FC2ブログ
2020-04-26 16:50 | カテゴリ:未分類

    

https://bungeishunju.com/n/n7ebc7e6baae9?gs=70bc0db152f0
      
  これは感動の手記である。3回読み返して、涙腺が弱い小生は、涙が止まらなかった。
  
  この手記は、中国国内の出版物「人物」に出版直後に本が回収されたり、インターネットからも直ちに削除されたということです。中国共産党にとってよほど都合の悪いことが書かれていると当局によって判断されたのだと思われます。

       

上記の文芸春秋社によるwebネットは、手記の全文ではありません。文芸春秋5月号は、総力特集「コロナ戦争」というテーマで、アイ・フェン医師の手記を13ページにわたって全文掲載しています。

       

この手記には、中共ウイルス(COVID-19)が発生した最初の患者を、そうとは全く知らずに受け入れた、武漢市中心病院南京路分院の救急科主任であった女医アイ・フェン医師による、その後の生々しい記録が記載されています。医療技術者としての自信を持った救急医療の臨床医として、理路整然と、時系列的に科学的事実に基づく議論を展開しています。全編が確固たる医師としての「職業倫理」で貫かれています。

      

詳しく日時を追って記載内容を精査していくと、様々な観点から解明されるべき不明な点がいくつもあります。しかしここに書かれていることは中国共産党による検閲を受けているにしても、事実に基づく記載と思われるので、中共ウイルス発生の起源や場所に関して、非常に興味ある内容になっています。

   

現在、中国共産党はこの中共ウイルス問題で、国際的に包囲網が敷かれ、トランプ氏や各国首脳陣から、ウイルスの人工合成や、漏洩や、発生時期の世界に向けての発信の意識的遅延などに関して、非難の声明や真相解明の責任を強く問われています。アメリカでは市民による裁判が各地で提起されています。

   

もしジュネーブの国際法廷にこの裁判が受理されたら(ありえないかもしれませんが)、アイ・フェン医師は重要な証人として、招請されるべき人物です(中国が出国を許さないかもしれませんが)。

      

国際的な監視団が武漢に入って数カ所のウイルス研究所などの現場検証を行い、証拠書類を差し押さえるべきだと思います。人工ウイルスかどうかに関しては、研究所の研究者達によるコロナウイルス研究実験ノートなどが重要な物的証拠です。すでにことごとく証拠隠滅されているかもしれませんが。

 

  もちろんアイ・フェン医師らへのインタビュー(聞き取り調査)は最重要の案件だと思います。もちろん初期の患者の全カルテの記録が最重要です。そこには住所・氏名・年齢・性別・職業・係累家族等が書かれているはずですから、遡って中共ウイルスの起源を追求できるヒントが数多く隠されているはずです。

    
   

(森敏)
付記1:小生は若いときは、正義感から、民事裁判や刑事裁判にかかわり、多くの鑑定書を書いた経験があるので、裁判における「物証」の重要性に関しては、熟知しているつもりです。
 
付記2:

一万人が訴訟!中国共産党政権に65千万豪ドルの損害賠償を求める

2020年4月22

 

中国共産党の犯罪行為を処罰せよ ポーランドメディアが政府に要請

2020年4月20

 

国際社会、中国共産党に責任追及と求償へ 新型コロナ隠ぺいで

2020年4月18

 


付記3:

武漢ウイルス研究所幹部、新型コロナ発生源の憶測を強く否定

2020/04/20 

 

新型コロナウイルスの発生源ではないかと臆測される中国の武漢ウイルス研究所幹部が、研究所は全く関係ないと強く否定した。

  武漢国家生物安全実験室の袁志明主任は18日、国営テレビ局の中国国際電視台(チャイナ・グローバル・テレビジョン・ネットワーク=CGTN)とのインタビューで、ウイルスが研究所から流出し武漢の感染拡大を引き起こしたとの説に反論。「当研究所がウイルスの発生源になったというのは到底あり得ない」と言明した。

  人として新型コロナに初めて感染した「0号患者」は研究所に接点がある人物だとする説についても、研究所の現・旧関係者らの中に感染が明らかになった例はないと指摘。最も危険度の高い「P4」レベルの病原体を扱う同実験室に対する不信を「意図的に人々に抱かせようとしている」として、トム・コットン米上院議員(共和、アーカンソー州)やワシントン・ポスト紙の記者らを批判した。

