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2020-07-07 10:06 | カテゴリ:未分類
  戦前の日本での治安維持法の世界が、習近平共産党一党支配体制の中で、平然と繰り広げられている。
    
  私見では今日、世界では知識人の役割は低下しているが、中国では今でも知識人は、危険をいち早く察知する「カナリア」の役割を担っている。
   
  現在の世界の趨勢と中国の内憂外患からすれば、愚劣な習政権はいずれ崩壊するだろう。そうした時にこそ、許章潤・清華大学法学院教授のような世界的視野を持った良識の人物が政権内に重用されるべきだろう。
    
  その時がくるまで、体制内で許教授には粘りず強く生き延びてほしい。ゆめゆめ獄死せずに。
   




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北京の大学教授拘束 指導部の感染症対応、批判

 言論統制が強まる中国で、習近平(シーチンピン)指導部への批判的な意見を公表してきた改革派の知識人、許章潤・清華大学法学院教授(57)が6日、中国当局に拘束されたことがわかった。
   

 関係者によると、許氏は6日朝、北京市の自宅から連行された。その後、警察から家族に対し、「許氏を拘束した」という趣旨の連絡があったという。容疑などはわかっていない。
 
  習指導部の下で言論への引き締めが強まる中、許氏は実名で党指導部への批判を続けた数少ない知識人だった。
 
  20187月には、同年3月に習指導部が憲法を改正して国家主席の任期制限を撤廃したことを批判する文書をインターネット上で公開。193月に大学から停職処分を受けた。
 
  新型コロナウイルスが流行していた今年2月には、感染症の流行を早い段階で警告した医師らを中国当局が処分したことについて、「真相を隠し、感染拡大を防ぐ機会を逃した」と政府を批判する文書を公開。5月には政権が自国の感染対策を自賛していることで世界の反感を買っているとして、「中国は孤独な船だ」と訴える文章を発表した。(77日、朝日新聞朝刊:北京=高田正幸)

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(森敏)


付記1:ネット上では北京の精華大学の構内は洪水で水浸しだ。それを日本のマスコミは全く報じていない。
2020-07-03 07:39 | カテゴリ:未分類
  7月1日に、中共(中国共産党)によって、香港の「香港国家安全維持法」がやみくもに施行された。当日の香港でのデモ隊に対する壮絶な弾圧の様相は、テレビやインターネットでの中継で、見てのとおりである。
      
  これらの弾圧の様子は、外見的には日本の1960年安保闘争や1970年の学園闘争に対する官憲の暴力的な弾圧の様相と全く同じである。警棒、放水、水平撃ち催涙弾、ばかりでなく、顔面直撃を狙った催涙拳銃なるものが開発されているようだ。
   
  しかし、いまや超近代化された、中共による香港人民の個人情報の監視(諜報活動)は、自由な香港のこれまでと全く異なり、今後は想像を絶するものがあるだろう。今後、表現の自由を抹殺された香港住民は窒息するだろう。香港は一共産党支配国家に繰り込まれたのである。
   
  なにしろ、これまで簡略化されて紹介されている「香港国家安全維持法」なるものの内容では、中国本土と同じく、すべての法律の判断基準が中国共産党、なのである。
    
  自民党議員の中でも、さすがに国際外交感覚のある連中が、危機意識をもって「習近平訪日中止」に動き始めた。実に遅きに失したが、安倍首相を突き上げて、断固とした世界への発信をしてもらいたい。
      
  それにしても日本の国会は一体どうなっているんだ? こんなに世界が流動しているときに、国会を閉じて、日本議員たちは、そんなに世界に孤立して、無視されたいのですかね。
     
  与党議員も野党議員も中共の毒まんじゅうを食わされた親中派の連中は、まったく音沙汰がない。

  大学の人文・社会・経済・政治学分野の研究者連中も「中共コロナ問題は理系の連中が対処すべきこと」と、これまでは逃げていたかもしれないが、今回の香港の問題では、逃げられないだろう。対岸の火事として、知らぬ半兵衛を決め込むのだろうか? だとすれば実に情けないことだ。

       うかうかしていると、今後の超近代的AIを用いた治安維持法の思想統制の適用対象の明日は我が身だ。
      
       なぜなら、人文・社会・経済・政治学分野の研究者は、平たく言えば「思想」の新規性で飯を食っているのだから。

        
   
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自民 習国家主席の国賓訪日中止求める方針「香港傍観できず」

202073 625NHKニュース

 

中国が「香港国家安全維持法」を施行させたことを受けて、自民党は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されている習近平国家主席の国賓としての日本訪問を中止するよう政府に求める方針を固めました。

 

香港で反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」の施行を受けて、自民党は、中国を非難する決議案をまとめました。

