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2021-04-14 15:24 | カテゴリ:未分類
 

スライド1

帯化タンポポ(右の茎が太いやつ)。弥生の交差点にて。3月30日撮影
 


スライド2
同じタンポポの綿毛時期(4月12日)
     


   
  今年は、昨年まで2年間続いた東大農学部正門前の本郷通のイチョウの植え込みにあった帯化タンポポが消えてしまっていた。
   
  その代わりに、本郷通りの農学部わきの弥生の交差点を渡った植え込みに帯化タンポポが1株発生していた。ずっと観察していたのだが、4月12日時点でも、誰も気が付かないのか、綿毛が散り始めていた。
   
  このか所は付近のご婦人たちが散歩させている犬が小便をするところなので、植物ホルモン効果のある成分が、恒常的に放尿されて、帯化したのかもしれない。
    
  これまで調べたところ、東京の街路樹の植え込みには、けっこうな頻度で帯化タンポポの株が観察される。約0.1%ぐらいか。
   
  読者諸氏にはこれから綿毛の最盛期に、遠目に見て異常な形状の綿毛が見えたら、近づいてみて、茎の部分が異常に太くなっていたり、割れていないかどうかなど詳細に観察して見てください。
    
  その写真をwinep@bird.ocn.ne.jpに添付で送っていただければありがたいです。出来れば、観察地点の地名か緯度・経度を明示して。
 
     
 
(森敏)


2021-04-11 20:26 | カテゴリ:未分類


杉本博司 
  放電場 (文芸春秋より無断転載)
  
  

 文芸春秋5月号に「日本の顔」シリーズとして、今回は現代美術作家杉本博司氏が6頁にわたって写真で紹介されています。その最後のページに

 

  “人工的に起こした雷を撮った作品「放電場」をニューヨークで大版に刷り、東京で襖絵に仕立てた。京都建仁寺の両足院で今年11月に公開予定” というコメント付きで、上図が一部写真紹介されています。これは物理現象である雷の一瞬のフラクタル現象を映像として印画紙に焼き付けて可視化したものであるらしい。
  

  奇しくも小生たちは福島で放射能汚染された動植物や日用品が発する放射線をラジオオートグラフで「放射線像」として可視化して撮像してきたので、実に僭越な言い方であるのだが、この作家の美意識が痛いほどよく理解できます。

 

  小生は「放射線像」の本の「あとがき」の タイトルを「美は乱調にあり」としました。この「美は乱調にあり」 という言葉は、「あとがき」の原稿を書いているときに、 自然に小生の頭の中に降りてきたものです。この言葉は瀬戸内寂聴さんの 伊藤野枝(大杉栄の女房)の伝記に出てくる言葉です。その反語として、この寂聴さんの本には、「諧調は偽りなり」 という章建てもあります。
   
  小生にとって自然現象は一見ランダムな「乱調」に見えるが、我々人間が知ると否とにかかわらず、それらはすべからく人知が及ばない自然の法則性に従っているので、美しく、ずっと見ていても、 何回繰り返して見ても、想像や疑問を膨らますことができて、決して見飽きない、と思っています(すなわち「美は乱調にあり」)。一方で、ピカソやダリのように、人が巧(たくら)んだ美は、いくら芸術家が美の最高の技法を凝らしても、 結局は単調で、いずれは飽きが来る(すなわち「諧調は偽りなり」)。   
   

 残念ながら、誰もそんな深読みの批評はしてくれていませんが、 この「放射線像」本ではそんな <科学と芸術の融合> も多少は意図しているつもりです。原発事故の惨状を伝える事ばかりでなく。

 

 そういう我々の目で見ると、杉本博司さんの今回の作品「放電場」は、人為的に発生させた雷という自然現象を撮像したモノで、まさに乱調の美を感じさせるものです。

 

 一昨日京都から帰ってきたばかりですが、今回2回も訪れた建仁寺には、秋にこの杉本博司さんの作品を鑑賞しに出かけたくなりましたね。

 