 

  トランプ米大統領は18日の記者会見でも新型コロナの起源を巡る臆測を再びあおり、感染拡大が「故意」であれば中国は報いを受けることになると主張した。ナバロ大統領補佐官も19日にFOXニュースで、「新型コロナの発生地は、ウイルス研究所から数マイルの所だった」と述べ、「最も単純な説明が恐らく最も可能性が高いという法則が働くなら、研究所が発生源ではないと証明する責任が中国にはあるだろう」と付け加えた。

  これに対し、袁氏は「この主張に証拠は何もなく、推測でしかない」とし、「このような陰謀論が科学者の世界的な協力に影響しないよう望む」と語った。

  新型コロナの感染拡大の経緯については、オーストラリアなど一部の国は独立した調査を求めている。

  武漢ウイルス研究所の国家生物安全実験室は2018年1月に業務を開始。「P4ラボ」とも呼ばれ、この種の研究室としては中国本土で初めて建設された。


(Bloomberg News)

2020-04-12 17:32 | カテゴリ:未分類

   武漢市が48日を期して「都市封鎖」を解除した。大勢の市民が恐る恐る住宅から外に出て、しかもその日のうちに数万人がただちに他の都市に流出した。ただし首都北京市だけは厳重警戒で入れないらしいが。

 

  当然のことながら、武漢市内での中共ウイルスの再爆発と、他省への感染拡大が中国人民自身によって大いに懸念されている。

 

  今回の武漢封鎖解除は、ただ武漢市での新しい中共ウイルス感染者発生数がゼロになったから、という理由のようだが、しかし、この中国当局の発表は全くあてにならない。現地から発信されている、個人のインターネット上では、すでに武漢での<新規患者の発生情報>が飛び交っている。つまりはこれは官製の<ゼロ数値>なのである。

 

  先日410日の朝日新聞(朝刊)では、日本のマスコミで唯一武漢入りを許された平井良和記者の報道が3か所のページで、写真入りでだいだい的に掲載されていた。スクープのつもりなんだろうが、そもそも武漢に入れていない他紙(毎日、日経、読売、東京)は全く現地武漢からの報道がなかった。しかもこの朝日新聞の記事内容はまるで中国政府のプロパガンダであると思った。「記事内容は中国当局による検閲を受けていない」、とわざわざ朝日新聞編集部によるコメントがされているのだが、勘ぐるに、だからこの記事は朝日新聞編集部による中国側を怒らせないように慎重な検閲を受けており、全く無難な記事に仕上がっていると思ったことである。記者が気の毒だ。

  

  何がいいたいかというと、武漢封鎖解除の科学的根拠が全くあいまいなままに、「武漢ではコロナは解決した、サー人民は生産に復帰しよう!」という習近平の命令が先行しているということである。

 

  以下のアメリカ関連の記事に指摘されているように、現在の武漢住民の何パーセントが中共コロナウイルスに感染して抗体を獲得してコロナ耐性になっているかが全くわかっていない。なのになぜ「武漢封鎖を解く」という、政策決定ができるのだろうか? これは科学者ならだれの目にも全く解せないだろう。この点は統計学の初歩で、統計学者が口を酸っぱくして指摘していることである。

 

  さすがにアメリカでは、産業復帰に向かって、はやってロックダウンの解除にむけて暴走しそうなトランプ大統領を、医療統計学者達がきっちりと抑えこんで、きちんとしたデータに基づく政策決定をすべきだと提言している。誤った政策決定(安易なロックダウン解除)はアメリカ中の各地での中共コロナウイルスの再発オーバーシュートを繰り返させるだけだからである。

 

  翻って日本政府の中共コロナウイルス対策は、統計学者の出番がなくて、ロックダウンに至った政策もやらずぶったくりである。実に根拠が薄弱である。今後はおくればせながらでも、早急に、抗体キットを手に入れて、とりあえず数千人レベルでもいいから、数種類の有限母集団(例えば東京都庁の職員全員とか東京都のお医者さん集団とか)の抗体獲得率を調べて、まずはそれを基盤にして、行政が様々な手を打つべきであろう。