決議案では「法律の施行と同時に大量の逮捕者が出るなど、懸念していた事態が現実のものとなった現在、この状況を傍観することはできず、重大で深刻な憂慮を表明する」としています。

そのうえで政府に対し、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されている、習近平国家主席の国賓としての日本訪問を中止するよう求めています。

さらに、現地の日本人の保護のための適切な対応を行うことや、脱出を希望する香港市民への就労ビザの発給など、必要な支援を検討することも求めています。

自民党は、3日にも決議文を正式に決定し、政府に提出する方針です。

 

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(森敏)


追記1:中国の反応は以下のとおり。


習主席の国賓来日中止を 自民決定に中国政府が反発[2020/07/03 23:36] NHK

Video Player is loading.

 自民党が中国の習近平国家主席の国賓来日を中止するよう政府に求める方針を固めたことに対し、中国政府は「パフォーマンスだ」と反発しました。

 中国外務省・趙立堅副報道局長:「彼らの反中パフォーマンスは中国にとっては全く意味がなく、我々は彼らに関わる暇もないし、興味もない」
 中国外務省は3日の会見で「日本の一部の人は、このところずっと他国の内政問題に言い掛かりをつけ、政治的にあおり立てている」と述べました。自民党は香港情勢を受け、習主席の国賓来日の中止を盛り込んだ決議文を出す方向で調整しています。野党も含めて多くの政党が懸念を示すなか、中国政府はあえて「日本の一部の人」という言い方を用い、日中関係に亀裂を入れたくない思いもにじませています。

追記2: せっかくの自民党議員による快挙だと持っていたら、予想通り、親中派二階氏らによって、待ったがかけられているようだ。親中派公明党も反対だろう。安倍首相も断念するかもしれない。実に情けない話だ。自民党は、「自由」・「民主」の理念が党是ではないのかね?(7月7日)

 


2020-06-29 08:45 | カテゴリ:未分類
  2018年の双葉町の民家のサネカズラは実がたわわに稔っていた(図1)。

  眼の高さの一枝を失敬してきて、オートラジオグラフに撮像した(図2、図3)。

  部位別に放射性セシウムの放射能測定すると、実が葉の2倍の値を示した(表1)。実の放射能がほかの部位よりも常に高いことはこれまでのすべての植物とも共通している。
  
  一方、今回意外だったのは新芽が旧葉よりの放射能が半分以下だったことである。

  いつもは放射性セシムは新葉(図1の左枝の先端1枚と、右枝の先端の2枚)が旧葉よりも高い値を示すのだが、今回は違った。
  
  実(養分の吸引側:シンク)が成熟しているときには、全体の養分の貯蔵器官である旧葉(養分の供給側:ソース)からの養分が実の方に転流することが植物栄養学の常識である。

  しかしその同じ時期に展開している新葉はまだ養分のシンク側でもあるはずなのだが、養分の吸引力が実よりも低くなっているのかもしれない。

  要するにこの新葉は、今後成熟して光合成して、養分を同化しても、実が完熟してしまうと、転流先がなくて、ためた養分が不要になってしまう。いずれ枯れて落葉してしまう。だから、吸引力が低下しているのだろう。

と、サネカズラの身になって考えてみた。しかしこれは、サネカズラの体内でも、あくまでセシウムイオンがカリウンと同じ転流の挙動を示すものと仮定しての解釈であるのだが。
  



   

 

  名にし負はば 逢坂山のさねかづら 


       人に知られで くるよしもがな




                  三条右大臣 後撰集 

  


   
 

スライド1 
 図1 サネカズラ 押し葉乾燥後なので赤い実が黒ずんで見える。一房に多数の実を着けている。
散らばっているのは押し葉にする前に前に飛び散った実。

 
 
 

 
スライド2 
 
 図2 図1のオートラジオグラフ


 



 
スライド3 
図3 図2のネガテイブ画像。 新葉が旧葉よりも薄く写っていることがわかる







 

表1 サネカズラの放射能
サネカズラ 
  
  
  
(森敏)
 

2020-06-22 13:47 | カテゴリ:未分類

 

  都知事選で

 

  山本太郎氏が

 

   「あなたはすでに頑張りすぎている。

 

    本当に頑張らなければならないのは

 

    政治だ。」

 

というスローガンで訴えている。
  

   これを見て、1960年の安保闘争の時の駒場の自治会委員長であった、西部邁の、センチメンタルアジテーションをついつい思い出した。

 

   経済に関しては割としっかりとしたブレーンが山本太郎氏にはついているようだ。

 

   だから、期日前投票の最初の日に彼に投票しておいた。


   老人はもう先がないので、若い人に賭けたい。

     

    

(森敏)