( 森敏)

 

 

2021-04-05 22:27 | カテゴリ:未分類
金閣寺  
青天を衝き光彩を燦然と解き放つ金閣寺 

     

  
  金閣寺の訪問は小学校以来これで6回目である。いつも春か秋かであった。

金ぴかの派手派手のたたずまいは、これまで案内したことがある諸外国人らは、

押しなべて金閣寺にはおおむね好評であった。 いっぽうで、

しかし、なんでこんなにお金がかかる派手派手の建物を足利義満は建てたんだろうと、

小生はずっと疑問をひきずっていた。日本人なら誰もが抱く疑問ではないだろうか。

  
  昨年改修されたと聞いていたので、機会があればもう一度見てみたいと思っていた。

今回が年齢的にも見納めだと思ったからでもある。

中共コロナのために時間ができて、今回その機会が訪れた。

  
  今回見た金閣寺は、晴天の下に新緑を背景に燦然と光り輝いていた。

観光客のだれもが最初に一目見たとたんに「うわー、すごい!!」と歓声を上げていた。

それからおもむろにこの感動の瞬間を逃すまいと、皆がスマホで写真を撮り始めるのだった。

小生もいろいろな角度からミーハー的にワメキナガラ写真を撮った。写真を撮りながら、
  

  こんなに徹底的に奇抜な金ぴかの建造物を建てた足利義満は、間違いなく、

その意図はどうあれ、「極めて冷静な狂人だっただろうな」と強く思った。

歴史書をめくればこの金閣寺建造に関するいわれが詳細に書かれているのだろうが、

今回、受付でもらったパンフレットには、

「金閣を中心とした庭園建築は極楽浄土をこの世に現わした云々。。」

としか書かれていない。
   

  実は今回京都の宿に持って行った辞書の中の芥川龍之介の作品集の中に

「ある阿保の一生」

「ある旧友へ送る手記」

「遺書」

などを、昨晩、睡眠剤代わりに改めて読んでみて、

芥川が死を決断するに至る心的プロセスの記述に非常に興味がわいていた。

芥川の場合はネガテイブにネガテイブに人生を冷静に冷静に総括して、

死には一切美的幻想を抱いていない。ただ人に迷惑をかけないつもりで

ブロバリンをのんで人に知られず自死した。

  
  しかし、足利義満の場合は、本心から「死は一種の幻想的幽玄郷である」

と思っていたに違いないと、素朴実在論者でかつ単細胞の小生にも思われた。

それを生きているうちに実現しようとした執念のすざましさに圧倒された。

というべきか。まさしくこれは狂人の天下人の仕業だ!
  

  今後もう京都に来られないであろう親類に、金閣寺の文字が入っているお菓子を

お土産に片っ端から買い込んで、宅急便で送った。
  
       
     
(森敏)


2021-03-29 12:49 | カテゴリ:未分類

プレゼンテーション1


この本は、日本テレビのプロデューサー兼デイレクターである加藤就一氏が、長年の報道経験から、わかりやすくわかりやすく、原発の罪状を説き起こした原発が主人公の懺悔録です。


―――――

目次

エピローグ ある母と娘の会話

一つ目のごめんなさい 私は空へ海へ、長年放射能を捨て続けてきました

二つ目のごめんなさい 私が事故ると被害額が国家予算を超える!?

           学校で教えてあげてほしい20か条
三つ目のごめんなさい またまた外務省が隠した報告書は、原発へのミサイル攻撃の損害試算

四つ目のごめんなさい 私が出す何十種類もの放射能。人体への影響がまだわからない

五つ目のごめんなさい 将来を心配させてしまってごめんなさい

六つ目のごめんなさい 西日本や韓国の原発が事故ると大変よ

七つ目のごめんなさい 米国ではダメダメな避難計画だと原発は働けない。けど日本は・・・・?