 

  今のやり方は、水面下の潜在的感染者を全く見ていないで表面に顕在化した患者だけを見ている(悪くいえば、はらはらドキドキ一喜一憂して、駆け込んできたうちの感染者数や死者の数を眺めているだけ)である。欺瞞である。

 

  このままでは、緊急事態宣言を解除する基準が全く設定されないまま、だらだらと自治体ごとの「外出禁止」と「外出解除」のイタチごっこが続くことだろう。

    

      

抗体検査、全米で実施検討 新型コロナの免疫確認

ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は10日の記者会見で、新型コロナウイルスへの免疫をもっているかを調べる抗体の検査を「とても迅速に承認するつもりだ」と述べ、全米実施を視野に検査の早期導入へ意欲を示した。米国の感染による死者数が「最低10万人とした(政府の)予測を大幅に下回るだろう」とも指摘。「なるべく早く経済を再開させたい」と述べ、抗体検査で免疫があると確認できた人から外出制限を外すなど、経済活動の早期再開をめざす考えをにじませた。

米では米国立衛生研究所(NIH)などが抗体検査の正確性を調べている。NIH傘下の国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は「1週間後には多くの検査が可能になる」と述べた。米国では食品医薬品局(FDA)がすでに抗体検査を研究目的で承認したケースが出ているが、トランプ氏の発言はより大規模な検査の承認を念頭においたものとみられる。

トランプ氏は10日、専門家会議を14日にも設置し、経済活動の再開へ具体策の議論を始めると表明した。再開には各地域での感染の広がりを詳しく把握することが不可欠で、大規模な抗体検査は大きな一歩となる。検査の精度や実効性は十分に保証されていない面もあり、早期検証が急務だ。



(森敏)
 
追記1:この記事を上梓した直後に、以下の記事が飛び込んできた。予想どおり、感染患者数が
オーバーシュート(感染爆発)する前に、非常事態宣言を発出して、人々の外出や活動を一定期間抑え込むという、現在国が採用している微調整の手法は、地域での医療崩壊を招かずにやるやり方かもしれないが、住民によるかなりの忍耐力と時間を要することになる。
それを、非常に言い方が悪い表現になるが、北海道が率先して現在進行形で「モグラたたき」の実証試験せざるを得なくなっているということである。
          

札幌市、小中高再び休校 感染者増加、5月6日まで 
2020.4.12. 産経新聞
 

北海道の鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長は12日、今月6日以降順次授業を再開していた市内の小中高校を再び休校にすると明らかにした。新型コロナウイルス感染者の増加ペースが上昇していることが理由。期間は4月14日~5月6日まで。

 道庁での会談後、記者団に明らかにした。鈴木知事と秋元市長は、道内の新たな感染者が5日連続で2桁となったことを踏まえ、「第2波とも言える感染拡大の危機」と指摘。5月6日まで、不要不急の外出や、国の緊急事態宣言が出された地域への往来を避けるよう呼び掛けた。

 道内では鈴木知事が2月28日に国に先駆けて独自に「緊急事態宣言」を出し、外出自粛を呼び掛けたことで感染拡大が一定程度、抑えられたとみられていた。

 
  

追記2:翌日(本日4月13日)以下の記事が出た。要するに、このような調査が必要なのである。このデータを本日発表されている日本の患者の数値に当てはめると、顕在化していない感染者数は、

[7268人(感染者)-138人(死者)-767人(回復者)] x 28500人/7000人=25907人

となる。 これは漠然と小生の身の回りの医者たちが感じている数値よりもはるかに少ない(彼らは公式発表の100倍は潜在的感染者がいるだろうと考えているようだ)と思うが、これは最低限の推定値だろうと思う。

 

 オーストリアのコロナ感染者、公式統計の4倍前後か=政府委託調査

2020/04/13 08:10

 

く[ウィーン 10日 ロイター] - オーストリアの新型コロナウイルス感染者は、公式統計の4倍前後で全人口の1%弱に達する――。政府が民間機関に委託した調査が10日公表され、こうした結果が判明した。

