こうした結果が判明した。

この調査は1-6日に無作為で選んだ1554人を対象に、選挙結果予測などで知られるSORAが実施。公式統計では死亡者と回復した人を除くウイルス感染者はおよそ7000人だが、実際には2万8500人前後に上るとの推計を導き出した。

SORAの共同創設者クリストフ・ホフィンガー氏は「調査に基づくと、4月上旬時点の感染者は人口の0.33%だと考えている」と語った。誤差を考慮すると、この割合は0.12%-0.76%の範囲になる蓋然性が95%に達する。

調査結果を事前に知らされていたクルツ首相も6日、感染者は人口の1%前後だと発言していた。

欧州大陸諸国でこの種の調査が行われたのは初めて。ウイルス検査態勢が不十分な点を踏まえ、感染の実態をより明確にする狙いで実施された。

オーストリアでは検査対象は、感染多発地帯に行ったことがあるか、感染者との濃厚接触者で症状がある人に限られている。従って無症状者や感染多発地帯と接点がない人は、検査を受けない。
    
  
  

追記3:  以下の報道のように、国がやっと抗体検査を始めるつもりになったようだ。

  
この中共ウイルスの件では、アドバルーンを上げても、実際にやるまでの期間が遅すぎるので、どうなることやら。

   
大都市では、感染患者発生がどんどんオーバーシュートに向かっている。

  


            

 厚労省 「抗体検査」で流行把握へ

2010/04/16 23:48

新型コロナウイルスの流行状況を把握するため、厚生労働省が近く数千人を対象にした「抗体検査」を実施することが分かりました。

 新型コロナウイルスに感染すると体内に抗体ができます。関係者によりますと、厚労省は数千人分の血液を検査し、抗体を持っている人数などから一定の範囲内で感染がどの程度広がっているかを試算します。この検査によって地域での流行状況や今後の感染拡大の見通しを見極める狙いがあるということです。新型コロナウイルスの抗体検査を巡っては、メーカーなどが検査キットの開発を進めていて、厚労省はこの抗体検査を通じて検査キットの性能評価も併せて行う考えです。

   

追記4:アメリカではロスアンゼルスが率先して、以下のような暫定的な抗体検査データを公表している。ニューヨークも抗体検査を始めた。知事によれば、数日後に結果が出るという。いっぽうで、何事もとろい日本の厚生省はたぶん1カ月ぐらい後から抗体検査を始めるのではないか。

感染者数、実際は55倍も 新型コロナ抗体検査で推計―米ロスアンゼルス

2014/04/21 16:00

【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州ロサンゼルス郡は20日、新型コロナウイルスの実際の感染者が、確認されている人数の28~55倍に及ぶという調査結果を発表した。郡と南カリフォルニア大学は、住民の抗体検査を継続的に約1000人ずつ実施しており、第1陣となる今月10、11両日の検査結果から推計した。

 それによると、郡内の成人の4.1%が抗体を持っており、既に22万1000~44万2000人が感染していた可能性があるという。当時、確認されていた感染者は約8000人だった。郡は「従来考えられていたよりも、感染がはるかに広がっており、致死率は大幅に低いことを示唆している」と指摘した。

 

 


2020-03-23 18:11 | カテゴリ:未分類

以下の表1は、3月23日時点での、COVID-19(中国ウイルス)の、全地域ではないが、主要な地域ごとの感染者データである。
以下のホームページから逐一採取して、表にしたものである。
  

https://coronavirus.jhu.edu/map.html?utm_source=submitmail&utm_medium=66
  
   
表1 3月23日時点での、COVID-19(中国ウイルス)の、地域ごとの感染者データ
スライド2 
   
      
  この表の数値だけ見ても、全体の状況はわかりにくいので、これをグラフにしてみた。
    
  図1は、表1の中から総感染者数だけを抜き出したものをグラフで示してあるある。感染者が多い順に

    
武漢> イタリア> スペイン> ドイツ> フランス> 韓国> オーストリア> 日本> 中国各地、、、、、、、>台湾 となっている。
    
      
スライド3  
図1.世界の地域ごとのCOVID-19感染者総数 

    
  以下の図2では、感染者の症状の内わけを示したものである。驚くべきことに、中国の全地区では感染者の大部分が回復していることになっている

  香港、韓国、台湾などは中国に比べて1か月遅れで発症が始まったが、まだ発症中であり、したがって闘病中の患者の割合も高いし、ヨーロッパ諸国も医療崩壊で死者が続出してその割合が高くなっている。