八つ目のごめんなさい 放射能は、まやかしだらけでごめんなさい

九つ目のごめんなさい 国策原発も、まやかしだらけでごめんなさい

十個目のごめんなさい ヨーロッパの新原発と比べ貧弱すぎてごめんなさい

十一個目のごめんなさい 放射能だけでなく大量の熱を海に捨ててきました

十二個目のごめんなさい 大切な廃炉の話を聴いてください

十三個目のごめんなさい それは私たちが出す核のゴミのこと

十四個目のごめんなさい 実は原発の過酷事故は何度も起きてた

エピローグ 最後のごめんなさい  先進国で日本だけ、ガン死が増え続けています
  
原発事故はまた起きる 科学ジャーナリスト 倉澤治雄
(解説)


著者加藤就一氏は

2011年以降、東日本大震災時、日本テレビ報道局NNNドキュメントの統括プロデューサー兼デイレクターを務めてきた。震災発生直後から原発関連のドキュメンタリーを10本製作しうち6本で、ギャラクシー賞選奨、科学技術映像祭優秀賞、放送人の会グランプリ優秀賞他14の賞を受賞している。受賞番組タイトルは以下のごとくである。

2011年「在住カメラマンが見つめ続けたFUKUSHIMA」

2012年「活断層と原発、そして廃炉 ~アメリカ、ドイツ、日本の選択~ 」

2013年「チェルノブイリから福島へ 未来への答案」

2015年「ふたつのマル秘と再稼働 ~国はなぜ原発事故試算を隠したのか?~ 」

2017年「お笑芸人VS 原発事故 ~マコケンの原発取材2000日」

2017年「放射能とトモダチ作戦」

など

   

302ページの渾身の力作です。

上掲の本は震災の10年目の2021311日に出版された。 

2021-03-26 14:54 | カテゴリ:未分類
 
原発インフォでミック2

上掲の本が震災の10年目の2021311日に出版された。

「被曝インフォデミック」西尾正道著(寿郎社 刊)

目次

第一章   棄民政策を続ける原子力ムラの事故後の対応

第二章   放射線治療医として

第三章   閾値(しきいち)とICRPの数値の欺瞞性

第四章   原発事故による放射線被曝を考える

第五章   隠蔽され続ける内部被曝の恐ろしさ

第六章   長寿命放射性元素体内取り込み症候群について

第七章   トリチウムの健康被害について

 

  著者は放射線治療医として、本の腰巻の表表紙側に以下のように述べている。
   

原発事故10年をへても放射線による健康被害は軽視・無視され続けている

政府の言うトリチウムの安全性、モニタリングポストの数値、被ばく線量の単位シーベルトを信じてはならない―― <内部被曝>も利用したがんの放射線治療に従事してきた医師による警告の書。

 

  さらに本の腰巻の裏表紙側には
   

 ICRP(国際放射線防護委員会)は、研究機関でもなく、調査機関でもない。実際は単なる民間のNPO団体なのである。民間の組織は目的をもって活動するが、ICRPの目的は原子力政策の推進であり、国際的な「原子力ムラ」の一部なのである。米国の意向に沿って原子力政策を推進する立場で核兵器の規制などを行っているIAEA(国際原子力機関)やUNSCEAR(国際放射線影響科学委員会)などと手を組み、原子力政策を推進するうえで支障のない内容で報告書を出しているのである。報告書作成に当たっては、各国の御用学者が会議に招聘され、都合の良い論文だけを採用して報告書は作られる。ICRP自体が調査したり、研究したりすることはない。このため、ICRPは多くの医学論文で低線量被ばくによる健康被害が報告されても、一切反論できず、無視する姿勢となっている。

  本のあとがきでは

::::::::私は、この10年間の流れを見てきて、人生を閉じる前に、より多くの方々にこの”不都合な真実“ を知っていただきたいと思い、本書を書き残すことにした。:::::::

  

ーーーーー   
  とある。遺言である。
  なお、インフォデミックというのはWHOの造語で「偽情報の拡散」を意味するということだそうである。