この調査は1-6日に無作為で選んだ1554人を対象に、選挙結果予測などで知られるSORAが実施。公式統計では死亡者と回復した人を除くウイルス感染者はおよそ7000人だが、実際には2万8500人前後に上るとの推計を導き出した。

SORAの共同創設者クリストフ・ホフィンガー氏は「調査に基づくと、4月上旬時点の感染者は人口の0.33%だと考えている」と語った。誤差を考慮すると、この割合は0.12%-0.76%の範囲になる蓋然性が95%に達する。

調査結果を事前に知らされていたクルツ首相も6日、感染者は人口の1%前後だと発言していた。

欧州大陸諸国でこの種の調査が行われたのは初めて。ウイルス検査態勢が不十分な点を踏まえ、感染の実態をより明確にする狙いで実施された。

オーストリアでは検査対象は、感染多発地帯に行ったことがあるか、感染者との濃厚接触者で症状がある人に限られている。従って無症状者や感染多発地帯と接点がない人は、検査を受けない。
    
  
  

追記3:  以下の報道のように、国がやっと抗体検査を始めるつもりになったようだ。

  
この中共ウイルスの件では、アドバルーンを上げても、実際にやるまでの期間が遅すぎるので、どうなることやら。

   
大都市では、感染患者発生がどんどんオーバーシュートに向かっている。

  


            

 厚労省 「抗体検査」で流行把握へ

2010/04/16 23:48

新型コロナウイルスの流行状況を把握するため、厚生労働省が近く数千人を対象にした「抗体検査」を実施することが分かりました。

 新型コロナウイルスに感染すると体内に抗体ができます。関係者によりますと、厚労省は数千人分の血液を検査し、抗体を持っている人数などから一定の範囲内で感染がどの程度広がっているかを試算します。この検査によって地域での流行状況や今後の感染拡大の見通しを見極める狙いがあるということです。新型コロナウイルスの抗体検査を巡っては、メーカーなどが検査キットの開発を進めていて、厚労省はこの抗体検査を通じて検査キットの性能評価も併せて行う考えです。

   

追記4:アメリカではロスアンゼルスが率先して、以下のような暫定的な抗体検査データを公表している。ニューヨークも抗体検査を始めた。知事によれば、数日後に結果が出るという。いっぽうで、何事もとろい日本の厚生省はたぶん1カ月ぐらい後から抗体検査を始めるのではないか。

感染者数、実際は55倍も 新型コロナ抗体検査で推計―米ロスアンゼルス

2014/04/21 16:00

【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州ロサンゼルス郡は20日、新型コロナウイルスの実際の感染者が、確認されている人数の28~55倍に及ぶという調査結果を発表した。郡と南カリフォルニア大学は、住民の抗体検査を継続的に約1000人ずつ実施しており、第1陣となる今月10、11両日の検査結果から推計した。

 それによると、郡内の成人の4.1%が抗体を持っており、既に22万1000~44万2000人が感染していた可能性があるという。当時、確認されていた感染者は約8000人だった。郡は「従来考えられていたよりも、感染がはるかに広がっており、致死率は大幅に低いことを示唆している」と指摘した。

 

 


2019-10-06 17:52 | カテゴリ:未分類

  Wikipediaの日本語の解説によれば、アルフレッド・ノーベルは、科学だけでなく文学も人類にとって重要であると認識し、遺言の中で「理想的な方向性の (in an ideal direction)」文学を表彰の対象に含めた、とある。
 

これだけではなにを言っているのか不明であるから、ノーベル文学賞の選考委員たちは、世の中の政治や経済や文化の流れに漂いながら、その都度適当な解釈をして、ノーベル文学賞受賞者を選んできたものと思われる。
   
        しかし過去の受賞者たちのその後の影響力をよく見てみると、
まさしく「理想的な方向性の文学」の実践者を選んできたのかなとも考えられる。
  

老爺心から言わせてもらうと、文学は若者の心理を深くえぐり、寄り添い、できればしんみりと震いだたせるようなものであってほしい。たとえ救いがない陰陰滅滅な絶望の記述のなかにも、たまには一条の光がほの見えるような作品であってほしい。
   