スライド1 
        
  
図2 世界の地域ごとの、COVID-19感染者の症状の内訳:地域ごとの全感染者に対する 死者、回復者、闘病者の割合(縦軸は%で表示)。
   
                 
  果たして、これまで中国の発表してきた数字は確かなのだろうか? あまりにも治癒率(回復者の割合)が高すぎるのではないか?  と思っていたら案の定、以下の報道記事が出て来た。
        
  PCR検査で陽性と感染しても無症状の人は感染患者数にカウントしていないというのである
    
  なんと、これでは、COVID-19感染の状況の国際比較ができないことになる。他の国では本人の症状自覚の如何に関わらず、検査で陽性になれば、2週間以上の経過観察(隔離か、自宅待機下)に置かれているからである。すなわち図2での闘病者数の中にカウントされている。

  武漢で新規感染患者がゼロになった、などというのは完全な政治的な過剰宣伝だとしか思えない。武漢で気を緩めると、再度オーバーシュートが起こる可能性が高い。そんなに短期間(この間の過去約3-4か月間)で大半の住民がCOVID-19に対する免疫を獲得するとは思えないからである。中国の医師たちも、それを重々承知だから、数値ではおもてに出していなくても、無症状患者が4万3000人隔離されているというわけである。
    
  小生が冒頭にホームページを紹介したジョンズ・ホプキンス大学のホームページも中国には騙されているのだ。

   

 
中国、43000人計上せず=無症状の感染者除外で香港紙報道 2020/03/23 08:36

【時事】香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は22日、2月末時点で中国の新型コロナウイルス感染者4万3000人以上が、「無症状」を理由に感染者の統計から除外されていたと報じた。中国政府の非公開資料に基づくと伝えている。

 同紙は、無症状者は感染者全体の3分の1に上ると指摘。2月末時点の中国の感染者は公式発表では約8万人だが、これら無症状者を含めると12万人を超えていた計算だ。

 中国国家衛生健康委員会は2月、検査で陽性でも症状がなければ「病原体を広げる確率は低い」と見なし、感染者にカウントしないとの判断基準を示している。半面、感染者の濃厚接触者も軒並み検査する手法を採っているため、症状がない患者もあぶり出される形だ。無症状の4万3000人は隔離され、医療監視下に置かれたという。 

 

  
     

(森敏)

追記1:この原稿を入稿した後、NHKNEWSで 以下の原稿が流れた。

2020年3月23日 19時18分

新型コロナウイルスの感染が最初に確認された中国・湖北省の武漢で、街を封鎖する措置がとられてから23日で2か月になります。保健当局は、武漢では5日連続で新たな感染者はいないと発表している一方、市民からは本当に事態が収まりつつあるのか当局の発表を疑問視する声も出ています。

中国の保健当局によりますと、新型コロナウイルスに感染した人は、中国では8万1000人を超え、このうち6割にあたるおよそ5万人が湖北省武漢の感染者となっています。

武漢では、感染拡大を抑え込むため、空港や鉄道の駅などが閉鎖され、事実上、街を封鎖する措置がとられてから23日で2か月となります。

保健当局は、武漢の感染者の8割以上が回復して退院したほか、22日まで5日間連続で新たな感染者が確認されなかったとして、感染防止の対策の効果を宣伝しています。

こうした中、武漢では操業を再開している企業も徐々に出ているほか、一部の住民は団地の外に買い物に出られるようになるなどわずかながら生活の自由が戻りつつあります。

ただ、武漢の市民からは、当局は都合の悪いことは発表しないとして、本当に事態が収まりつつあるのか当局の発表を疑問視する声も出ています。

また、仕事ができずに生活が立ちゆかなくなる人が出るため、当局が発表する感染者の数を意図的に少なくして、企業活動の再開を促しているのではないかといった見方も出ています。
 

武漢に住む男性「当局の発表信じられない」

中国の湖北省武漢に住む40代の男性が23日、NHKの電話インタビューに応じ、武漢では5日連続で新たな感染者がいないとした当局の発表は信じられず、感染しないために自分自身で対策を徹底するよう心がけていると話しました。

この中で男性は、自分の周囲で新型コロナウイルスに感染しても感染者の数に加えられなかったという情報を聞いているとしたうえで「当局の発表は人為的な数字だと思う。確定診断をできるかぎりしないようにしているので、新たな感染者の数がゼロになったが、実際の状況とは異なっていると感じる。感染者の具体的な数が実際にはどれくらいなのか、みんな疑っている」と述べて、外出を避けるなど、感染しないために自分自身で対策を徹底するよう心がけているとしています。