追記1:6月30日には山本太郎はスローガンを
  

  「足りないのは愛と金だ

  15兆円であなたを底上げ!」


と変えている。

追記2:7月5日 都知事選では小池百合子氏が圧勝した。
  
 ◇東京都知事選開票結果
当3661,371 小池 百合子 無現
  844,151 宇都宮 健児 無新
  657,277 山本  太郎 れ新
  612,530 小野  泰輔 無新
  178,784 桜井   誠 諸新
   
実に彼女は選挙上手だね。山本太郎は今後も相当な創意工夫と勉強と人脈の形成が必要ですね。
   
小池百合子氏が兵庫県芦屋市の「お嬢さん」だと、遅まきながら最近知って、少し驚いている。
    
芦屋は小生の小学校2年生から高校3年生までの郷里であるからだ。

芦屋の下町の小・中学校生であった小生の周りには、こんな派手派手派手な女性はいなかったが、山の手の小中校生には、上流階級の女の子で、向こう見ずの人の目を気にしないマイペースの女の子たちも、いたようだ。それが、小池百合子氏の場合は、政治家として、とてもポジテイブに生かされているのだと思う。

2020-06-19 13:57 | カテゴリ:未分類

 ニコライ堂1
ニコライ堂内部(すべての葬儀の後に、十字架が写るように正面左斜めからの撮影)
    
  
  姪の葬儀をお茶の水駅前の有名なロシア正教会ニコライ堂で行うというので、梅雨時で蒸し暑かったのだが黒ネクタイと葬儀服を着て、タクシーで女房と出かけた。タクシーはコロナ対策で運転席と後部座席の間がビニールシートできっちりと仕切られていた。ニコライ堂の正門は締まっており、葬儀屋と思われる人物が数人構内で待機しており、門を開けてくれた。

 

ここには初めて入るので、ロシヤ正教の教会とはいかなるものかと、多少の興味があった。これまでは何十年も外から眺めて美しい建物だな、という印象のままで、中に入ったことがなかった。階段を上がって正面から中に入ると、中はうす暗く一見人が少なくがらーんとしていた。葬儀は12時から始まるのに11時半に来てしまったのだった。コロナ対策用のヒト用のアルコール消毒液は置いていなかったが、次亜塩素酸らしきプラスチックのスプレービンが置かれていた。これで各所を噴霧して回っているのかもしれない。

 

受付けがないかと、まごついていると、コロナ対策用の透明のフェイスシールドを付けた黒ずくめの女性が近づいてきて、ご署名をお願いしますと簡単な入場者名簿を渡され、署名した。署名をしていると姪の旦那で本日の喪主であるご主人が近寄ってきて「いやー、参りましたよ。絶対に僕が先に逝く予定だったので、喪服の用意が出来ていなかったので、家中探し回ったんです。父母も兄もすでに亡くなったので、これで僕は正真正銘の天涯孤独の身となりました」と、深刻な顔でおっしゃった。なんと答えていいか、窮した。

 

教会内部の壁は全域がキリスト受難の像と、歴代の聖人像で埋め尽くされていた。白塗りの姪のひつぎ(棺)は正面中央の十字架の方向に向けて縦向きにおかれていた。覗くと顔は美しく化粧されていて、少し口を開けて前歯が見えていた。小生の親父の場合と同じく最後はとても苦しんだのだろうと推測した。少しやせて見えた。

 

12時に牧師とフェイスガードを付けたコーラス係の女性3人が出てきて、牧師が30分間ばかり延々とお祈りを始めたが、それは無伴奏コーラスの下で繰り返し同じ所作を行うものであった。右手に鎖で垂れた60センチばかりの煙が出る香籠みたいなものを持って、それを前後に軽く振りながら、時々煙を発生させて、壇上と棺の周りを歩き回るのである。その間3人のコーラス女性が讃美歌を歌うのが天井に響き渡って非常に幻樂的な雰囲気である。

  後で牧師さんに聞くと聖書の説教もコーラスも全部日本語だったそうである。小生はすっかりロシア語で説教して、コーラスもロシア語で歌っているものと思っていた。早口でしゃべると、天井で言葉がわんわんと折り重なって鳴り響くので、何を言っているのかさっぱり聞き取れなかったのだが、かえってありがたく聞こえてよかったのかもしれない。

 

説教が終わって、すべての壇上の装飾かごの中に盛り付けてある花を葬儀屋さんがむしり取って、参加者にお盆で渡し、我々はそれをわしずかみして全員で棺の中の姪の全身を飾った。棺のふたを閉めてからは、参加者の6人の男性で、建物外の構内に停めている霊柩車の方に運んだ。小生は棺桶なるものを担いだ記憶がなかったのだが、けっこう重く感じられた。腰痛気味なので革靴が滑って転ばないように慎重に運んだ。