村上春樹の小説をずっと初期のころから読むと、彼の作風は過去の執筆活動の40年間の間に次第にそのような雰囲気を漂わせて来つつあると思う。
   

最近、雑誌「文学界」9月号に、村上春樹のロングインタビューが18頁にわたって掲載されている。この内容に関して、いつもはすばしっこい文芸評論家たちだが、いまだに誰も論評せずに沈黙を守っている。たぶんノーベル文学賞の発表があってから、春樹の受賞の如何に関わらず、彼らは安心してこのロングインタビューに絡めた論評を始め、後付けの村上春樹論を展開することだろう。
   

この村上春樹の「文学界」に掲載されたロングインタビューはノーベル文学賞選考委員たちにとっても非常に参考になる「受賞理由」がちりばめられていると小生には思われる。実に時宜に即したロングインタビューだと思う。
   
  願わくば、このロングインタビューの訳文がノーベル文学賞選考委員たちにまで届いていることを!
 

(森敏)
付記:我々自然科学者が研究評価の指標にする
独創性(originality)や先駆性(priority)
の観点から見ても、村上春樹の作品は総体的に見て
それを充足していると小生には思われる。
         
      

追記1.昨日(107日)本屋に行ったら、「文学界」11月号が出ており、そこに

     

「地下鉄サリン事件」以降の村上春樹 

-メタファー装置としての長編小説(前編) 

荒川泰久 

なる長文(45ページ)の村上春樹論が掲載されていた。なかなか読みごたえがあった。次号に後編が続くのだろう。楽しみだ。作家の文章をここまで詳細に分析切開解析してみせる<文芸評論>なる領域の迫力を感じた。


追記2.昨日(10月9日)今年のノーベル化学賞を旭化成の吉野彰フェローが受賞したというニュースが流れた。真に慶賀すべきことだと思う。
 ところで、日本の文化勲章にはノーベル賞受賞者枠というものが設けられているようで、いまだ文化勲章を受賞しないで、いきなりノーベル賞をもらった人物に <いそいで> その年の文化勲章を授与してきた。今年の吉野彰フェローは、まだ文化勲章はもらっていないので、それに該当する。なので、彼が今年の文化勲章受章者になるのは確実である。
   
 数日後に迫った、ノーベル文学賞に村上春樹氏が受賞すれば、彼も文化勲章をもらうことになるだろう。(ただし大江健三郎氏の場合のように文化勲章を拒否しなければの話なのだが。)
 私見では、村上春樹が日本の文化(はもとより、世界の文化)に与えている影響力は、どんな日本の文化人よりも群を抜いているように思われる。彼が文化勲章をもらわない方がおかしい。(夏目漱石は博士号を拒否したぐらいだから、村上春樹が文化勲章という「国家による格付け」を拒否するかもしれないという危惧はあるのだが)。

当たるも八卦当たらぬも八卦。そういうわけで、このブログは、今年のノーベル文学賞の発表日まで、更新しないでおきます
     
追記3.やはり吉野彰氏は文化勲章と文化功労者を受賞した。(10月29日 日経新聞)
 学者の佐々木毅氏ら6人に文化勲章政治学者の佐々木毅氏ら6人に文化勲章



2019/10/292019政府は29日、2019年度の文化勲章を政治学の佐々木毅氏(77)、狂言の野村萬氏(89)ら6人に贈ると発表した。文化功労者にはメディア芸術(ゲーム)の宮本茂氏(66)、歌舞伎の坂東玉三郎氏(69)ら21人を選んだ。文化勲章の親授式は113日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同5日に東京都内のホテルで開かれる。

ほかに文化勲章を受けるのは数理工学の甘利俊一氏(83)、免疫学の坂口志文氏(68)、写真の田沼武能氏(90)、19年のノーベル化学賞を受賞する電気化学の吉野彰氏(71)。吉野氏は同時に文化功労者にも選ばれた。

ほかの文化功労者は映画評論の佐藤忠男氏(89)、照明デザインの石井幹子氏(81)、経済学の猪木武徳氏(74)、短歌の馬場あき子氏(91)、俳句の宇多喜代子氏(84)、映画の大林宣彦氏(81)、コンピュータービジョン・ロボット工学の金出武雄氏(74)、中国古典文学の興膳宏氏(83)、国語史学・国際交流の小林芳規氏(90)、時間生物学の近藤孝男氏(71)、社会貢献・国際貢献・文化振興の笹川陽平氏(80)、作物ゲノム学・学術振興の佐々木卓治氏(72)、日本画の田渕俊夫氏(78)、組踊の宮城能鳳氏(81)、漫画の萩尾望都氏(70)、障害者スポーツ振興の藤原進一郎氏(87)、分子薬理学の柳沢正史氏(59)、文化振興・国際交流・著作権の渡辺美佐氏(91)。
  