また、仕事ができずに生活が立ちゆかなくなる人もいるため、当局は企業の活動再開を促しているとしたうえで「企業などが生産活動を再開する場合には統計データで後押しする数字が必要だ」と述べ、企業の活動再開を急ぐため、意図的に感染者の数を少なくしているのではないかという見方を示しました。

さらに、習近平国家主席が今月、武漢を訪問し、感染対策の徹底を呼びかけたため、地方政府に対するプレッシャーが高まっていると指摘し「感染の抑え込みに向けてデータ上は改善してすばらしいものにならざるを得ず、悪化することはありえなくなっている」と述べました。

このほか、軽症の患者などを隔離するために整備された仮設の医療施設を当局が閉鎖したことで、退院したあとにウイルス検査で再び陽性になった人の中には、自宅で隔離されている人もいるとして、こうした人たちが感染を再び広げるリスクもあると懸念を示していました。
 

追記2:その後の報道です。
   

 中国、無症状感染者1541人 批判受け、毎日公表へー新型コロナ

2020/03/31 20:13
  

【北京時事】中国国家衛生健康委員会は31日、新型コロナウイルスの陽性反応がありながら発熱などの症状がない「無症状感染者」は31日時点で中国本土で1541人に上ると初めて発表した。このうち205人は海外からの入国者。4月1日以降も毎日の全国集計で公表する。

 中国はこれまで統計に含めず新規感染者が「ゼロ」などと封じ込めをアピールしていたが、情報公開が不透明だとして国際的に批判されていた。
 同委は「無症状感染者も感染力がある」とする一方、せき、くしゃみなどがなければ他者に感染させる可能性は比較的少ないと指摘した。無症状感染者の発見は難しく、入国者全員のウイルス検査や重点地域でのサンプル調査を行うとしている。
 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国本土の無症状感染者は2月末時点で4万3000人以上と伝えていた。

 


追記3.その後の報道(4月2日)では、死者数も信用できないということだ。WHO-CHINA reportの統計データは全く信頼できないということだ。あまりにもデータ―がきれいすぎるので、作文だと感じていたが、やはり。
      

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は1日、中国の新型コロナウイルスの死者数と感染者数について中国当局が過少報告しており虚偽だと結論付ける機密報告書を米情報機関がまとめたと報じた。先週ホワイトハウスに提出したという。複数の当局者の話として伝えた。事実なら感染力や致死性を判断するのに不可欠なデータの信ぴょう性が崩れかねず、国際社会で批判が強まるのは必至だ。

 中国政府はこれまでの発表で世界各国とは異なり感染者数に無症状の人を含めず、国際的な批判を受けて1日から公表を始めた。死者数にも隠蔽疑惑が浮上し、不信感がさらに高まるとみられる。


追記4: 死者の数を追加統計。もう何をかいわんや!だ。国連・中国報告書の中身のグラフ自体が手書きのフェイクデータだったということになる。あまりにも感染患者の収束のトレンドがきれいすぎると思っていた。

中国は新型コロナウイルス感染症による死者数の公式の数字を修正した。感染が最初に広がった湖北省武漢市での死者数を3869人とし、従来の発表より1290人増やした。

  中国の国家衛生健康委員会がウェブサイトに17日掲載した声明によれば、武漢市の死者数増加を受け、中国の新型コロナ累計死者数は4632人と、従来の3342人から修正された。16日時点の累計確認症例数は8万2692件となった。これまでは8万2367件としていた。

  国営の新華社通信が17日報じたところよれば、死亡者の報告の遅れは、感染のピーク時に病院の対応が追い付かず、医師の診察を受けたりウイルス検査を受けたりすることなく自宅で死亡した人がいることなどが原因。医療従事者や医療機関が治療に追われて報告が遅れたり漏れた例もあったという。

  

  米国のニューヨーク市も数日前に、検査を受けることなく自宅で死亡した3700人余りを死者数の統計に加えたが、中国の修正は同国のデータの正確性への疑問をさらに高めそうだ。
   

  中国外務省の趙立堅報道官は17日、今回の武漢市死者数修正は「歴史の検証に耐え得るものだ」と北京での定例記者会見で述べた。
   

  データの修正は共通の国際慣行であり、隠蔽(いんぺい)は一切ないと主張した。

原題:China Revises Up Virus Death Toll By 39% Amid Data Mistrust、China Virus Death Toll at 4,632 After Wuhan Data Revision、China Says Latest Wuhan Death Data ‘Can Stand Test of History’(抜粋)

(国家衛生健康委の発表や中国外務省のコメントを追加して更新します)

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