 

待機しているミニバスの後部座席に乗り込んで町屋の葬儀場に向かった。一年前に、義兄の遺体の焼却の時もここだった。そのときは冬場だったからか義兄がなくなって1週間も待たされたのだが(死者が多かったのだろう)、今回は姪が死んで2日目に焼却ということだった。新型コロナで死者が増えて大変なんじゃないだろうかと思っていたのだが、意外と早かったのは幸いだったかもしれない。

 

ついてきた牧師のお祈りののちに、棺の姪を最後に拝顔した。ガス焼却炉に棺が滑り込んだ。ドアが閉じられ職員によって、ガスバーナーが点火された。実にてぎわよい機械的な手順だった。

 

控室で雑談していて40分ばかりして、職員が呼びに来たので、ぞろぞろと姪の骨を拾いに出かけた。あらかじめ頭骸骨と、あごと、のどぼとけ、が選別されており、我々は長いさいばし(菜箸)で骨を気ままに一人で一回ずつ拾って、骨壺に運んだ。残りの骨はきれいに作業員(おんぼう)による箒ですくわれて、全部骨壺に収められた。最後に、あご、のどぼとけ、頭蓋骨を載せて、骨壺の丘状の蓋がぎゅっと閉められて、骨壺は大風呂敷で丁寧に包まれた。

 

マイクロバスでふたたびお茶の水のニコライ堂にもどり、再度コーラス付き説教を牧師からいただいた。

 

あとの食事会には、牧師も参加した。彼は確か46歳とか。彼がこの教会のどのくらいの地位の司教なのかは聞かなかった。ロシア語が出来ないのだが、できなくても、ロシア正教の司教になれるのだそうだ。コーラスの女性たちも、ロシア語が喋れるわけではないとのこと。牧師さんは、参加者たちが時々ロシア語で話しているのをにこにこと聞いていたので、ヒアリングはできるようだと好意的に解釈した。今や、在日白系ロシア人の2世や3世の方々が、この教会ではキリスト教への洗礼や結婚式や葬儀をするのだと思われた。

 

なんとなく宴が終わって、エレベーターで一階に出て別れるときに、牧師さんに「これからも頑張ってください」と、うっかり、握手をしてしまった。別れてから、いちおう持っていたアルコール入り脱脂綿でコロナ対策としてきっちりと右手を消毒したのだが。

   
  

 (森敏)
 

追記1:小関裕二作曲の歌のオンパレードをu-tubeで何気なく聞き流していたら、
 
~ああニコライの鐘が鳴る~
 
という歌詞が出てきた。そこでもう一度u-tubeをバックして、歌詞を一小節だけ採取したら、以下のようであった。
 
当時はこのニコライ堂があこがれの東京の象徴としてうたわれていることが分かった。
   
  ニコライの鐘


  青い空さえ、小さな谷間

  日暮れはこぼれる涙の夕日

  すがた変われど変わらぬ夢を

  今日も歌う歌 都の空に

  ああニコライの鐘が鳴る


追記2: 別の日にまた ~ニコライの鐘も鳴る~ という曲を聞いた。

 東京ラプソデイー(古賀政男作曲)


  うつつに夢見る君の 神田は思い出の街

  いまもこの胸に この胸に

  ニコライの鐘も鳴る

  楽し都 恋の都

  夢のパラダイスよ 花の東京


追記3-1:ロシアでは、新しく「プーチン憲法」が決定した。(7月3日)


プーチン大統領が旧ソビエト連邦のKGBの出身で、ゴリゴリの元共産党員であった、と思っていた。
   
彼の父は共産党員であったが、彼の母は敬虔なロシア正教のクリスチャンであり、プーチンもロシア正教のクリスチャンだと知って、あっと驚いた。

     
プーチンはクリスチャンにしては、日ロ領土交渉でも平気で日本をだますんだね。ロシア正教には「良心の呵責」という概念はないのかな?

追記3-2:今回のプーチン憲法は宗教の自由もうたっているそうだ。その精神の実践として、

プーチンは国家による軍大聖堂を鐘楼の高さ75メートル(ドイツベルリン陥落戦勝75年記念)、ドームの直径は19.45m(1945年記念と象徴的な数を取り入れた)を建設した。聖職者の多くが軍人で、聖堂内で現役の軍人らが、洗礼を受ける、のだそうである(東京新聞 7月6日夕刊の記事)。
  
この大聖堂は、日本の戦前の「靖国神社」のロシア版みたいなものだ。今後、祖国ロシアのために戦って殉死した軍人は、この聖堂に奉られるということだ。プーチンは着々と戦争の準備をしているのかもしれない。