  
文科省は世界に赤恥をかかないためにも村上春樹氏を早々に文化勲章の受賞者にしたほうがいい。彼が受賞しないのは早稲田大学閥が文科省官僚にいないためか、東大閥の小説家が推薦しないからだろうか、とかんぐりたくなるね。


 




2018-05-23 14:06 | カテゴリ:未分類

        北朝鮮が豊渓里の核実験施設閉鎖セレモニー取材のための、外国からのマスメデイア視察団に、最初から日本記人記者を締め出したり、直前になって韓国人記者を除いたり、かと思うと本日(523日)は一転して韓国人記者の入国を許可したという、特有のネチネチした嫌がらせをしている。(記事参照 )
     

今回の核実験施設に「放射線線量計を持ち込まないで視察しろ」ということも全く理解できない。放射能漏れはないから機器なんか必要ない、安心しろといったって、科学者ならだれも信じないだろう。「見えないものは見るな」というに等しい。

      

今回現地入りしたメデイアが、核の報道に関して最も必要な「放射線量」という定量的な数値を抜きにして、「地下核実験坑道入り口爆破」の映像のみで定性的な報道することは,核に関してはまさに片手落ちだ。核実験によって現在残存放射線量がどのくらいあるのか、これまでに飛散した放射能で土壌がどれくらい汚染しているのか、などはマスメデイアが伝えなければならない常識だろう。それによって北朝鮮の核開発の過去・現在のいろいろのことが見えてくるはずだからである。

       

北朝鮮はマスメデイアの核に関する素人集団ではなく、最初からIAEA(国際原子力機構)の専門家集団に坑道入り口爆破セレモニーに参加させて、堂々と核査察させればいいのだ。やることが姑息にすぎる。それこそが国際的な信頼を得る絶好の機会だろうに。
                
      ちなみに現在のIAEAの事務局長は日本人の天野之弥氏である。(記事参照)

        
     

 

北朝鮮、韓国記者団取材受け入れ 核実験場廃棄、24日以降か

2018523 1225

 

 【ソウル、北京共同】韓国統一省は23日、北朝鮮が同日、北東部豊渓里の核実験場廃棄を巡り、韓国記者団による取材を認める方針を示したと明らかにした。北朝鮮は気象条件を考慮して23~25日の間に廃棄の式典を行うとしているが、豊渓里までの移動時間なども考慮すると、式典は24日以降になる公算が大きい。

 北朝鮮は当初、米英中ロ4カ国と韓国のメディアに式典を公開するとしていたが、22日まで韓国記者団の名簿受け取りを拒んでいた。態度を一転させた理由は不明。米英中ロの記者らは22日、プレスセンターが設置された東部元山に到着、待機している。

 
        

IAEA 天野事務局長が3選

毎日新聞2017919 0039(最終更新 919 0047)

 【ウィーン三木幸治】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が18日、ウィーンで始まり、天野之弥事務局長(70)の3選が承認された。天野氏は日本メディアの取材に応じ、核実験を繰り返す北朝鮮の対応や、イランがウラン濃縮活動の縮小など主要6カ国と結んだ核合意の履行で「具体的な成果を上げたい」と抱負を述べた。任期は4年。

 天野氏は北朝鮮について「(核開発では)『やる』と言ったことを着実に進めており、世界全体にとって重大な脅威」と指摘。8月に北朝鮮の核活動を監視し、将来の査察に備える専門チームを設置したことを明らかにした。衛星などを利用して最新の状況を分析し、職員の訓練や機材の収集、査察計画の更新を実施。政治的な合意があれば「すぐに査察できるように」準備する考えを示した。

 イランの査察を巡っては、各国の思惑に振り回されず、「中立の立場から客観的な報告を行う」と強調。また100カ国以上が原子力の民生利用を検討していることから、原子力安全や核セキュリティーに引き続き力を入れる方針を示した。

 日本への取り組みとしては、東京電力福島第1原発事故や2020年東京五輪における核テロ対策への貢献に意欲をみせた。

  
        


(森敏)
  

追記1:本日(5月25日)トランプ大統領はシンガポールでの米・朝首脳会談の中止をツイッターでなく正式な文書署名で宣言した。
          
追記2:今回のトランプの怒り「米・朝首脳会談中止」は、科学的に公明正大な手法を用いた外交をしないと、すなわち少しでも疑念を持たれる姑息な手法を用いると、せっかくの努力がパーになるという典型である。地下核爆発実験場での坑道入り口の爆破などでは、アメリカはもともと別にメリットがなかった。この爆破でアメリカに向けて2枚目のカードを切ったつもり(1枚目は米兵3名の釈放)、というのは金正恩の誤解で、これで得をしたのは、中国の習近平である。中・朝国境での核実験で放射能が飛んで来なくなり、地震が起きなくなる可能性が高まったからである。最近、金正恩が2度も訪中して命乞いにいったのには習近平は笑いが止まらないだろう。金正恩がかわいくてしかがないだろう。だから国連決議に反した中朝国境からの物資輸送(いつもの中抜け行動)を活発化させたいだろう。それを承知のトランプは、中国への経済制裁を活発化させている(自動車の輸入関税の大幅25%もの大幅なアップは日本を巻き添えにして、日本にとってはいい迷惑だ。“つれしょん”だ)。あくまでトランプの本音はアメリカ本土にとっての脅威である大陸間弾道核ミサイルシステムの廃棄なのだから。

           

追記3:下記の記事にあるように、今回の米・朝首脳会談中止の引き金を引いた(ペンス副大統領を公然と罵倒した)北の金桂寛外務次官は、慌ててトランプに再考するよう媚を打っているが、彼自身の外交の失策ということで金正恩によってどういう形でか予測できないが、彼の「首が飛ぶ」かもしれない。金正恩はそのような自己否定のうえで米朝首脳会談への仕切り直しをするかもしれない。
   
トランプの即断即決のツイッター・デイ―ル外交には北の外交官(ばかりでなく従来の世界のエリート外交官)が従来得意げにふるまってきた「ねちねち外交」の手法が通じないということを強く認識すべきだろう。何しろ彼の積分的ではなく、きわめて微分的な株式取引の発想には世界中が振り回
れているのだから。

    

金正恩にすれば「世界からの経済制裁で、これ以上朝鮮人民の塗炭の苦しみから解放しなければならない」というのが本音だとは思うが、「キム(金)王朝体制の保証」、をどこかで担保してもらいたい。しかしいまだにその保証がトランプから得られていない」ということなのだろう。

    

小生は下記の記事に示すように、2004年に北朝鮮の農業事情を視察した。そこには強烈な監視社会と、食べられる雑草を求めて土手にビニール袋を持ってはいつくばっている女性の姿があったのである。
         

北朝鮮の壮大なる<飢えに耐える>実験

http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-744.html

       

森敏先生が見た北朝鮮の農業・農村:月刊 現代農業:2005年04月号    
              

北朝鮮外務次官「予想外で非常に遺憾」米国に再考促す

ソウル=武田肇 2018525 0842分 朝日新聞

 北朝鮮金桂寛(キムゲグァン)・第1外務次官は25日、トランプ米大統領が6月12日の米朝首脳会談中止を明らかにしたことについて、「予想外であり、非常に遺憾だ」とする談話を発表した。「我々はいつでもどんな方法でも向き合って問題を解決する用意がある」と強調し、事実上、再考を促している。朝鮮中央通信が伝えた。

 トランプ氏が会談中止を明らかにして以降、北朝鮮の初の公式反応。

 金次官は談話で「我々はトランプ大統領が過去のどの大統領もできなかった英断を下し、首脳の出会いを作るために努力したことを内心、高く評価してきた」と言及。「我々の国務委員長(金正恩〈キムジョンウン〉朝鮮労働党委員長)も準備に向けてあらゆる努力を傾けてきた」と強調した。

 金次官は16日、米国側が求めた非核化の方式に不満を示し「一方的に核放棄だけを強要しようとすれば、来たる朝米首脳会談に応じるか再考するほかない」との談話を発表し、トランプ氏が会談に後ろ向きになる転機となった。(ソウル=武田肇
     
                      
追記4: トランプのデイ―ル外交:大暴落株の翌日の小反発とそっくり 
                  

トランプ大統領「6月12日開催ありうる」
       

アメリカのトランプ大統領は先ほど、中止を表明した米朝首脳会談について「6月12日の開催もありうる」と語った。

また、「北朝鮮がやりたがっている。われわれもやりたい。どうなるか様子を見よう。北朝鮮側と今、話している」と述べた。

金桂官第1外務次官が談話を発表し、「トランプ大統領のこれまでの努力を内心ずっと高く評価してきた」「いつでもどのような方法でも向かい合う」などと表明したことを評価しているものとみられる。(5月26日CNNニュース)
    
    

追記5:昨日(5月26日)、38度線上の板門店での北朝鮮側での迎賓館で、予告なしの突然の2度目の南北首脳会談が持たれた。トランプは一昨日文在寅大統領にも予告せずに6月12日予定の米・朝首脳会談を突然中止にした。つい先日のワシントンでの米・韓首脳会談では文在寅の調整能力を彼本人の面前でこれ以上ないぐらい褒め殺ししていたにもかかわらずだ(トランプは基本的にアジア人を蔑視していると思う)。米朝首脳会談に向けての仲介努力を全く無視された文在寅大統領は、全く形無しの立場に追い込まれた。そこで、急遽金正恩に働きかけて、南北首脳会談を、今度は電撃的に板門店の北側迎賓館で開催して、起死回生の巻き返し(突然中止した米中首脳会談の再開)にかかっているわけである。なかなかの策士ですね(韓国側は金が文に急いで南北会談を働きかけたと言っているが)。トランプも米・朝首脳会談に関しては再考し始めているようで。ここらへんは現在進行形の政治のダイナミズムを感じますね。小生は2004年に板門店を北朝鮮側から訪問したことがあるので、事態の進行をずっと注視しています。

2018-03-01 16:34 | カテゴリ:未分類

NHKスペシャル 「被曝の森2018」見えてきた汚染循環

2018年3月7日(水)

午後10時25分〜11時15分  50分番組 NHK総合 (全国放送)

http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180307

 

 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって放射性物質で汚染された区域はこの先どうなっていくのか? 2016年3月に放送した「被曝の森~原発事故5年目の記録~」では、急速に家々を覆っていく植物や、昼間から住宅地に出現するイノシシなど、無人の町が野生に侵食されつつある衝撃の実態を明らかにした。放射性物質の生物影響に関する様々な研究報告も伝え、低線量被曝の謎に迫った。今回の番組はその続編。
 去年の春、被災地は新たな局面を迎えた。国による計画除染が終わり、広い範囲で一斉に避難指示が解除された一方で、山間部を中心に「帰還困難区域」として取り残される地域が生まれたのだ。その面積は340km2(東京23区の約半分)。対象となる住民は2万4千人に及ぶ。そうした「帰還困難区域」で、放射性物質はどのような影響をもたらしているのか? 科学者による研究は、より深く、より多角化している。これまで調査されてこなかった高線量の森に踏み込み、生態系の中で放射性物質がどのように移動・残留しているのか、解明が進んでいる。科学者たちの挑戦や住民の思いを追いながら、その実態を記録する。

 

-----------
ということだそうです。


(森敏)

小生らの放射線像も何枚か登場するはずです。放映は遅い時間帯ですが、番組向上のためにも、ぜひ御視聴いただき、後に批判的感想を「NHK 科学環境番組部」に寄せてあげてください。
 
 
追記:
速報!
NHKスペシャル 「被曝の森2018」見えてきた汚染循環」
再放送は深夜です。

再放送は
2018年3月10日(土) 午前0時55分〜(50分)
つまり、金曜の25時55分から
ということです。

録画しなかった方は、ぜひ再視聴ください。

 
追記2:以下のホームページでも見られます。
http://www.dailymotion.com/video/x6fu0tm

FC2 Management